2020年11月13日更新

「ストレンジャー・シングス」シーズン2のポスターが、あの80年代映画のオマージュで話題に!

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ストレンジャー・シングス
©︎Supplied by LMK

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「ストレンジャー・シングス」が80年代映画オマージュのポスターを公開!

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は2016年からNetflixで配信され、アメリカ本国でも日本でも大ブレイクしたドラマです。 1983年のインディアナ州で、12歳の少年ウィルが突如失踪します。ウィルの母親であるジョイスが半狂乱で息子を捜索するところに、超能力をもつ少女が現れて……。 本作の人気の秘密は80年代という舞台設定に加え、80年代のSFやホラー、青春映画を意識したシーンが多い点にあるのかもしれません。 2017年10月に『ストレンジャー・シングス』シーズン2が配信開始される前には、80年代映画のビジュアルをオマージュしたポスターの数々が公開されました。この記事では、そのポスターをまとめて紹介していきます!

1.スティーヴン・キング原作の青春映画『スタンド・バイ・ミー』

『スタンド・バイ・ミー』の原作はスティーヴン・キングですが、本作はホラーではなく青春物語です。4人の少年たちが、30キロ先にあるという死体を見にいくという冒険談になっています。 夭折してしまったリヴァー・フェニックスが主演を務めており、タイトルにもなっているベン・E・キングの名曲とともに、当時の映画ファンにとっては忘れがたい1本です。 懸命に親友の消息を求める『ストレンジャー・シングス』の少年たちと、『スタンド・バイ・ミー』の少年たちにはかなり共通するものがあります。 また「ストレンジャー・シングス」のポスタービジュアルには、少年たちが自転車に乗っているショットも。少年たちが宝探しをする1985年の映画『グーニーズ』をも彷彿とさせますね。

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2.今なお愛される人気ホラー『エルム街の悪夢』

異常殺人鬼フレディ・クルーガーが夢の中で人々を殺すホラー映画で、第1作にはジョニー・デップが出演していたことも伝説化に拍車をかけました。 フレディは赤と緑のボーダーのセーターに茶色のソフト帽を身につけています。また顔面には火傷の跡があり、右手には鉤爪を着けているという、1度見たら忘れられない姿をしていることが特徴。 フレディに夢の中で傷つけられると、目覚めても実際に怪我を負っており、夢の中で殺されると実際に死に至るという設定です。 「ストレンジャー・シングス」のポスターにはナンシーらしき人物が映っており、怪物デモゴルゴンのものらしい手が彼女に迫っています。

3.生死を賭けたゲームショー『バトルランナー』

『バトルランナー』はアーノルド・シュワルツェネッガー主演の近未来ディストピア映画です。原作はスティーヴン・キングの別名義であるリチャード・バックマン。 舞台となっている時代は、奇しくも『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン2の配信が開始されたのと同じ2017年です。アメリカは独裁政権によって支配されていて、娯楽はテレビのみになっています。 その中でも人気番組は「ランニング・マン」。地下の巨大ダンジョンに仕掛けられたトラップを回避して、3時間以内に走り抜けたら優勝というゲームで、出場者は全員犯罪者です。もちろんゲームオーバーは死を意味します。 「ストレンジャー・シングス」のポスターには、ホーキンス警察署長であるホッパーの顔が大写しされていますね。

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4.ホラーSF映画の金字塔『エイリアン』

大人気映画『エイリアン』シリーズは、航行中の宇宙船に異星人が紛れ込み、クルーが1人また1人と殺されていくホラーSFの金字塔です。 ほとんど無名だったリドリー・スコット監督と、主演のシガニー・ウィーバーを一躍有名にした作品でもあります。エイリアンのデザインは、独特の作風で有名なデザイナーのH・R・ギーガーによるものです。 「ストレンジャー・シングス」のポスターには、『エイリアン』のキャッチコピーである「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。」を意識した「裏の世界では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。」と記されています。

5.超能力少女が炎をあやつる『炎の少女チャーリー』

『炎の少女チャーリー』は、スティーヴン・キングの『ファイアースターター』を原作とする超能力SF映画です。主演は『E.T.』に出演して以降、一躍有名になったドリュー・バリモア。 自分の意志で火を起こすことができる、パイロキネシスという超能力を持ったチャーリーが主人公です。 当初は80年代のホラー映画を代表する監督の1人、ジョン・カーペンターが担当する予定でしたが、マーク・L・レスターに変更されました。 「ストレンジャー・シングス」のポスターには、鼻血を出している超能力少女イレブンの姿があります。

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6.サム・ライミ監督のデビュー作『死霊のはらわた』

『死霊のはらわた』は、「スパイダーマン」シリーズでも知られるサム・ライミ監督が長編デビューを果たしたスプラッター映画です。 5人の若者が森のなかの山小屋でカセットテープを発見し、再生してしまいます。そこには悪霊を蘇らせる呪文が録音されていたのです。復活した悪霊は若者たちに取り憑き、彼らは次々に殺されていきます。 「ストレンジャー・シングス」のポスターでは、ジョイスらしき人物が助けを求めていますね。

「ストレンジャー・シングス」の80年代オマージュにときめく!

ストレンジャー・シングス
©︎Supplied by LMK

実は「ストレンジャー・シングス」のクリエイターであるダファー兄弟(マットとロスの双児)は、スティーヴン・キング原作の『IT/イット』のリメイクを手がけたかったらしいのです。 その企画がほかの監督に渡ってしまったために作ったのが、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でした。いかに彼らがスティーヴン・キング、および80年代ホラーに入れ込んでいたかがうかがい知れます。 作中でも80年代映画のオマージュを探してみてはいかがでしょうか?