2021年8月18日更新

映画「ジュラシック・パーク」シリーズの恐竜一覧!大活躍を見せた恐竜たちの生態とは?

ジュラシックワールド2 炎の王国
©︎Universal Pictures

映画「ジュラシック・パーク」シリーズの恐竜をまとめて紹介!

1993年に公開され、映画界に革命を起こした『ジュラシック・パーク』。その後1997年に『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、2001年には『ジュラシック・パーク3』が公開に。 シリーズはこの3作で完結したように思われましたが、そこから14年の時を経てファン待望の新作『ジュラシック・ワールド』が2015年に公開されました。 2018年にはその続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開され、さらに多くのファンを獲得。2022年夏には、シリーズ6作目となる『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』の公開が予定されています。 この記事では、そんな「ジュラシック・パーク」シリーズに登場する恐竜を、登場シーンや生態をふまえて一挙紹介していきましょう。まずは、作品で強い印象を残した恐竜たちから振り返ります。

ティラノサウルス

ジュラシックパーク
Film TM & ©︎1993 Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved

全シリーズに必ず登場する、ティラノサウルス(ティラノサウルス・レックス)。1作目ではいくつも名シーンを生み出し、特に最後ラプトルを打ち負かせて咆哮するシーンでは王者の風格を見せつけました。2作目では、なんとサンディエゴに上陸します。 シリーズ史上最恐の恐竜と謳われていましたが、3作目ではなんと冒頭シーンでスピノサウルスに負けてしまうという事態に。ティラノサウルスファンにとってはかなり衝撃的でしたが、4作目ではまた王者としてインドミナス・レックスと闘うことになります。

ヴェロキラプトル

『ジュラシック・パーク』(1993年)ヴェロキラプトル
© Universal/Photofest/Zeta Image

ヴェロキラプトルもティラノサウルス同様、シリーズ全作に登場する恐竜です。劇中では「ラプトル」と呼ばれています。1作目で監視員ロバートが放った「Clever girl……(賢い娘だ……)」という台詞から、ファンの間では「クレバーガール」という愛称でも親しまれていますね。 その愛称の通り、非常に知能が高くずる賢いラプトル。そんな彼らは、実はシリーズを通して1番変化のある恐竜なのです。 というのも、1作目で描かれたラプトルは賢い完全悪としての存在でした。しかし2作目では、人間に打ち負かされ、3作目でははじめて人間とコミュニケーションをとります。

『ジュラシック・ワールド』
© UNIVERSAL PICTURES/zetaimage

そして4作目では、なんと人間に飼育され言うことをきくようになっているのです!この4頭のラプトル(ブルー・データ・エコー・チャーリー)は遺伝子操作によって、より強靭で知能が高まっています。 孵化した時からオーウェンに育てられているため、人間を信頼するよう訓練されていました。その成果あって、人間を守るためにかつての敵ティラノサウルスとともに、インドミナス・レックスに立ち向かうというあの感動的なクライマックスシーンが誕生したのです!

ディロフォサウルス

ディロフォサウルスは1作目に登場しました。パークのエンジニアであり諸悪の根源であるデニス・ネドリーに毒を浴びせ、襲いかかります。 毒液を浴びせるアイコニックなエリマキですが、これはあくまでフィクションの姿。実際にディロフォサウルスに鶏冠があった事は確認されていますが、エリマキがあった事は確認されていないのです。 また映画では肉食恐竜として描かれていましたが、実際はバリオニクスやスピノサウルスと似た歯を持っていることから魚食恐竜なのではないかと言われています。

ちなみに、4作目ではセンターのホログラムとして再登場しています。

プテラノドン

3作目のパッケージにも印象的な影として描かれている、プテラノドン。巨大な翼竜、羽を開いた時の長さがスクールバスの長さとほぼ一緒で、歯が生えていないことも特徴のひとつです。飛び方については諸説あり、翼を使わず飛び立つことができたという説が有力です。 初登場はシリーズ2作目のラストシーンでしたが、3作目ではプテラノドンの飼育ケージが登場し、そこに誤って足を踏み入れてしまったグラント博士一行を襲いかかります。 実はもともと、2作目のラストの敵として登場する予定だったようです。

スピノサウルス

背びれが特徴的な大型肉食恐竜、スピノサウルス。バリオニクスのような歯をしているため、魚食だったのではないかと言われている恐竜です。水中での活動も活発だったことが判明しています。 映画では3作目に登場し、シリーズ最強と謳われていた王者・ティラノサウルスを早々に打ち負かします。劇中にも水中から襲いかかるシーンが描かれていて、まさに迫力満点!

