5作目「ミッションインポッシブル ローグネイション」のあらすじとネタバレ解説!キャスト紹介も
「ミッションインポッシブル5 ローグネイション」のあらすじ
主人公イーサン・ハントはIMFに属するエージェント。新たな指示をうけるためIMFのロンドン支部を訪れます。 しかし、そこはシンジケートと呼ばれる国際犯罪組織の手に落ちており、イーサンはシンジケートの囚われの身に!絶体絶命の中、シンジケートに属する謎の美女イルサ・ファウストの助けにより脱出することに成功します。 無事脱出に成功したイーサンでしたが、そんな最中、IMFがCIAに吸収。CIAからの召還命令に応じなかったため、イーサンは国際手配をされてしまいます。 さらにシンジケートがオーストリア首相暗殺計画を企てていることを知リます。追われる身であるために隠密にそれを阻止しようとしますが、失敗してしまいます。しかし、イルサからシンジケートのデータの在り処の情報を得て、なんとかその入手に成功。 ところが、そのデータを解読するにはイギリス首相の生体認証が必要でした。さらに、シンジケートによってベンジーが誘拐されてしまいます。果たして、イーサンらはデータを解読し、シンジケート壊滅できるのでしょうか?そして、ベンジーの運命は?
鍵を握るシンジケートとは?
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で鍵を握るのは謎に包まれた犯罪組織であるシンジケートと言う組織です。 どの諜報機関もシンジケートの存在をつかめず、謎の存在と言われていましたが、実は行方不明となっている人物、もしくは死亡しているとされた人物で構成されている組織だったのです。 元々はMI6の長官であるアトリーにより組織された理論上だけの組織で、イギリス首相により提案を破棄されていたにもかかわらず、アトリーの独断によりその計画が密かに進められ、実体ある組織として活動を行っていました。
イルサの正体は?
シンジケートのメンバーだと思われていたイルサでしたが、イーサンは彼女の助けによりシンジケートの手から脱出しました。 実は彼女の正体は、英国のシークレットサービス・MI6の諜報部員だったのです。彼女はシンジケートにスパイとして潜入し、彼らの動向を伺っていたのです。 しかし、イーサンと仲間になったかと思いきや、突然裏切ったりもします。彼女の二転三転する行動も、本作の重要なサスペンスと言えるかもしれません。
期待を裏切らないアクションシーン!
飛行機の扉にしがみつく!
「ミッション:インポッシブル」シリーズの見どころの一つは、何と言っても華麗なトム・クルーズのアクションシーンです。毎回、スタントなしで自らアクションシーンを演じてしまうことで知られるトム。本作でも、観客を裏切らない数々の見事なアクションシーンを自らこなしています。 冒頭、ベラルーシにおいて、イーサンは離陸しようとする飛行機の扉にしがみつきます。飛行機の中に潜入しようとベンジーに飛行機内部のコンピュータをハッキングさせ、扉を開けさせようとします。 しかし、ベンジーがハッキングに手間取ってしまったため、空中で猛スピードで飛行する飛行機の扉に捕まり続けます。冒頭から圧巻なシーンです!
バイクシーンはノーヘル!そしてもちろんスタントなし!
そしてもう一つ、敵の襲撃を交わしながらイーサンが標高300メートルのアトラス山脈をヘルメットなしでバイクで駆け抜けるシーンは、観ている方もハラハラドキドキさせられる本作の見どころの一つです。 もちろんこのシーンもスタントなしで、トム・クルーズが自らバイクのハンドルを握りました。 アクション俳優も顔負けの見事なアクションシーンを演じたトム・クルーズ。怖さを感じるどころか楽しんで演じていたようで、監督のクリストファー・マッカリーもトム・クルーズの勇敢さに感激していたようです。
【ネタバレ】物語の結末!イーサンが報復する?
シンジケートが欲しがっていたデータの中身は、莫大な額の資金でした。ベンジーを人質にとられたイーサンは、せっかく手に入れたデータを消去してしまいます。内容を暗記し、自分自身がメモリとなったのでした。 イーサンを殺せば二度とデータは手に入らない……。シンジケートのボス、ソロモン・レーンはイーサンとの一騎打ちを余儀なくされます。不死身のイーサンも今度こそピンチか!?と思わせて、彼には密かな計画があるのでした。 それは、レーンを透明ボックスに誘い込むこと。ボックスに閉じ込めたレーンを催眠ガスで気絶させ、見事逮捕します。 映画の前半で、シンジケートが仕掛けた催眠ガスの罠にはまっていたイーサン、最後にきっちりやり返したのですね。
【ネタバレ】IMFの新長官誕生?
