『家、ついて行ってイイですか？』を見逃し配信しているサイトはある？ドラマ化の情報も紹介

『家、ついて行ってイイですか？』はテレビ東京の深夜枠で放送されているバラエティ番組。完全素人に取材をして番組を作るという斬新なアイデアで話題になり、2021年にはドラマ化もした人気番組です。

動画配信サービス「Paravi」では、『家、ついて行ってイイですか？』の見逃し配信を行っていますが、直近3回分のみの配信となっています。 Youtubeなどにアップロードされている過去動画については、全て違法アップロードされたものです。ウイルス感染のリスクなどもあるため、視聴はやめましょう。

「家、ついて行ってイイですか？」は、街を歩く一般の人たちを対象に、タイトル通り「家、ついて行ってイイですか？」と尋ねる番組です。対象者は「終電を逃した人」や「居酒屋で飲んでいる人」など様々。許可が貰えれば実際に家までついて行きます。 取材に応じた人も、そのままついて来られるため家を片付けられません。片付けられていない家からは、その人の生活や人生を垣間見ることができます。 街で歩く姿を見たときに受けた印象が、取材が進むにつれてどんどん変わっていくのもこの番組の面白さです。家の様子を見た際や、その人の過去を聞いた際。そして、日々どんな思いを抱えて生きているかを聞いた際などは、その人の見え方がガラリと変わることもあります。

(写真中央) 番組MCの1人はお笑い芸人のビビる大木です。『進め!電波少年』や『笑う犬の冒険』に出演し人気を博します。2002年にお笑いコンビ「ビビる」を解散後、現在の芸名である「ビビる大木」へと改名。改名後も多数のバラエティ番組に出演するほか、ナレーションなど声を使った仕事でも活躍しています。 現在出演中の主なレギュラー番組には『ラヴィット!』(2021年～)、『追跡LIVE! Sports ウォッチャー』(2017年～)などがあります。

番組MCのもう1人は、お笑いコンビ「おぎやはぎ」でツッコミを担当する矢作兼。1995年のコンビ結成後、独特な雰囲気の漫才やコントは高い評価を受けました。 『M-1グランプリ』には第1回から2年連続で決勝に進出しています。『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』などの人気番組で見せるトークでも高い人気を博すなど、多数のバラエティ番組で活躍しています。 現在出演中の主なレギュラー番組には『ゴッドタン』(2005年～)、『バイキング』(2014年～)などがあります。

ただ道を歩いているだけの完全な素人に、ただただついて行く。明確な取材の目的があるわけでもなく、その人の家の様子を見て、話を聞くだけです。全く新しい試みと言えますが、それだけで番組を成立させるためのとてつもない取材量のなせる業でもあります。 「地味で平凡な普通の人の人生譚を見る」というのが番組の1つのコンセプトとのこと。一見地味に見える人でも様々な思いを抱えて日々生きている、ということが視覚的に理解できる番組です。

「家、ついて行ってイイですか？」は2021年にドラマ化されたことでも話題となりました。1話ごとに反響を呼んだエピソード1本を基にして作られています。番組内でディレクターが取材し放送された部分と、取材時に聞いた過去の部分の両方が映像化されています。 出演する俳優、女優陣が豪華であることも話題となった要因の一つです。竜星涼が主演を務めるほか、第1話では志田未来、第3話では研ナオコ、第4話では川島海荷などがゲスト出演しています。

2018年9月26日の放送回は、家を訪ねてから数年後に再度取材を行ったものをまとめた回でした。最初に取材に応じたのはバツイチのシングルマザーで、3人の反抗期の息子を女手一つで育てているとのこと。家の中は衝撃的で、殴られた痕で壁がボコボコになっていました。マネキンが突き刺さっている壁まであります。 2年後に再度取材してみると、壁の穴の痕など見る影もなく綺麗にリフォームされていました。反抗期だった息子たちは成長し、それぞれの夢を語る様子は感動的です。

2019年7月3日の放送回では、ドラマ「家、ついて行ってイイですか？」の第2話のもととなった取材が放送されています。取材に応じた女性の家には、男性の遺影が飾られていました。その男性とは同い年で、出身地や誕生日も同じだったことから、運命だと惹かれ合います。 心から愛していましたが、あるとき2人は生き別れた双子だったと知ります。彼はそれに苦悩し、自ら命を断ってしまいました。それから7年が経った女性の生活と、彼女の口から直接語られる心境が映し出された放送となっています。

2021年8月25日の放送回では、阿佐ヶ谷に住む6人家族が紹介されました。父親の仕事用資料や6人家族の大量の荷物が、壁に吊るされている様子が特徴的な家でした。足場を確保するにはそれしかないとのこと。ゲームクリエイターである父親の収入は、多い時は月100万を超え、逆に半年間収入がない場合もあるそうです。 家族の家には赤ん坊の写真が飾られていました。2歳の時に亡くなった娘さんの写真だそうです。夫婦や長女が涙ながらに話す胸にためた想いが非常に印象的な放送でした。