2021年10月8日更新

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』あらすじをネタバレ徹底解説!ダニエル・クレイグが有終の美を飾る最新作

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』あらすじをネタバレ徹底解説!

新作が公開されるたびに世界的大ヒットとなる映画「007」シリーズ。そのシリーズ最新作にして記念すべき第25作目にあたる「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が、2021年10月1日に公開されました! 今回はダニエル・クレイグ最後のボンド作品となる本作について、キャストやネタバレあらすじ、見どころ、解説を紹介しましょう。 ※この記事には「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のネタバレが含まれています。未鑑賞の人は注意してください。

鑑賞前に観るべき過去作は?

ダニエル・クレイグ版007

  1. 『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)
  2. 『007 慰めの報酬』(2008年)
  3. 『007 スカイフォール』(2012年)
  4. 『007 スペクター』(2015年)

「007」シリーズは基本的にはどこから鑑賞しても楽しめる作りだったのですが、ダニエル・クレイグ版のみストーリーに繋がりを持たせた構造になっています。「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観る前にクレイグ版シリーズ過去作を観ることをおすすめします。 できれば4作全て鑑賞した方がボンドの哀愁やバックストーリーをより感じられるのですが、「時間がなくて4作は観られない……。」という人には前作「スペクター」だけでも鑑賞して臨んで欲しい! 「007」シリーズ最大の敵である悪の組織スペクターとの戦いがテーマの前作は、最新作にも登場するマドレーヌ・スワンとの出会いも描かれています。 最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」に登場するマドレーヌを見て「この美女は誰だっけ……?」となるのを防ぐためにも前作「スペクター」は必見でしょう。

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじ

前作『007 スペクター』の後、現役引退をしてジャマイカで隠居生活を送っていた007ことジェームズ・ボンド。しかし、平穏な日々は長くはつづかず、古くからの知人であるCIAのフェリックス・タイラーが彼のもとにやってきます。 彼はボンドに誘拐された科学者を救い出す、という任務への協力を要請。しかしボンドを待ち受けていたのは、科学者を誘拐し、危険な最新テクノロジーで武装した、正体不明の敵との闘いでした。

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を結末までネタバレ

マドレーヌとの別れ

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
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MI-6を引退し、最愛のマドレーヌとジャマイカで平穏な暮らしをしていたジェームズ・ボンド。そんなあるとき彼のもとに、友人でCIA捜査官のフェリックスとその同僚アッシュが訪ねてきます。彼らはボンドに、誘拐された科学者の救出に協力してほしいと頼みましたが、ボンドはその申し出を断ります。 過去に区切りをつけるべく、彼は以前の恋人ヴェスパーの墓を訪れました。しかし墓前に供えられた花には、スペクターのマークが描かれたメッセージカードが。 直後、ヴェスパーの墓が爆発し、ボンドは傷を負いながらも犯人を追いかけます。その仲間に取り囲まれた彼は、辛くも逃げ切りホテルに帰り着きました。 マドレーヌが、スペクターに自分の居場所を知らせていたのではないかと疑うボンド。必死に否定する彼女の言葉も聞かず、彼は一方的に別れを告げ、彼女を強引に電車に乗せるのでした。 そしてボンドは、フェリックスの依頼を受けることにします。

スペクター虐殺/ライターの死

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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誘拐された科学者の救出のためキューバに向かったボンドは、現地のエージェントであるパロマと合流します。彼らが潜入したのは、現在はMI-6の管理下に身柄を置かれているはずの元スペクター首領、ブロフェルドの誕生日パーティでした。彼はどういうわけか、スペクターと連絡をとっていたのです。 一方、誘拐された科学者オブルチェフは生物兵器のデータをすり替えて、毒がスペクターのメンバーにだけ効くようにしていました。ボンドを殺すために放った毒で、スペクターの面々が次々と倒れていきます。 オブルチェフを救出したボンドはフェリックスたちと合流し、彼がこの危険な兵器を開発した経緯を詰問。実はそこにはMが関わっており、さらにその裏にはアッシュと彼が仕える黒幕の存在が発覚します。 ボンドたちはアッシュと乱闘になったすえ、フェリックスが撃たれた状態で2人とも船のなかに閉じ込められてしまいました。アッシュは船を爆破し、再びオブルチェフを拉致。フェリックスからボンドだけでも生き残るよう懇願され、ボンドは彼を置いて船を脱出しました

