2023年12月12日更新

ドラマ『ブラッシュアップライフ』の最終回ネタバレ・全話あらすじを紹介!転生の結末や伏線回収を考察

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『ブラッシュアップライフ』
© NTV

2023年1月より、安藤サクラ主演×バカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』が放送されました。本記事では、本作のあらすじやキャスト、ネタバレを全話紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >最終話のネタバレを今すぐチェック >最終話の伏線を考察してみた

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【ネタバレなし】『ブラッシュアップライフ』のあらすじ

主人公・近藤麻美は、地元の市役所に勤務するごく普通の女性。実家で両親と妹とともに暮らす、33歳独身です。彼女はある日突然、記憶を持ったまま赤ちゃんの頃に戻り、人生をゼロからやり直すことになります。 ふと気がつくと、そこは麻美が生まれた産婦人科のベッドの上でした。目の前を見れば、若き日の父と母。こうして、近藤麻美の2周目の人生が幕を開けることとなったのです。 主演・安藤サクラ×脚本・バカリズムがおくる、摩訶不思議な日常を描いたタイムリープヒューマンコメディ。ささやかな日常を送る麻美が、壮大なスケールに巻き込まれていく!平凡な人生をもう1度やり直す、平凡な女性のお話が今始まります。

第1話のあらすじ・ネタバレ

2周目の人生スタート

あらすじ

地方公務員の麻美(安藤サクラ)は、実家暮らし。今日は妹の遥(志田未来)の運転で、市役所に出勤します。夜は、幼馴染の美穂(木南晴夏)、夏希(夏帆)と外食。美穂の誕生日を祝いつつ、プリクラを撮ってカラオケに行きました。 カラオケの受付には、同級生の福田(染谷将太)の姿が。福田はサービスにポテトを振る舞ってくれるも、3人はお腹がいっぱい。 しかし残すことはできないとポテトを食べ、懐かしい曲をたくさん歌います。夏希によると、福田は音楽をやっていましたが、売れなかったとのこと。4年前に同級生と結婚したが別れ、現在は職場のアルバイトとできちゃった結婚をしたそうです。 それがきっかけで音楽を辞め、今はバイトを掛け持ちしているようでした。

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ネタバレ

帰りにコンビニにより、2人と別れた麻美。そこから歩いて帰ろうとした瞬間、麻美は車にひかれてしまったのです。 たどり着いたのは真っ白な部屋。案内人(バカリズム)によると、麻美はオオアリクイに生まれ変わる予定とのこと。 すると案内人は人間に生まれ変われる方法として、もう一度自分の人生をやり直して「徳を積むこと」を提案します。こうして麻美は、もう一度赤ちゃんから自分の人生をやり直すことになったのです。 赤ちゃん時代を終え、麻美は保育園に。すると、友達の玲奈の父(勢登健雄)と担任の洋子先生(中田クルミ)の関係が、怪しく見えます。麻美は過去に、玲奈と先生が保育園から突然去ったことを思い出しました。 その原因が2人の不倫だと考えた麻美は、不倫を阻止するため、玲奈の父が渡した電話番号のメモを盗み、夜中に公衆電話へ。美穂と夏希とカラオケでポケベルの入力の話をしていたことを思い出し、玲奈の父に洋子になりすましてメッセージを送信します。帰り、警察官に見つかるも間一髪で自宅に帰りました。 麻美は「フリン シタラ バラス」と送信していました。おかげで2人は不倫関係にならず、麻美は徳を積んだと安心したのでした。

第2話のあらすじ・ネタバレ

あの人の未来を変える

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あらすじ

人生2周目の麻美(安藤サクラ)は、小学生に。1周目と同じく小学生時代の美穂(木南晴夏)、夏希(夏帆)とも仲良くなり、流行っていたシール交換やプロフィール帳を楽しみます。 麻美は中学生になり、1周目と同じく父親(田中直樹)にイライラするように。 嫌味な社会科教師の三田(鈴木浩介)にはゲームボーイアドバンスを没収され、麻美は1周目と同じ過ちを繰り返してしまうのでした。 中学2年生の秋には、地元にラウンドワンができます。麻美は1周目と同じ女子高に進学。その後大学では、1周目とは異なり薬学部に進学しました。 1周目では同じ学部の田邊(松坂桃李)と付き合っていましたが、田邊はギャンブルにハマったため、麻美は5万円を貸したまま別れていました。今回は学部が違うことで、全くの他人に……。そして成人式で、福田(染谷将太)とも再会します。

