2019年3月15日更新

映画『キャプテン・マーベル』について知っておきたい10のこと 実は男だった?アベンジャーズ史上最強キャラを紹介

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キャプテン・マーベル ブリー・ラーソン
© Walt Disney Studios Motion Pictures

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MCU初の女性主人公 映画『キャプテン・マーベル』について知っておきたいこと【ネタバレ注意】

《※この記事には『キャプテン・マーベル』および一部MCU他作品のネタバレが含まれる可能性があります!ご注意ください!》

2019年3月15日に公開される『キャプテン・マーベル』。MCU初の女性主人公の映画となり、期待の高まっている本作について知っておきたい10のことを紹介しましょう。 女性ヒーローとしてMCU単独初主演となるキャプテン・マーベルについて、また、今回の映画製作の舞台裏には、興味深い話がたくさんありました。 この記事では、映画『キャプテン・マーベル』のストーリーやキャストなどの最新情報をはじめ、原作コミック版での設定を合わせて紹介していきたいと思います。また、この記事には一部MCUの他作品のネタバレが含まれますので、ご注意ください!

1. 【ネタバレ注意】「インフィニティ・ウォー」で登場が示唆された?

《※この見出しには『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれます。作品を未見の方はご注意ください!》

アベンジャーズ インフィニティウォー
©Supplied by LMK

「アベンジャーズ」シリーズの第3弾「インフィニティ・ウォー」のラストで登場したポケベル。あのポケベルが示唆していたのは彼女のことで、公開中の予告編にもポケベルが印象的な形で映し出されています。 キャプテン・マーベルは、アベンジャーズの誕生のきっかけにもなった重要人物で、「アベンジャーズ」シリーズの第4弾にも登場することが明かされています。サノス打倒の鍵を握るのは彼女なのか?注目が集まります。

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2. 映画『キャプテン・マーベル』のあらすじ 記憶に隠された秘密とは?

1995年、カリフォルニア州ロサンゼルスのビデオショップ「ブロックバスター」に、空から女性が落下してきます。彼女は過去の記憶を失っており、常に身に覚えのない“記憶”のフラッシュバックに悩まされていました。そして、若きS.H.I.E.L.D.職員ニック・フューリーに出会った彼女は、自らの記憶を探す旅に出ます。 そんななか、2つのエイリアンの戦争に巻き込まれてしまう地球。そして、彼女の記憶に隠された秘密を狙って正体不明の敵が迫りーー。 果たして彼女は記憶を取り戻し、地球を守ることができるのでしょうか。

3. キャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルを演じるブリー・ラーソンの撮影秘話

ブリー・ラーソン
©WENN.com

本作で主人公のキャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルを演じるのは、若手実力派女優として知られるブリー・ラーソン。 1989年生まれのラーソンは1998年に女優デビューし、『スコット・ピルグリムと邪悪な元カレ軍団』(2010)や『21ジャンプ・ストリート』(2012)などに出演。2013年、『ショート・ターム』に主演し、注目を集めました。 2015年には『ルーム』でアカデミー主演女優賞を受賞。

キャプテン・マーベル ブリー・ラーソン
© Walt Disney Studios Motion Pictures

キャプテン・マーベルを演じるにあたって、徹底した役作りに挑んだというラーソン。彼女は撮影の9ヶ月前から筋トレを開始し、戦い方を習得しました。また、実際に戦闘機に搭乗して空中戦のシミュレーションも体験したと映画のメイキング映像で明かしています。 そうした身体的な役作りをしていくなかで、キャロル・ダンバースの内面についても理解が深まったと語っています。

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ブリー・ラーソンは空軍パイロットを演じるには若すぎる?

