ドラマ『探偵の探偵』のあらすじとネタバレ!犯人(死神)の正体は?
2015年7月期に、フジテレビの木曜夜10時「木曜劇場」枠で放送されたドラマ『探偵の探偵』。アメリカなどの海外でも『Detective vs Detectives』のタイトルで放送された人気ドラマで、主演は北川景子が務めています。 この記事では、『探偵の探偵』のあらすじとネタバレ、犯人である死神の正体まで詳しく紹介していきます。
ドラマ『探偵の探偵』の簡単なあらすじ
紗崎玲奈(北川景子)は、容姿端麗、頭脳明晰。異常すぎる記憶力を携え、あらゆる出来事において最善の行動を選択できる能力を持っています。そんな玲奈には、実妹を亡くすという悲しい過去があり……。 「探偵について知りたいけれど、探偵にはなりたくない」という思いから、玲奈はスマ・リサーチ社の探偵学校・PIスクールに2年間通い、そのままスマ・リサーチ社に入社しました。 玲奈はその中でも、「対探偵課」に所属することに。悪徳探偵業者を調査する課で、調査員は玲奈1人。孤独に業務を進める中、助手となった琴葉(川口春奈)と出会い、悪徳探偵を次々と調べていきます。 こうして玲奈は探偵の探偵となり、妹を殺害した岡尾に情報を渡した「死神」という探偵を探すことになったのです。
第1話のあらすじ・ネタバレ
2009年、ある焼却炉から2つの遺体が発見されます。1つは、紗崎玲奈(北川景子)の妹・咲良(芳根京子)と判明。もう1つは、ストーカーの岡尾芯也(岡田義徳)の遺体でした。 岡尾は咲良を見つけ出すために、探偵に依頼していたことが判明。2年後、玲奈はPIスクールで探偵修行を2年間行い、そのままスマ・リサーチ社に入社します。探偵を調査する「対探偵課」に配属となって1年後、助手として峰森琴葉(川口春奈)がやってきました。 その頃警察では、ある事件の捜査を探偵の阿比留佳則(ユースケ・サンタマリア)に依頼。一方玲奈は、妹を死に導いた探偵である「死神」を探すべく、仕事に打ち込んでいくのです。
第2話のあらすじ・ネタバレ
玲奈の不在中、スマ・リサーチ社に阿比留がやってきます。阿比留は社長の須磨(井浦新)と琴葉に、リボンの箱を玲奈に渡すよう言い残し去っていきました。 琴葉が玲奈に箱を渡すと、玲奈はすぐに琴葉に家に帰るよう指示。箱の中身はGPSで、玲奈の乗る車はダンプカーにぶつかり海に落とされてしまったのです。 玲奈は何とか脱出に成功。琴葉はなぜ玲奈がこんなにも悪徳探偵に恨みを持つのかと思い、須磨から玲奈の過去を聞くことに。その頃玲奈の同僚の桐嶋颯太(DEAN FUJIOKA)は、琴葉と咲良が同じ高校の同級生であることを掴んでいました。 玲奈は、医師の矢吹洋子(高岡早紀)に呼び出されます。なんと、見つかった岡尾の遺体のDNA鑑定を警察が書き換え、もう1つの遺体は岡尾の遺体とは断定していないという衝撃の事実が発覚したのでした……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
玲奈は矢吹に死神の存在を尋ねますが、矢吹は「知らない」と答えます。 その後玲奈は、弱小悪徳探偵の藪沼(宅間孝行)から、阿比留にカジノ法案を通す野望があることを聞かされました。阿比留は警察の信頼を得るために、日銀総裁孫娘の誘拐事件もでっちあげた可能性があると推測。玲奈は真相を掴もうと動きます。 玲奈は、阿比留が用意した犯人は岡尾で、死神は阿比留なのではと考えるように。その後琴葉は、咲良との思い出を玲奈に打ち明けます。玲奈は、咲良の親友が琴葉だと知り……。夜倉庫に向かった玲奈と琴葉の前に、矢吹と探偵の下田が待っていました。実は矢吹は、阿比留の協力者だったのです。 琴葉が下田に捕まってしまい、玲奈は琴葉を助けますが意識がなく……。警察はすでに、阿比留の指揮下に入っていたのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
