【ネタバレ】映画『沈黙のパレード』真犯人は誰?あらすじや起承転結から原作との違いまで相関図つきで解説!

『真夏の方程式』から9年の沈黙を破った『沈黙のパレード』。原作シリーズ第9作目を実写化した本作は、被害者少女を想う町の人々の悲しい復讐劇が見どころです。どんでん返しまで楽しめる物語の真相は……?! この記事では『沈黙のパレード』のあらすじとネタバレを相関図つきで紹介!世間の評価や真犯人まで詳しく解説します。
原作『沈黙のパレード』はファンの間でも面白いと評判の名作。しかし9年ぶりとなった映像化作品はどう評価されたのか……?この記事でしっかり解説していきます。
※この記事は映画『沈黙のパレード』のネタバレを含みます。読み進める際は注意してください。
『沈黙のパレード』作品概要
公開日/ 上映時間 | 2022年9月16日(金) 130分 |
---|---|
監督 | 西谷弘 |
原作 | 東野圭吾 |
主要キャスト | 福山雅治 , 柴咲コウ , 北村一輝 , 戸田菜穂 , 飯尾和樹 |
東野圭吾の人気小説「ガリレオ」シリーズを映像化したドラマ・劇場版「ガリレオ」シリーズ。2022年公開の劇場版第3弾『沈黙のパレード』には、湯川先生の相棒役に柴咲コウ演じる内海刑事が再登場!ドラマシリーズと劇場版第1弾『容疑者Xの献身』以来となる、待望の名コンビ復活に歓喜するファンも多かったようです。
映画『沈黙のパレード』のあらすじ・相関図
相関図

あらすじ
アメリカ帰りの湯川学のもとに、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れました。 すべての発端は町の人気者の娘が行方不明になり、数年後に遺体で発見された事件。犯人と思われる男は、少女殺害の別件で無罪になった経歴があります。当時その事件を担当していたのは、内海の先輩刑事・草薙俊平でした。 今回も証拠不十分で釈放されてしまい、男はなぜか娘が住んでいた町へと戻ります。事もあろうに遺族たちを挑発し、町全体を覆う彼への憎悪。そうして迎えた秋祭りのパレード当日、その男が死亡しますが、殺害する動機のある全員にアリバイがありました。 死因も不明の超難事件に、湯川、内海、草薙の3人が立ち向かうことになります。
結末・犯人発覚までのネタバレを起承転結で解説!
ここからは、ネタバレありで『沈黙のパレード』の全編を解説・考察していきます。
【起】町の人気者の少女が行方不明に
東京都菊野市の菊野商店街にある食堂「なみきや」の看板娘・並木佐織(川床明日香)は、歌が上手い美少女で、町の人気者でした。 2017年、菊野市で開催された祭りののど自慢大会に出演した佐織。 そこで審査員を務めていた音楽プロデューサーの新倉夫妻(椎名桔平・檀れい)が、佐織の才能を見出します。彼女は高校卒業後に歌手デビューを目指し、新倉のもとでレッスンを重ねていました。高垣(岡山天音)という恋人もでき、彼女の将来は希望に満ちていましたが、ある日忽然と姿を消してしまったのです。
その3年後、静岡県のある民家が焼失し、焼け跡から2体の遺体が発見されます。1体はその家の主である蓮沼芳恵(作品内では特に言及されていませんでしたが、芳恵は蓮沼の母であり、自宅で孤独死したのだと考えられます)。 もう1体こそ、行方不明になっていた並木佐織でした。そして焼失した家は、15年前の少女殺害事件で逮捕されながらも黙秘で無罪になった男・蓮沼寛一(村上淳)の実家だったのです。過去の少女誘拐事件を担当した草薙警部(北村一輝)は、蓮沼にトラウマを持っていました。 今回も証言や証拠が次々出てきたことで蓮沼が逮捕されますが、またもや完全黙秘で釈放されてしまいます。

その頃、菊野市で新しい研究を進めていた湯川は、「なみきや」に度々訪れるように。そして内海(柴咲コウ)から事件の捜査協力依頼を受けることになりました。 とある日、湯川が「なみきや」で菊野市の人々と食事をしていたところに蓮沼が現れ、佐織の父・祐太郎(飯尾和樹)に賠償金の要求を求めます。菊野市の人々により追い出されましたが、事もあろうに、蓮沼は菊野市に昔の同僚・増村(酒向芳)を頼って住み着いていたのです。
【承】パレード当日、復讐が実行される……

蓮沼が現れたことにより動揺する一行でしたが、今年も菊野市の恒例イベント「キクノ・ストーリー・パレード」は開催されます。 イベント当日、湯川はパレードを見物していました。そんな時、湯川を案内してくれていた佐織の妹・夏美(出口夏希)の元に、客が腹痛で倒れたため店に戻るよう母親(戸田菜穂)から連絡が入ります。

