ルードボーイズがかっこいい！『HiGH＆LOW』人気チームを徹底解剖【RUDE BOYS】

様々な闇を持った者達が集まると言われるスラム街、無名街。治外法権の街ではありますが、そこを守るべく組織されたのがRUDE BOYS(ルードボーイズ)です。 所属する者は皆身軽な動きを得意としており、無名街に足を踏み入れたよそ者をあっという間に始末してしまうことから、無慈悲なる街の亡霊と呼ばれています。

EXILE TRIBEがプロデュースする総合エンタテイメントプロジェクト、それが『HiGH&LOW』です。2015年から2016年にかけて放送されたTVドラマだけではなく、映画・漫画・ライブツアー等、様々な形で展開しています。 ギャングの抗争を描いたこの作品はEXILE TRIBEがプロデュースしていることもあって非常に人気が高く、出演するギャングのチームそれぞれにファンが付いているようです。 キャッチコピーとして「全員主役」を掲げていることからも分かるように、チームの端役にもスポットは必ず当てられ、そのキャラクターの魅力がしっかりと描かれているのも特徴であり、人気の理由の1つなのかもしれません。

かつて伝説のチーム・ムゲンが治めていた一帯が、チームの消失により空白地帯となってしまいました。 そこで台頭してきたのが、治安を守るために戦う山王連合会(さんのうれんごうかい)騎士のように女性を守るWhite Rascals(ホワイトラスカルズ)、トップクラスの不良の集まる鬼邪高校(おやこうこう)、無名街の番人RUDE BOYS(ルードボーイズ)、そして地域の復興を目指す達磨一家(だるまいっか)の5つのチームです。 それぞれの目的で戦う彼らの頭文字を取って、人は「G-SWORD」と呼び、恐れているのでした。彼らの均衡が崩れると全面戦争に及ぶ、とまで言われる5つのチームですが、その打倒を目的とする勢力も現れ、事態は混迷の度合いを増していくのでした。

「無名街」と呼ばれるスラム街。そこに住まう子供達だけで組織されたのが、RUDE BOYSです。よそ者を許さず、街に住む人全てを「家族」として扱い守るのが、リーダーであるスモーキー。 そっけない態度が多く冷たい人物だと誤解されがちですが、実は家族のことをとても大事に思っており、無名街の家族を守るべく戦いを続けています。 スモーキーを演じている窪田正孝は2015年に放送されたTVドラマ版『デスノート』で主人公の夜神月を演じ、その高い演技力が評価されました。俳優活動歴は10年を超えており、夜神月とは毛色の異なるスモーキーを見事に演じきっています。

スモーキーの後のRUDE BOYSリーダー候補と目されるメンバー。山王連合会が乗り込んできても落ち着いて対応する度胸と実力、要所で見せる鋭い洞察力等、リーダー候補として申し分ない力を持っています。 演じているのは、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー、佐野玲於です。ダンサーとして活躍する佐野ですが、こつこつと俳優活動も行っていました。タケシのブレイクダンス風のアクションは初めての挑戦で苦戦したとか。

スモーキーを筆頭として、アクロバティックな動きが特徴のRUDE BOYSですが、その中で最もアクロバティックな技を見せるのがピーです。強烈な回転から繰り出す回し蹴りや、ロープを使った敵の捕縛等、技の見どころもたっぷり用意されています。 演じるのは、日本で初めてプロパルクールアスリートとして認定されたZENです。パルクールとは、壁や地形を活かしたうえで、走ったり、登ったり、跳んだりといった動作を行うことで、スポーツに必要とされる力を鍛える方法。ピーの役を演じるのにZEN以上の適任者はいないのではないでしょうか。

RUDE BOYSの幹部であるシオン。チームに内緒で家村会とつながって、ドラッグの製造に加担するなど、金を稼ぐことに執着していましたが、実はその金は病のスモーキーを医者に見せるためのものでした。人一倍スモーキーを心配し、彼のために行動しています。 シオンを演じるのは、元ジャニーズjr.の永瀬匡。2010年にジャニーズ事務所を退所しましたが、地道に俳優として活動を続け、『仮面ライダーウィザード』での仮面ライダービースト役や、『八重の桜』、『べっぴんさん』といったNHK作品への出演等、幅広い作品へ出演しており、今後の幅広い活躍に注目が集まる俳優です。

