ドラマ『SUITS/スーツ2』の動画を配信中のサブスクはここ！【織田裕二×中島裕翔】

日本の四大法律事務所に数えられる「幸村・上杉法律事務所」に勤める敏腕弁護士の甲斐正午(織田裕二)は、裁判で勝つためならどんなことでもやる勝利至上主義者です。 自身が検察時代に担当した強姦殺人事件の冤罪を立証した彼は、作戦に大きく貢献した経歴詐称の弁護士・鈴木大輔(中島裕翔)に2年間の休職を命じ、ボストン行きのチケットを渡しました。 それから時は流れ、ボストンにいる大輔を呼び出し、大手出版社がアイデア盗用で女性社員に訴えられた案件を彼に任せます。 一方、甲斐は宇宙開発事業の技術売却を担当することに。そんな中、かつて自身が陥れた弁護士・上杉一志が復帰が噂され……。

幸村・上杉法律事務所に勤める凄腕の弁護士・甲斐正午。非常に優秀ですが傲慢な性格の持ち主です。東大に入学しハーバード大学への留学経験もある超エリート！勝利のためなら法に触れるギリギリの作戦も厭いません。 甲斐正午を演じるのは俳優・織田裕二。1991年放送のドラマ『東京ラブストーリー』で大ブレイクを果たし、1997年から放送された『踊る大捜査線』は国民的人気ドラマとなりました。俳優として活動する一方、1997年からは世界陸上のメインキャスターとしても活躍しています。

鈴木大輔は、経歴を詐称しアソシエイト弁護士として甲斐の下で働く青年。証拠や情報集めが得意で、頭脳明晰で完全記憶能力を持っています。祖父が怪我をして大金が必要になったときに甲斐と出会い、弁護士として働くことになりました。正義感が強いため、よく甲斐と意見がぶつかります。 鈴木大輔を演じたのはジャニーズ事務所所属のアイドルで俳優の中島裕翔。2007年にHey!Say!JUMPのメンバーとしてデビュー。俳優としての実力も高く、2014年放送のドラマ『水球ヤンキース』や、2016年公開の映画『ピンクとグレー』では主演を務めています。

日本版ドラマ「スーツ」の見どころは、事件に関わる様々な人物同士の駆け引きです。 本作では法廷のシーンではなく、証拠を握るまでの過程が重点的に描かれています。なかでも織田裕二扮する主人公・甲斐正午が、大輔らに法に触れるギリギリのことを依頼し、情報を掴んでいく過程は見応え十分！ ときには荒っぽい方法や色仕掛けで相手を陥れていくのですが、倫理観に縛られない容赦ない戦略ゲームを観ているようで痛快です。

登場人物で特に魅力的なのが、織田裕二演じる主人公・甲斐正午。弁護士という法に準拠した職業につきながら、法への知識を逆手にとって違法ギリギリの手段を用います。 しかし一方で大輔の境遇に同情したり、事件に関わる人物への深い関心を示すことも。人間らしい一面を、スーツと法の裏に隠しているだけかも？ そんな甲斐の二面性は魅力的で、大いに感情移入してしまいます。「スーツ2」でも、さらに魅力を増した甲斐正午を観ることができるかもしれませんね。

鈴木大輔(大貴)は甲斐正午に呼び出され帰国。出版社の盗作案件を担当し、和解に導きました。 一方、甲斐は三津谷社長の依頼で航空関連の新技術の売却案件を担当。その中で、航空エンジニアリング会社を運営する社長・三津谷聡が特許侵害を隠そうとしていたことが判明します。 そして幸村・上杉法律事務所には、かつての所長・上杉一志が復帰して来るのでした。

今回、甲斐が担当した案件は、東京国際記念病院と給与増額を要求する看護師組合の労使交渉。病院側につき、和解させたい甲斐でしたが苦戦を強いられます。 そんな中、院長が資金を無駄遣いしている事実を突き止め、甲斐は院長に資金の有効活用・労働環境のホワイト化による実質賃金アップを約束させます。交渉を和解に導くのでした。