ネタバレ

成人式のあと麻美たちは、ラウンドワンに皆でカラオケに。福田の歌を皆で褒めますが、その後音楽で失敗したことを知っている麻美は福田に音楽の道を諦めさせようか悩みます。 しかし1周目で福田に新しい妻と子供がいると聞いていたため、福田が未来の家族に会えなくなるのは辛いと、麻美は彼に何も伝えませんでした。 薬剤師になった麻美は、調剤薬局に勤務。父親の誕生日プレゼントを買った帰りの電車で、麻美は三田を発見します。美穂と夏希に見せるため、動画を撮影する麻美。すると周りにいた女性が、三田に痴漢をされたと騒ぎ始めたのです。 しかし麻美の動画のおかげで、三田の無罪は証明。痴漢が原因で教師を辞めることになっていた三田の人生を、麻美は救うことができました。痴漢の真犯人は、1周目の市役所時代の上司・谷口課長(竹本千人)だと分かり麻美は驚きます。 三田は麻美に感謝し、家までお礼を持ってきました。そして三田は、中学時代に没収していたゲームボーイアドバンスを麻美に返却。10年ぶりに「逆転裁判」を楽しもうと思った麻美ですが、なんと三田に最後までクリアされていたことが判明したのでした。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

1周目で死んだ日

あらすじ

2016年。麻美(安藤サクラ)は勤務地が近くの調剤薬局になり、麻美は1周目の時、この頃から体調を崩し始めた祖父(綾田俊樹)を心配し、妹の遥(志田未来)と祖父母の家へ。 すると麻美は、祖父の飲んでいた薬に違和感を覚えます。 飲み合わせが悪い組み合わせのはず……と麻美が薬局に確認すると、確かに併用してはいけない薬だったと判明します。麻美のおかげで、祖父は体調よく過ごすようになったのでした。そ して麻美は薬局の雑誌で、1周目の元彼の田邊(松坂桃李)が2周目では、年商10億の実業家として成功していることを知ります。1周目で事故に遭った日。1周目と同じく夏希(夏帆)と一緒に美穂(木南晴夏)の誕生日をお祝いしていると、麻美が2周目で父親の不倫を止めた玲奈(黒木華)と遭遇。 そして玲奈の彼氏が、麻美の薬局の先輩の宮岡(野間口徹)であることが判明します。

ネタバレ

宮岡が既婚者であることを知っていた麻美は、その場では宮岡が職場の先輩だと玲奈に打ち明けませんでした。玲奈が帰り3人でカラオケに向かった後、麻美は宮岡のことを2人に伝えます。麻美たちは玲奈をカラオケに呼び出し、事実を伝えることにしました。 麻美は、いざ玲奈に宮岡が既婚者であると告白。すると玲奈は……。 玲奈はすぐに宮岡に連絡し、「てめぇふざけんなよ!時間返せよ!」と激怒。すぐに別れ、カラオケで4人は大熱唱しました。 また、麻美は福田(染谷将太)に無事子どもが生まれていることを知り、安心したのでした。 カラオケからの帰り道、1周目でコンビニの前で車にひかれた麻美。2周目ではその車が通過し、麻美は1人ガッツポーズします。そんな麻美を、謎の女性(水川あさみ)が見つめていました……。その後麻美は、経験したことのない初めての人生を送ることに。 しかし1週間後。自転車に乗りながら俳優の前野朋哉がドラマの撮影をしているのをよそ見していると、麻美は再び車にひかれてしまいます。 再び真っ白な世界で、案内人(バカリズム)と再会。麻美は次は、インド太平洋のニジョウサバに生まれ変わると言われ……。麻美は30代で亡くなる可能性が非常に高く、何度人生をやり直せるかは言えないとも案内人に告げられます。 こうして麻美は、3回目の人生をやり直すことに。3回目の保育園でも玲奈パパの不倫を阻止し、朝食のサバを見つめる保育園時代の麻美(永尾柚乃)。再び徳を積んで、次こそは人間になることを誓ったのでした。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

