2018年3月5日更新

【海外メディア絶賛】新世代音楽青春映画『大和(カリフォルニア)』が激アツ

©DEEP END PICTURES INC.

『大和(カリフォルニア)』という少し変わったタイトルの映画をご存知ですか?本作は、米軍基地のある町を舞台にした新世代の音楽青春映画とも言われ、海外メディアが絶賛中なのです!この記事では、そんな同作のあらすじやキャスト情報を紹介していきます。

なんだこの映画!?『大和(カリフォルニア)』を米メディアが絶賛!

映画『大和(カリフォルニア)』が、2018年4月7日から2週間限定で、東京・新宿のK's cinemaで上映されます。2018年3月現在、公開規模は決して大きいとは言えない本作ではありますが、そんな小さな映画をニューヨーク・タイムズ、ハリウッド・リポーター、ヴァラエティといった海外メディアが絶賛しているのです! いったい、『大和(カリフォルニア)』とはなんなのか? この記事では、そんな本作のあらすじやキャスト情報を紹介していきます。

米軍基地のある町で、ラッパーとして生きる女の青春物語

大和(カリフォルニア)
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本作は、米軍基地と共に発展してきたとも言われる神奈川県・大和市を舞台に描かれる青春音楽映画です。 主人公は、大和で生きる10代のラッパー・長嶋サクラ。日本人の兄と母、そして、母の恋人で米兵のアビーに囲まれた複雑な環境で育ってきた人物です。 ラップの練習と喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていたサクラは、ある時、アビーの娘でアメリカからやってきたレイと知り合います。カリフォルニア育ちで日米のハーフのレイと好きな音楽の話題で盛り上がったサクラは、彼女と親しくなるのだが……?というストーリーです。

米国だけじゃない!世界各国で注目される熱量の高さに期待大!

大和(カリフォルニア)
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先述の通り、ニューヨーク・タイムズをはじめとする海外メディアで絶賛されている本作ですが、北欧最大のタリン・ブラックナイト映画祭など世界中の20近い映画祭に招待されるなど、その注目度はまさにワールドワイド。 また、ヴァラエティは本作を「内向きで非政治的な日本映画界への痛烈な一撃」と評しています。商業ベースの作品ではなかなか手が出せない米軍基地問題などの日本独自の政治的な問題に踏み込んでいる点も、本作が海外から注目を集めている理由の一つと言えるのではないでしょうか?

音楽ファン必見!NORIKIYO、GEZANら注目のラッパーが多数参加!

大和(カリフォルニア)
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また、本作の大きな特徴として、様々な人気ミュージシャンが参加している点も挙げられます。 「相模の看板」として知られる地元出身のラッパーNORIKIYOが本人役でライブを披露するほか、、同じく神奈川県横須賀市出身のラッパー・ビートメーカーのCherry Brownがサントラを担当しています(Cherry Brownもカメオ出演するとのこと)。 さらに、ジャパニーズ・オリジナルサイケデリック・パンクバンド「割礼」の宍戸幸司、さらに、人気ロックバンドGEZANも本作に参加していることが明らかになっています。 多様なミュージシャンが参加している点から、音楽ファンも見逃せない作品と言えそうです。

気になるキャストには、韓英恵、遠藤新菜、片岡礼子らを起用

大和(カリフォルニア)
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主人公・長嶋サクラ役を演じるのは、映画『霊的ボリシェヴィキ』の韓英恵。共演者には、日米ハーフのレイ役の遠藤新菜、サクラの母・長嶋樹子役の片岡礼子らが名を連ねています。 また、お兄ちゃん役にはドラマ『陸王』の内村遥、鰻屋店主には『回路』の塩野谷正幸がキャスティングされています。

『大和(カリフォルニア)』の監督、宮崎大祐とは何者か?

大和(カリフォルニア)
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本作の監督・脚本を務めたのは、1980年、神奈川県横浜市生まれの宮崎大祐。早稲田大学政治経済学部を卒業した彼は、黒沢清監督作品『トウキョウソナタ』に助監督として参加した後、フリーの助監督としても活動してすることになります。 その後、脚本を担当した綾野剛主演作『孤独な惑星』や、永瀬正敏主演の監督作品『BADS』(オムニバス映画『5TO9』の中の一編)などを手掛け、2013年にはイギリス・レインダンス国際映画祭が選定した「今注目すべき日本のインディペンデント映画監督七人」にも選ばれています。 この他にも、べルリン国際映画祭のタレント部門に日本人として4年ぶりに招待されるなど、国内よりも海外からの評価が高い監督と言えるのではないでしょうか? そんな宮崎監督は、映画以上に音楽ファンだと語っており、本作に多様なミュージシャンが起用されているのも、監督の意向が強く反映された結果だそうです。

【地方都市×ラップ】どうなる?映画『大和(カリフォルニア)』

インディーズシーンを賑わせた傑作映画たちに続くか

地方都市を舞台に、ラップを取り上げた日本映画と言うと、この2本を想起した方も多いのではないでしょうか?

2009年:入江悠監督『SR サイタマノラッパー』

一つ目の映画は、後にドラマ化もした入江悠監督の「サイタマノラッパー」シリーズ。こちらは埼玉を舞台に、鬱屈した青春を過ごすラッパーたちの青春を描いています。

2011年:富田克也監督『サウダーヂ』

そしてもう一つは、富田克也監督作品『サウダーヂ』。本作は山梨県•甲府を舞台に、貧困や格差、外国人労働者など様々な社会問題に切り込んだ作品です。

『大和(カリフォルニア)』はこれらと並ぶ傑作となるか?

大和(カリフォルニア)
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「サイタマノラッパー」シリーズ、並びに、『サウダーヂ』は、いずれもインディペンデントな制作スタイルながら、非常に高く評価され、今もなお根強い人気を誇る作品です。 『大和(カリフォルニア)』は、これらの作品に並ぶ熱量を持った作品として注目を集めています。 映画ファン、音楽ファンなら、必見の一本と言えそうですね!

映画『大和(カリフォルニア)』は4月7日から全国順次公開!

大和(カリフォルニア)
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注目の映画『大和(カリフォルニア)』は、2018年4月7日から、東京・新宿のK's cinemaで2週間の限定上映されます! また、シネマ・ジャック&ベティ、名古屋シネマテーク、出町座、シネ・ヌーヴォ、ほか全国で順次公開されるので、オフィシャルサイトの劇場情報などもチェックしてみて下さいね!