ラーソンが本作にキャスティングされた際、製作陣は、彼女が空軍でパイロットまで昇格した人物を演じるには若すぎるのではないかと懸念していました。戦闘機のパイロットは、空軍で最高の地位を得ているからです。 そこで脚本家のニコール・パールマンがアメリカ空軍に直接問い合わせたところ、キャロル・ダンバースのように28歳から34歳の間でパイロットに昇格する可能性はあり得るとの回答を得たとか。

4. メインヴィラン、タロスに注目 演じるのはベン・メンデルソーン

キャプテン・マーベル タロス
© Walt Disney Studios Motion Pictures

本作のヴィランを演じるのは、『レディ・プレイヤー1』のノーラン・ソレント役や、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のオーソン・クレニック役を演じたオーストラリア人俳優のベン・メンデルソーンです。

ベン・メンデルソーン
©FayesVision/WENN.com

彼が演じるタロスは、キャプテン・マーベルの宿敵であり、クリー帝国と何世紀にもわたって戦争をしているスクラル人のリーダーです。緑色の肌をしたエイリアンで、姿を自在に変化できる能力を持つ残虐な性格の人物。 キルモンガーやサノスなど、近年、印象的な悪役が増えてきているMCUだけに、タロスにも要注目です。

5. その他にも豪華キャストが集結

スター・フォースの司令官ヨン・ログ役はジュード・ロウ

キャプテン・マーベル 、ヨン・ログ、ジュード・ロウ
© Walt Disney Studios Motion Pictures

映画『ガタカ』や「シャーロック・ホームズ」シリーズなどで知られるジュード・ロウは、クリーの軍隊スター・フォースの司令官ヨン・ログ役を演じています。

ジュード・ロウ
WENN.com

ヨン・ログはキャロル・ダンバースの過去に深い関わりのある人物なので、その活躍に要注目です。

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サミュエル・L・ジャクソン演じるおなじみニック・フューリーが若返って登場!

キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー ニック・フューリー
©︎MARVEL STUDIOS

ニック・フューリー役は、これまでのシリーズでもフューリー役を演じてきたサミュエル・L・ジャクソン。

本作は90年代が舞台ということもあり、フューリー両目がある状態で登場。また、デジタル処理によって約25年分若返った姿を見せてくれることも明らかになっています。 S.H.I.E.L.D.の長官になる以前の彼は一体どんな人物だったのか?本作は彼の原点を描く物語としても楽しめそうですね。

クラーク・グレッグ演じるフィル・コールソンも久しぶりに登場

クラーク・グレッグ フィル・コールソン
©︎MARVEL STUDIOS

後にS.H.I.E.L.D.のエージェントとして活躍するフィル・コールソン役を演じるのは、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」シリーズでもコールソン役を務めるクラーク・グレッグです。 本作では、新人時代の彼とフューリーの出会いが描かれます。フューリーと同じくデジタル処理で若返った姿で登場するコールソン。『アベンジャーズ』以来、久しぶりにスクリーンに登場するコールソンの活躍に期待です。

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2代目キャプテン・マーベルの母マリア・ランボー役に、ラッシャーナ・リンチを起用

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Introducing Maria Rambeau ✨

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キャロルの友人であり、空軍パイロットでシングルマザーのマリア・ランボー役を演じるのは、ラッシャーナ・リンチ。ドラマ『スティル・スター・クロスド』など、これまではドラマシリーズでの活躍が目立った彼女ですが、本作を機に大きく飛躍していくかもしれません。

ラッシャーナ・リンチ
©Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

また、彼女が演じるマリア・ランボーの娘、モニカ・ランボーは、原作だと2代目キャプテン・マーベルとなる重要キャラクターです!

リー・ペイスもロナン役で久しぶりに登場

リー・ペイス
©Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで、クリー人のロナン・ジ・アキューザー役を演じたリー・ペイスも、本作にロナン役で出演します。 キャプテン・マーベルとは同じクリー人という共通点がありますが、本作ではどのような立ち位置のキャラクターになるのでしょうか?

