2022年6月21日更新

映画『線は、僕を描く』あらすじ・キャスト一覧 横浜流星が水墨画の世界に魅了される【原作ネタバレあり】

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線は、僕を描く 横浜流星
©砥上裕將/講談社 ©2022 映画「線は、僕を描く」製作委員会

2020年「本屋大賞」3位、2019年TBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した青春芸術小説『線は、僕を描く』が映画化。10月21日に公開されます。 水墨画を通して主人公の大学生が喪失感を乗り越え、再生していく姿をみずみずしく描き、絶賛された本作。映画では、若手実力派俳優として活躍をつづけている横浜流星が主演を務めるほか、ヒロインを清原果耶が演じます。 今回は、そんな映画『線は、僕を描く』のあらすじからキャスト、原作小説のネタバレまで紹介します。

公開日 2022年10月21日
キャスト 横浜流星 , 清原果耶
スタッフ 原作:砥上裕將 監督:小泉徳宏(映画『ちはやふる』)

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映画『線は、僕を描く』あらすじ

両親を交通事故で失い、喪失感のなかにあった大学生の青山霜介(あおやま そうすけ)。あるとき彼は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山(しのだこざん)に出会います。なぜか彼に気に入られてしまった霜介は、その場で湖山の内弟子になることに。 湖山の孫で水墨画家の篠田千瑛(ちあき)はそのことが気に入らず、1年後の「湖山賞」をかけて霜介と勝負をすると宣言します。 はじめての水墨画に戸惑う霜介。しかし水墨画は筆先から生み出される「線」の芸術で、描くのは「命」だと知り、次第に水墨画に魅せられていきます。彼は水墨画を通して人や自然とつながることで、生きることの意味を見出していくのでした。

映画『線は、僕を描く』キャスト一覧

『線は、僕を描く』キャスト組み画像
©砥上裕將/講談社 ©2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
青山霜介 横浜流星
篠田千瑛 清原果耶
篠田湖山 三浦友和
西濱湖峰 江口洋介
藤堂翠山 富田靖子
古前 細田佳央太
川岸 河合優実
国枝 矢島健一
滝柳 夙川アトム
笹久保 井上想良

青山霜介(あおやま そうすけ)役/横浜流星

線は、僕を描く
©砥上裕將/講談社 ©2022 映画「線は、僕を描く」製作委員会

本作の主人公・青山霜介は、両親を交通事故で失い喪失感を抱く大学生です。周りを観察する癖と判断力のある彼ですが、生活感はあまりありません。 あるとき彼はアルバイト先の展覧会場で水墨画家の篠田湖山と出会い、彼の内弟子になることになります。霜介は当初、よく知らない水墨画の世界に戸惑いますが、その奥深さに次第に魅了されていくのでした。 青山霜介を演じるのは、横浜流星です。2019年には『チア男子!!』などの3作品で第43回アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『あなたの番です 劇場版』(2021年)などに出演。今もっとも人気と勢いのある俳優として活躍しています。

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篠田千瑛(しのだ ちあき)役/清原果耶

『線は、僕を描く』(2022年)清原果耶
©砥上裕將/講談社 ©2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

霜介が弟子入りすることになった湖山の孫、篠田千瑛は、祖父と同じく水墨画家で花卉(かき)画を得意としています。気の強いお嬢様である彼女は、湖山が水墨画についてなにも知らない霜介を弟子にしたことが気に入らず、彼に1年後の「湖山賞」をかけた勝負を宣言するのでした。 千瑛を演じるのは、2021年のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で主演を務めた清原果耶。監督を務める小泉徳宏とは、映画『ちはやふる 結び』以来2度目のタッグとなります。デビューから数多くの話題作に出演しつづけ、『護られなかった者たちへ』(2021年)では、第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、名実ともに日本のトップ俳優として活躍しています。

篠田湖山(しのだ こざん)役/三浦友和

主人公・霜介の師匠となる篠田湖山は、日本を代表する水墨画家で、美術にまったく興味のない人でもその名前を知っているような人物です。湖山の教えは水墨画だけでなく、人生のあらゆる面に共通するような話もあり、霜介はそこから水墨画の奥深さと生きることの意味を見出していきます。 篠田湖山を演じるのは、ベテラン俳優・三浦友和です。2022年公開の映画『グッバイ・クルエル・ワールド』、『ケイコ 目を澄ませて』にも出演予定です。