阿比留は警察を引き連れて、犯人がいると思われる場所へ。しかしそこに現れたのは、傷だらけの玲奈でした。玲奈は鉄パイプを洋子目がけて振り下ろし、玲奈は走り去ります。 阿比留は警察の前で事件を解決する予定でしたが、すでに玲奈が壊れたパソコンを修理していて……。そこに玲奈が再び現れ、阿比留は日銀総裁孫娘誘拐事件は自作自演であること、カジノ法案の目論見があることを玲奈に明かしたのです。 しかし、そこに刑事の窪塚(三浦貴大)が孫娘を抱いて現れました。しかも窪塚は阿比留の会話を録音していたのです。焦った阿比留はガス管に火をつけて爆破。その場から逃げ去ろうとして……。 玲奈は咲良の事件の探偵は阿比留なのかと問い詰めますが、阿比留はそれを否定。格闘の末、玲奈は阿比留を階段から突き落とし、阿比留は警察に逮捕されたのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
玲奈は、檜池(尾上寛之)という男に会いに行きます。檜池はストーカーしていた女性を殺害し、その時の調査報告書が咲良の報告書と似ていることから、玲奈は死神が2通の調査報告書を書いたと推測していました。 その頃、DV被害者を保護する施設から被害者11名が失踪する事件が発生。そして退院した琴葉は、姉の彩音(中村ゆり)が夫とともに玲奈に拷問をしているビデオを発見。彩音は「琴葉のため」と言うも、琴葉は彩音に二面性があることに驚きます。 琴葉は玲奈に何度も謝罪し、スマ・リサーチ社に戻ることに。その後玲奈は死神の情報を得るべく、堤暢男(松尾諭)という男を探します。玲奈は檜池の部屋にあった報告書について堤を問いただすも、堤は何も知らないとのこと。 そして堤は、DVシェルターの事件で公表された名前の中に、升瀬淳史(中野裕太)の名前があったと告げたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
玲奈が升瀬の元に向かうと、すでに窪塚の姿がありました。升瀬はシェルターから失踪した芦原(西原亜希)の夫で、警察も捜査を開始。その後琴葉が会社に戻ると、琴葉に謝りたいと彩音がやってきました。しかし琴葉はまだ彩音を許すことができず……。 玲奈は升瀬の居場所を突き止め、部屋に忍び込むと見覚えのある調査報告書が。これは、咲良の報告書と酷似していました。 升瀬は野放図という半グレグループとやり取りをしていて、玲奈はその野放図のアジトに1人で乗り込むことにします。玲奈は倉庫に隠れていたのですが、野放図のマリコという女が倉庫を調べるよう指示。 玲奈はピンチに陥り逃げ出そうとしますが、いきなりバッドで殴られ、捕まってしまったのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
玲奈は野放図に連れされられてしまい、リーダーの淀野瑛斗(丸山智己)と対峙します。玲奈は淀野が雇った探偵が死神と疑うも、淀野は玲奈のことを処分すると言い出しました。その頃窪塚は琴葉に頼まれ、玲奈の居場所を探し始めます。 一方檜池は病院で殺害され、それ以降玲奈が会社に来なくなったことを同僚たちは不満に感じていました。その後窪塚に救出された玲奈は、窪塚とともにDV被害者がいる場所へと向かいます。ちょうど玲奈と窪塚が到着すると、コンテナからDV被害者が出てきて……。 しかしその時、窪塚を追ってやってきた警察が来てパニック状態に。窪塚はナイフを持った淀野に飛びかかるも、胸にナイフが刺さってしまったのです。こうして窪塚は、病院へ運ばれたのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
