2021年8月27日更新

「007」シリーズ歴代ボンドカー!新作『007 /ノー・タイム・トゥ・ダイ』登場車も紹介

007 ゴールデンアイ ジェームズ・ボンド ピアース・ブロスナン
©Rue des Archives/zetaimage

2021年10月8日に日本で公開予定の『007 /ノー・タイム・トゥ・ダイ』はシリーズ25作目となります。今回は絶大な人気を誇る「007」シリーズで登場し、ファンの楽しみでもある歴代ボンドカーをご紹介します。

大ヒットシリーズ「007」のボンドカーを徹底解説!

007 ドクター・ノオ ジェームズ・ボンド 007は殺しの番号
©MGM/UA/Photofest/zetaimage

1962年に映画公開された『007』シリーズは、公開以来世界中にファンを持つスパイ映画の金字塔となりました。中でも、ボンドガールとともに毎作期待されるのはボンドカーです。 車好きならなおさらですが、コアなファンの間ではこれをコレクションするという人も珍しくありません。 歴代ボンドカーを振り返ってみましょう!

第1作『007 ドクター・ノオ』

サンビームアルパイン

サンビームアルパインは記念すべき、第1作目に登場したボンドカーです。激しいカーチェイスが見所のひとつにもなり、スパイアクションの基盤を作ることになりました。 サンビームアルパインはボンドがジャマイカでレンタルする車で、ブルー・マウンテンズにあるミス・タロの邸宅に向かうときに使っています。1961年式のコンバーチブルでボディカラーは青です。レンタカーなので当然ですが、MI6による改造は施されていません。

登場作品

『007 ドクター・ノオ』(1962年)

アストンマーチン・DB5(DP216-1プロトタイプ)

アストンマーチン・DB5(DP216-1プロトタイプ)は今でもヴィンテージカーとしてまだプレミアが付くほどの人気車種です。『007 ゴールドフィンガー』はシリーズ第3作目となり、シリーズ化を決定づけたと言われている傑作です。 DP216-1はもともとDB5のプロトタイプで映画の中では機関銃、可変ナンバープレート、防弾、電子機器などさまざまなガジェットを装備。スイス・オーリック社でのアクションシーンの撮影に用いられ、「ゴールドフィンガー」のなかで最も活躍した車です。

登場作品

『007 ゴールドフィンガー』(1964年)

アストンマーチン・DB5

ジェームズ・ボンドの愛車といえば、真っ先にアストンマーチン・DB5が思い浮かぶと言われているほど登場回数の多い車です。007の歴史の中でも重要な役割を担っています。 DB5は2021年10月公開の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも登場することが予告編から判明しています。予告編では猛烈なカーチェイスで損傷していますが、ヘッドライトの後ろにミニガンを搭載している特別モデルです。

登場作品

『007 サンダーボール作戦』(1965年) 『007 ゴールデンアイ』(1995年) 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年) 『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年) 『007 スカイフォール』(2012年) 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)

トヨタ・2000GT

トヨタ・2000GTは日本を舞台に繰り広げられた、シリーズ第5作目『007は二度死ぬ』に登場しましたね。品川ナンバーのボンドカーというところが新鮮です。 ボンドに協力する日本のスパイ・アキ(若林映子)が運転する車でソニー製テレビ電話などの装備を搭載しています。トヨタ・2000GTはもともとハードトップのみでしたが、ボンド役のショーン・コネリーには車内が狭すぎたため、急遽オープンボディに改造されました。

登場作品

『007は二度死ぬ』(1967年)

アストンマーチン・DBS

アストンマーチンは映画の歴史とともにその姿を変えて登場した人気のボンドカー。特に、アストンマーチン・DBSについては熱心なファンにとても人気があるのだそうです。 DBSは「女王陛下の007」の冒頭の海岸シーンに登場し、その後ジェームズ・ボンドとトレーシーの結婚式で使われる車です。グローブボックスに分解した狙撃ライフルが隠されていますが、それ以外の装備に関しては不明。映画の悲しい結末から防弾装備はないことがわかります。

登場作品

『女王陛下の007』(1969年) 『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年) 『007 慰めの報酬』(2008年)

フォード・マスタング・マック1

フォード・マスタング・マック1はボンドガールのティファニー・ケースの車ということで派手なカラーリング。ボンドがハンドルを握ってラスベガス市内を見事なカーアクションで乗り回した車です。アストンマーチンに似ているデザインでも話題に。 ラスベガスのカーチェイスのクライマックスでは狭い路地を右側2輪だけで走行。路地から出るときには左側2輪走行に変わるという離れ業を演じています。

登場作品

『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年)

アメリカン・モーターズ マタドール

同作では、敵となるスカラマンガも同じAMC車に乗っているということでも話題になりました。スカラマンガに扮したのは、名優クリストファー・リーです。 スカラマンガの運転する1974年式マタドール・クーペは主翼や尾翼を車体に装着して軽飛行機に変身します。スカラマンガたちはこの車でボンドの助手・メアリー・グッドナイトを誘拐。その後、軽飛行機に変身してバンコクからシナ海にある島まで飛びました。

登場作品

『007 黄金銃を持つ男』(1974年)

ロータス・エスプリ

ロータス・エスプリは前代未聞の潜水艇となったことで、大きな話題をさらったボンドカーです。シーン毎に作り分けられた同車は、潜水型に変形済みでスクリューでの水中潜行のみ可能なタイプがオークションに出品されたほどの人気を誇っています。

登場作品

『007 私を愛したスパイ』(1977年)