コラス役でジャイモン・フンスーも続投

ジャイモン・フンスー
©Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

同じく「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズからは、ロナンの部下・コラス役のジャイモン・フンスーも続投します。 なお、ジャイモンはDCコミックが原作の『アクアマン』へも出演しています。

ミン・エルバはヴィランなのかも?演じるのはジェンマ・チャン

映画『クレイジー・リッチ!』でアストリッド・レオン=テオ役を演じたジェンマ・チャンも本作に出演。彼女が演じるのは、スター・フォースのメンバーで優れたスナイパーでもあるミン・エルバです。

ジェンマ・チャン
©Image Press Agency/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

スクラル人に囚われたクリーのスカウト、ソー・ラーを探して地球にやってきたミン・エルバは、怪力や飛行能力などを持っています。

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子供時代のキャロルをマッケンナ・グレイスが演じる

マッケナ・グレイス
©Admedia, Inc/Faye Sadou/AdMedia/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

『gifted/ギフテッド』、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』など、話題作への出演が相次ぐマッケンナ・グレイス。 彼女が本作で演じるのは、若き日のキャロル。映画、ドラマと数々の作品で活躍する彼女ですが、本作ではどのような演技を見せてくれるのでしょうか?

名女優アネット・ベニングがウェンディ・ローソン博士を演じる

アネット・ベニング
©Dennis Van Tine/Future Image/WENN.com

『アメリカン・ビューティー』や『20センチュリー・ウーマン』など、数々の名作に出演し、4度にわたってアカデミー賞にノミネートされている名優アネット・ベニングも、本作に出演しています。 本作でベニングが演じるのは、キャロルのメンターであるウェンディ・ローソン博士。しかし、その真の姿は……。

6.存在感抜群の謎の猫・グースにも注目!

キャロルの失われた記憶を追う旅に、いつの間にかついてきた猫のグース。そのキュートな見た目に隠された秘密とは……? グースは、レジー、リッゾ、ゴンゾ、アーチーという4匹の俳優猫が交代で演じています。

猫のグースとキャプテン・マーベルは別々に撮影?

MCUでは初めて人間が演じていないキャラクターのポスターが制作されるなど、注目を集める猫のグースですが、主演のブリー・ラーソンとは別々に撮影を行ったのだとか。 というのも、ラーソンが猫アレルギーを持っているため。そこでキャプテン・マーベルとグースが一緒のシーンは、パペットやVFXを使ったそうです。

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7.監督・スタッフが女性中心で構成されている

実写版の監督はアンナ・ボーデンとライアン・フレック

アンナ・ボーデン,ライアン・フレック
©Chris Ashford/picture alliance / dpa/Newscom/Zeta Image

本作は、アンナ・ボーデンとライアン・フレックの2名が監督として名を連ねています。実はマーベルスタジオ作品において女性監督が起用されるのは、今回が初めて。 ボーデンとフレックはタッグとなって数多くの作品を手がけてきており、共同監督作である『ハーフ・ネルソン』では主演のライアン・ゴズリングがアカデミー主演男優賞にノミネートされたほどで、その実力は折り紙つき。

脚本は女性ライターが共同で執筆

『キャプテン・マーベル』の脚本を担当するのは、ニコール・パールマンとメグ・レフォーヴ。 パールマンは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にて共同で脚本を手がけていますが、レフォーヴは初のマーベル脚本となります。

MCU初の女性作曲家を起用

ピナー・トプラックが映画『キャプテン・マーベル』の作曲家として契約し、MCUでは初めて女性が音楽を担当することになりました。 トプラクはトルコのイスタンブール出身の作曲家で、2017年にはDC映画『ジャスティス・リーグ』に音楽を提供しています。 そんな彼女は、「マーベル・ユニバースの一員になれることは、信じられないほど光栄」とInstagramでMCUに参加できる喜びの声をアップしています。

近年はコミックのライターも女性に!映画版への影響は?

2012年から『キャプテン・マーベル』のコミックを書いているのは、ケリー・スー・デコニックという女性ライター。彼女は「アベンジャーズ」シリーズや、スーパーガールやワンダーウーマンのコミックも手掛けています。 今回の映画版では、キャプテン・マーベルを最初に生み出したクリエイターのロイ・トーマス、ジーン・コランの名前が原作者としてクレジットされています。 しかし、映画はデコニックのコミックから大きな影響を受けているようです。

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キャプテン・マーベルの映画は政治的思惑も関係?