客に付き添って病院に行っていた並木夫妻が帰宅し、店に戻った夏美と共に「なみきや」を営業していると、訪れた客から「蓮沼が死んだ」と聞かされたのです。 蓮沼が殺害されたことを知った草薙は、湯川とともに菊野市で捜査を開始しました。しかし、関係者にはみなアリバイがあり、死因も特定できません。

そこで、草薙は湯川を現場に連れて行きました。現場は外側から鍵をかけるタイプの引き戸で、扉の取っ手の金具を外すと四角い穴が貫通していることが判明。犯人は睡眠薬を飲ませ蓮沼を眠らせた状態にし、取っ手の穴から室内に液体窒素を送り込んだことで殺害したのだと推理しました。
事件のトリックが意外とあっさりしていて拍子抜けした……。
【転】蓮沼を殺したのは誰?自白は本当?
菊野市の誰もが佐織の死を悼み、蓮沼を殺害する動機を持ち合わせていたように思えます。しかし並木家をはじめ、佐織の父・祐太郎の親友である戸島(田口浩正)や、佐織の彼氏である高垣、音楽プロデューサーの新倉夫婦にはその日イベントに参加していたというアリバイがありました。

しかし、蓮沼殺しの犯人は1人ではなく、複数人による犯行でした。祐太郎と戸島は、佐織を殺害したことを蓮沼に自白させようと、蓮沼を脅すための計画を立てたのです。 戸島の工場に捜査が入り、貯水タンクの液体窒素をパレード当日に持ち出し、パレードの出し物を利用して運んだことも判明しました。 液体窒素を工場からパレードの準備地点まで運んだのは佐織の恋人だった高垣智也でした。高垣が「殺す気はなかった」と話していると、突如新倉直紀が出頭し、蓮沼を殺害したと自供します。
宮沢麻耶(吉田羊)の「沈黙罪ってあるんですか?」と草薙に問いかけたここのシーンが印象的。この「沈黙」がキーワードであり「沈黙」が原因で起こしてしまった事件という意味で、本作のタイトルにも繋がっているのだと思う。
新倉によると、イベント当日、「なみきや」の客が腹痛で倒れるアクシデントが起きたことで、計画は中止になったといいます。新倉は液体窒素の回収のために殺害現場へ向かったとのこと。しかしそこで気が変わり、単独で計画の実行に至ったというのです。 さらに新倉は、液体窒素を送っている途中、死に際の蓮沼が「佐織を殺害した」と自供したことを明かしました。

一方、湯川は今回の事件と23年前のとある事件との関連を内海に進言します。 15年前の少女殺害事件が関係しているとにらんだ湯川の直感が当たり、蓮沼の元同僚である増村が被害者・本橋優奈の母の兄だったと明らかになりました。 彼は睡眠薬を飲ませ、蓮沼を部屋に閉じ込めたことで計画に加担したのでした。
【結】まさかのどんでん返し!真犯人は?
ところが、湯川は簡単に蓮沼が沈黙を破ったことに疑問を持ちます。 そして佐織を殺害したのは蓮沼ではなく、蓮沼は真犯人を脅迫するために遺体を実家に隠し、死体遺棄罪の時効成立を待って放火したのだという仮説を導いたのでした。 祐太郎たちが蓮沼を監禁し真相を問い詰めるという計画をしていることを知った真犯人は、蓮沼が真実を自供する前に自分たちで蓮沼を殺すことにしたのだと湯川は考えました。

佐織殺害の真相のカギを握っていたのは、新倉留美でした。 高垣との恋にうつつを抜かしていた佐織に忠告しようと公園に呼び出した留美は、彼女から歌手を目指すのをやめたいという告白を聞き、思わず突き飛ばしてしまいました。動かなくなった佐織を見て怖くなって逃げ、留美が現場に戻ると佐織はいなくなっていたのです。 その後留美は蓮沼に脅迫されたことを夫の直紀に話し、直紀が蓮沼殺害を実行します。