そういう運命

あらすじ

麻美(安原琉那)は中学生になり、再び三田(鈴木浩介)の授業を受けます。その後高校、大学と同じ学校に入学。しかし大学は、薬学部ではなく1周目と同じく文学部を選択しました。田邊(松坂桃李)とは関わらないようにしていましたが、カラオケに誘われて仲良くするように。 その後田邊と親密になり、麻美は再び付き合うことに決めます。 2周目の田邊の年商10億がチラつき、麻美は田邊がダメ人間にならないようにしっかりと監視。ですが田邊は徐々にゲーム三昧となり、それに口出しをし続けた麻美は、ついに別れを切り出されてしまいました。 2012年。麻美はテレビ局に入社し東京で1人暮らしを始めます。麻美はドラマ好きで、念願のドラマの仕事に加わることに。 ドラマ「花咲舞が黙ってない」の担当になった麻美ですが、このドラマがヒットすると知っていた麻美は余裕の表情。そんな中、再び父・寛(田中直樹)の誕生日が近づきます。

ネタバレ

毎年遥(志田未来)からの連絡で、寛の誕生日を知る麻美。そこで麻美はふと気が付きます。寛の誕生日は三田の痴漢騒動の当日でもあったのです。 麻美はスタッフ陣の協力を仰ぎ、何とかドラマ撮影を巻いて切り上げ、三田の乗り込む北熊谷駅で足止めさせようと計画。そこでばったり静香(市川由衣)に会い、静香と福田(染谷将太)の関係があまりうまくいっていないことを知ります。 麻美は無事三田を駅で発見し、声をかけます。お茶は断られてしまったため仕方なく2人で電車に乗り、痴漢のあった車両とは別の車両に移動。三田は麻美のおかげで痴漢に巻き込まれずに済み、麻美は再度徳を積むことに成功したのでした。 三田を救った麻美はついでに実家に帰り、誕生日の寛にお風呂で使わない頭皮マッサージ機をプレゼント。すぐ東京に帰る麻美を遥が車で送り、寛も母・久美子(中島ひろ子)も同乗。車内で家族4人、楽しい時間を過ごします。寛は「最高の誕生日だ」と喜んだのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

徳を積み直す

あらすじ

2016年、麻美(安藤サクラ)はテレビ局で働いて5年が経ち、中学校の同級生・美佐ことごんちゃん(野呂佳代)とランチに。夜、美穂(木南晴夏)と夏希(夏帆)がサプライズで麻美の家にやってきます。3人で盛り上がり、麻美は夏希のおかげで2周目で祖父の薬のことを思い出しました。 麻美は無事、祖父の薬を変え命を救うことに成功。そして田邊(松坂桃李)は再び雑誌に経営者として掲載されていましたが、年商9億と2周目より1億減っていたことが判明します。 入社7年目、麻美はドラマプロデューサーとなり「ブラッシュアップライフ」というドラマを企画・制作することに。その頃麻美は、2周目でそろそろ玲奈(黒木華)が宮岡(野間口徹)と不倫関係になることを思い出し、何とかして玲奈と連絡を取ろうと動きます。

ネタバレ

麻美は福田(染谷将太)に会いにラウンドワンに行くも、福田に会えず……。 そこで静香(市川由衣)に連絡し、玲奈の連絡先を聞きます。玲奈が宮岡に夢庵で再会した、令和の元号が発表された4月1日に会いたいと言うも、玲奈に断られてしまいました。 こうして麻美は、4月1日の午前中から夢庵で玲奈を見張ることに。 無事玲奈に夢庵で再会し、宮岡と玲奈が再会しないように頑張る麻美。しかし宮岡が玲奈に気づいてしまい、少し麻美が目を離した隙に宮岡は玲奈と連絡先を交換。麻美は翌日、なんと宮岡のいる薬局の駐車場に突撃することに。 麻美は宮岡の車に乗り込み、玲奈に手を出さないでと忠告。玲奈の前で結婚指輪を外していたことも追及し、宮岡は麻美の圧力に負け玲奈に近づかないと約束します。麻美は玲奈のカラオケで叫ぶ姿も見たかったと思ったのですが、無事不倫を阻止することに成功したのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

