2021年9月22日更新

映画「007」シリーズ歴代M役まとめ!気になる役名の意味や由来についても考察

『007 スカイフォール』ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ
© MGM/Columbia Pictures/Photofest/Zeta Image

映画「007」シリーズに登場するジェームズ・ボンドの上司である「M」は、映画シリーズに最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を含めて20回以上登場しているキャラクターです。これまで4人の俳優が代々演じてきました。この記事ではMの歴代俳優や、役名の由来などについて紹介します!

「007」シリーズの歴代Mは誰?気になる名前の由来とは【ネタバレ注意】

大人気スパイ映画「007」シリーズに登場する「M」はイギリス情報局秘密情報部、通称「MI6」の部長で主人公ジェームズ・ボンドの上司です。原作小説では、生みの親イアン・フレミングが執筆したシリーズ作品に毎回登場し、後継した作者たちの小説にもよく登場しています。 映画「007」シリーズでは、最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』までに4人の俳優がMを演じてきました。この記事では最新作までの歴代M俳優と、Mの由来について紹介していきます! ※この記事には映画「007」シリーズのネタバレを含みますので、未鑑賞の方は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

「007」シリーズ第1作はこちら

「007」Mの意味とは?モデルが存在していた

007 スペクター,ダニエル・クレイグ
©MGM/Columbia Pictures/zetaimage

Mはイギリスの諜報機関で指揮をとっていた実在の人物数名をモデルにして作ったキャラクターだと言われています。 モデルとして最も有名なのは、作者のイアン・フレミングが所属していた英海軍情報部、通称「NID」の部長で彼の上司だったジョン・ヘンリー・ゴドフリー提督。他に、「MI5」の諜報員で実際に「M」というコードネームで呼ばれていたウィリアム・メルヴィルであるという説もあります。 Mの意味は、小説で本名が「マイルズ・メッサヴィー」だとほのめかされていることから、名前のイニシャルであるという説が濃厚です。しかし、ミッションの責任者であることから、「Missions」の頭文字であると言われることもあります。 ちなみに、Mが部長を務める「MI6(秘密情報部)」は、実在するイギリスの情報機関のひとつで、国外の秘密情報の収集などを任務としています。

MI6の部長を務めた歴代Mのキャストを紹介!

Mは仕事に真面目な堅物。ボンドの味方ではあるものの次々と任務を命じるため「ジェームズ・ボンドの敵の1人だ」と言われることもあります。 また、上記でモデルとして挙げたジョン・ヘンリー・ゴドフリー提督は、「彼(イアン)は私を不快なキャラクター、Mにした」と不満を口にしました。 そんなMを演じた歴代の俳優4人を紹介していきます。出演作品も紹介するので、ぜひチェックしてください。

初代M役/バーナード・リー

映画「007」シリーズ第1作『007 ドクター・ノオ』(1963年)から、第11作『007 ムーンレイカー』(1979年)までのMを演じたのは、バーナード・リー。 第10作目『007 私を愛したスパイ』(1977年)の劇中では「マイルズ」との名で呼ばれるシーンがありました。初代Mのキャラクターは非常に原作に近く、無愛想で堅物でジェームズ・ボンドに対して小言ばかり言うボスです。 演じたバーナード・リーはロンドン生まれの俳優で、1949年英公開の映画『第三の男』などへの出演でも知られています。実は、映画『トレインスポッティング』(1996年)でシック・ボーイ役を演じたジョニー・リー・ミラーの祖父でもあるんですよ。 バーナード・リーは、第12作『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981年)にも続投予定でしたが、撮影前の1981年にガンで亡くなりました。彼を尊重して代役を雇わず、Mは休暇中であるとして製作されています。

出演作品

■『007 ドクター・ノオ』(1962年) ■『007 ロシアより愛をこめて』(1963年) ■『007 ゴールドフィンガー』(1964年) ■『007 サンダーボール作戦』(1965年) ■『007は二度死ぬ』(1967年) ■『女王陛下の007』(1969年) ■『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年) ■『007 死ぬのは奴らだ』(1973年) ■『007 黄金銃を持つ男』(1974年) ■『007 私を愛したスパイ』(1977年) ■『007 ムーンレイカー』(1979年)