しかしそこには、さらなる真実がありました。実は留美が佐織を突き飛ばしたその時、佐織は死んでいなかったのです。蓮沼が沙織を運んでいる最中に意識を取り戻した彼女の後頭部を強打し、致命傷を負わせたのでした。つまり、真犯人は蓮沼だったのです。 現場に落ちていた佐織のバレッタに血痕が付いていなかったことからその事実が判明しました。つまり、留美は自分が佐織を殺してしまったと思い込んでいたため、殺害の真犯人だった蓮沼の脅迫に怯え、直紀が蓮沼の殺害を実行してしまったという悲劇が生まれたのです。 蓮沼の沈黙により、多くの人々が悲惨な目に遭ってしまったこの事件。事件の担当者である草薙は、自らの力の無さを痛感し打ちひしがれながらも、蓮沼が佐織を殺したことを必ず証明すると誓うのでした。
東野圭吾(ひがしのけいご)原作との違いは?
東野圭吾による原作『沈黙のパレード』との違いが気になる方も多いでしょう。ここでは、トリックの違いも含めて解説します。
映画では沈黙している人が少なすぎる?
タイトルにある「沈黙」には本作のキーワードである「黙秘」の意味があり、計画に関わった人々が互いを想い合って沈黙を守っていました。原作小説では多くの人が沈黙を貫いていましたが、映画では意外と次々に沈黙を破っていたのが印象的。唯一、完全黙秘を貫いたのが真犯人の蓮沼であることが皮肉です。 映画は2時間弱と尺の制限があり、映像で「沈黙」していると展開がわかりにくくなるため、真相をわかりやすく明らかにすることに重点を置いたのかもしれません。
原作ではヘリウムガスがミスリードに?!
湯川が初めに推理する「ヘリウムガス」での殺害方法ですが、原作小説ではそれを前提に捜査が進んで行くのに対して、映画では早々に液体窒素での殺害方法に辿り着いていました。こちらもおそらく映画尺の問題でのカットになったのかも。 ただこのミスリードが「ガリレオ」シリーズならではの物理学的考察の面白味の1つだったため、映画でその流れが活かされなかったのは少し残念な気もしますね。
キャスト・登場人物一覧
湯川学役/福山雅治

シリーズ通じての主人公・湯川学は、帝都大学理工学部物理学科の准教授です。科学的な検証と推理に沿って、不可思議な事件を解決します。ちなみに、『沈黙のパレード』ではついに教授に昇進! 変わり者の天才学者役を続投する福山雅治は、「福山個人としては、草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては……またやっかいな2人と再会したな……、と思っているかと(笑)」とコメントしています。 有名な名台詞「実に面白い」を本作でも再び聞くことができますよ。
内海薫役/柴咲コウ

内海薫は警視庁捜査一課の所属で、理論よりも感情で動くタイプの熱血刑事です。連続ドラマ第1作と映画第1弾で湯川の相棒を務め、凸凹コンビっぷりが話題に。 柴崎コウが正式に相棒役として出演するのは、『容疑者Xの献身』以来14年ぶりです。 公式コメントでは「湯川先生、草薙さん、薫。時は流れ、それぞれの道を歩んでいたであろう登場人物たち。しかしきっと、昔と変わらないそこはかとない安心感と絆を味わえるのだろうと~」と、チーム・ガリレオとの再会を喜びました。
草薙俊平役/北村一輝

草薙俊平は湯川の大学時代の同期で、内海とコンビを組むことが多い先輩刑事です。 原作では彼が湯川の相棒ですが、ドラマ版はサブキャラクター的な扱いでした。最新作『沈黙のパレード』では、草薙が重要なポジションを担います! 続投する北村一輝は、「今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います」とコメントしました。
並木佐織役/川床明日香
定食屋「なみきや」の長女で、行方不明となった女子高生・並木佐織。幼い頃から商店街の皆に可愛がられ、歌手になるという夢を追いかけています。 そんな佐織を演じるのはドラマ『俺の話は長い』(2019年)などに出演していた川床明日香。新人ながらも、オーディションで見事に役を勝ち取りました。 冒頭の夏祭りの『Jupiter』歌唱シーンは圧巻でした。佐織役を演じた川床明日香が実際に歌っているようにも思えましたが、おそらく歌唱者は別の人物でしょう。 彼女本人が歌っていれば本作のインタビューなどで何かしらの言及はあるはずですが、そういった言及はなく、彼女自身もこれまで歌を特技などとして特に公表していません。
並木夏美役/出口夏希
明るく人懐っこい佐織の妹・並木夏美を演じるのは、同じくオーディションで選出された新人の出口夏希。 「Seventeen」の専属モデルで、是枝裕和監督初のNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』でダブル主演を務めることが決まっています。
並木祐太郎役/飯尾和樹

(画像右)
菊野商店街の定食屋「なみきや」を営む店主・並木祐太郎を、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹が演じます。祐太郎は殺害された女子高生の父親で、犯人に対して強い怒りを抱えています。
戸島修作役/田口浩正
冷凍食品会社「トジマ屋フーズ」社長・戸島修作を演じるのは、多くのドラマ・映画に出演するバイプレーヤーの田口浩正。修作は祐太郎の幼馴染みであり、同級生の悪友です。
並木真智子役/戸田菜穂
並木祐太郎の妻・並木真智子を演じるのは、中堅女優の戸田菜穂。祐太郎と2人で「なみきや」を営んでおり、接客の他に調理も担当しています。
増村栄治役/酒向芳