救世主

あらすじ

ドラマ制作に打ち込む麻美(安藤サクラ)は、ごんちゃん(野呂佳代)が6年前に結婚していたことを知り驚きます。そんな中、麻美は福田(染谷将太)から連絡を受けて久しぶりに会うことに。 福田は麻美に離婚したこと、事務所を辞めたこと、俳優活動をしていきたいことなどを伝えます。そして福田は「何か役があったら連絡して」とのこと。 麻美は心の中で「何もない」と確信し、このことを早速夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)に話したのでした。そして麻美のドラマ「ブラッシュアップライフ」がクランクイン。しかし出演の前野朋哉が明日の朝の撮影に来れなくなり、麻美は急いで代役を探します。 麻美はふと福田のことを思い出し、連絡。福田の後姿が、ドラマ放送されることになったのでした。

ネタバレ

こうしてドラマの初回放送を迎え、麻美が夏希と美穂と一緒に見ようとしていた時、トラックが……。 麻美の3周目の人生は終わり、再び案内人(バカリズム)の元に。麻美は29歳で死んでしまったことに抗議し、「せめてドラマの初回放送だけ見たい」と案内人に頼むも、見れないとあっさり断られてしまいます。 麻美の次の人生は、これだけ徳を積んだのに「ムラサキウニ」。麻美は4周目の人生をやり直すことに。4回目の保育園で再び不倫を止めようとし、次は洋子先生(中田クルミ)に「不倫はしないで」と直接訴える作戦に出ます。 そして小学生になり、麻美はもっと徳を積むために必死に勉強します。しかしそのせいで、夏希や美穂と距離ができてしまい……。シール交換に入れてもらったものの、仲良しの2人の姿を見て切ない気持ちになります。麻美の心に、5時の「夕焼け小焼け」のチャイム音がさびしく響いていたのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

変わりゆく日常

あらすじ

人生4周目・中学生の麻美(安原琉那)は、勉強中心の生活を送ります。そのため、夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)とは距離ができたまま……。しかしラウンドワンで真里(瀧七海)とプリクラを撮って仲良くなり、これまでとは違う交友関係を築くことに。 麻美(安藤サクラ)は国立大学の医学部に進学し、成人式を迎えます。今回は真里(水川あさみ)と参加し、再びカラオケへ。相変わらず皆は福田(染谷将太)を持ち上げますが、真里は福田にプロは厳しいのでは?と伝えようかと言い出します。 麻美は、それでは福田の人生が狂ってしまうと、真里を止めたのでした。

ネタバレ

麻美は研究医を目指し、実験に明け暮れる日々。しかし、定期ミッションも忘れていません。そろそろ、三田(鈴木浩介)の痴漢を防ぐ時期に。駅で三田を待っていると、麻美は久しぶりに静香(市川由衣)と再会します。 静香は福田と結婚したものの、売れない福田と離婚を考えているとのこと。予定通り三田にも遭遇し、麻美は3人でガストで静香の離婚相談に乗ることを提案します。 麻美は、静香の人生を狂わせないよう遠回しに離婚を勧めました。三田は離婚に反対していましたが、無事乗る予定だった電車を1本遅らせることに成功。三田を救ったのでした。 麻美は玲奈(黒木華)の不倫を止め、祖父の命も救います。35歳になり、妹の遥(志田未来)が中山(田村健太郎)という男性と結婚。遥の結婚式で、麻美はこれまでのことを思い出し涙が滲んだのでした。 その後麻美は地元で真里とお茶しますが、偶然店で会った夏希と美穂とは微妙な関係のまま……。その時真里は突然、「前から聞きたかったけどさ、あーちん人生何周目?」と切り込んできたのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