インドミナス・レックス

『ジュラシック・ワールド』(2015年)インドミナス・レックス
© UNIVERSAL PICTURES/ All Star Picture Library / / Zeta Image

こちらは『ジュラシック・ワールド』にしか登場しない架空の大型肉食恐竜。 ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、カルノタウルス、ギガノトサウルス、マジュンガサウルス、ルゴプス、そしてコウイカやアマガエルなどのDNAを掛け合わせて誕生したハイブリッドの新種です。 最大時速約50キロで走行することができ、食べるためではなく楽しむために恐竜を殺すほど残忍な性格を持っています。 同じDNAが流れているラプトルたちを仲間にするなど、知能レベルが高い一面も見せました。クライマックスではティラノサウルスと接戦の末、モササウルスが水中に引きずり込んだことによって絶命します。

モササウルス

『ジュラシック・ワールド』(2015年)モササウルス
© UNIVERSAL PICTURES/ All Star Picture Library / / Zeta Image

4作目に初登場したモササウルス。シリーズ初の海生恐竜であり、海鳥、サメ、巨大魚、首長竜などを捕食します。また顎の力がティラノサウルスよりも強く、噛む力は最大で約6トンとも言われているようです。平均的な体長は、12〜18メートルにまで及びます。 『ジュラシック・ワールド』では、モササウルスがサメに噛みつくショーがパーク内の人気アトラクションになっていました。全長はインドミナス・レックスの倍程の大きさで描かれ、ラストシーンではインドミナス・レックスを水の中に引きずり込みます。 モササウルスは発見された化石に傷が多かったことから、闘争が絶える事なかった、まさに「喧嘩番長」な恐竜だったようです。

ディモルフォドン

『ジュラシック・ワールド』(2015年)インドミナス・レックス、ディモルフォドン
© Universal Pictures/Photofest/Zeta image

4作目にして初登場した翼竜、ディモルフォドン。一見プテラノドンのように見えますが、それに比べると体長は1メートルほどで、翼竜のなかでも特に翼が小さい種です。 劇中ではインドミナス・レックスによって破壊されたケージから大量に脱出し、プテラノドンとともに観光客に襲いかかります。実際は歯の形状から魚食であったと言われているので、人を襲う描写は映画オリジナルのものとなっています。

インドラプトル

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』インドラプトル
© UNIVERSAL PICTURES/zetaimage

インドラプトルは、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』から登場する架空の肉食恐竜です。ジュラシック・ワールドでの騒動から3年後、ロックウッド財団の助力を得て、逃亡していた遺伝子学者ヘンリー・ウーが生み出しました。 インドミナス・レックスの小型改良版で、小柄でスピード重視なのが特徴。インドミナスと同じく、ティラノサウルス、ギガノトサウルス、カルノタウルス、マジュンガサウルス、ルゴプス、テリジノサウルスの遺伝子を持っているようです。 オークションで恐竜を「生きた兵器」として売ろうとしたミルズによって、試作品としてお披露目されました。もともと競売対象ではありませんでしたが、あまりに高値がついたため、ミルズはウー博士の反対を押し切って売却しようとします。 寝たふりをしたり、爪で扉の鍵を開けたりと、かなり高度な知能を持ったインドラプトル。 はじめに目をつけたメイシーを執拗に追っていましたが、ヴェロキラプトルのブルーとオーウェンのコンビと死闘をくり広げることに。最後は展示室でブルーに飛びかかられて転落。下に展示されていたアグジャケラトプスの頭骨のモニュメントに刺さって絶命しました。

そのほか映画「ジュラシック・パーク」シリーズに登場した恐竜

「ジュラシック・パーク」シリーズには、主役級の活躍をするもの以外にも、多くの恐竜が登場します。まさに恐竜好きにはたまらないシリーズですね。 ここでは、劇中でほんの少し姿を見せるだけですが、印象的な恐竜を紹介していきましょう。

