2018年7月24日更新

ラプトルを相棒に選んだのは何故?単独インタビューで脚本家コリン・トレボロウが語る、結末の意味『ジュラシック・ワールド/炎の王国』

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ジュラシックワールド ブルー ラプトル
© Universal Pictures

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『ジュラシック・ワールド/炎の王国』ブルーがヒロインになった背景とは?【単独インタビュー】

コリン・トレボロウ(独占)
Photo:Kazuhiko Okuno

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』では、前作でインドミナスレックスからオーウェンらを守るために戦ったヴェロキラプトルのブルーとの再会、そして新たな冒険が描かれている。もう彼女が、可愛すぎて仕方がない。私もあんな相棒が欲しい。もともとヴェロキラプトルが大好きだった筆者が、何故他の恐竜ではなく、ヴェロキラプトルをオーウェンの相棒にしたのか、脚本家のコリン・トレボロウに直接伺った。

※記事内には『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の結末ネタバレが含まれています。

何故、ヴェロキラプトルを相棒にしたのですか?

ジュラシックワールド
©UNIVERSAL PICTURES

「クールだと思ったから!(笑) 真面目に答えると、もともと我々はヴェロキラプトルが非常に恐ろしいシリーズにおける悪役であるとわかっていながらも、大好きでしたよね。T-レックスというアイコニックな恐竜を含め、他の恐竜もいましたが、敵だったヴェロキラプトルに、より明確な愛着をもてるようにしたら面白いんじゃないかと思ったんです。 しかし、ヴェロキラプトルは完全に我々の味方になったわけではありません。間違った扱いをすれば、ブルーは手を喰いちぎって噛み殺すだろうね(笑)」

ジュラシックワールド2
© Universal Pictures

「映画の最後に恐竜が解き放たれるのですが、それは決して恐竜と人間の戦いが始まるという事ではなく、世の中の均等が崩れた事を意味しています。 実際の我々の世界の中にも、ライオンやトラといった猛禽な肉食動物という存在はいますよね。さらに言えば、彼らの口に頭を突っ込むような行動は、しませんよね(笑)そのような、我々の世界で実際に起きている事を描きたかったのです。これを子供達がみたときに、我々人間が動物たちにしていることを考えるきっかけになれば良いと思うし、やっぱり絶滅危機にある動物たちをどう扱うべきなのか考えてほしいです。 肉食動物だとしても彼らの領域を犯さなければ我々も危険に陥ることはない、接し方を大事にしていかなければいけないのです。人間と動物の関係のバランスを均等にさせる、境界線があることを考えなければいけないと思っています。」

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ちなみに、ご自身がシリーズの中で好きな恐竜は?

コリン・トレボロウ
Photo:Kazuhiko Okuno

「アンキロサウルスが好きです。あの尻尾といい、全体のフォルムがたまらないですね。あと本作で大活躍してくれる、スティギモロクも好きです。」

なんとなく、彼のフェティシズムが垣間見える回答である。コリン・トレボロウも推しの“スティギー”ことスティギモロクの愛くるしい奮闘を見逃すな!『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は大ヒット公開中。