サフィンのアジトへ潜入

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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MI-6の面々に救出され、ロンドンに戻ってきたボンド。ここで正式に、新たな007であるノーミを紹介されました。 Mからオブルチェフが開発していた生物兵器「ヘラクレス」は、DNAに反応し、対象に触るだけで殺害することができるということを聞かされたボンドたち。その生産を止めるため、ボンドとノーミは日本とロシアの間の海域にあるサフィンのアジトへと向かいますそのころマドレーヌと彼女の娘マチルドは、サフィンに誘拐されアジトに監禁されていました。実はマドレーヌは幼いころ、父ミスター・ホワイトに家族を殺害されたサフィンに殺されそうになっていたのです。しかしこのとき、サフィンは湖に落ちた彼女を救っていました。 そして現在、彼はスペクターを殲滅すべく、ミスター・ホワイトの娘であるマドレーヌを狙っていたのです。 Qやマニーペニーのバックアップを受けながら、アジトに潜入したボンドとノーミ。しかし「ヘラクレス」の工場は予想以上に大きなものでした。ここを壊滅させるには、ミサイルで攻撃するしかありません。しかしアジトには防護壁があり、そのままではミサイルが跳ね返されてしまうことがわかります。 マドレーヌとマチルドが囚われていることを知ったボンドは、彼女たちを助けようと、サフィンと対峙しました。「人類を淘汰すれば、よりよい世界になる」と語るサフィンに対し彼は抵抗しますが、マチルドが連れ去られてしまいます。その後、ボンドは無事にマドレーヌを救出し、マチルドも発見。 ノーミに彼女たちを託して、自らは防護壁を解除しに行きます。

衝撃かつ完璧なラスト

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ダニエル・クレイグ

たった1人で防護壁を解除しに行ったボンド。古いシステムのため、慎重に手順を踏むべきというQの言葉を無視して、彼は手当り次第にスイッチを押していきます。そして無事に解除することに成功。ミサイルの着弾が迫るなか、ボンドは急いで脱出しようとします。 しかし彼が船着き場までたどり着いたとき、再び防護壁が閉じてしまいます。ボンドは慌てて操縦室へ。なんとか再び防護壁を開いたものの、ミサイル着弾までにはもう時間がありません。そこで彼は無事に脱出したノーミに無線で交信し、最後にマドレーヌと話すことに

マドレーヌはこれまで否定していましたが、マチルドがボンドの娘であることを告げます。知っていた、と言うボンドはその場に留まり、ミサイル爆撃でサフィンのアジトとともにその命を散らしたのでした。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」考察&トリビア【ネタバレあり】

サフィンが「日本」的要素を持っていた理由

007 ノー・タイムトゥ・ダイ ラミ・マレック

予告編が公開された段階で、ラミ・マレック演じるサフィンが身に着けている能面が注目を集めました。能面は日本人にとっても少し不気味な印象を与えるものなので、ほかの国ではなおさらなのではないでしょうか。 それ以外にも、サフィンのアジトの庭が枯山水風だったり、彼が日本風の羽織を着ていたりと、日本的な要素が多く含まれていました。 これは、彼のアジトの場所が「ロシアと日本の間の海域にある島」ということが、主な理由と考えられます。また、監督のキャリー・ジョージ・フクナガが日系ということも関係があるかもしれませんね。 ちなみに本作では畳の上で土下座をする超貴重なボンドも見ることができます。

コメディ成分多めでクスッと笑えるシーンも

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 』
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ダニエル・クレイグ版の007シリーズは、それまでのシリーズよりもシリアス路線として展開されてきました。しかしコミカルな要素がないわけではありません。 本作では、キューバのエージェントであるパロマのチャーミングな魅力とギャップのある派手なアクション、相変わらずボンドに振り回されるQ、そしてボンドが00部門に復帰するとなったときにノーミが「00……何番?」とこだわる様子など、クスリと笑えるポイントも満載です。

冒頭のカーチェイスシーンはコカ・コーラのおかげ

冒頭でボンドがアストンマーチンDB5に乗り、車に搭載された機関銃で円を描きながら敵を蹴散らすカーアクションがあります。 スタントドライバーのマーク・ヒギンズによると、このシーンはタイヤのグリップレベルが大きな課題だったそうです。「道の表面がまるで氷のようなので、“雨が降ったらこのマテーラを走るのは無理だ”とわかっていました」と語っています。 そこで対策として行ったのが、コカ・コーラを道に吹き付けるというもの。日の出とともに吹き付けて20分乾かせば、グリップレベルが2〜3段階アップするのだとか。その効果は抜群で、DB5がドリフトしたときに残っている黒いタイヤ跡はCGIでつけたものでなく、本物なのだとか