ブラキオサウルス

『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)ブラキオサウルス
© MCA/Universal Pictures/Photofest/Zeta image

草食の首長恐竜、ブラキオサウルス。1作目では、グラント博士一行がはじめに姿を見た恐竜として登場しました。その後、少女レックスにくしゃみをするなどして目立っていましたね。 3作目ではグラント博士一行が船に乗って海に向かう途中のシーンで再登場し、鑑賞者に束の間の癒しを提供します。ちなみに4作目の恐竜オタクなシステムエンジニア、ロウリーが1番好きな恐竜です。 全長は約25メートルほどで高さの平均は15メートルほどだと言われています。巨体ゆえに、小・中型肉食恐竜からは狙われにくかったようです。 1作目では前足を上げて後ろ足だけで立つシーンがありましたが、実際には前肢は後肢より長かったと言われているため、このポーズをとることが不可能でした。

トリケラトプス

『ジュラシック・パーク』(1993年)トリケラトプス
© Universal/Photofest/Zeta image

グラント博士の1番好きな恐竜でもあるトリケラトプス。草食恐竜であり、長い2本の角が特徴的です。1作目では病気のトリケラトプスが登場し、エリー・サトラーがその原因を探っていました。 2作目では、閉じ込められていた檻から脱走し、キャンプを破壊。3作目ではグラント博士の息子の玩具としてのみ登場し、4作目では幼体が子ども達と触れ合っていました。

アンキロサウルス

固く厚い鎧のような体を持つことからよく戦車に例えられ、守備型の恐竜として完璧なフォルムを持つと言われています。しかし尻尾の稼働域が狭いことが、ひとつの弱点です。 アンキロサウルスが登場したのは、3作目と4作目。3作目では船に乗っている際に近くで水飲みをしていました。4作目では、兄弟が乗るクリアボール型の乗り物をはじき、その後インドミナス・レックスの餌食となってしまうなど、前作よりも目立っています。

ステゴサウルス

背中が特徴的な剣竜類のステゴサウルス。体長が7メートルほどなのに対して脳みそがクルミサイズということでも知られています。草食恐竜なのでおっとりした性格かと思いきや、肉食恐竜などの敵から襲われた際は尾を振り回してトゲで威嚇・攻撃します。 初登場した2作目でも、マルコム博士の恋人である考古生物学者サラが子供のステゴサウルスを怖がらせた事で親のステゴサウルスが彼女に猛攻撃をしました。その後も3作目、4作目に続けて登場します。

パキケファロサウルス

「石頭」が特徴のパキケファロサウルスは、それを護身のための威嚇や攻撃に使うと言われています。しかしながらその頭突きに関しては諸説あるようで、すべて頭部の化石からの推測となっているようです。 映画では2作目にハンターに捕らえられる際に頭突きをするシーンがあり、4作目でも「パキケ・アリーナ」というセクションで飼育されていました。

パラサウロロフス

パラサウロロフスは独特な頭の形をした草食恐竜で、群れで行動します。頭の形がどんな役割をしていたのか科学的に明らかになっていませんが、遠くの仲間とコミュニケーションを取る受信器の役割を果たしていたという説が有力です。 パラサウロロフスは1作目でグラント博士達がパークで最初に目撃した草食恐竜の群れの中にいただけですが、2作目ではハンター達に捕獲されるシーンにてフォーカスされています。

ガリミムス

小さな頭を持ち、捕食恐竜としては珍しく歯が生えていないことが特徴。巨大な体のわりに機敏で、時速約100キロで走ることができたと言われています。 シリーズでは1・2・4作目に登場。1作目ではグラント博士とレックス、ティムがガリミムスの群れに紛れてティラノサウルスから逃げるシーンがあります。2作目ではハンターから逃げるシーン、4作目ではパーク内の走るガリミムスを見るアトラクションとして登場しました。