ずっと一緒

あらすじ

人生何周目かと麻美(安藤サクラ)に聞いた真里(水川あさみ)は、実は人生5周目。真里も人生をやり直し、麻美も同じだと気づいていたと言います。そして真里は、ある目的があって人生をやり直していることを告白しました。 真里の人生1周目、実は成績は中の下で、麻美と夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)の4人で仲良しだったとのこと。 成人式で福田(染谷将太)と再会した真里は、福田と付き合いました。しかし静香(市川由衣)と浮気され、福田とは別れ……。その後、真里は夏希と美穂が飛行機事故で亡くなってしまったと衝撃告白をしたのです。

ネタバレ

1周目は65歳くらいまで生き、真里は2周目の人生へ。 夏希と美穂を救うためにパイロットになろうと決心した真里は、パイロットになるための勉強を幼い頃から続けていたため、麻美たちと仲良くなるチャンスを逃していました。 真里は無事パイロットになったものの、シフトの関係で該当の飛行機を担当できず、夏希と美穂はやはり飛行機事故で亡くなることに……。真里の2周目は、麻美がコンビニの前で事故に遭った1周目と繋がっていました。 真里は3周目も4周目もパイロットになりましたが、結局夏希と美穂を助けられず自らも交通事故で亡くなってしまったとのこと。5周目の今も、夏希と美穂を助けるつもりだと言います。飛行機事故が起こるのは来年とのことで、麻美と真里は別れました。 しかし1ヶ月後、夏希と美穂、そして真里も飛行機事故で亡くなってしまいました。 麻美はそれから実験に没頭し3年、1周目の市役所時代の後輩・河口(三浦透子)と再会します。河口はなんと人生8周目で、毎回同じ人生をやり直しているとのこと。その後39歳になった麻美は、ビルから落ちてきた鉄骨に当たり、再び亡くなったのでした。 案内人(バカリズム)に、次は「人間」に生まれ変われると言われた麻美。しかし次がやり直せる最後の人生と言われ、麻美は最後に5周目の人生をやり直すことを決意します。最後は徳を積むのではなく、現世をより良くし、ただ周りの人に幸せになってほしいと行動しました。 こうして麻美の、5周目の最後の人生がスタートして……。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

最後の人生

あらすじ

5周目の小学校の入学式。麻美(和田愛海)はすぐに真里(板垣樹)と仲良くなり、真里も麻美と同じく最後の人生を送っていました。そして真里は、4周目で亡くなってしまった理由を語ります。 夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)の乗る飛行機の操縦をしたのですが、機長の中村(神保悟志)に航路変更を受け入れてもらえなかったとのこと。真里は今回もパイロットを目指すと言い、麻美も夏希と美穂を救うために、同じくパイロットを目指すことにしたのです。 通常は40歳で機長になるのが通例ですが、真里の経験から29歳で機長になっておきたいと言い……。よって麻美と真里は小学生から勉強に励んだため、またもや夏希と美穂と仲良くなりそびれてしまいました。

ネタバレ

大学2年で航空学校を受験し、麻美(安藤サクラ)も真里(水川あさみ)も見事合格。訓練を受け、無事に2人とも日本ジェットスカイにパイロットとして採用されることになりました。しかし麻美は、三田(鈴木浩介)や玲奈(黒木華)、祖父の薬の件など定期ミッションも欠かさずにこなします。 そして迎えた29歳、麻美も真里も機長デビューを果たすことに。雑誌にも取り上げられ、2人は若くして機長となった快挙を達成します。早速先輩の堀口(江口のりこ)と仲良くなり、スケジュールの根回しをしました。その様子を、ある男(浅野忠信)が見ていて……。 その後麻美と真里は、4周目で行ったレストランに行きます。そこに夏希と美穂もやってきて、前回は別々の席に座りましたが、今回は誘ってみることに。4人で盛り上がり、麻美は「この時が人生で一番楽しい」と感じたのでした。 こうして、飛行機事故の日が近づきます。しかし予定表を見ると、真里は副機長だったのですが、なぜか麻美は外されていて……。機長の中村に交換を依頼するも、中村に「この便で飛ばないと空港資格の期限が切れてしまう」と断られてしまいました。 すると真里は、「強行手段に出るしかないかもね。毒を盛る……」と恐ろしい発言をし始めたのです。

