2018年5月23日更新

バーンスタインの伝記映画が2本製作決定!【ブラッドリー・クーパーvsジェイク・ギレンホール】

バーンスタイン・コンダクツ・バーンスタイン

アメリカが生んだ世界的指揮者であり、作曲家のレナード・バーンスタインの生誕100年となる2018年。彼の伝記映画が2本製作されることが決まりました。それぞれのキャストや見どころを紹介します!

2018年はバーンスタインの生誕100周年!

2018年はレナード・バーンスタインの生誕100周年です。記念演奏会や、記念DVDの発売など、世界中で多くの記念イベントが行われます。指揮者として、また作曲家として世界中で愛されています。 そんな中、彼の伝記映画が2本製作されることに決まりました。『The American(原題)』では、ジェイク・ギレンホールが、もう一方の『Bernstein(原題)』ではブラッドリー・クーパーが、それぞれレナード・バーンスタインを演じます。 今回は、そんな二つのバーンスタイン映画のあらすじやキャストなどをご紹介します。

二つのバーンスタイン映画が進行中!気になるあらすじは?

世界的な指揮者として活躍したバーンスタインはその人柄も魅力的でしたが、内面には多くの矛盾も抱えていたといいます。2つの映画のストーリーラインがどのように異なるのかはまだ定かではありませんが、『Bernstein』では現在脚本を練りこんでおり、『The American』では、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(現ニューヨーク・フィルハーモニック)の指揮者となってからのキャリアと葛藤が描かれるとのことです。 若くして成功をおさめ、指揮者としてだけでなく作曲家、ピアニストとしても才能を認められた彼の人生を、その音楽と共に楽しむことができそうですね。

「Bernstein(原題)」ではブラッドリー・クーパーがバーンスタインに!

『Bernstein』でバーンスタインを演じるのはブラッドリー・クーパーです。2009年の『ハングオーバー!消えた花婿と史上最悪の二日酔い』でブレイクした後、多くの映画に出演し、2012年からは3年連続でアカデミー賞にノミネートされるなど、目ざましい活躍ぶりを見せています。 「ピープル」誌の2011年「最もセクシーな男性」に選ばれたブラッドリー・クーパーは、ルックスがいいだけでなく、成績優秀でフランス語にも堪能な、実力派人気俳優です。『Bernstein』では主演だけでなく監督も務め、さらに脚本にも参加するそうです。

『The American(原題)』のバーンスタインはジェイク・ギレンホール!

ジェイク・ギレンホール
©WENN.com

『The American』ではジェイク・ギレンホールがバーンスタインを演じます。映画監督の父と脚本家の母を持ち、姉も女優と言う芸能一家に育った彼は、1999年公開の『遠い空の向こうに』で映画の主演デビューを果たしました。その後も順調にキャリアを重ね、2005年の『ブロークバック・マウンテン』では英国アカデミー賞で助演男優賞を受賞しています。 ピープル誌「最もセクシーな独身男性」に選ばれたこともあり、ルックスの良さはもちろん、実力も兼ね備えた俳優です。

製作スタッフも超豪華!

大御所が集まった『Bernstein』

スティーブン・スピルバーグ
Brian To/WENN.com

『Bernstein』の制作には豪華なメンバーが集まっています。プロデューサーにはあのスティーブン・スピルバーグとマーティン・スコセッシなど、数々の名作を手がけた大物が集結しました。 監督は主演のブラッドリー・クーパーが努め、自身の主演兼監督作品としては『スタア誕生』に続いて2作目になる予定です。脚本はブラッドリー・クーパーと『スポットライト 世紀のスクープ』で注目のジョシュ・シンガーとが共同で手掛けることになっています。

若き実力派が集結の『The American』

一方の『The American』で監督を務めるのは、日系アメリカ人を父に持つキャリー・ジョージ・フクナガです。監督としてのキャリアこそまだ浅い彼ですが、2012年日本公開の『ジェーン・エア』で高い評価を受け、TVドラマシリーズの『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』ではエミー賞ドラマシリーズ部門の最優秀監督賞をした、若き実力派です。 脚本は『ギヴァー 記憶を注ぐ者』で注目の、こちらも若き実力派マイケル・ミトニックです。また、プロデューサーは主演のジェイク・ギレンホールが兼任するとのことです。

世界に愛されるバーンスタインの魅力とは?

ウエスト・サイド物語 (コレクターズ・エディション) [DVD]

レナード・バーンスタインは、名門ハーバード大学の音楽科、カーティス音楽院をを卒業して世界のクラシック界をリードしてきました。人間味あふれる音作り、指揮台で情熱的なパフォーマンスで観客をを魅了し、舞台を降りても気さくでおおらかな人柄だったそうです。若い音楽家の教育にも熱心で、小沢征爾や佐渡裕も彼に師事して世界的な指揮者となりました。 作曲家としても才能豊かで、多くの名曲を世に送り出してきましたが、中でも『ウエストサイド・ストーリー』は彼の最高傑作とも評されるほど世界中で愛されています。

気になる製作状況、公開予定は?

『The American』の製作発表は2018年5月1日、『Bernstein』の製作発表はその10日後でした。発表がほぼ同時期だったことで、この2つはバーンスタイン対決として注目されています。 今後の撮影スケジュールには、少し差が開きそうです。『The American』は順調にいけば2018年の秋に撮影開始、2019年の公開を予定しているのに対し、『Bernstein』は今後さらに脚本に手を入れていくため、撮影開始が2019年秋、公開は翌年以降になるといわれています。

『Bernstein』に有利な条件も!?

製作発表は『The American』より後だったものの、スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシが後ろ盾となる『Bernstein』は非常に有利な権利を獲得したと発表されました。それは作品内でバーンスタインの作曲した音楽を独占的に使用できる、というものです。 つまり『The American』の方は、バーンスタインが作曲したいかなる曲も使えず、誰もが知っている『ウエストサイド・ストーリー』も流すことができないということです。作曲家の映画なのにその曲を使えないというのは、かなりの痛手ですね。

『The American』の勝算は?

バーンスタインの音楽を使えないというハンデを負った『The American』ですが、製作チームもあきらめてはいません。なんとしてもスケジュール通りに進め『Bernstein』より先に公開して、先に高評価を狙う作戦のようです。 『The American』はハンフリー・バートンの著作『バーンスタインの生涯』にもとづいて、人間としてのバーンスタインの姿を忠実に描き出そうとしています。多くの成功をおさめ、名声に彩られた部分だけでなく、その中に潜む苦悩や葛藤といったダークサイドにも光をあて、観客の心を惹きつける狙いのようですね。

実は2回目!ジェイク・ギレンホールのライバル映画対決!

同じ時期に偶然同じテーマの映画が製作されることはハリウッドではよくあります。実はジェイク・ギレンホールにとって、主演作と同テーマの映画が同時期に製作されるのはこれで2回目です。前作の『ボストン・ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』でも、同じボストンマラソン爆弾テロ事件がテーマの『パトリオット・デイ』が同時期に製作されました。

いかがでしたか?人気、実力ともに引けを取らない2人の人気俳優のバーンスタイン映画、公開が待ち遠しいですね!