「007」にクレイグ版ボンドが刻んだ新たな伝統【ネタバレレビューあり】

ここからは洋画を愛するciatr専属のライターの「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の鑑賞レビューを綴っていきます。

【ライターレビュー】ジェームズ・ボンドという男の一生

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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シリーズの長い歴史のなかで、初めてブロンド&ブルーアイのボンドとなったダニエル・クレイグ。彼がボンドを演じた5作は、どれも「シリーズ初」の要素が組み込まれ、伝統のなかに新しい風を吹き込んできました。 それまでセクシーさばかりが強調されてきた「ボンドガール」から、より人間的で感情も思考も持った強い「ボンドウーマン」たちが登場してきたのも、大きな変化だったと思います。 しかしやはりいちばん重要な変化は、クレイグ版ボンドでは、ボンド自身の内面に踏み込むストーリーが展開されてきたことです。 彼が人を信用しなくなった理由、その生い立ち、先代Mへの思いなど、007ことジェームズ・ボンドを形作る要素が丁寧に掘り下げられ、彼自身も「男のあこがれ」という偶像から、血の通った人間として描かれてきました。 本作でも、やはり「シリーズ初」の要素を盛り込んでいます。それは「家族愛」。天涯孤独だったジェームズ・ボンドは、ほんの束の間ではありましたが、愛する女性と娘を得ることができました。彼は「007」としてではなく、1人の男、父親として彼女たちのために自らを犠牲にしたのです。 派手なカーチェイスやアクションシーンは健在ですが、それだけではない大きな物語を紡いできたクレイグ版ボンドは、007シリーズの一部ではありますが、それだけで1つの完結を迎えました。本作は、ジェームズ・ボンドの過去と、彼の変化を描いてきたシリーズの有終の美を飾るにふさわしい作品です。

世界の批評家の初期レビューは?

日本公開に先駆けてイギリスで行われたワールドプレミア。参加したジャーナリストや評論家たちの最初期のレビューをピックアップしてお届けします。

「想像もしていなかった感動的な結末」Scott Mantz/映画評論家

完璧ではありませんが、私はとても本作を気に入りました。「慰めの報酬」、「スペクター」よりもね。ダニエル・クレイグが演じた作品の中でも1番しっかりとしていた上に、最も親密な作品だっと言えるでしょう。本作のボンドには力強さや、予想もしていなかった感情的な結末があるでしょう。 間違いなく(観るために)待つ価値はある!

「ボンド映画の全てが詰まってる」Steven Weintraub/COLLIDERチーフ編集者

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は君がボンド映画に期待する全てが詰まってるにも関わらず、サプライズもたくさんある。映画の半分は席の端に座って身を乗り出したよ。君は今作を見る前に「スペクター」の振り返り上映会でもやってフレッシュな気持ちで見たくなるね。 ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドが好きだった。素晴らしい見送りだ。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」登場人物/ キャスト

ジェームズ・ボンド(007)役/ダニエル・クレイグ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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本作で主役ジェームズ・ボンドを演じるのはダニエル・クレイグ。 ダニエル・クレイグはシリーズ第21作目にあたる2006年公開の『007 カジノ・ロワイヤル』で、初の金髪のジェームズ・ボンド役として登場しました。その後『007 慰めの報酬』(2008年)、『007 スカイフォール』(2012年)、『007 スペクター』(2015年)でもボンド役を好演し、初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリー以来最高のジェームズ・ボンドとも謳われています。 しかし、残念ながらクレイグは本作をもってボンド役を引退。彼がボンドを演じるようになってからシリーズの雰囲気も大きく変わりました。本作で、その有終の美を見届けましょう!

サフィン役/ラミ・マレック

007 ノー・タイムトゥ・ダイ ラミ・マレック

シリーズを通してボンド役と同じぐらい注目を浴びるのが、悪役。本作の悪役サフィン役にはラミ・マレックが抜擢されました。 ボンドの前に立ちはだかる「007」史上最凶キャラクターとマレック自身に評されるサフィン。彼は最新テクノロジーを駆使した頭脳派の悪役であり、今までのステレオタイプな悪役のイメージには当てはまらないとも語りました。 「恐怖」を体現しているサフィンの目的はなんなのか。なぜ彼がそれほどまでに残虐になれるのか。ここが本作のポイントとなります。 サフィンを演じるラミ・マレックは、これまでテレビシリーズ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』などで活躍したほか、2018年に公開された『ボヘミアンラプソディ』では、フレディー・マーキュリー役を熱演しアカデミー主演男優賞を受賞しています。