コンプソグナトゥス

ミクロラプトルという種が発見されるまで、世界最小だと謳われていた肉食恐竜コンプソグナトゥス。 2作目の冒頭で幼い少女のサンドイッチに群がるシーンが非常に印象的ですが、なんと映画に登場したのは現実に存在しないコンプソグナトゥス・トリアシクスという架空の種だったのです。マイケル・クライトンによる原作では、草食恐竜の糞を食べるような描き方がされています。 一方で映画では、群れになって自分の背丈より大きい人間に襲いかかる獰猛な恐竜であるように描かれました。このコンプソグナトゥス・トリアシクスは3作目にも登場します。

ケラトサウルス

体長4.5メートルから6メートルほどの中型肉食恐竜であるケラトサウルス。頭部や背中の角が特徴的です。 映画では3作目に登場し、スピノサウルスの糞のなかから携帯を探していたグラント博士一行に近づくも、あまりにも臭かったためそのまま踵を返してしまうのでした……。

バリオニクス

バリオニクスは白亜紀前期のイギリスに生息した恐竜で、スピノサウルスの祖先にあたります。「ジュラシック・パーク」シリーズでは1作目から言及はされていたものの、「炎の王国」ではじめてその姿を現しました。 ワニのような細長い口と長く鋭い爪が特徴で、魚を主食としていた珍しい恐竜として知られています。

メトリアカントサウルス

ジュラ紀中期、または後期にヨーロッパに生息していたメトリアカントサウルスは、中型の肉食恐竜です。 長年ヨーロッパに生息していた恐竜として有名なメガロサウルスの新種と思われていましたが、後年になってメガロサウルスにはない隆起した背骨の化石が見つかったことから、分類が改められました。 名前のメトリアカントサウルスは、「ほどよいトゲをもつトカゲ」という意味の造語です。「ジュラシック・パーク」シリーズには1作目から登場していますが、地味であまり目立った活躍はありません。

エドモントサウルス

エドモントサウルスは、白亜紀後期に北アメリカに生息していた鳥脚類の一種です。体長はおよそ9メートルと大柄ですが、そのほかには特筆すべき特徴がなく「地味な恐竜」として知られています。 しかし白亜紀の北アメリカではもっとも反映した種で、およそ700万年生きていたとされています。ティラノサウルスやトリケラトプスが約200万年しか生息していなかったことを考えると、どうやらエドモントサウルスは子育てが上手だったようです。 「ロストワールド」では、その死体が登場。子どものティラノサウルスが巣で食べていたのがエドモントサウルスでした。「炎の王国」では、化石として登場しています。

カルノタウルス

白亜紀後期の南アメリカ生息していた肉食恐竜カルノタウルス。 名前の意味は「肉食の牡牛」で、その名の通り頭には2本のツノが生えています。しかしこのツノは小さすぎて攻撃用とは考えにくく、謎に包まれています。化石は上半身しか発見されていませんが、比較的状態がよかったことから、研究が進んでいる恐竜です。 映画シリーズでは、2015年の『ジュラシック・ワールド』でインドミナス・レックスを生み出すために遺伝子が使われた恐竜として言及されました。 そして「炎の王国」では、イスラ・ヌブラル島で野生化してたくましく生きていた様子が描かれています。しかし火山の噴火を前に、ティラノサウルスに踏み潰されてしまうのでした。

アパトサウルス

ジュラ紀後期北アメリカに生息していた草食恐竜。スクールバス2台分よりも長く、象13頭よりも重い、動くたびに食べなければ、ここまで巨大な体を動かすエネルギーを得ることができないと言われています。 ブラキオサウルスに似ていますが、首の高さなど違いがいくつかあります。 初登場したのは4作目。インドミナス・レックスによって多くのアパトサウルスが惨殺されてしまい、オーウェンとクレアが改めてインドミナス・レックスの残酷さを思い知ったのでした。

魅力たっぷりの映画「ジュラシック・パーク」シリーズに登場する恐竜たち

ここまで「ジュラシック・パーク」シリーズに登場してきた恐竜を紹介しましたが、実際に姿を現していなくても台詞や設定として存在が確認されている恐竜も数多くいます。 改めて、自分のお気に入りの恐竜がどのシーンに登場しているのか、この記事を参考に確認してみるのも面白いかもしれないですね!