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最終話のあらすじ・ネタバレ

帰る場所

あらすじ

麻美(安藤サクラ)と真里(水川あさみ)は、機長の中村(神保悟志)に毒を盛って、937便に乗せないよう計画します。中村はどうしても便を譲ろうとしないため、2人は中村のコーヒーに薬を盛り、半日ほど動けなくする作戦に。2人は犯罪者になる決意を固めます。 フライト当日。麻美が薬を仕込もうとした時、CAになった河口(三浦透子)に再会します。なんと河口は、中村が937便のフライトをキャンセルしたと言い出しました。 河口は中村が愛人を飛行機に乗せると知り、中村の妻にそのことを話し中村はフライトをキャンセルしたとのこと。河口は市役所時代、中村に恨みを持っていたようで……。麻美は薬を盛る必要がなくなり、河口に感謝を伝えたのでした。

ネタバレ

こうして麻美が937便の機長、真里が副操縦士となったのですが、ある男(浅野忠信)が2人の前に現れます。男は自らを2周目のタイムリーパーだと言い、937便の航路を変更してほしいと訴えました。麻美たちは「そのつもりですけど」と言い、フライトへ向かいます。 無事に937便は航路変更に成功し、夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)を含む乗客の命を救うことができた麻美と真里。麻美はその後パイロットを辞め、実家に戻りました。麻美は40歳になり、市役所勤めをしています。真里もパイロットを辞め、保育士の道に進みました。 麻美と真里は、夏希と美穂と月2回ペースで会うように。その後のカラオケに福田(染谷将太)たち同級生を呼び、盛り上がります。麻美たちは朝帰りをし、歳を重ねるにつれて時間が短く感じるようになったと語り合いました。 58年後。麻美と真里、夏希と美穂は4人で老人ホームで語り合っています。4人は基本寿命を全うし、麻美は98歳で人生に幕を下ろしました。その後、年を取った遥が電線に止まる4羽の鳩を眺めていて……。「仲良しだね」と孫と話していたのでした。

怒涛の伏線回収!最終回のポイントをおさらい

キーパーソン・河口のパーカーをよく見ると……

最終回は、河口が大活躍でしたね!実は河口が市役所で着用していたパーカーのロゴに、「Go to hell」の文字が書かれていました。河口は市役所時代に中村に窓口で詰められた恨みを持っており、最終回でその恨みとロゴがリンクしていることが発覚したのです。 結果として、河口のファインプレーによって飛行機を墜落させずに済んだ麻美と真里。河口に対して「かっこよすぎる!」「中村への恨みがロゴに書かれていたとは!」と視聴者も盛り上がっており、まさかロゴが伏線回収に繋がっていたとは驚きます。

老人ホームに鳩も!あのセリフやシーンが再登場

とにかく最終回は怒涛の伏線回収がありました。第1話で、麻美と夏希と美穂が話していた「一緒に老人ホームに入ろう」という会話。まさにラスト、3人に加えて真里も一緒に4人で老人ホームで幸せそうに暮らしていましたね。 また第1話の冒頭に、4羽の鳩が登場していました。これも伏線で、最終回のラストにも鳩が4羽映っていましたね。他にもテレビ局時代に麻美が作ったドラマの筋書き通りに人生が進んでいくなど、全てが最終回に繋がる展開となりました。 これには「怒涛の伏線回収やばい!」「もう一回1話から見直したい!」という声も相次いでいて、もう一度第1話から、散りばめられた伏線を見返したくなります。

第1話〜第9話までの伏線をピックアップ

おじいちゃんのお墓参り

1週目の麻美が亡くなる日、朝食のシーンでおじいちゃんのお墓参りについて話している場面があります。ということはおじいちゃんはこの時点で亡くなっているということ。 この伏線は人生2周目の麻美が回収してくれます。薬剤師となった麻美は、おじいちゃんの薬が合わなかったことに気がつき薬を変更。無事におじいちゃんの命は救われ、亡くなっているはずの時期を過ぎても元気でいきていることができました。 麻美にとってこの伏線回収は、人間に生まれ変わるため徳を積むことにもなったのです。

麻美と関わると運気が下がる?