このように、主演はもちろん、スタッフも女性が中心の『キャプテン・マーベル』。2017年に公開されたDCコミック原作の『ワンダーウーマン』が大ヒットしたこともあり、マーベルも本作に力を入れている様子です。女性ヒロインが主役ということもあって、性差別にならないように彼女を描くことにマーベル内では政治的な駆け引きもあるのだとか。 また、黒人のキャスト・スタッフが中心になって作り上げた『ブラックパンサー』が高く評価されたこともあり、ヒーロー映画も多様性が重視される時代になってきました。

《※この見出しには『キャプテン・マーベル』のネタバレとなる可能性のある記述が含まれます!作品を未鑑賞の方はご注意ください!》

8.原作コミックのライターがカメオ出演!

本作は、女性スタッフがメインで製作していることはすでに紹介しましたが、『キャプテン・マーベル』の原作コミックのライターも参加しています。 空港のシーンでキャロルを見ている赤毛の女性が映りますが、その人こそ原作ライターのケリー・スー・デコニック。このカメオ出演は、原作コミックファンにはうれしいサプライズではないでしょうか。

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9. 原作のキャプテン・マーベルはどんなキャラクター?能力やトリビアを紹介

元々は男性ヒーロー?かつての名前は「ミズ・マーベル」だった?

実はもともと「キャプテン・マーベル」は男のヒーローでした。ところが彼が殺されてしまい、キャプテン・マーベルの座は空席となってしまいます。 見事その座を射止めたのがキャプテン・マーベルの恋人だったキャロルで、キャロルはミズ・マーベルと呼ばれるようになり、2012年から「キャプテン・マーベル」と呼ばれることになったのです。

ヒーローになったきっかけは爆発事故

多くの他のマーベルヒーローと同様、キャロルが超人的能力を身につけたのは偶然からでした。 キャロルは悪人にさらわれ、彼女を救いに来たキャプテン・マーベルと共に爆発に巻き込まれます。そこでキャプテン・マーベルのDNAがキャロルの中に溶け込んでしまい、彼と同じ能力を持つようになったのでした。 その後はアベンジャーズに加入し、X-MENやガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでも活動しています。

時代を反映したキャラ作りも、大議論を巻き起こした

ミズ・マーベルと呼ばれるようになったきっかけは、1970年代当時のアメリカでフェミニズムが台頭してきたことによるもの。「ミス」でも「ミセス」でもなく「ミズ」と呼ぶのにそれが表れていますよね。 また、1980年に発売されたエピソードでは、悪役マーカスに誘拐され、彼の力でセックスさせられて子どもを産むシーンが物議を醸したこともあります。 さらに、ユニフォームがセクシーすぎるという苦情が寄せられたこともあります。その影響もあってか、映画版や近年のコミックでのユニフォームは、ほとんど肌の露出がないものです。 このように、キャプテン・マーベルは時代を反映して様々な議論を巻き起こしてきたのです。

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超エリートの人生を歩んでいた

実は、超キャリアウーマンだったキャロル。空軍士官学校を卒業後、CIAやNASAでの勤務ののち、デイリー・ビーグル(ピーター・パーカー=スパイダーマンも勤務する新聞社)で働き始めました。

空を飛べる!キャプテン・マーベルの能力

キャプテン・マーベルは、その超人的能力は男性ヒーローに引けをとらず、スタミナや怪力に加えて飛行能力や第七感という予知能力を備えています。

10【ネタバレ】映画『キャプテン・マーベル』解説 ポストクレジットにはやはり……

キャプテン・マーベル ブリー・ラーソン
MARVEL STUDIOS/DISNEY

《※この項目には『キャプテン・マーベル』の重要なネタバレが含まれます!作品を鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします。》

軽妙な会話と音楽がいい!

『キャプテン・マーベル』は、ミステリアスなストーリーと重いテーマの作品です。しかし、その雰囲気は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに似ています。 キャラクターたちの軽妙な会話は、現実を反映した考えさせられるテーマを重くなりすぎずに伝え、後半の戦闘シーンでの音楽は観客の高揚感を煽ります。 特に音楽は、それまでの足枷を外して、自分の信じる正義のために思う存分力を発揮できるキャロルの喜びを表しているのではないでしょうか。