本作の冒頭では、アレック・ボールドウィン演じるCIA長官アラン・ハンリーによって解体されたIMF。イーサンは国際指名手配犯として追われる身となり、ベンジーらも逃亡への関与を疑われていました。 ところが映画のラストでは、IMFの必要性が唱えられます。イーサンらの活躍でシンジケートを捕らえた成果を受けて、「IMFを解体したと見せかけて敵を騙す作戦だった」ということにしたのでした。これによって、イーサンも晴れて無実が証明され、堂々とIMFへの凱旋を果たすわけです。 そして最後に、新生IMFの長官がアラン・ハンリーであることが示唆され、映画は幕を閉じます。
メインキャスト&吹き替え声優を紹介
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が観客を魅了する理由の一つに豪華なキャスト陣もあります。 主演のトム・クルーズを始め、前作から登場のジェレミー・レナーやサイモン・ペグを始め、謎の美女を演じた現在人気急上昇中のレベッカ・ファガーソン、ハリウッドを代表する俳優アレック・ボールドウィンなど、豪華な俳優、女優陣が本作で共演しています。
イーサン・ハント役/トム・クルーズ
主役・イーサン・ハントをシリーズ通して演じるのは、世界中で知らない人はいないと言っても過言ではないほど人気の、トム・クルーズ。 『卒業白書』(1983年)で注目を浴び、その後『トップガン』(1986年)、『7月4日に生まれて』(1989年)、『マグノリア』(1999)など次々と話題作に出演し、アクション映画からヒューマンドラマまで幅広く様々な役を見事に演じてきました。受賞経験はないものの、アカデミー賞へのノミネート経験もあります。 「ミッション:インポッシブル」シリーズでは製作も担当しており、本シリーズは彼を代表する作品の一つであると言っても過言ではないでしょう。
森川智之
シリーズ全作でイーサンの声を吹き替えているのは、1967年生まれの声優の森川智之です。トム・クルーズの吹き替えを専属で担当している他、キアヌ・リーブス、ブラッド・ピット、ジュード・ロウなど、数多くのスターの吹き替えをつとめる映画ファンにはおなじみの存在です。
ウィリアム・ブラント役/ジェレミー・レナー
いつもイーサンの味方であるウィリアム役はアメリカ出身のジェレミー・レナーが演じています。 シンガーとしても活躍するジェレミーは、メイクアップ・アーティストとして活動していた経験も持つ多才な俳優です。『ジェフリー・ダーマー』(2002年)や『ハート・ロッカー』(2009年)『ザ・タウン』(2010)など数々の話題作に出演。アカデミー賞主演男優賞および助演男優賞のノミネート経験ももつ、演技派俳優としての道を歩みつつある実力派俳優です。
花輪英司
吹き替えを担当するのは、花輪英司。1974年生まれの声優です。ドラマ『エージェント・オブ・シールド』のグラント・ウォード役、『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役などの吹き替えを担当しています。
ベンジー・ダン役/サイモン・ペッグ
イーサンに騙されてウィーンに招かれるベンジー役は、イギリス出身の俳優サイモン・ペグが好演しています。 コメディアンとしてキャリアをスタートさせたサイモン・ペグは前作に引き続いての出演。映画のほか、テレビドラマにも出演しており、またアニメ映画の声優としても活躍しています。 多い時は年に数本の映画に出演する、イギリス映画やハリウッド映画に引っ張りだこの人気俳優です。
根本泰彦
吹き替えを担当するのは、1958年生まれの声優・根本泰彦。ベンジーを演じる俳優サイモン・ペッグの吹き替えを担当することが多く、本シリーズの他に「スター・トレック」シリーズでも吹き替えを担当しています。 他にもパトリック・デンプシーの担当声優として、ドラマ『グレイズ・アナトミー』や映画『魔法にかけられて』などに出演しています。
ルーサー・スティッケル役/ヴィング・レイムス
手塚秀彰
シリーズ通してルーサーの吹き替えを担当するのは、手塚秀彰。サミュエル・L・ジャクソンやキース・デヴィッドの吹き替えを担当する他、アニメ「マダガスカル」シリーズのペンギンのコワルスキーの声優も務めています。青年座に所属する俳優でもあり、多くの舞台やテレビ時代劇で活躍しています。
アラン・ハンリー役/アレック・ボールドウィン
田中正彦
吹き替えを担当するのは、1954年生まれの声優田中正彦。アラン役の俳優アレック・ボールドウィンの他、「スター・トレック」シリーズに出演する俳優ブルース・グリーンウッドや、ドラマやリアリティ番組に出演するファッション評論家ティム・ガンなどの吹き替え声優として知られています。
イルサ・ファウスト役/レベッカ・ファーガソン
