2022年8月8日更新

「ジュラシック・ワールド」メイジーの母親・正体って?謎を秘める少女はシリーズのカギ!

メイジー ジュラシック・ワールド
©️Universal Pictures

2018年に公開された『ジュラシック・ワールド/炎の王国』。新キャラクター・メイジーが登場し、その正体はファンを驚かせました。 この記事では興味深い秘密を持つ彼女の正体を解説し、最新作での活躍も予想していきます。 ※この記事は「ジュラシック・ワールド」シリーズのネタバレを一部含みます。読み進める際は注意してください。

「ジュラシック・ワールド」メイジーとは

年齢 「炎の王国」時:9歳 「新たなる支配者」時:14歳
家族 ベンジャミン・ロックウッド(祖父)
キャスト イザベラ・サーモン
吹き替え日本版声優 住田萌乃

メイジーは、祖父ベンジャミン・ロックウッドと共に彼の邸宅「ロックウッド・エステート」で暮らしていた少女。恐竜に関心があるようで、邸宅内の展示を見て回るのが趣味です。 イタズラ好きなおてんば娘で、お金持ちのお嬢様とはかけ離れた性格をしています。また行動力もあり、「炎の王国」で軟禁された時には自ら脱出してオーウェンたちと合流しました。

メイジーの母親は誰?

ジュラシックワールド2
© Universal Pictures

祖父であるベンジャミンから母親は他界したと聞かされていたメイジーでしたが、彼女は実はベンジャミンの孫ではなく、彼の娘のクローンでした。つまりメイジーには直接的な「母親」という存在はいないのです。 この事実はベンジャミンが大切に持っていた娘の写真がメイジーと瓜二つだったことと、悪役ミルズの暴露で明らかになりました。彼女の秘密を知るのはロックウッドやミルズといった極わずかな人間のみ。当たり前ではあるが自分のルーツを知り、メイジーはかなり困惑していたよう。 ただしメイジーはベンジャミンの娘のクローンなので、遺伝子的にはベンジャミンと彼の妻が両親にあたるでしょう。彼の妻については今のところ容姿以外は一切明かされておらず、謎のままです。 しかし最新作「新たなる支配者」で彼女の正体に関する衝撃の事実が明らかになりました。その事実は、下の見出しで詳しく説明しています。

ロックウッドの娘とは

メイジーのオリジナルである、ベンジャミン・ロックウッドの娘についても、わかっていることはあまりありません。彼女は交通事故で命を落としていて、死亡当時の年齢や名前すらも劇中では登場しません。 ただしベンジャミンが持っていた写真から、「炎の王国」時のメイジーと同年代で亡くなったと予想できます。また娘を亡くしたショックに耐えられなかったベンジャミンは、当時ハモンドとともに進めていた研究を使ってメイジーを生み出したようです。 そして人間のクローンに対する考え方の違いでハモンドとベンジャミンは衝突。ハモンドは人間を作り出す行為は倫理的に問題があると考えていたのでしょう。結果的に2人は決別し、ベンジャミンはプロジェクトから追放されてしまいました。

最新作「新たなる支配者」で明かされた衝撃の事実

最新作となる「新たなる支配者」では14歳のティーンエイジャーへと成長し、前作以上の活躍が見込まれるメイジー。前作での騒動後、メイジーはオーウェンとクレアに引き取られ疑似家族として平和に暮らしていました。 しかしクローンであることがバレると科学実験目的で狙われる可能性があるため、オーウェンたちはメイジーの行動を制限し守っています。そんな中メイジーは、ブルーの子どもと思われるラプトルに出会います。そしてオーウェンたちは再び恐竜たちの世界に関わっていくことに……。

メイジーの真の正体

前作「炎の王国」で、メイジーはジョン・ハモンドの元ビジネスパートナー、ベンジャミン・ロックウッドの娘であるシャーロットのクローンだと言われていました。娘を亡くした傷心からロックウッドが作り出したという彼女は、化石からDNAを抽出され、現代に蘇った恐竜たちと同じ存在かと思われました。 しかし本作で明かされたのは、メイジーは無性生殖によってシャーロットから生まれた彼女の娘であるということでした。これは、本作で登場したブルーの子どもと同じ。優秀な科学者だったシャーロットは子どもが欲しかったため、自分のDNAを使って技術を確立し、メイジ―を身ごもったのです。 しかしシャーロットは遺伝性の病を抱えていました。彼女はメイジーのDNAを改変し、病気への免疫をつけることにも成功。メイジ―を産んでまもなく、シャーロットは病気で命を落としてしまい、真実を知るのは当時の同僚だったウー博士のみでした。