麻美が大学時代に付き合っていた元彼の田邊は、1週目では麻美にお金を借りるクズでした。しかし、3話では年商10億の実業家になっていることがわかりました。 「もしかして私と付き合っていたせいでクズだった?」と考える麻美。3週目では田邊と2ヶ月だけ付き合いますが、すると田邊の年商は9億になっていたのです。たった2ヶ月の交際で田邊の年商が1億も減ってしまいました。 このことから麻美が関わるとダメ人間になってしまうことが確定。市役所時代には恋バナなどしなかった同僚が、楽しく恋バナしている姿も描かれています。

福ちゃんの奥さん

印象的なキャラ福ちゃんにもさまざまな伏線が散りばめられていました。6話で麻美とごんちゃんがドラマの友情出演について話していたのは、福ちゃんが実際に麻美の手掛けるドラマに友情出演することで回収。 5話でカラオケ店の女の子が福ちゃんの番号を知っていましたが、この女の子が実は福ちゃんの2番目の奥さんであったことが後にわかります。 歌手を夢見る福ちゃんは絶妙にダサい「アイラブユーが世界を救う」を披露するなど、名シーンをたくさん残してくれているので注目!

なぜ話題に?ドラマ『ブラッシュアップライフ』の見どころ3選

①リアルすぎる女子たちの会話劇

見どころ1つ目は、とにかく会話が「リアルすぎる」ところです。安藤サクラ、木南晴夏、夏帆演じる幼馴染3人組の会話が、まるで私たちの日常と本当に変わらないように会話を繰り広げているんですよね。ドラマのセリフ感も全くなくて、日常会話をそのまま見ている感覚に陥ります。 しかもその会話内容は、ちょっぴり辛口。周りの人の悪口も出てきて、これがまたリアルなんですよね。安藤サクラたちの話すテンポも軽快で、聞いていてとっても心地いいです。 今回のような会話劇ドラマを楽しみたい方は、同じくバカリズム脚本の『架空OL日記』がおススメです!

②怒涛の伏線回収

見どころの2つ目は「怒涛の伏線回収」。ドラマのテーマが「タイムリープ」であり、安藤サクラ演じる麻美は人生の2周目を送っています。 第1話では安藤サクラ、木南晴夏、夏帆演じる幼馴染3人組による、カラオケでの怒涛の会話劇がありました。その一見なんともないような会話が伏線となり、人生の2周目を描くことによって一気に回収していくのです。 伏線がどのように繋がっているかを紐解くのも、ドラマを楽しむポイントになりそうです。

③幼少期役の永尾柚乃ちゃんが天才すぎる

永尾柚乃

見どころ3つ目は、子役の演技のうまさ。人生2周目の幼少期の麻美役を演じたのは、永尾柚乃ちゃん。本当の子供の役ではなく、心は大人の麻美のままなのでどこか悟りを開いている様子なのですが、それを見事に演じきっています。 ですが、ドラマ内のナレーションは大人の麻美、安藤サクラが担当。この安藤サクラの声と永尾柚乃ちゃんの表情や演技がうまくマッチしていて、永尾柚乃ちゃんが本当に人生2周目ではないかと勘違いしてしまうほどです……。

ドラマ『ブラッシュアップライフ』登場人物・キャスト一覧表

メイン キャスト 近藤麻美役/安藤サクラ 門倉夏希役/夏帆 米川美穂役/木南晴夏 田邊勝(麻美の元カレ)役/松坂桃李 森山玲奈役/黒木華
学生時代 福田俊介役/染谷将太 三田先生役/鈴木浩介 丸山美佐役/野呂佳代 田上静香役/市川由衣 島本加奈子役/うらじぬの
麻美の 家族 近藤寛(父)役/田中直樹 近藤遥(妹)役/志田未来 近藤久美子(母)役/中島ひろ子
職場 (市役所) 河口美奈子役/三浦透子 谷口課長役/竹森千人 緑山春菜役/佐々木史帆 生田美樹役/冨手麻妙
保育園 時代 洋子先生役/中田クルミ 森山玲奈役/鈴木凛子 玲奈の父親役/勢登健雄
その他 死後案内所受付係役/バカリズム 宮岡徹役/野間口徹 臼田あさ美役/臼田あさ美