マドレーヌ・スワン役/レア・セドゥ

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 』
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前作「スペクター」でヒロインのマドレーヌ・スワンを演じた、レア・セドゥも続投。「スペクター」のラストでは、引退したボンドと共に車に乗ってロンドンを去った彼女。本作では彼と一緒に隠居生活を送っています。 実は彼女にはボンドにも秘密にしている過去があり、それが今回の悪役サフィンとも関係しているようで……。演じるレア・セドゥによれば、マドレーヌは前作から本作までの間に、いろいろな感情を経験して複雑な人物になったとのこと。 レア・セドゥは「スペクター」のほかに、『アデル、ブルーは熱い色』(2013年)や『たかが世界の終わり』(2016年)などへの出演で知られています。

ノーミ役/ラシャーナ・リンチ

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 』
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本作で新キャラクターとして登場するノーミは、ジェームズ・ボンド引退後、新たに「007」となったMI-6のエージェントです。予告編で彼女はボンドに「私の邪魔をしたら膝を撃つ」と警告しており、野心的な人物のようです。 ノミを演じるラシャーナ・リンチは、ジャマイカ人の両親を持つロンドン出身の女優。2019年の『キャプテン・マーベル』で、主人公キャロル・ダンバースの親友マリア・ランボーを演じ、一気に注目を集めました。 本作では、引退していたボンドが滞在していたのがジャマイカということもあり、彼女のバックグラウンドもキャスティングのポイントになったようです。

パロマ役/アナ・デ・アルマス

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 』
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同じく新キャラクター、パロマはキューバでボンドとともに任務にあたるCIAエージェント。演じるのは、キューバ出身のアナ・デ・アルマスです。出演作には2019年に公開された『イエスタデイ』などがあります。 デ・アルマスは自身が演じるパロマについて「パロマは本当にいい加減なキャラクターです。任務の間もわくわくしていて、とても陽気。でも謎めいたところがあって、ボンドのパートナーとして準備ができているのかわからないんです。ボンドが1人ではできないようなことを、彼女が導くこともあります」とHollywoodReporterのインタビューで語りました。 また、彼女は本作の女性キャラクターが「ステレオタイプな女性ではない」とも語っています。

フランツ・オーベルハウザー役/クリストフ・ヴァルツ

クリストフ・ヴァルツ
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前作「スペクター」の悪役フランツ・オーベルハウザー役を務めたクリストフ・ヴァルツも本作に登場します。 前作の終盤で、MI-6の管理下に置かれることになったオーベルハウザー。首領だった彼が捕まり、スペクターはどうなったのでしょうか? オーストリア出身のクリストフ・ヴァルツは、2009年のクエンティン・タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』でハリウッドデビュー。同作でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、またたく間にスターの仲間入りを果たしました。

M役/レイフ・ファインズ

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過去シリーズからは、「スペクター」からジュディ・デンチに代わってMを演じるレイフ・ファインズが続投。彼はイギリス情報局秘密情報部(MI-6)の局長であるMこと、ギャレス・マロリー。元陸軍中佐という経歴を持っています。

イヴ・マニーペニー役/ナオミ・ハリス

ナオミ・ハリス
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レイフ・ファインズ同様、ナオミ・ハリスもイヴ・マニーペニー役で続投。「スカイフォール」で初登場した彼女は、ボンドと共にミッションに挑む、MI-6のフィールドエージェントでしたが、同作終盤で人事異動により、MI6の本部勤務に。前作「スペクター」では、ボンドのサポートとして活躍しました。

ビル・ターナー役/ロリー・キニア

ロリー・キニア
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Mの補佐を務めるMI6の幕僚主任であるビル・タナーも、「慰めの報酬」から本作まで続投する人物です。 「スペクター」では、ボンドの行動の意図を理解し、物語中盤からMやQ、イヴとともに彼をサポートしました。

Q役/ベン・ウィショー

ベン・ウィショー
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ベン・ウィショー演じる、MI-6でボンドのサポートをしていたQも「スカイフォール」「スペクター」に続き、出演します。 QはMI6のメカニックで、ボンドにさまざまなスパイガジェットを提供している人物。彼の技術の結晶であるガジェットを、ボンドがたびたび失くしたり壊したりするので、呆れてしまうことも少なくありません。

フェリックス・ライター役/ジェフリー・ライト

ジェフリー・ライト
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ボンドの旧友でCIAエージェントのフェリックス・ライターを演じるのは、ジェフリー・ライト。「慰めの報酬」以来、シリーズに再登場します。 実は「スペクター」で、ボンドが命を助けた女性の保護を要請した際に「アメリカの友人」と、名前だけ登場していました。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」3つの見どころ

ダニエル・クレイグが本作でボンド引退!

