ラシャーナ・リンチが気になる!新「007」に抜擢された女優のプロフィールや出演映画を紹介
女優ラシャーナ・リンチのプロフィールから出演作品まで紹介!新「007」で話題に
Joining the cast of #BOND25 is Lashana Lynch (@LashanaLynch) pic.twitter.com/SyMGsKtH4S
— James Bond (@007) April 25, 2019
2020年公開予定の「007」シリーズ第25作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」。この世界待望のスパイ映画最新作で、黒人女優ラシャーナ・リンチが、「007」の称号を受け継ぐと報じられました。アメコミ映画ファンには『キャプテン・マーベル』のマリア・ランボー役が記憶に新しいラシャーナ・リンチ。彼女はいったいどういう女優なのでしょうか?
ラシャーナ・リンチのプロフィール
ラシャーナ・リンチは、1987年、ロンドン生まれ。ロンドンにあるアーツ・エデュケーショナル・スクールで演劇を学び、学士号を取得します。 2011年にイギリス映画『Fast Girls (原題)』の脇役で映画デビュー。2016年、アメリカの時代劇TVドラマ『Still Star-Crossed (原題)』でメインキャストとして出演します。そして2019年、アメコミ映画『キャプテン・マーベル』で主人公の親友マリア・ランボーを演じ、世界的な認知を広げました。
007の称号を受け継ぐ!
アクシデント発生
#007 Daniel Craig hitting the gym hard @pinewoodstudios, prepping for shooting next week! #Bond25 ???? @GregWInsight pic.twitter.com/PrXZDnSX0O
— James Bond (@007) June 15, 2019
ラシャーナ・リンチの出演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、2019年4月にジャマイカで撮影スタートしました。 しかしイギリスのタブロイド紙「ザ・サン」によれば、アクションシーンの撮影中に、主人公のジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグが足を滑らせ複雑な体勢で転倒。クレイグはアメリカに戻りレントゲンを撮るなどして、一時撮影から抜けていました。 「007」の公式ツイッターには、ダニエル・クレイグが撮影復帰に向けてトレーニングをする姿が投稿されています。
During the filming of a controlled explosion on the set of Bond 25 today at Pinewood Studios, damage was caused to the exterior of the 007 Stage. There were no injuries on set, however one crew member outside the stage has sustained a minor injury. pic.twitter.com/8O9tOgwMYK
— James Bond (@007) June 4, 2019
6月中旬にもアクシデントは発生します。イギリスのスタジオでの撮影中、爆発事故が起こり、スタッフ1名が負傷したほか、セットにも被害が出ました。ほかに女性用トイレでの盗撮事件なども発生。犯人の男は逮捕されています。2019年10月現在、様々なアクシデントを経ながらも、本作は世界各地で撮影中です。
黒人女性の新007に賛否両論?!
Just to remind some film fans losing their clickbaited 1978 minds about how a woman could be a Double-0 agent or even 007 in a Bond film in 2020, naturally it's already been done in 1965...#Bond25 #LashanaLynch #Thunderball pic.twitter.com/KAT38Ioyyg
— MARK O'CONNELL - Writer, Author, Bond fan (@Mark0Connell) July 14, 2019
「007」と言えばジェームズ・ボンド。ジェームズ・ボンドと言えば色気と強さを兼ね備えたイギリスの男。そんなイメージからか、黒人女優ラシャーナ・リンチが「007」を引き継ぐことには、否定的な意見も上がりました。 しかし「007」ファンならそう焦らないはず。女性の「007」は、すでに50年以上前から存在しているのです。1967年版『007 カジノロワイヤル』では、ジェームズ・ボンドとマタ・ハリの娘、マタ・ボンドが「007」の称号を受け継ぎ活躍します。
さらにその2年前、1965年『007 サンダーボール作戦』では、00セクションに所属するスパイが一堂に会するシーンで、女性の00スパイが確認できます。1999年『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』でも、女性の00スパイが存在することが見受けられます。女性の「007」には前例があり、特別騒ぎ立てる必要はありません。
Daniel Craig (James Bond) prepares for a take in MI6’s new underground headquarters in SKYFALL (2012) #BTS pic.twitter.com/a8F4ifRerI
— James Bond (@007) November 27, 2014
賛否両論と言えば、2012年『007 スカイフォール』のスチール写真が公開された際に、ジェームズ・ボンドが史上初めて無精ひげを生やしていることにも、否定的な意見があがりました。
古典的な人気ヒーローの変化には、戸惑う人もいるようです。しかし「スカイフォール」の完成度の高さの前には、無精ひげ否定の意見も聞こえなくなりました。ラシャーナ・リンチ版007の是非も、作品を観てからでしか、判断できませんね。
ラシャーナ・リンチの初登場シーンはこうなる!?
イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」は、ラシャーナ・リンチ演じるノミの初登場シーンについて、次のように報じています。 「映画のはじまりには、Mが"入れ 007"と言うと、黒人の美しい女性ラシャーナが歩いて入ってくるという重要なシーンがある。それはポップコーンを落とす瞬間だ。ボンドはボンドのままだが、彼は007としては降板したのだ」 さらにノミは、ボンドのセクシーな誘惑に目もくれず、ボンドの期待は外れてしまうそう。ノミは「007」シリーズに登場する女性キャラクターとしてニュータイプの人物になるようです。
「ボンドガール」から「ボンドウーマン」へ
「007」シリーズでは、ボンドが恋愛感情をもった相手女性を「ボンドガール」と呼びます。グラマラスで美人だけれど、無名であった女優やモデル、あるいはハル・ベリーやミシェル・ヨー、エヴァ・グリーンなどの大物女優がボンドガールを演じ、新作公開のたびに話題となってきました。 しかし「デイリー・メール」によれば、「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の制作現場では「ボンドガール」の呼び方は禁止され、「ボンドウーマン」の呼称が徹底されているようです。自立した女性に対して「ガール」と呼ぶのは確かに蔑視的。ラシャーナ・リンチ演じるボンドウーマン、ノミはどのような活躍を見せるのでしょうか。
ラシャーナ・リンチはワークアウト好きでアクションも得意?
凄腕スパイを演じるにあたって、アクションの資質は気になるもの。ラシャーナ・リンチのインスタグラムを覗くと、彼女が日々健康を意識し、体作りを欠かさないことが分かります。陸上選手の役柄で映画デビューした時から、体を張った演技は得意だったのかもしれません。
彼女の行きつけのジムからの1枚。「私の親友のジムを信頼して、壁に女性のスーパーヒーローのインスポ(モチベーションを上げてくれるもの)を貼ってるから」。
旅行好き?インスタ映えがすごい
さらに彼女のインスタグラムには、旅行先の写真がたくさん。行き先はメキシコのトゥルム遺跡やタイのプーケットなど。フォトジェニックな美しい場所への旅行が好きなようです。
もちろん、彼女のルーツ、ジャマイカからの投稿も。上のインスタは、ジャマイカの独立記念日(8月6日)を祝ってリンチがアップした動画です。
ラシャーナ・リンチ出演のおすすめ作品を紹介
『Fast Girls (原題)』
彼女は2011年のイギリス映画『Fast Girls (原題)』で映画デビューを果たしました。本作はイギリスの女子陸上選手たちのライバル関係と団結、成長を描いたドラマ。ライバル関係にあった主人公ふたりがリレーチームを組まなければならない時、ラシャーナ・リンチ演じるアスリート・ベルがチームに参加して、ともに世界一を目指します。
『Still Star-Crossed (原題)』
彼女のアメリカTVドラマデビュー作が、『Still Star-Clossed (原題)』です。『ロミオとジュリエット』を題材に、ロミオとジュリエットの死後を描いたこの時代劇は、2017年5月から全7話に渡って全米で放送されました。ラシャーナは、ロミオの初恋相手、ロザラインを演じています。 ドラマ自体は1シーズンで打ち切りになったとはいえ、彼女はこの作品への出演によって全米での知名度を高めました。
『キャプテン・マーベル』
ラシャーナ・リンチの名を世界的に有名にした作品が『キャプテン・マーベル』(2019年)です。彼女は、主人公キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)の親友マリア・ランボーを演じました。 マリアは、記憶を失くしたキャロルを励まし、親友として、彼女に自分のアイデンティティを取り戻させます。また空軍パイロット仲間でもあるマリアは、キャプテン・マーベルとなったキャロルとともに戦いに身を投じ、見事なドッグファイトで敵航空機を撃ち落とします。 マリア・ランボー役には当初、アメリカの女優デワンダ・ワイズがキャスティングされていました。しかしNetflix作品『シー・ガッタ・ハヴ・イット』とのスケジュール調整のためワイズは降板。役を引き継ぐ形でリンチの出演が決まりました。
新進気鋭のラシャーナ・リンチに要注目!
『キャプテン・マーベル』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』へ、超大作2本への出演を経て、ますます目が離せなくなるラシャーナ・リンチ。特に若干31歳での「007」抜擢は、彼女のキャリアのひとつの頂点になりそうです。新進気鋭の女優ラシャーナ・リンチに今後も要注目です。