2019年10月13日更新

ラシャーナ・リンチが気になる!新「007」に抜擢された女優のプロフィールや出演映画を紹介

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ラッシャーナ・リンチ
©Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

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女優ラシャーナ・リンチのプロフィールから出演作品まで紹介!新「007」で話題に

2020年公開予定の「007」シリーズ第25作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」。この世界待望のスパイ映画最新作で、黒人女優ラシャーナ・リンチが、「007」の称号を受け継ぐと報じられました。アメコミ映画ファンには『キャプテン・マーベル』のマリア・ランボー役が記憶に新しいラシャーナ・リンチ。彼女はいったいどういう女優なのでしょうか?

ラシャーナ・リンチのプロフィール

ラシャーナ・リンチは、1987年、ロンドン生まれ。ロンドンにあるアーツ・エデュケーショナル・スクールで演劇を学び、学士号を取得します。 2011年にイギリス映画『Fast Girls (原題)』の脇役で映画デビュー。2016年、アメリカの時代劇TVドラマ『Still Star-Crossed (原題)』でメインキャストとして出演します。そして2019年、アメコミ映画『キャプテン・マーベル』で主人公の親友マリア・ランボーを演じ、世界的な認知を広げました。

007の称号を受け継ぐ!

アクシデント発生

ラシャーナ・リンチの出演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、2019年4月にジャマイカで撮影スタートしました。 しかしイギリスのタブロイド紙「ザ・サン」によれば、アクションシーンの撮影中に、主人公のジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグが足を滑らせ複雑な体勢で転倒。クレイグはアメリカに戻りレントゲンを撮るなどして、一時撮影から抜けていました。 「007」の公式ツイッターには、ダニエル・クレイグが撮影復帰に向けてトレーニングをする姿が投稿されています。

6月中旬にもアクシデントは発生します。イギリスのスタジオでの撮影中、爆発事故が起こり、スタッフ1名が負傷したほか、セットにも被害が出ました。ほかに女性用トイレでの盗撮事件なども発生。犯人の男は逮捕されています。2019年10月現在、様々なアクシデントを経ながらも、本作は世界各地で撮影中です。

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黒人女性の新007に賛否両論?!

「007」と言えばジェームズ・ボンド。ジェームズ・ボンドと言えば色気と強さを兼ね備えたイギリスの男。そんなイメージからか、黒人女優ラシャーナ・リンチが「007」を引き継ぐことには、否定的な意見も上がりました。 しかし「007」ファンならそう焦らないはず。女性の「007」は、すでに50年以上前から存在しているのです。1967年版『007 カジノロワイヤル』では、ジェームズ・ボンドとマタ・ハリの娘、マタ・ボンドが「007」の称号を受け継ぎ活躍します。

さらにその2年前、1965年『007 サンダーボール作戦』では、00セクションに所属するスパイが一堂に会するシーンで、女性の00スパイが確認できます。1999年『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』でも、女性の00スパイが存在することが見受けられます。女性の「007」には前例があり、特別騒ぎ立てる必要はありません。

賛否両論と言えば、2012年『007 スカイフォール』のスチール写真が公開された際に、ジェームズ・ボンドが史上初めて無精ひげを生やしていることにも、否定的な意見があがりました。

古典的な人気ヒーローの変化には、戸惑う人もいるようです。しかし「スカイフォール」の完成度の高さの前には、無精ひげ否定の意見も聞こえなくなりました。ラシャーナ・リンチ版007の是非も、作品を観てからでしか、判断できませんね。

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ラシャーナ・リンチの初登場シーンはこうなる!?

イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」は、ラシャーナ・リンチ演じるノミの初登場シーンについて、次のように報じています。 「映画のはじまりには、Mが"入れ 007"と言うと、黒人の美しい女性ラシャーナが歩いて入ってくるという重要なシーンがある。それはポップコーンを落とす瞬間だ。ボンドはボンドのままだが、彼は007としては降板したのだ」 さらにノミは、ボンドのセクシーな誘惑に目もくれず、ボンドの期待は外れてしまうそう。ノミは「007」シリーズに登場する女性キャラクターとしてニュータイプの人物になるようです。

「ボンドガール」から「ボンドウーマン」へ

「007」シリーズでは、ボンドが恋愛感情をもった相手女性を「ボンドガール」と呼びます。グラマラスで美人だけれど、無名であった女優やモデル、あるいはハル・ベリーやミシェル・ヨー、エヴァ・グリーンなどの大物女優がボンドガールを演じ、新作公開のたびに話題となってきました。 しかし「デイリー・メール」によれば、「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の制作現場では「ボンドガール」の呼び方は禁止され、「ボンドウーマン」の呼称が徹底されているようです。自立した女性に対して「ガール」と呼ぶのは確かに蔑視的。ラシャーナ・リンチ演じるボンドウーマン、ノミはどのような活躍を見せるのでしょうか。

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ラシャーナ・リンチはワークアウト好きでアクションも得意?

凄腕スパイを演じるにあたって、アクションの資質は気になるもの。ラシャーナ・リンチのインスタグラムを覗くと、彼女が日々健康を意識し、体作りを欠かさないことが分かります。陸上選手の役柄で映画デビューした時から、体を張った演技は得意だったのかもしれません。

彼女の行きつけのジムからの1枚。「私の親友のジムを信頼して、壁に女性のスーパーヒーローのインスポ(モチベーションを上げてくれるもの)を貼ってるから」。

旅行好き?インスタ映えがすごい

さらに彼女のインスタグラムには、旅行先の写真がたくさん。行き先はメキシコのトゥルム遺跡やタイのプーケットなど。フォトジェニックな美しい場所への旅行が好きなようです。

もちろん、彼女のルーツ、ジャマイカからの投稿も。上のインスタは、ジャマイカの独立記念日(8月6日)を祝ってリンチがアップした動画です。

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ラシャーナ・リンチ出演のおすすめ作品を紹介

『Fast Girls (原題)』

彼女は2011年のイギリス映画『Fast Girls (原題)』で映画デビューを果たしました。本作はイギリスの女子陸上選手たちのライバル関係と団結、成長を描いたドラマ。ライバル関係にあった主人公ふたりがリレーチームを組まなければならない時、ラシャーナ・リンチ演じるアスリート・ベルがチームに参加して、ともに世界一を目指します。

『Still Star-Crossed (原題)』

ラシャーナ・リンチ Still Star-Crossed
©ABC/Photofest/zetaimage

彼女のアメリカTVドラマデビュー作が、『Still Star-Clossed (原題)』です。『ロミオとジュリエット』を題材に、ロミオとジュリエットの死後を描いたこの時代劇は、2017年5月から全7話に渡って全米で放送されました。ラシャーナは、ロミオの初恋相手、ロザラインを演じています。 ドラマ自体は1シーズンで打ち切りになったとはいえ、彼女はこの作品への出演によって全米での知名度を高めました。

『キャプテン・マーベル』

キャプテン・マーベル マリア・ランボー ラシャーナ・リンチ
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photefest/zetaimage

ラシャーナ・リンチの名を世界的に有名にした作品が『キャプテン・マーベル』(2019年)です。彼女は、主人公キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)の親友マリア・ランボーを演じました。 マリアは、記憶を失くしたキャロルを励まし、親友として、彼女に自分のアイデンティティを取り戻させます。また空軍パイロット仲間でもあるマリアは、キャプテン・マーベルとなったキャロルとともに戦いに身を投じ、見事なドッグファイトで敵航空機を撃ち落とします。 マリア・ランボー役には当初、アメリカの女優デワンダ・ワイズがキャスティングされていました。しかしNetflix作品『シー・ガッタ・ハヴ・イット』とのスケジュール調整のためワイズは降板。役を引き継ぐ形でリンチの出演が決まりました。

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新進気鋭のラシャーナ・リンチに要注目!

ラシャーナ・リンチ
© F. Sadou/AdMedia/Newscom/zetaimage

『キャプテン・マーベル』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』へ、超大作2本への出演を経て、ますます目が離せなくなるラシャーナ・リンチ。特に若干31歳での「007」抜擢は、彼女のキャリアのひとつの頂点になりそうです。新進気鋭の女優ラシャーナ・リンチに今後も要注目です。