ロータス・エスプリターボ

第12作目に登場するロータス・エスプリターボはスキーエリアを設置している珍しいタイプ。ボンドカーの中でも異色のものとされてつつも、優雅さもありスパイクタイヤで雪道を走る姿に魅了されたファンも多かったようです。

登場作品

『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981年)

メルセデス・ベンツ250SE

「オクトパシー」は冷戦末期のドイツが舞台ということで、メルセデスやBMWといったドイツ車も活躍しました。メルセデス・ベンツ 250SEはもともとオルロフ将軍の車でした。しかし、その車をボンドが奪ってオクトパシーのサーカス列車を追跡します。 タイヤがパンクして4本ともホイールから外れますが、そのまま鉄道の線路にのって追跡を続行。最後は別の列車と正面衝突して河に転落します。その後、クレーンによって河から引き上げられる無残な姿が映されました。

登場作品

『007 オクトパシー』(1983年)

アルファロメオ・GTV

2台のボンドカーが登場し、それぞれ見せ場がありファンならずとも釘付けになった名作ではないでしょうか。アルファロメオ・GTVに関しては、街で女性から奪ったもので純粋なボンドカーとは言えません。 ボンドは持ち主が公衆電話を使っている間にこのアルファロメオを奪ってオクトパシーのサーカスへと急ぎます。ちなみに、逃げるボンドを追跡する西ドイツ警察のパトカーは、地元バイエルン州が世界に誇るBMW 518iです。

登場作品

『007 オクトパシー』(1983年)

ルノー・11

ルノー・11はシリーズの中でもトップクラスに派手に大破したボンドカーといっても過言ではないほど、激しいカーアクションで活躍した車です。パリのカーチェイスシーンでは階段を走り、障害を突破、バスの天井に着地までやってのけました。 屋根や後ろ半分が切り取られても走行し続けるタフぶり。フランスを代表する自動車メーカー・ルノーの車の堅実さを見せつけています。

登場作品

『007 美しき獲物たち』(1985年)

アストンマーチン V8

アストンマーチンV8の車体から出ている左右の板は、雪道で活躍する優れものです。フォグランプからはミサイルを発射、後部からブースターを噴射してジャンプが可能になっており、さまざまな仕掛けが見所になっています。 V8は新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の予告編にもちらりと登場。「リビング・デイライツ」のV8バンテージと同じナンバープレートです。

登場作品

『007 リビング・デイライツ』(1987年)

BMW・Z3

全方向レーダーへのレーダーをはじめとして、自爆装置も完備したBMW・Z3。攻撃用には、十分な威力を持つヘッドライトの裏側のスティンガーミサイルや、万が一に備えて制動用パラシュートも装備してあります。

登場作品

『007 ゴールデンアイ』(1995年)

BMW・Z8

ヘリコプターカッターにより真っ二つに切断されるという無残な姿をさらすことになったボンドカーとして有名なBMW・Z8です。ミサイル発射や、遠隔操作機能の搭載はもちろん、なぜか2人乗りなのにカップホルダーが6つ取り付けてあるという不思議さも兼ね備えています。

登場作品

『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)

アストンマーチン・V12ヴァンキッシュ

アストンマーチン・V12ヴァンキッシュはカムフラージュ用光学迷彩装置を搭載していて敵からの目を逃れることも可能となったほか、自動追尾散弾砲や熱センサー、出し入れ式スパイクタイヤを搭載していて、氷上でのカーチェイスにはもってこいの完全装備となっています。

登場作品

『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年)

フォード・モンデオ

正式なボンドカーというより、途中少し登場するという感じの車ではあります。イアン・フレミングによる原作小説では1作目にあたる『007 カジノ・ロワイヤル』は、ボンドの若かりし頃というストーリーなので時間軸に不自然さを感じるも作品としては好評価を得ています。

登場作品

『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)

アストンマーティン・DB10

3.2秒ですぐに時速110kmを出すことができるという脅威の加速力を持っています。 ボンドカーは彼の良き相棒でもあります。作品とともにボンドカーも進化しデザインも機能の優れたものになっていきました。『007スペクター』でも活躍しましたね。

登場作品

『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)

DBSスーパーレッジェーラ

DBSスーパーレッジェーラはアストンマーチンの現行車種のトップモデル。「ノー・タイム・トゥ・ダイ」ではイギリスのシークレット・サービスの未来を担う女性エージェント・ノミが乗っている車です。 モダンに洗練されたデザインで映画での活躍も大いに期待されます。予告編ではノミが運転して颯爽とボンドの横に乗り付けるシーンが見られました。はたしてジェームズ・ボンドはこの車のハンドルを握らせてもらえるのでしょうか?

登場作品

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)

アストンマーティン ヴァルハラ

アストンマーティン ヴァルハラはスーパーレッジェーラと並んで「ノー・タイム・トゥ・ダイ」に登場するアストンマーチンの最新モデル。レッド・ブル・レーシングと提携して開発されたこのスポーツカーは、2023年に999台限定で生産開始の予定です。 V6ツイン・ターボ・エンジンをミッドシップに搭載した未来的なデザインのヴァルハラは「ノー・タイム・トゥ・ダイ」にはカメオ出演の予定だとか。未来のボンドの愛車になっても不思議ではないヴァルハラがどんな活躍を見せるか楽しみです。

登場作品

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)

新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のボンドカーにも期待が高まる!

この記事では60年近くにわたって歴代のボンド映画に彩りを添えてきた様々なボンドカーを紹介しました。 2021年10月にはダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を演じる最後の作品となる新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開される予定。すでに予告編ではアストンマーチンの新旧の名車が垣間見られ、ボンドカーへのファンの期待も高まっています。

第1作『007 ドクター・ノオ』