上杉が仕事復帰！さらに甲斐とチカはトップの座を奪われないために、企業再生部門弁護士・瀬川修一を味方につけるために動き始めます。 しかし甲斐は瀬川から、あるプロジェクトを潰すように言われるのでした。そのプロジェクトとは、マディソン建設のワンマン社長・芹沢のこだわりで、建設が大幅に遅れている商業ビル・大手町スカイビスタ建設に関してだったのです。

甲斐の元に因縁深い弁護士・富樫文弘から、状案が届きます。内容はコースタル・モーターズの訴訟問題について。 この訴訟はコースタルの車を運転していた運転手が事故死した際に起きたもので、代理人弁護士の甲斐は車に欠陥は無いと主張し、既に勝訴していました。 しかし富樫はこの件に関してコースタルの重大な事実の隠蔽を突き止め、それに加担した甲斐も訴えると告げ……。

コースタル訴訟で勝訴するも、ある社内メモの出現により窮地に立たされた甲斐。上杉は甲斐のために弁護士・副島絵美里を連れて来るも、甲斐は反発します。 そんな中、天才テニス少年・高山雄哉が甲斐の元にやって来るのでした。雄哉はプロ入りに反対する父と親子の縁を切りたいと相談し……。

今回のクライントの碓氷ジュエリー社長・碓氷秀明はギャンブル狂で、ある日ポーカーで大負けしてしまいます。さらに元会社社長・城田から会社の全株式を担保に300万ドルを借りたことで、会社を奪われてしまうのでした。 甲斐は城田からそれらを取り戻すべく動き始めるのですが……。一方で真琴はひょんなことから、劇場側と揉めているバレエ団の演出家・里中栄一郎の交渉代理人を担当することになり……。

コースタル・モーターズの案件で、賠償金5億円と弁護士資格剥奪の危機に瀕する甲斐。上杉は所員たちに無実を証明した上で、最後の審判をシニアパートナーによる投票で決めようとチカに提案します。 その後、幸村・上杉法律事務所では、この件の模擬裁判が行われることになり……。

上杉が休職をしたのと同じ時期にファームを辞めた、元アソシエイト弁護士の尾形万智子。甲斐は彼女を探すように大輔に依頼し、どこかに去ってしまいます。 時は遡り数年前、甲斐はチカから頼まれ、玉井と共にファーム内で横領している人物を探っていました。すると万智子のパソコンからファームの金が蟹江に流れていることが判明し……。

今回の依頼者は有名キャスター・浜崎哲平。彼はテレビ番組で人気プロ野球選手・等々力真一の薬物使用疑惑を報じたことで、訴えられていました。 さらに日本経済のドンが球団親会社のトップということで、甲斐と大輔は等々力側の要求通り謝罪すべきだと提案します。しかし浜崎はそれを拒み……。一方で幸村・上杉法律事務所では、トップを決める日が近付き……。

投票の末、幸村・上杉法律事務所のトップとなった上杉は、早速甲斐をファームから追放しようと企みます。一方で祖母・結衣を亡くした大輔は、悲しみを忘れようと仕事に没頭するように。 数日後、結衣の葬儀が行われることになるも、大輔は直前になり葬儀での挨拶を拒み始めます。真琴たちが大輔を説得していると、そこに大輔の元カノ・怜が現れ……。

甲斐より不正を暴かれ、代表を解任された上杉はファームを去ります。一方、大輔は真琴に不倫がバレてしまい関係は険悪に。 そんななか、大輔と甲斐はあるひき逃げ事件を担当。依頼者は最重要クライアントの社長夫人・佐竹美喜子で、息子・信吾がひき逃げ事件を起こしたのだ。その後、検察庁を訪ねた甲斐と大輔は、かつて戦った検事・藤嶋春香と再会。さらにひき逃げ事件の被害者が死亡したことを知り……。