2代目M役/ロバート・ブラウン

バーナード・リーに代わって、シリーズ第13作『007 オクトパシー』(1983年)から第16作映画『007 消されたライセンス』(1989年)までのMを演じたのは、ロバート・ブラウン。 「消されたライセンス」では、復讐に走ったボンドの「殺人許可証」を剥奪するなどして活躍しました。実はロバート・ブラウンは、第10作目『007 私を愛したスパイ』(1977年)にハーグリーブズ提督役で出演していますが、Mとしての本名は結局明かされなかったので、同一人物であるかは不明です。 ロバート・ブラウンは、1921年生まれのイギリス人俳優。1950年代に放送されたテレビドラマ『アイヴァンホー (原題)』や映画『ベン・ハー』(1960年)など、様々な作品に出演しました。2003年に82歳で亡くなっています。

出演作品

■『007 オクトパシー』(1983年) ■『007 美しき獲物たち』(1985年) ■『007 リビング・デイライツ』(1987年) ■『007 消されたライセンス』(1989年)

3代目M役/ジュディ・デンチ

ジュディ・デンチ
JRP/WENN

「007」シリーズ第17作『007 ゴールデンアイ』(1995年)から『007 スカイフォール』(2012年)まで、17年に渡って登場したMを演じたのは、ジュディ・デンチ。唯一の女性のMであり、非常に冷徹でテロリストとの交渉には応じないという姿勢を貫きます。本名はオリヴィア・メイスフィールドです。 「スカイフォール」では物語の重要人物となり、実質のボンドガールとして登場しましたが、最後に殉職しました。次作『007 スペクター』(2015年)には生前のビデオレターとしてカメオ出演しています。 ジュディ・デンチのMは、実際にMI5の長官を務めたステラ・リミントンという人物をモデルに描かれました。 ジュディ・デンチは、1934年生まれのイギリス人女優。1985年英公開の映画『ウェザビー』で英国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされて以降、多くの作品に出演しました。映画『恋におちたシェイクスピア』(1999年)でアカデミー助演女優賞を受賞したことでも知られています。

出演作品

■『007 ゴールデンアイ』(1995年) ■『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年) ■『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年) ■『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年) ■『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年) ■『007 慰めの報酬』(2008年) ■『007 スカイフォール』(2012年) ■『007 スペクター 』(2015年)※ビデオレター内で登場

4代目M役/レイフ・ファインズ

レイフ・ファインズ
©PHOTOPQR/LE PARISIEN

4代目Mを演じるのは、レイフ・ファインズ。ジュディ・デンチ演じるMが殉職した『007 スカイフォール』(2012年)のラストで、レイフ・ファインズ演じるギャレス・マロリーがMを引き継いだのです。 次作『007 スペクター』(2015年)では、MI5の責任者である「C」に翻弄されつつも、MI6の責任者として大活躍を見せてくれました。2021年10月1日に日本公開を迎える『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも引き続き登場します! 演じるレイフ・ファインズは、1962年生まれのイギリス人俳優。映画「ハリー・ポッター」シリーズでのヴォルデモート役で知られている俳優です。また、2021年12月公開予定の映画『キングスマン: ファースト・エージェント』にも主要キャストとして出演します。

出演作品

■『007 スカイフォール』(2012年) ■『007 スペクター』(2015年) ■『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020年)

新作映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのMの活躍にも期待!

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ダニエル・クレイグ

代々キャストが変わりながら描かれてきたMは、プレイボーイなジェームズ・ボンドを厳しく律して任務の指示を出す人物で「007」シリーズになくてはならない存在です。 10月1日に日本で公開される新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレイフ・ファインズ演じるMはどんな活躍をするのでしょうか?期待を膨らませつつ、公開を楽しみに待ちましょう!

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