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西濱湖峰(にしはま こほう)役/江口洋介

西濱湖峰は湖山の二番弟子であり、風景画を得意としています。お兄さん的存在で、親しみやすい雰囲気を持った青年です。 映画では江口洋介が西濱を演じます。2022年も映画やドラマと活躍しており、出演作『アキラとあきら』『七人の秘書 THE MOVIE』などが公開されます。

斉藤湖栖(さいとう こせい)役/キャスト未発表

最年少で湖山賞を受賞した斉藤湖栖。やはり湖山の弟子で機械のような完璧な技術を持っていますが、一方で人付き合いは苦手です。

藤堂翠山(とうどう すいざん)役/富田靖子

藤堂翠山はそれほど有名ではありませんが、湖山も一目置く水墨画家です。威厳があり落ち着いた人物で、静けさを好む性格です。 藤堂翠山を演じるのはベテラン女優の富田靖子。最近では『未来への10カウント』や『純愛ディソナンス』などドラマを中心に活躍しています。

古前(こまえ)役/細田佳央太

自称・霜介の親友である古前は、いがぐり頭でいつもサングラスをかけている胡散臭い人物です。わかりやすく個性的なセンスの持ち主ですが、嘘がない性格で決断力も持ち合わせています。 古前を演じるのは映画『町田くんの世界』、ドラマ『ドラゴン桜』第2シリーズなどで知られる、若手俳優・細田佳央太。

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川岸(かわぎし)役/河合優実

川岸は霜介と同じゼミの女子大生です。まじめで慎重な性格の彼女は、水墨画に興味を持っています。 川岸には、2022年のカンヌ国際映画祭で「ある視点」部門カメラ・ドール特別表彰を獲得した映画『PLAN75』にも出演している河合優実です。2022年は本作を含め9本の映画に出演しており、今最も勢いのある若手女優の一人です。

国枝(くにえだ)役/矢島健一

国枝は美術館の館長です。演じるのはバイプレイヤーとしてドラマ、映画で活躍する矢島健一です。

滝柳(たきやなぎ)役/夙川アトム

滝柳は大手広告代理店の営業。演じるのは元お笑い芸人の夙川(しゅくがわ)アトム。

笹久保(ささくぼ)役/井上想良

笹久保は滝柳と同じ代理店の営業マンです。『明日、私は誰かのカノジョ』などで知られる井上想良が演じます。

原作小説『線は、僕を描く』ネタバレ解説

高校生のときに交通事故で両親を失い、喪失感から抜け出せない大学生の青山霜介は、あるとき自称・彼の親友の古前に頼まれて、水墨画の展覧会設営のバイトに駆り出されていました。その会場で初めて水墨画を見た霜介の素直な感想を耳にした水墨画の大家・篠田湖山は、霜介を内弟子にすると言いだします。 それを聞いた彼の孫・千瑛は激怒し、「1年後の湖山賞で霜介が勝ったら自分は門派を去る、自分が勝ったら雅号をもらう」と勝負を挑んできました。 水墨画を習うことになった霜介は、湖山のお手本をひたすら真似する練習をつづけながら、同じく湖山の弟子である西濱湖峰や斉藤湖栖と交流を通して、千瑛や彼らも悩みながら絵を生み出していることを知ります。

水墨画に魅せられていくなかで、両親を失った悲しみに向き合うことができるようになった霜介は、湖山賞で審査員特別賞の翠山賞を受賞。千瑛は湖山賞に輝き、2人はそれぞれ自分の殻を破り成長したのでした。

主人公の霜介が水墨画と周囲の人々との交流を通して、家族を亡くした喪失感から立ち直っていく優しい物語である本作。温かい気持ちになれる小説が好きな人や、アートに興味がある人はもちろん、人生に迷っている人など、前に進む勇気がほしい人におすすめです。

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映画『線は、僕を描く』は2022年10月21日公開

2020年に「本屋大賞」3位を獲得した話題作を、横浜流星清原果耶の共演で映画化する『線は、僕を描く』。水墨画の世界に魅せられた主人公が、周囲の人々との交流、そして絵を描くことと向き合うなかで、生きることの意味を見出していく本作には、熱い注目が集まっています。 映画『線は、僕を描く』は2022年10月21日に公開。ciatrでは今後発表されるキャストなど、最新情報を更新していきますので、ぜひチェックしてくださいね。