映画『検察側の罪人』(2018年)で注目を集めた酒向芳が、増村栄治役を務めます。増村は女子高生殺害の容疑者として浮上する蓮沼寛一の元同僚です。
高垣智也役/岡山天音
高垣智也役を務めるのは、若手注目俳優の岡山天音。高垣は菊野市にある印刷会社のデザイン部に勤めており、実は殺された女子高生・並木佐織の元恋人でした。
蓮沼寛一役/村上淳
女子高生殺害事件の容疑者として浮上する蓮沼寛一役を、名バイプレーヤーとして知られる村上淳が務めます。蓮沼はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となっていました。
宮沢麻耶役/吉田羊
菊野商店街にある老舗の本屋「宮沢書店」の店主・宮沢麻耶を演じるのは、ドラマ「コールドケース」シリーズで主演を務める吉田羊。麻耶は町内会の理事やパレードの実行委員長も務めています。
新倉直紀役/椎名桔平
菊野市に住む音楽プロデューサー・新倉直紀を演じるのは、『アウトレイジ』(2010年)や「コード・ブルー」シリーズで知られる椎名桔平。佐織の歌の才能に気付き、援助しようとしていました。
新倉留美役/檀れい
新倉直紀の妻・新倉留美役を、宝塚歌劇団出身の女優・檀れいが務めます。留美は若い才能を育てようとする夫を陰で支え続けてきました。
【評価・感想】『沈黙のパレード』は面白い?ひどい?

大好評だった『容疑者Xの献身』に続いた『沈黙のパレード』。「面白かった」という意見が出ている一方「つまらない」という批判も。評価が二分した理由を解説します。
『沈黙のパレード』はやはり傑作?圧巻の演出に注目
「沈黙」と「パレード」という反意語的な言葉が並んでいる本作。小説では「沈黙」を、映画では「パレード」を効果的に利用して作品に深みを与えているように思えます。 特に映画の劇中に色鮮やかに描かれた祭りのパレードの様子や、冒頭で歌う佐織の圧巻の歌声など、映画ならではの演出が素晴らしかったのは大きな見どころです。 また主役級から名サブキャストまで、“沈黙を守る”町の人々を演じた俳優陣の名演技には、心打たれるものがありました。
『沈黙のパレード』がひどい・つまらないと言われる理由
9年ぶりの新作となっただけに期待値が高めだったのか、各映画レビューサイトやSNSでの口コミでは低評価の口コミも……。「『容疑者Xの献身』は超えられない」という声もちらほら。 やはり原作の名場面がカットされている点が大きくマイナスになっているよう。原作では湯川が「僕には苦い経験があるんです」と留美に選択を託す場面があり、この「苦い経験」というのが『容疑者Xの献身』で「真相をすべて明らかにした」ことですべてを壊してしまった葛藤を表していたため、その繫がりは入れてほしかった……という意見もあります。 留美もすべてを知ってもなお自らの意志で出頭という流れではなくなっていたため、人物の描き方が浅くなってしまっているのが、作品に深みを与えられなかった原因でしょうか。 また事件のトリックに物理学があまり関わってこなかったことや、福山雅治演じる湯川の個性・変人度が下がったことなどが低評価される理由としてよく挙げられているようです。 しかしもちろん高く評価されている部分もあり、豪華キャストによる名演技はさすが! 本作のテーマ「沈黙」が作り出してしまった数々の犠牲、警察という立場に葛藤する草薙などは重く苦しくはありますが、本作のストーリーが秀逸なものとなった要因なのではないでしょうか。
楽しみにしていたガリレオ新作。真相が明らかになったと思ったらまた新たな真相が出てくる、といった先の見えない展開には原作を読んでいながらもワクワクしました。そして今作の第二の主人公は草薙ですね。湯川が草薙の葛藤に手を差し伸べる様子には、積み上げられたガリレオシリーズの厚みを感じました。
肝心の事件の真相・トリックが少し物足りなかった印象。けどOPは良かった!佐織の歌う「Jupiter」と菊野市の人たちの見守る表情が温かすぎて、開始数分で号泣。その後の辛すぎる展開にも感情移入しっぱなしだった。
『沈黙のパレード』に続く東野圭吾×福山雅治の新作から目が離せない!

東野圭吾原作×福山雅治主演に間違いなし!の「ガリレオ」シリーズですが、物理学者の次はなんとマジシャン!同コンビの新作映画『ブラック・ショーマン』が2025年9月12日から劇場公開されます。 名作「ガリレオ」シリーズとともに、東野圭吾原作×福山雅治主演の新作にもぜひ注目してみてください。