スモーキーの妹として暮らしているララは、スモーキーと同じ日に無名街に捨てられました。それ以降、兄妹として過ごしてきたため、2人の絆はとても強いものとなっています。それが仇となって、シオンのドラッグ製造に協力したりもしていましたが、無事、抜けることには成功しました。 ララを演じる藤井夏恋は多彩な女性で、ダンサー・モデル・歌手・女優として活躍しています。女優としての仕事は『HiGH&LOW』が2作目ですが、E-girlsとしてEXILEグループと関わりがあるからか、しっかりとした演技で、重要な役を演じています。 姉もE-girlsのメンバーであり、兄はジャニーズWESTのメンバーだったりと、芸能活動に縁のある一家のようです。

無名街に流れ着いた余所者の少年ユウ。 ユウを演じる佐野岳は、2011年に第24回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。その後芸能活動を始めましたが、2013年には『仮面ライダー鎧武』で主役の葛葉紘汰を演じる等、着々と活躍の場を広げています。 『仮面ライダー鎧武』では、アクションを生身で行い、スーツアクターから歴代主演俳優中、最高の身体能力、とのお墨付きをもらう等、その運動能力は並みのものではなく、さわやかな人柄も相まって、ファンも少なくありません。 RUDE BOYSの新メンバーとして申し分なさそうな佐野ですが、どんな演技を見せてくれるのでしょうか？期待に胸が膨らみます！

新たに登場するエリは、無名街の幼い少女です。戦うような年齢でもない彼女ですが、どういう形で物語に関わるのでしょうか？ そんなエリを演じるのは、子役として活躍中の鈴木梨央です。芦田愛菜を目指して女優の道を歩き始めた、という鈴木は、NHKの大河ドラマ『八重の桜』で主人公八重の幼少の頃を演じ、注目を集めました。 その後も高い演技力と愛くるしいキャラクターで、女優としての仕事の他にも、「au」や「ポカリスエット」等のCMにも出演。2017年現在で12歳とは思えない活躍ぶりです。

『HiGH&LOW』では、チーム毎にテーマ曲が設定されています。RUDE BOYSのテーマ曲は、GENERATIONS from EXILE TRIBEの『RUN THIS TOWN』。 ダンスも入る曲ですが、RUDE BOYSと無名街を想起させるような、どこか寂しい歌詞が散りばめられています。それでいて、最後には未来や希望に向かって自分たちで進んでいこう、という内容になっており、RUDE BOYSのファンには嬉しい内容となっているのではないでしょうか。

シーズン1では、マフィアの策略によってG-SWORDの中で同士打ちをさせられそうになりましたが、何とか回避することが出来ました。しかし、根本的な問題は解決しておらず、マフィアはG-SWORDの壊滅を狙い続けていました。 そんな中、新たな勢力として現れたMIGHTY WARRIORS(マイティウォーリアーズ)。SWORD地区全体が襲撃に遭う中で、無名街は破壊され、多数の死傷者を出してしまいます。 スモーキーは、報復のため仲間を引き連れて、敵のアジトを襲撃。メンバーの活躍で勝利するかに見えましたが、マフィアのボス、劉との戦いの最中、吐血したスモーキーは背中に重傷を負ってしまい、撤退を余儀なくされるのでした。

スモーキーの重傷で前作が終わってしまったRUDE BOYSですが、その分、2017年8月17日公開予定の、『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』、そして2017年11月11日公開予定の『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』での活躍から目が離せません！ スモーキーの傷は大丈夫なのか？行方不明となっているシオンの消息は？新たなメンバーユウとエリの活躍は？等々、気になる要素が山積みですので、是非劇場へ足を運んで、物語の行方をお楽しみください。