2019年7月16日更新

実写映画『リトル・マーメイド』に黒人歌手ハリー・ベイリーが抜擢!あらすじ・キャストを紹介

ハリー・ベイリー、ハル・ベイリー
©Adriana M. Barraza/WENN.com/zetaimage

ディズニーによる実写映画『リトル・マーメイド』でアリエルを演じるのは、黒人歌手ハリー・ベイリーに決定しました。この記事ではクロエ・モレッツで企画が進んでいたユニバーサル版にも触れつつ、実写版『リトル・マーメイド』の最新情報をお届けします。

ディズニーの名作アニメ『リトル・マーメイド』が実写映画化!

リトル・マーメイド
©T.C.D / VISUAL Press Agency

1989年に製作されたディズニーの『リトル・マーメイド』は、人間世界に憧れる人魚姫アリエルの夢やロマンス、冒険を心躍る音楽にのせて描いたアニメーション映画です。 公開以来多くのファンを持つ本作がいよいよ、実写映画化されることになりました。しかしこれより前に企画が進んでいた実写版は、ディズニー製作ではなく、ユニバーサル・ピクチャーズの製作でアンデルセン童話の『人魚姫』に沿った作品になる予定でした。 ところがユニバーサル版は企画途中で様々な経緯があり、結局ディズニー製作の実写映画の方が先に進んでいるようです。今回は、ハリー・ベイリーが主演を務めるディズニー実写映画について詳しくお届けとともに、クロエ・モレッツ主演で進んでいたユニバーサル・ピクチャーズ製作の『リトル・マーメイド』にも触れていきます。

実写『リトル・マーメイド』アリエル役に黒人歌手ハリー・ベイリーが抜擢

ディズニー製作の『リトル・マーメイド』の主役アリエルに抜擢されたのは、19歳の歌手ハリー・ベイリー。 姉のクロエと姉妹デュオ「クロエ×ハル」として活躍しており、YouTubeでビヨンセの楽曲をカバーしたことで注目を浴びた実力派歌手です。姉とともに女優としても活動しています。

長編映画は本作が初めてとなるベイリー。何よりディズニーアニメの名作実写化に抜擢されたことを喜び、自身のツイッターに黒髪のアリエルの画像をアップして「夢が叶った……。」と投稿しました。 ところがこのキャスティングについて、SNSで賛否両論が!批判の多くは、アリエルは“白人”だというもの。これに対して反論も起こっており、マライア・キャリーやゼンデイヤ、女優ハル・ベリーやアニメ版でアリエル役を務めた声優ジョディ・ベンソンなど多くの著名人がベイリーにエールを送っています。

これまでの実写『リトル・マーメイド』製作の経緯解説

クロエ・グレース・モレッツ
Dennis Van Tine/ABACAUSA.COM/Newscom/Zeta Image

実写版『リトル・マーメイド』は、当初アンデルセン童話『人魚姫』を原作にユニバーサル・ピクチャーズ製作、クロエ・グレース・モレッツ主演で企画が進んでいました。元々はソフィア・コッポラが監督する予定でしたが、製作側と意見が食い違い白紙に。そこで白羽の矢が立ったのが新進気鋭の若手女性映画監督レベッカ・トーマスで、クロエとは意気投合していたとか。 『キックアス』でヒット・ガールを演じたクロエ・モレッツは可憐で純情さも兼ね備えており、アリエル役にぴったり!と多くのファンが期待。しかし2016年9月、クロエが突如女優業休業を発表し、結局クロエ・モレッツの実写アリエルは実現しませんでした。 その間、ディズニーはアニメ映画を原作とした『リトル・マーメイド』の実写映画化を企画していたのです。

さらにここへきてもう1作の実写版が登場。テレビドラマ『シャナラ・クロニクルズ』のポピー・ドレイトン主演『リトル・マーメイド 人魚姫と魔法の秘密』が、2018年に全米公開されました。 この作品はアンデルセン童話『人魚姫』をモチーフに現代的アレンジを加えたもので、製作はコングロマリット・メディアとキングスウェイ・プロダクション。「ナルニア国物語」シリーズのウィリアム・モーズリーが共演しています。

ハリー・ベイリー主演実写映画のあらすじはどうなる?