近藤麻美役/安藤サクラ

安藤サクラ

主人公・近藤麻美は、33歳独身、地元の市役所に勤務するいたって普通の女性。ある日突然人生をやり直すことになり、平和な日常が一変することに。しかし麻美は、不思議な出来事を受け入れ、毎日を明るく歩んでいきます。 近藤麻美役を演じるのは、本作が民放ドラマ初主演となる女優・安藤サクラ。安藤は、映画『風の外側』(2007年)でデビュー。その後、『愛のむきだし』(2008年)、『百円の恋』(2014年)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年)、『万引き家族』(2018年)、『ある男』(2022年)などに出演し、映画作品を中心に類い稀な存在感を示しています。 安藤の魅力は、そのリアリティのある演技力。不思議な魅力を放つ彼女の演技に、多くの人が引き込まれています。

門倉夏希役/夏帆

門倉夏希は、麻美と小・中学校の同級生。地元も同じということで、今でも遊ぶ仲良しです。 そんな門倉夏希を演じるのは、夏帆。安藤サクラとの共演が決まって本当に嬉しかったと言い、「絶対に面白くなるなと思いました!」と撮影を楽しみにしている様子。バカリズムの脚本なので、力をうまく抜きつつ頑張りたいとのことでした。 夏帆はドラマ『silent』(2022年)で、耳の聞こえない女性・桃野奈々を熱演し話題になりました。

米川美穂役/木南晴夏

木南晴夏
©ホリプロ

米川美穂も、門倉夏希と同じく麻美と小・中学校の同級生。麻美の親友であり、今でも仲良く遊んでいます。 米川美穂を演じるのは、女優の木南晴夏。木南も安藤サクラとの共演がとても楽しみで、夏帆とも幼馴染役として出演できるのが嬉しいとのこと。しかしバカリズムの脚本は、ワンシーンが長いのでセリフを覚えられるかどうか心配なんだとか……。 木南晴夏は2018年に、俳優の玉木宏と結婚。2020年には第一子も誕生し、子育てと女優を両立しています。

田邊勝役/松坂桃李

田邊勝は、麻美の元カレです。麻美とどのような恋愛をし、なぜ別れてしまったのでしょうか……。 田邊勝を演じるのは、松坂桃李。バカリズムの世界観の中に入れることを楽しみにしていています。そんな松坂桃李は、2020年に女優の戸田恵梨香と結婚。2022年には戸田の妊娠が発表され、パパになります!

福田俊介役/染谷将太

福田俊介は、麻美の同級生。演じる染谷将太は、バカリズムの脚本と安藤サクラのエネルギー。そんな作品に出られることを楽しみにしているとコメントしています! 染谷将太は、映画『すずめの戸締まり』(2022年)で岡部稔役の声を担当し、声優としても高い評価を得ています。

脚本はバカリズムオリジナル!

バカリズム

本作は、バカリズムがオリジナルで脚本を手掛けています。安藤サクラが主演を務めるにあたり、普通っぽくないドラマに仕上がっているよう。 バカリズムはコンビのお笑い芸人としてデビュー。その後、ピン芸人として活動しています。1人コント、フリップや映像を使ったネタなど、そのシュールな笑いが注目され人気を集めました。 また、芸人、司会者などのかたわら、脚本家としても活躍。これまで、ドラマ『素敵な選TAXI』(2014年)、『住住』(2017年)、『生田家の朝』(2018年)、映画『地獄の花園』(2021年)など多くの作品を手掛け、その評価を高めています。

『ブラッシュアップライフ』の最終回ネタバレ・全話あらすじを紹介

『ブラッシュアップライフ』の全話あらすじをネタバレありで紹介しました。絶妙な会話劇や伏線回収などで観る人を虜にした本作。ぜひチェックしてみてくださいね。