今注目の映画と音楽の祭典MOOSIC LAB!その実態に迫る!【山戸結希らも参加】

2018年6月11日更新

MOOSIC LABを耳にしたことはありますか?2018年に7年目を迎える日本で開催されている音楽と映画の祭典で、日本中でその認知度を上げつつあります。今回は注目度アップ中のMOOSIC LABについて徹底紹介していきます。

2018年に7年目を迎えるMOOSIC LAB

2012年に発足したMOOSIC LAB(ムージク・ラボ)。新進気鋭の映画監督とアーティストがコラボレーションする映画祭で、新人映画監督の登竜門とも言われています。 まだ本映画祭について耳にしたことがある人はまだあまり多くはないかもしれませんが、映画通の間ではすでに注目の映画祭であり、少しずつその一般的な認知度も上昇しつつあります。 今回は今注目必須のMOOSIC LABについて紹介していきます。

気鋭の監督とアーティストがコラボ

MOOSIC LABは映画プロデューサーであり、日本の様々な映画事業を手掛けるSPOTTED PRODUCTIONSの代表である直井卓俊の旗揚げで2012年に発足されました。 コンセプトは映画監督とアーティストのコラボレーション、つまり映画監督が音楽をテーマに映画を作成し、それをコンペティション形式で上映するという映画祭です。そして名前にLAB=実験室とついている通り、規定の枠に問わられない、自由な発想を思いのまま表現することを試してみる、そんな機会を与えてくれる映画祭でもあります。 MOOSIC LAB過去の受賞作品の中には、日本での評価を受け、海外の映画祭に招待された作品もあり、まさに新人監督の登竜門といっても過言ではない映画祭です。 次の項目から過去のグランプリ作品を中心に話題となった作品をいくつか紹介していきます。

2013年グランプリ受賞『おとぎ話みたい』

新進気鋭の若手監督として現在注目の集まる山戸結希。彼女がメガホンを取った『おとぎ話』が2013年MOOSIC LABの2013年グランプリを受賞しました。 本作の主人公は自分に理解を示してくれた教師に恋心を抱く女子高生しほ。本作は彼女の恋心とバンド「おとぎ話」のライブ映像が交互に登場する独特の構成で観る人に衝撃を与えた作品です。 MOOSIC LABのグランプリ受賞のみならず、2015年日本映画プロフェッショナルベスト10にも選ばれ、インディ映画シーンのみならず、日本国内で高く評価されました。 『おとぎ話みたい』は英語字幕版も製作され、またDVDやブルーレイも販売されており、商業的にも成功を収めた作品です。

2015年グランプリ受賞作『いいにおいのする映画』

2015年のグランプリを始め、ベストミュージシャン賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞など様々な賞を受賞した『いいにおいのする映画』。 国内外で活動する音楽グループ、Vampilliaに惚れ込んだ新進気鋭の若手監督酒井麻衣がVampilliaを当て書きし、そしてメガホンを取った作品です。 本作は夢見がちな少女レイとVampilliaの作曲や照明を手掛けるカイト、その二人の禁断の恋をVampilliaの音楽に乗せて描いたストーリーで、MOOSIC LABでの数々の受賞のほか、翌年2016年にはゆうばりファンタステッィク国際映画祭にも正式に出品されました。また主催者である直井卓俊も本作をMOOSIC LABにエントリーされた作品の中でもっとも印象的な映画の一つに挙げています。

2016年最多5冠受賞作『光と禿』

2016年のMOOSIC LABで観客賞を始め、最多5冠の受賞を果たした『光と禿』。主人公は中年のハゲ頭のミュージッシャンのスギム、そして盲目の少女の梢です。 道端で困っていた梢を助けようとしていたスギムは彼女の友人に痴漢と間違えられ、罵られていまいます。しかし梢はスギムに謝罪しようとスギムを探し出し、そして中年男性と少女の交流が始まります。 メガホンと取ったのは日本大学芸術学部映画学科を卒業し、山田洋次監督を始め著名監督陣のもとで修業を積んできた青木克齊。冴えない中年男性と少女の交流をコメディータッチで描き、見事最多5冠という栄冠を勝ち取りました。

2016年グランプリ受賞作『マグネチック』

2016年のグランプリ受賞作品『マグネチック』。熱狂的なファンをもつ北原和明監督が福岡在住で伝説のシンガーソングライターとも言われるSACOYANの楽曲にストーリーを乗せて描いた作品です。 『マグネチック』の主人公は人付き合いが苦手な青年。友人たちにはそっけない態度で接してしまい、気になる女性がいるもつれない態度ばかりとってしまっています。本作はそんな彼の日常をSACOYANの楽曲に乗せて描いた作品です。 本作の制作費は25万円と言われており、グランプリ受賞で話題になったのはもちろんのこと、少額の制作費にもかかわらず質の高い作品に仕上がっていることでも大変話題となりました。

2017年準グランプリ受賞作『なっちゃんはまだ新宿』

2017年のMOOSIC LABで準グランプリを受賞した『なっちゃんはまだ新宿』。PPFアワード2016(ぴあフィルムフェスティバル)で審査員特別賞を受賞した首藤凛監督がメガホンを取った作品です。 本作の主人公はどこにでもいる普通の恋する少女秋乃。本作は彼女の嫉妬心から生まれた「なっちゃん」という女性と秋乃の逃避行を描いた長編恋愛映画です。 本作は準グランプリのほか、ベストミュージッシャン賞、女優賞も受賞しており、見ごたえたっぷりの恋愛長編映画となっています。

2017年グランプリ受賞作『聖なるもの』

2017年のMOOSIC LABで見事グランプリを獲得したのは『聖なるもの』です。メガホンを握る岩切一空が脚本、撮影、そして出演も果たした作品で、ボンジュール鈴木の奏でる音楽に乗って、ストーリーが展開します。 映画研究会に属する岩切が謎の美女と作った映画は傑作になるという噂を耳にしていたところに、謎の美少女が現れます。大傑作を撮りたい岩切は彼女を主演に映画を撮り始めるもそこにはルールがあり、撮影協力者たちが次々と違和感を感じ始め、そして岩切自身も異変を感じ始めるのです。 『聖なるもの』は若干荒削りでありながら観客を見事にその世界観に引き込んでやまない映画といえるでしょう。

日本の映画界に新風を巻き込むMOOSIC LAB

まだ映画祭としては歴史の浅いMOOSIC LAB。しかしながらすでに若き映画監督の登竜門またインディーシーンで活躍するミュージッシャンにとっては重要な位置付けとなっています。 今後さらに注目を浴び、その映画祭としての地位が高まっていくこと間違いなしのMOOSIC LAB。2018年の長編エントリー作品はすでに公式ホームページで確認が可能です。ぜひ今後注目を集めること間違いなしの新進気鋭監督をあなた自身で発掘してみませんか?