原作・アニメのあらすじから実写版あらすじを予想

2019年7月現在、実写映画の具体的なストーリーは明かされていませんが、アンデルセン童話『人魚姫』を原作としたディズニーアニメ版を、リメイクすることがわかっています。

原作童話『人魚姫』のあらすじ

『人魚姫』は1836年にデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンによって執筆された童話。 水難事故に遭った人間の王子を助け、恋してしまった人魚姫。海の魔女のもとへ向かい、声を預ける代わりに人間の姿を手に入れます。しかし王子と結ばれなければ、人魚姫は海の泡となって消えてしまうのでした。

ディズニーアニメ『リトル・マーメイド』のあらすじ

ディズニーアニメ『リトル・マーメイド』は、海を治めるトリトン王の末娘で人間の世界に憧れる人魚姫アリエルが主人公。 アリエルはいつの日か人間の世界で行きたいと強く心で願っており、ある日溺れかけたエリック王子を救って一目ぼれします。またエリック王子も、わずかに覚えているアリエルの面影と可憐な歌声に魅了されていました。 人魚と人間、決して結ばれない間柄の二人ですが、アリエルは海の魔女アースラの呪文で自分の美しい声と引き換えに人間の姿を手に入れます。しかし声を出せないアリエルにエリックは気付きません。ようやく、あの日救ってくれた美しい歌声を持つ少女だと知ったエリックは、アリエルや海を守るために魔女アースラと戦うのでした。

実写映画版のあらすじ予想

原作は悲恋物語ですが、ディズニーアニメ版はヴィラン(悪役)と戦う展開。 『シンデレラ』や『美女と野獣』など、これまでに実写化されてきたディズニーアニメから考えると、本作でも主人公は理不尽な世界や差別と戦い、王子と結ばれる結末が待っていると期待できそうです。

実写映画『リトル・マーメイド』に登場するその他のキャスト

アースラ/メリッサ・マッカーシー

『リトル・マーメイド』のヴィランで、海の魔女アースラにキャスティングされたのは、コメディドラマ『サマンサ Who?』や映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でブレイクした女優メリッサ・マッカーシー。

アースラは海の王トリトンに追放されたことを恨み、アリエルを利用して海の覇権を奪おうと企みます。

フランダー/ジェイコブ・トレンブレイ

アリエルの親友で魚のフランダー役に名が挙がっているのが、『ルーム』や『ワンダー 君は太陽』で知られる名子役のジェイコブ・トレンブレイです。

フランダーはアトランティスでは唯一、アリエルの地上への興味を共有している理解者です。

監督はロブ・マーシャル、脚本はデビッド・マギー

ロブ・マーシャル
©WENN

監督を務めるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』や『メリー・ポピンズ リターンズ』などの実写ディズニー作品も手がけてきたロブ・マーシャル。脚本は同じく『メリー・ポピンズ リターンズ』を手がけたデビッド・マギーが担当しています。 ロブ・マーシャルはアメリカの映画監督で、元々はブロードウェイの舞台振付師として活動していた舞台出身の人物。代表作にミュージカル映画『シカゴ』や『NINE』があります。『NINE』では振付も担当しました。 脚本を務めているデビッド・マギーは、ジョニー・デップ主演の『ネバーランド』やアン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で知られるアメリカの脚本家。『ネバーランド』ではアカデミー賞脚色賞にノミネートされました。

ハリー・ベイリーの歌に期待大!楽曲を担当するのはアラン・メンケン

音楽を担当するのは、数々のディズニー作品で音楽を手がけてきたアラン・メンケン。実写版では『美女と野獣』や『アラジン』を音楽面で支え、大ヒットに導いているのも記憶に新しいところですね。彼はアニメ版『リトル・マーメイド』も手がけており、主題歌「アンダー・ザ・シー」でアカデミー賞主題歌賞を受賞しています。 実写版『リトル・マーメイド』では、『モアナと伝説の海』のリン=マニュエル・ミランダと新曲を制作するようです。主演を務めるのが実力派歌手ハリー・ベイリーであることを考えると、実写版『アラジン』でナオミ・スコットが歌った新曲「スピーチレス〜心の声」のような、ヒロインが熱唱する新曲も作られる可能性は高いかもしれません。

ディズニー実写映画『リトル・マーメイド』はどう評価される?公開日に期待

実写版『リトル・マーメイド』の製作にはどうやら様々な障害が付き物のようで、ユニバーサル・ピクチャーズ製作のものはクロエ・モレッツ降板で暗礁に乗り上げてしまいました。2018年の『リトル・マーメイド 人魚姫と魔法の秘密』は原作ともアニメ版とも違うアレンジで、ディズニー実写版はアリエルのキャスティングで賛否両論を巻き起こしています。 それもこれも、ディズニーアニメ版の『リトル・マーメイド』があまりにも名作であり、印象が強すぎるのが原因かもしれません。 2019年7月現在、実写映画の公開日は発表されていません。この度アリエル役が発表されたディズニー実写版では、ストーリーとその他のキャスティングがどうなるかによって、評価がまた大きく別れていく可能性も。いずれにしても実写版ディズニープリンセスに黒人歌手を初めて起用したことで、かつてない斬新な作品が生まれるのは間違いなさそうです。