2作目「炎の王国」では恐竜を解放

2作目「炎の王国」におけるメイジーの活躍として最も印象的だったのは、物語終盤での恐竜たちの解放でしょう。 インドラプトルに命を狙われていたものの、オーウェンとクレアによって救われたメイジー。そのままメイジーたちは邸宅から脱出しようとしますが、恐竜たちが捕らえられている地下施設に毒ガスが散布されていることを知ります。恐竜を救う方法は地下のゲートを開け彼らを外の世界に出すことだけ。 人間界への影響を考えたオーウェンたちは恐竜たちを見殺しにしようとしますが、メイジーは自分と同じクローンである恐竜たちにも生きる権利があると考え、全ての恐竜を解き放ったのです。 このメイジーの行動により、人々は恐竜に捕食される恐怖に怯えながら生きなければならなくなりました。恐竜好きとしてはありがたい展開ですが、今後世界が混乱に飲まれていくのは間違いありません。ファンの間でも賛否を呼ぶシーンだったと言えます。

メイジー役・日本語吹き替え声優は誰?

メイジー役/イザベラ・サーモン

メイジーを演じたのは、イギリス出身の女優イザベラ・サーモンです。なんと彼女は「炎の王国」がデビュー作。演技初挑戦にも関わらず、クローンとして生まれた少女という難しい役を見事に演じ切っています。 また最新作「新たなる支配者」では少し大人になり、さらに成熟した演技を披露してくれているよう。彼女の成長ぶりにも注目です。

吹き替え声優:住田萌乃

(画像右から2番目) メイジーの日本語版吹き替えを担当したのは、元子役としても活躍していた女優の住田萌乃。住田は一世を風靡した「パプリカ」で知られる音楽グループ「Foorin(フーリン)」の元メンバーとしても知られています。 女優としての代表作は『二月の勝者-絶対合格の教室』(2021年)や『恋はつづくよどこまでも』(2020年)などがあります。

脚本家が語るメイジーの意義

ここからは、『ジュラシック・パーク/炎の王国』の脚本家である、コリン・トレボロウの語るメイジーを紹介していきます。

「もっと人間らしい理由でクローンを作りたいと思ったんだ」

コリン・トレボロウ(独占)
Photo:Kazuhiko Okuno

コリン・トレボロウ「これまで手がけて来た全ての作品、そして自分の好きなSF作品の要素に、新たな人間の感情や情緒というものを組み合わせたかったんです。僕が最初に手がけた『彼女はパートタイムトラベラー』という作品も、時空を行き来する中でそれが間違いなのかわからないまま、自分の間違いを正したいと行動するも、それが新たに混乱を招く。 次回作となる『インテリジェント・ライフ(原題)』でも、やはり“孤独”をテーマにしていて、我々がそれにどう向き合うのかを描いています。

コリン・トレボロウ
Photo:Kazuhiko Okuno

そして今回のクローンに関しても、SF的な要素ではありますが、その裏にあるのはクローンを作ってまで、またその人に会いたい、一緒にいたいという愛情なのです。そういった愛が動機となって生み出されたクローンというアイデアが、面白いと思って今回メイジーを登場させました。これまでの『ジュラシック』シリーズでは、なかったことでしょう。そこには、動機の違いがあるのです。

ジュラシックワールド2
© Universal Pictures

恐竜たちのクローンを作ったのは、人間の娯楽のため、儲けや商売のためという、冷たい理由からでした。しかし、そういう冷たい理由でシリーズを続けていくにも、限界があると感じました。もっと人間らしい理由でクローン化をしたいという想いをこめて、今回人間のクローンを、人間らしい温かい気持ちが科学の発展を利用した存在を登場させたのです。 観客の皆さんが慣れるのには時間がかかるかもしれませんが、彼女の存在はとても良いところに落ち着くと思っています。

3作目「新たなる支配者」でも人間のクローン化にフォーカスする?

コリン・トレボロウ
Photo:Kazuhiko Okuno

コリン・トレボロウ「僕にとって、作品においてキャラクターがとても重要なのです。メイジーを親として引き取ったオーウェンとクレアも含め、彼らが次作でかなり重要となっくるけど……これ以上は話せませんね(笑)」 慣れるのには時間がかかるかも、と話すコリン・トレボロウ。恐らく、メイジーはこの新3部作の完結編となるであろう「新たなる支配者」でも大きな鍵を担うかもしれません。

「ジュラシック・ワールド」メイジーの正体・母親は謎に包まれたまま?

母親やオリジナルについてなど、未だ数多くの謎が残るメイジー。恐竜たちと同じルーツを持つ彼女は、シリーズにおいて極めて重要な鍵を握る存在であることは間違いないでしょう。 はたしてシリーズ最終作となる「新たなる支配者」で、彼女の謎は解き明かされるのでしょうか?ティーンエイジャーへと成長したメイジーの活躍に期待ですね。