イーサンを助けたり裏切ったりと予測不可能な行動をとる謎の美女スパイ役イルサを演じたのは、スウェーデン出身でイギリスを中心に活躍する女優、レベッカ・ファーガソン。 2013年放映の『The White Queen』でゴールデングローブ賞にノミネートされた経験を持つ彼女は、出演作品本数は決して多くないものの、演技派として認めらている今注目の女優です。 本作以降も順調に映画に出演しており、2017年には世界中で大ヒットとなった『グレイテスト・ショーマン』では、実在のオペラ歌手・ジェニー・リンドを演じました。現在、もっとも注目の集まる人気女優のひとりと言えるでしょう。
甲斐田裕子
吹き替えを担当するのは、声優の甲斐田裕子です。クールなハスキーボイスを持ち、ガル・ガドット、アン・ハサウェイ、ブレイク・ライブリーなどの吹き替えを担当。TVアニメ『銀魂』の月詠役や『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のマリーダ・クルス役としても知られています。
ローレン役/チャン・チンチュー
CIA長官の元で働くローレン役にはチャン・チンチューが抜擢されました。 チャン・チンチューは1980年に中国・福建省で生まれ、北京の演劇学校で演出を学びました。卒業後しばらくは目が出なかったものの、2003年に出演した『孔雀―我が家の風景』がベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことで一気に注目を集めるようになりました。 ハリウッド映画などの出演はあまり多くありませんが、現在も中国で映画やドラマを中心に活躍をしており、中国では人気の女優です。
御沓優子
ローレンを演じるのは、御沓優子。御沓は、『ワイルドカード』(2015年)のカサンドラ役や「キャプテン・アメリカ」シリーズのシャロン・カーター役など、海外映画や韓国ドラマで活躍する声優です。
監督はアカデミー賞受賞経験を持つクリストファー・マッカリー
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でメガホンを取ったのは、アメリカ出身の監督、クリストファー・マッカリーです。 脚本家やプロデューサーとしても活躍するクリストファー・マッカリーは、サンダンス映画祭でグランプリを受賞した『パブリック・アクセス』(1993年)で脚本家としてそのキャリアをスタートさせました。 脚本家としての次作である1995年の『ユージュアル・サスペクツ』もアカデミー賞を始め様々な賞を受賞し、新進気鋭の脚本家として注目を集めるようになりました。 「ミッション:インポッシブル」シリーズには第4作目にあたる『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で脚本家として携わり、そしてついに本作では脚本のほか、監督としてメガホンを取るに至りました。 トム・クルーズとは「ミッション:インポッシブル」シリーズのほか『ワルキューレ』(2008年)や『アウトロー』(2012)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年)でも監督や脚本家として関わっており、息がぴったりと合っていたことは本作からもうかがい知ることができます。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの原作はアメリカの人気ドラマ
「ミッション:インポッシブル」シリーズは、実は1960年代後半から1970年代前半にかけて放送されたアメリカの人気テレビドラマ『スパイ大作戦』が原作となっています。 『スパイ大作戦』はエミー賞やグラミー賞など数々の賞を受賞し、アメリカで現在も語り継がれる人気ドラマの一つです。 また「ミッション:インポッシブル」シリーズのテーマ曲はなんとなく馴染みが多かった人も多いのではないでしょうか?実は本シリーズのテーマ曲は、もともとドラマ版『スパイ大作戦』のテーマ曲。 『燃えよドラゴン』のテーマ曲などで知られるラロ・シフリン作曲のこのサウンドは、世界中で老若男女問わず親しまれているのです。
ロンドンとウィーンでロケを敢行
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のメインの舞台はロンドンとウィーンです。そしてスタジオでの撮影だけではなく、実際にロンドンやウィーンでロケが敢行されました。 撮影は2014年8月から2015年3月まで、実に半年以上に及ぶ撮影となりましたが、ロンドンやウィーンの雰囲気が映画から伝わり、映画に臨場感をもたせてくれています。
5作目「ローグネイション」は豪華キャスト&吹き替え声優にも注目!
大人気スパイアクションシリーズ第5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。豪華キャストや迫力のスタントは、本シリーズの魅力として多くのファンを惹きつけています。特に飛行機にしがみつくシーンやバイクでのチェイスシーンは、本作の見どころ。 「ミッション:インポッシブル」はその後もシリーズを重ね、人気を博しつづけています。イーサン・ハントが今後、どんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね。