2021年2月10日更新

松坂桃李主演「孤狼の血2」が8月公開決定!続編のあらすじ・キャストはどうなる?【LEVEL2】

孤狼の血
©2018「孤狼の血」製作委員会

2018年に公開され、あらゆる映画賞を総なめにした『孤狼の血』。その続編「LEVEL2」の公開が2021年8月20日に決定しました!役所広司からバトンを受け継いで主演を務めるのは、松坂桃李です。この記事では、そんな本作のあらすじやキャストについて解説していきます。

目次

続編『孤狼の血 LEVEL2』の情報が解禁!あらすじやキャストを紹介

2021年8月20日公開予定!

柚月裕子による警察小説を映画化した『孤狼の血』(2018年)。アカデミー賞で最多12部門にノミネートした本作の続編『孤狼の血 LEVEL2』が、2021年8月に公開されることが決定しました。主演を務めるのは、俳優の松坂桃李です。 徹底的に追求された暴力・ゴア表現が、昭和の東映ヤクザ映画を思わせた前作。公開後すぐに続編の制作が発表され、2020年9月から撮影が行われました。同年11月8日にはクランクアップ。待ちに待っていたファンたちのもとに、ようやく届けられることになります! この記事では、そんな映画「孤狼の血2」のあらすじやキャストなど最新情報を紹介していきましょう。

【松坂桃李主演】続編「孤狼の血2」はオリジナルストーリーに!

舞台は3年後。主人公は日岡秀一に

「孤狼の血2」は、原作小説シリーズの2作目『凶犬の眼』をベースとしつつも、映画完全オリジナルストーリーと明かされました。前作のラストが原作と少し変わっているため、そのままでは繋がらなくなってしまったようです。 続編で描かれるのは、伝説の刑事・大上章吾(役所広司)の死から3年後。彼の遺志を継いだ日岡秀一(松坂桃李)は、広島の架空都市「呉原市」の暴力組織を取り仕切っていました。 しかしそんな時、かつて自分が壊滅に追い込んだ呉原最大の暴力団「五十子会(いらこかい)」の残党・上林成浩が刑務所から出所します。このたった1人の「悪魔」の登場によって五十子会は勢いを取り戻し、日岡の作り上げた秩序も崩壊していくのでした。

「孤狼の血2」に揃った強烈なキャラクター/キャストも紹介!

日岡秀一(ひおか しゅういち)/松坂桃李

松坂桃李『孤狼の血』
©2018「孤狼の血」製作委員会

シリーズ1作目『孤狼の血』では、暴力団とも通じるベテラン刑事・大上に翻弄されつつも、一緒に捜査を進めていく新米刑事だった日岡秀一。続編では権力を用いながら、大上のように裏社会とも渡り合っていくようになる彼を、前作から引き続き松坂桃李が演じます。 松坂は前作の好演により、2018年の第42回日本アカデミー賞にて最優秀助演男優賞を受賞。そして翌年のアカデミー賞では、『新聞記者』で最優秀主演男優賞に輝きました。2020年12月に女優・戸田恵梨香との結婚を発表し、公私ともに充実しています。 日岡が大上の意志を継ぐことから、松坂は「役所さんからいただいて、3年間お守りのように肌身離さず持っていたライターの出番だ!と思いました」とコメント。髪もバッサリと切り、強い決意を胸に本作の現場に臨んだそうです。

上林成浩(うえばやし しげひろ)/鈴木亮平

予定調和で勢いを失った五十子会に激怒し、新たに上林組を立ち上げた組長・上林成浩。狂気に満ちた残忍な報復を行い、日岡の前に立ちはだかる超武闘派ヤクザです。 上林を演じる鈴木亮平は、2021年4月から放送のドラマ『レンアイ漫画家』で、連ドラ単独初主演に抜擢されています。大河ドラマ初出演で主演を務めた『西郷どん』(2018年)、日曜ドラマ『テセウスの船』(2020年)などの話題作にも出演し、ストイックな役作りでも有名になりました。 白石和彌監督から、「日本映画史に残る悪役にしてほしい」とオファーを受けたという鈴木。“悪魔の男”をどのように演じているのでしょうか。

近田幸太(ちかだ こうた)/村上虹郎

日岡のスパイとして上林組に潜入する、近田幸太(通称・チンタ)役を演じるのは村上虹郎。父は俳優の村上淳、母は歌手のUAという芸能界のサラブレッドです。 2017年に河瀨直美監督の『2つ目の窓』で映画に初出演し、主演を務めました。同作の演技が評価され、第29回高崎映画祭で最優秀新人男優賞を受賞。 映画『武曲 MUKOKU』(2017年)やドラマ『この世界の片隅に』(2018年)などに出演したほか、2021年後期放送の『カムカムエヴリバディ』にて、朝ドラ初出演を果たす予定です。 村上は本作の撮影を振り返り、「前作に続き広島の呉という町で日々、僕の目にはしっかり“火花”が視えていました」とコメントしました。危険と隣り合わせの緊張感ある役どころを、若手実力派がどう演じたのか注目ですね。

近田真緒(ちかだ まお)/西野七瀬

近田真緒は村上演じるチンタの姉であり、スタンド「華」を経営するママです。演じた西野七瀬は地毛を明るく染め上げて、清純派なイメージから一転した姿を見せました。 西野といえば、女性アイドルグループ「乃木坂46」で歴代最多センター(26th発売時点)を務めた元トップアイドルです。在籍中から女優活動もしており、ドラマ「あなたの番です」シリーズや「アンサング・シンデレラ」(2020年)などに出演しました。 2015年からファッション誌「non-no」の専属モデルに就任するなど、マルチに活躍する西野。彼女にとって本作への出演は挑戦だったそうで、「真緒という役を演じることで、自分自身も何か変われたらいいなと思い挑戦することができた作品です」と語っています。

花田優(はなだ まさる)/早乙女太一

尾谷組の組員である花田優役を演じたのは、大衆演劇の「劇団朱雀」2代目・早乙女太一です。 早乙女は4歳で初舞台を踏み、北野武監督の『座頭市』(2003年)で銀幕デビュー。舞台を中心に活動しつつも、「HiGH&LOW」シリーズの劉龍人/九世龍人役や『BLEACH 死神代行篇』(2018年)の阿散井恋次役などの映像作品にも出演しています。 「孤狼の血2」が久しぶりの映画の現場だったという早乙女。強面の共演者ばかりで戸惑いもあったそうですが、「自分は血の気の多い役でしたが、その中でも恐怖を感じることはあるだろうし、そういった人間らしさをリアルに表現しようとしました」と、役作りについて明かしました。

橘雄馬(たちばな ゆうま)/斎藤工

前作以上に危険度が増し、武闘派揃いとなった尾谷組の若頭・橘雄馬を斎藤工が演じます。 斎藤は2001年に公開された韓国映画の日本リメイク版『時の香り〜リメンバー・ミー』に出演し、俳優デビューを果たしました。 2014年にドラマ「昼顔」で一躍有名になり、その後は映画『高台家の人々』(2016年)や『糸』(2020年)などに出演。また2012年に映画監督デビューしており、2021年に最新作『ゾッキ』(竹中直人・山田孝之との共同監督)を公開予定です。 『孤狼の血』を観てから出演を熱望していたそうで、「尾谷組という組織の中で際立つ橘という役をいただき、最高の登場の仕方をさせてもらいました」と、作品への思い入れを語りました。

瀬島孝之(せしま たかゆき)/中村梅雀

日岡とともに殺人事件の捜査をすることになる、広島県警本部・捜査一課の刑事・瀬島孝之。前作に登場した面々とは異なり、柔和な雰囲気をもつ刑事を中村梅雀が演じます。 中村は味のある名バイプレイヤーとして活躍しており、映画「釣りバカ日誌」シリーズの草森役や『八代将軍吉宗』(1995年)の徳川家重役などでもお馴染みに。主演ドラマ「赤かぶ検事奮戦記」や「釣り刑事」シリーズといった2時間ドラマにも多数出演しているため、刑事役はピッタリですね! 相棒という立場でありつつ、実の息子のように接したという松坂について、「松坂さんはどんな役も自然体で演じられていて、本当に素晴らしかったです」と絶賛しました。

綿船陽三(わたふね ようぞう)/吉田鋼太郎

新たに登場する巨大組織「広島仁正会」を治める会長、綿船陽三役を演じるのは、吉田鋼太郎です。 近年は「おっさんずラブ」シリーズの黒澤武蔵役で有名になり、可愛らしいイメージが定着。実際はどちらかといえば強面の俳優で、「新宿スワン」シリーズや映画『カイジ ファイナルゲーム』(2020年)といったアウトローな作品にも出演しています。 前作以上に激しい抗争が繰り広げられますが、吉田は「貫禄がありつつも、ユーモラスなお芝居もできて、緩急があってとても演じ甲斐がありました」とコメント。本作でも、彼の持ち味が存分に生かされた演技を楽しむことができそうです!

【役所広司主演】前作『孤狼の血』のあらすじをおさらい!

『孤狼の血』の舞台は暴力団対策法成立前の1988年、昭和63年の広島県呉原市。巨大組織「五十子会」系の加古組で、系列の金融会社社員が失踪する事件が発生しました。 これを発端として、加古組と地場の暴力団「尾谷組」の抗争が激化。所轄署捜査二課の新人刑事・日岡秀一が、ベテラン刑事の大上章吾とともに捜査に当たる様子が描かれます。暴力や欲望、信頼と裏切りが渦巻く“男くさい”世界観に、観客たちは酔いしれました。 本作は2019年の第42回日本アカデミー賞にて、主演男優賞をはじめ4部門で最優秀賞を獲得し、優秀賞では最多12部門に輝いています。そのほかにも、第43回報知映画賞(邦画作品賞と主演男優賞)、第61回ブルーリボン賞(監督賞と助演男優賞)など、あらゆる映画賞を総なめにしました。

大上章吾(おおがみ しょうご )/役所広司

役所広司『孤狼の血』
©2018「孤狼の血」製作委員会

前作の主人公・大上章吾は、捜査二課・暴力班捜査係の主任(巡査部長)です。日岡の上司となるベテラン刑事で、暴力団逮捕のためには違法行為も厭いません。上手く立ち回っていましたが、因縁のある五十子会の策略により水死体で発見されました。 日岡に大きな影響を与える大上を演じたのは、日本映画界を代表する名優・役所広司です。 映画『Shall we ダンス?』(1996年)など世界的評価の高い作品やハリウッド作品にも多数出演しており、海外でも認知度の高い役所。本作のようなアウトロー映画から『THE 有頂天ホテル』(2006年)のようなコメディ、時代劇まで幅広く出演しています。 続編でも続投が期待されていますが、出演したとしても回想シーンのみになるでしょう。

原作は柚月裕子による、警察小説「孤狼の血」シリーズ!

孤狼の血

原作「孤狼の血」シリーズは、昭和から平成へと移る広島を舞台に、警察と暴力団をめぐる人間模様を描く警察小説です。自らの正義のために悪に染まる警察官たちの姿を通して、“正義と何か?”を問いかけます。 作者の柚月裕子は、2008年に『臨床真理』で「第7回このミステリーがすごい!」の大賞を受賞し、作家デビューを果たしました。 2018年に「本屋大賞」2位を獲得した『盤上の向日葵』、30万部突破の『慈雨』とヒットが続く人気作家で、本シリーズも累計43万部を突破!一部では“警察小説×『仁義なき戦い』”とも称され、実際に柚月は同作の大ファンだそうです。 前作の原作『孤狼の血』は、第154回直木三十五賞などそうそうたる文学賞にノミネートされ、第69回日本推理作家協会賞を受賞しました。映画「孤狼の血2」はシリーズ2作目『凶犬の眼』が原作です。さらに完結編となる3作目『暴虎の牙』もあるので、今後の展開も気になりますね。 柚月自身は、全幅の信頼をおく白石監督が描くオリジナルストーリーの誕生を歓迎し、「前作のいちファンとして純粋に嬉しかったです」とコメントしました。

監督を務めたのは、前作から引き続き白石和彌

続編「孤狼の血2」でメガホンをとったのは、前作から引き続き白石和彌。 公式コメントではコロナ渦における苦境、ロケ地・広島への感謝にも言及し、「撮影が苦しい時もありましたが、エンタメを目指すということは妥協しないでやりきった自信があります」と意気込みを語っています。 白石は2010年に長編監督デビューを果たし、2013年に映画『凶悪』で一躍注目を浴びました。『日本で一番悪い奴ら』(2016年)をはじめ、アウトローの世界を題材にした作風が特徴。容赦ないゴア表現も際どい下ネタも、作品に必要であれば描き切る潔さがあります。 本作もそんな過激な映画だからこそ、撮影は万全の体制で挑んだと明かしました。 撮影前に東映に提案し、差別やハラスメントの定義や、その対処法を学ぶ講習「リスペクト・トレーニング」を取り入れたとのこと。日本の映画会社としては初めての試みであり、映画界を変えていきたいという監督なりの思いもあったようです。 新型コロナウイルスへの対策も徹底され、1人の感染者も出さずに撮影が終了しました。

続編『孤狼の血 LEVEL2』は2021年8月公開!あらすじ・キャストの続報を待て

ストーリーはもちろん、アクション、緊張感、衝撃度とすべてがレベルアップした続編『孤狼の血 LEVEL2』は、2021年8月20日より全国公開される予定です。 タイトルの「LEVEL2」には、“前作を超えるほど刺激的で熱狂的な興奮を生み出す映画を作りだす”という、作品に携わる全員の熱量が込められました。主演を務めた松坂は、建物の3階から飛び降りるスタントやカーアクションにも挑んでいるそうで、どんなシーンになったのか必見! また新たに発表されたキービジュアルには、まだキャスト未解禁のキャラクターの姿がありました。今後の続報も、ぜひciatr[シアター]でチェックしてください!