007 カジノロワイヤル ダニエル・クレイグ
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本作でボンド役からの引退を表明しているダニエル・クレイグ。その勇姿をスクリーンで観られるのはこれが最後。 これまでの「007」シリーズから大きく方向転換し、渋い魅力を放ったボンドを演じるクレイグ。その身体を張った迫力のアクションなど、その活躍を見とどけましょう! ちなみに画像はダニエル・クレイグがボンドを演じた記念すべき1作目「カジノ・ロワイヤル」(2006年)のもの。もう15年前……早いものですね……。

アカデミー俳優ラミ・マレックの悪役ぶりにも期待

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本作のプロデューサー、バーバラ・ブロッコリがEmpireに語ったところによると、ラミ・マレック演じるサフィンは、“スーパーヴィラン”でシリーズ史上最も危険な敵だとか。彼は危険な最新技術を操る正体不明の人物。また、ブロッコリは「彼(サフィン)はボンドを本当に怒らせる、とんだクセ者です」とも語っています。 これまでシリーズで悪役を演じてきた俳優もマッツ・ミケルセンやハビエル・バルデム、クリストフ・ヴァルツなど豪華な面々だっただけに、マレックへの期待も高まります。

シリーズ原点回帰のジャマイカロケ!スタイリッシュなアクションも見逃せない

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
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ボンドが隠遁生活を送るジャマイカをはじめ、本作では世界各国で大規模なロケ撮影を敢行しました。 ジャマイカといえば映画「007」1作目『007は殺しの番号 ドクター・ノオ』のロケ地でもあり、原作者であるイアン・フレミングがシリーズを書き上げた007ゆかりの地。シリーズ25作目のスタートを飾るのが原点でもあるジャマイカであることはファンにとってアツい展開なのではないでしょうか。 さらに本作では太陽が照りつけるキューバから、凍った地面の雪国まで、さまざまな土地を舞台に迫力のアクションがくり広げられることが予想されます。 また、予告編から見て取れるとおり、シリーズの見どころでもあるスタイリッシュなアクションも健在。カーアクションや橋から飛び降りるシーンなど、大きなスクリーンで鑑賞するのが待ち遠しいですね!

主題歌はZ世代の歌姫ビリー・アイリッシュ

007シリーズで毎作、大きな話題を呼ぶ主題歌。注目の最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の主題歌を担当するのはZ世代のスーパースターであるビリー・アイリッシュです。「007」シリーズ史上最年少で提供しています。 彼女は「007」の主題歌を担当することについて「過去の作品、例えば『007/ゴールドフィンガー』や『007/死ぬのは奴らだ』ほどの音楽と映画の象徴的な組み合わせはありません。 このような伝説的なシリーズ映画に関わらせていただき、とってもとっても幸運だと感じています。」と語っています。 「スカイフォール」でアデル、「スペクター」でサム・スミスが手掛けてきた「007」主題歌。ダニエル・クレイグ版007の有終の美を飾るのは実力と才能を兼ね備えたビリー・アイリッシュで誰も異論はないのではないでしょうか。 「No Time To Die」は第63回グラミー賞にて最優秀映像作品楽曲賞を受賞しています。

シリーズ初のアメリカ人監督キャリー・フクナガ

キャリー・ジョージ・フクナガ
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本作は、これまで監督候補としてさまざまなビッグネームの名前があがっていましたが、最終的に日系アメリカ人のキャリー・フクナガが起用されました。 彼はアメリカ・日本・欧州にルーツを持つ監督で、「ボンド」シリーズでは初のアメリカ出身監督となります。移民たちの過酷な生活を描いた『闇の列車、光の旅』で長編映画デビューを果たした彼は、ドラマ『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』でエミー賞監督賞を受賞。 また、少年が少年兵へと育ってゆく姿を描いたNetflixオリジナル作品『ビースト・オブ・ノー・ネイション』はそのキャストがゴールデングローブ賞にノミネート、ベネチア国際映画祭で新人賞受賞と話題になりました。 様々なジャンルの作品を手がけてる彼の作り上げたボンド映画に注目です。

新作映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』あらすじを読んで映画館へ

度重なる延期に翻弄された本作でしたが、ついに2021年10月1日に公開。 ダニエル・クレイグにとっても、ジェームズ・ボンドを演じる最後の作品として、満足のいくものになったのではないでしょうか。 映画のエンドクレジット後には「JAMES BOND WILL RETURN」の文字が。新たなボンド探しは2023年から開始するようです。