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昭和63年、まだ暴力団対策法が成立するよりも前の時代。広島の呉原では、地元を拠点とする暴力団・尾谷組が幅を利かせています。しかし、ここ最近は巨大組織の傘下に入る加古村組が新たに進出してきており、両組の抗争はすぐ目の前まで迫っていました。 ある日、加古村組とつながりの深い金融会社の社員が行方不明になります。管轄所に赴任されたばかりの新人刑事・日岡秀一は、暴力犯捜査係で主任をしている大上章吾とこの捜査に当たることに。日岡は捜査を進めながらも、大上にまつわる暴力団との癒着疑惑について気になっていました。 そんな中、尾谷組と加古村組の抗争は次第に激しさを増していきます。そして、暴力団同士の抗争や暴力団と刑事の攻防は、思いもよらない方向へと動き出すのでした。

大上章吾は、呉原東署で刑事二課巡査部長を務めている人物。彼は、暴力犯捜査係の主任としての顔を持ち、警察内部からの評価はとても高いです。 大上章吾役を務めたのは、俳優の役所広司。彼は、1980年に朝ドラ『なっちゃんの写真館』でテレビドラマ初出演を果たしました。その後は、大河ドラマ『徳川家康』や大河ドラマ『宮本武蔵』などの時代劇で活躍。 1996年に主演を務めた映画『Shall we ダンス？』が大ヒットし、合わせて彼の演技も高い評価を受けることに。近年でも映画『清須会議』や映画『三度目の殺人』などに出演しています。

日岡秀一は、大上と同じ呉原東署に勤める刑事二課巡査。彼は、もとは県警本部に在籍していました。大上の強引な捜査に対して不満を抱くこともある日岡ですが、彼は自分なりの正義感を抱いて捜査にあたっています。 日岡秀一役を務めたのは、俳優の松坂桃李。彼は、端正な顔立ちと高い演技力で人気を集める俳優です。2012年公開の映画『ツナグ』に出演した彼は、日本アカデミー賞新人賞などを受賞します。同年に公開された映画『今日、恋をはじめます』では、武井咲演じるヒロインの相手役を務めました。

一之瀬守孝は、尾谷組で若頭を務めている男性。義理と人情を重んじる彼は、どんなことにも屈しない強さを持っています。ここ最近は、自分たちの組を攻撃してくる加古村組の存在が気になって仕方ないようす。 一之瀬守孝を演じたのは、俳優の江口洋介。彼は、1990年代に放送されたドラマ『東京ラブストーリー』や、ドラマ『101回目のプロポーズ』などの話題作に数多く出演しています。中でも、ドラマ「ひとつ屋根の下」シリーズでは主演を務め、俳優としての知名度と人気を確実なものとしました。 2000年代に入っても、大河ドラマ『軍師官兵衛』やドラマ『BG～身辺警護人～』などに出演しています。

本作の見どころは、鬼気迫るシーンを創り出す豪華キャストです。主演の役所広司は、刑事として暴力団を追う立場でありながらも、裏での癒着が疑われている謎多き人物・大上を演じました。そんな刑事についていくのが、松坂桃李演じる新人刑事の日岡。彼は大上と行動をともにすることで、正義について考えるようになります。 一方の暴力団側には、竹野内豊が演じる加古村組・若頭の野崎や、江口洋介が扮する尾谷組を背負う男・一之瀬といった個性的なキャラクターが多数登場。また、クラブに勤める美人ママ・里佳子を真木よう子が演じるなど、その他の登場人物からも目が離せません！

暴力団との抗争に巻き込まれたマル暴の刑事・大上章吾の死から3年後、同じく刑事の日岡秀一は彼の遺志を継いで広島の裏社会を取り仕切っていました。そんな折、かつて日岡たちが壊滅に追い込んだ暴力団「五十子会(いらこかい)」の上林成浩が出所。そこから暴力団との秩序が崩れていき……。 本作の1番の見どころは、派手なアクションシーンです。1作目は「ヤクザ映画」としての魅力が色濃く描かれていましたが、本作ではアクションシーンがより増えており、アクション映画としても楽しめる作品となっています。 一方で前作よりもグロい描写が多いため、苦手な場合は気をつけてくださいね。

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