コミックからの改変でさらに女性中心の物語に

すでに紹介しましたが、原作コミックでは初代キャプテン・マーベルことマー・ベル大佐、地球人としてのローソン博士は男性でした。しかし、本作ではアネット・ベニング演じるウェンディ・ローソン博士がマー・ベルとなっています。 MCUで、コミックでは男性だったキャラクターを映画で女性に改変した先例は『ドクター・ストレンジ』のエンシェント・ワンがあります。しかし、『キャプテン・マーベル』の場合、コミックで初代とキャロルは恋人という設定があるため、ジュード・ロウがキャスティングされた際に、てっきり彼の役が初代キャプテン・マーベルだと思った人が多かったのではないでしょうか。 この改変によって、本作はコミックよりさらに女性の活躍を描く物語になっています。また恋愛要素が一切ないのはMCUでは初めてではないでしょうか。

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善と悪は誰が判断するのか

本作の“ヴィラン”として登場したタロス率いるスクラル人は、他の惑星への侵略を繰り返すテロリストだと思われていました。しかし、実際の彼らは故郷を失い、安心して暮らせる場所を探している難民だったのです。 現在、現実世界でも難民や移民とテロリストを同一視する論調も少なくありません。アメリカでは移民の増加を食い止めるため、メキシコとの国境に壁を築くと主張する人物もいるほど。 マー・ベルはスクラルの実態を知り、クリーが彼らと戦争をしているのは誤りだと考えるようになりました。現実世界でも、個々人が真実を知り判断できるようになればいけませんね。

ヒーローをつくるのはあきらめない気持ち

スーパーパワーを手にする前から、キャロル・ダンバースは何事にも不屈の精神を持って挑んできました。幼いころから「女はでしゃばるな」と言われながらも、それを受け入れることはしなかったのです。誰かに「お前には無理だ」と言われてもあきらめず、何度倒れても起き上がる彼女の姿は、言葉で説明されることはありませんが、とても印象的。 記憶を取り戻し、真実を知った彼女はかつての仲間と戦うことになりますが、そこには一片の迷いもありません。自分の信じる正義とあきらめない気持ち、それが彼女をヒーロー“キャプテン・マーベル“にしたのです。

ニック・フューリーとグースのやりとりが笑える【アイパッチの理由も】

予告編を見て、強面のイメージが強いニック・フューリーと猫のグースのやりとりを期待していた人も多いのではないでしょうか。グースは期待を裏切らない活躍を見せてくれましたね! もともとはマー・ベルのペットだったグースはどこからともなく現れ、キャロルたちの旅についてきました。彼を見たタロスの怯えようは最初こそ滑稽に見えましたが、グースが実際は猫ではなく、フラーケンという恐ろしい生物だとわかれば納得です。 正体を知ったあとも、グースを猫としてかわいがっていたフューリー。まさかおなじみのアイパッチ姿は、グースに引っ掻かれたことが原因だったとは……。やはりフラーケンは恐ろしい生き物なのですね。

ポストクレジットシーンでついに対面!

「インフィニティ・ウォー」のラストでニック・フューリーが落としたポケベル。サノスの指パッチンから生き残ったヒーローたちは、それを拾ってアベンジャーズの基地に持ち帰っていたことがわかりました。 そして送信をつづけていたポケベルが突然止まり、キャプテン・マーベルが現れます。「緊急事態のときだけ呼び出す」と約束し、20年近く連絡のなかったフューリーからの呼び出しに、固い表情になっている彼女は、ここで初めてアベンジャーズと対面します。 ここで「キャプテン・マーベルは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で帰ってくる」の文字。 期待が高まりますね!

マーベル最強のヒーロー、キャプテン・マーベルの活躍から目が離せない

キャプテン・マーベル
©︎MARVEL STUDIOS

女性キャスト・スタッフが中心となって製作された映画『キャプテン・マーベル』。本作はMCUフェーズ3最終章となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』の直前に公開され、キャプテン・マーベルも「エンドゲーム」に登場することが明らかになっています。彼女が、今後のMCUの中心人物になることは間違いないでしょう。 主演のブリー・ラーソンをはじめ、豪華キャストが集結している本作ではコミックからの改変もあり、ファンも新鮮な気分で観ることができると思います。 MCU初の女性主人公映画『キャプテン・マーベル』は、2019年3月15日(金)公開です!