甲斐は幸村・上杉法律事務所のお家騒動により不安を感じるクライアントの1人・動画配信サービス会社・ネットフィルムの社長・五十嵐数馬に会いに行きます。すると五十嵐は進めていた株式公開、顧問契約を再考したいと言い出し……。 そんななか、大輔は元同僚・松井圭介からブラットン法律事務所で働かないかと誘われます。そこはコースタル・モーターズの件で甲斐に和解を勧めた弁護士・副島がいる事務所。さらに副島の背後には上杉の影があり……。

幸村・上杉法律事務所では、ここ最近スタッフが大量に辞職するという事態に陥っていました。そんななか、甲斐と大輔は女性社員の昇進差別訴訟を担当することに。 訴訟相手は「フォッサム食品」で、会長は経協連の理事長や内閣府の男女参画委員会の理事に就任していたことがある財界の大物・蓮見昭雄。さらには相手側の弁護士が真琴の父・聖澤敬一郎だと判明し……。

フォルサム食品を相手取った女性社員の訴訟で、フォルサム側の代理人弁護士・聖澤がこの件を上杉に任せたことで、甲斐たちは再び上杉と戦うことに。チカがマスコミを前に原告女性126人とともに集団訴訟を発表するなか、上杉が事務所にやって来て「このファームを不当解雇で訴える」と言い出し……。

幸村・上杉法律事務所は、フォルサム食品訴訟でロンドンが拠点の「ダービー総合法律事務所」の力を借りることとなり、甲斐のロースクール時代の後輩で元カノ・綿貫紗江がやって来ます。 甲斐は初めは拒絶するも、仕方なく手を組みこの訴訟に挑むことに。その後フォルサム食品について調査を進めていましたが、フォルサム食品側の代理人弁護士・上杉にその動きを読まれていて……。

日本版のドラマ「スーツ」が好きな人は、ぜひアメリカで2011年から放送が開始された原作版のドラマ『SUITS/スーツ』も観てみましょう。日本版との違いを比べてみると面白いですよ。 マンハッタンの大手法律事務所で働く凄腕の弁護士・ハーヴィー・スペクター(ガブリエル・マクト)は、上司から昇進を条件に部下を持つことを命じられます。 渋々部下の面接をしているハーヴィーのところに、マリファナの運び屋容疑で追いかけられていた天才青年マイク・ロス(パトリック・J・アダムス)が偶然逃げ込んできて、そのまま雇われるというストーリーです。

ドラマ「スーツ」の甲斐正午のような、傲慢でクールな性格主人公を演じる織田裕二が観たいなら、1993年に放送されたドラマ『振り返れば奴がいる』がおすすめです。 天才的な腕を持つが、人の生死を気にかけない医師・司馬江太郎(織田裕二)と、人情味あふれる石川玄(石黒賢)が、医療の現場でお互いの主張をぶつけ合うヒューマンドラマです。 織田裕二はドラマ『踊る大捜査線』に代表されるような気さくで明るいキャラクターも得意ですが、本作ではそれとは真逆の、とことん冷たい主人公を演じています。織田裕二のクールな演技が観たい人必見の作品です！

ドラマ「スーツ」のように、あの手この手で事件を動かしていく作品が観たいなら、2019年放送のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』がおすすめ。 スキャンダル専門の弁護士・氷見江(ひみこう/竹内結子)は、クライアントを守るためなら多少の嘘は厭いません。 そんな彼女は優秀な弁護士・与田知恵(水川あさみ)や、頼りないエリート・藤枝修二(中川大志)、無責任な副署長・鈴木太郎(バカリズム)を率いています。このチームで、トラブルに巻き込まれた女性を予想外の方法で救っていきます。

続編ドラマ『SUITS/スーツ2』のあらすじや見どころ、配信中の動画サービスや、登場人物、見どころを紹介してきました。 異端の弁護士・甲斐と天才青年・大輔のコンビは、シーズン2でも大活躍を見せてくれます。ぜひ視聴してみましょう。