玲奈は窪塚に傷害罪という不名誉を残さないため、県警が上空から撮っていた映像を消そうと動きます。しかし、窪塚は殉職してしまったのでした。 玲奈は取り調べを受けるために、警察へ。しかし玲奈は何も口にしません。桐嶋は、今後警察は何としてでも玲奈を逮捕しようとするだろうと推測。 一方琴葉は桐嶋と組んで調査を行っていて、野放図の宇佐美秋子(今村美乃)の家を調べることに。その後須磨は玲奈に「澤柳菜々」と書かれたファイルを渡します。澤柳は6回結婚したものの、相手は全員死亡していました。 この澤柳が死神であると予想し、須磨は玲奈に調査を頼みます。須磨は2年前に澤柳の調査を依頼されていて、この澤柳も探偵ではないか睨んでいました。
第9話のあらすじ・ネタバレ
玲奈と琴葉は、高橋理佳(陽月華)という女性と会います。理佳の兄は澤柳と結婚した8日後に亡くなり、理佳はそのことを阿比留綜合探偵社に相談していました。 玲奈と琴葉が会社で澤柳について調べていると、同僚の伊根涼子(高山侑子)が女性を連れてやってきました。その女性は市村凜(門脇麦)で、窪塚がかつて助けた女性。DV夫から逃げてきた凛は、玲奈が書いた「何かあったらいつでも連絡して」という封筒を持っていました。 他のDV被害者にも同じものが届いていましたが、玲奈は身に覚えがなく……。玲奈は古い民家を借りて凛を匿うことに。その頃淀野は突然危篤状態となって、窒息死。玲奈は澤柳が玲奈になりすまして封筒を配った考えるように。 そして琴葉は、彩音から自殺をほのめかすメールが届き、凛を1人残すことになり……。
第10話のあらすじ・ネタバレ
玲奈は複数の探偵に狙われるようになり、そのやりとりをある人物が見つめています。スマ・リサーチ社も、15日間の営業停止命令を受けることになってしまいました。 その頃玲奈が死神と思われる人物を待っていると、現れたのは凛の夫・沼園賢治(姜暢雄)でした。沼園はガスを噴射し、凛の居場所を聞き出そうとします。玲奈はそのまま意識が遠のいたものの、桐嶋に救出されました。 一方琴葉は彩音を無事救出。途中で凛からの着信があったのですが、出ている余裕はありませんでした。しかし救出したはずの彩音は、なぜか「菜々」という名前を口にし、いきなり琴葉のことをはがいじめにしたのです。 その頃玲奈は、澤柳菜々は最後の夫と死別後に名前を変えたこと、現在は澤柳邦夫で男になっていたことを知りました。 琴葉は拘束された状態で目が覚め、彩音は菜々という人物に「約束どおり琴葉を連れてきたでしょ」と言います。さらに彩音は、「殺すなら紗崎玲奈にしてよ!すべてあいつのせい!」と、玲奈に向かって怒りをあらわにしました。 しかし徐々に彩音の声は届かなくなり、彩音は心肺停止状態に。琴葉は自分の目の前で起こっている状況に、ただ泣きわめくことしかできませんでした。
最終話のあらすじ・ネタバレ
玲奈は澤柳菜々が死神でなかったことが分かり、急いで琴葉に連絡します。玲奈はすぐに琴葉の位置情報を調べて、琴葉の元へと向かいました。 そこに横たわっていたのは、彩音でした。玲奈は彩音に心臓マッサージを行い、なんとか蘇生させます。その玲奈を倒したのは、なんと凛。死神の正体は、凛だったのです。 凛は今までとは全く別人になり、これまでに自分が犯した罪を語り始めます。凛は彩音に筋弛緩剤を投与しており、彩音はあと20分もすれば亡くなるだろうとのこと。さらに監視カメラなどにも細工をしているため、ここに誰にも助けにこないと言い出します。 玲奈は力を振り絞り、「岡尾の依頼を受けたことを罪だと思っていないのか」と問います。凛はすぐに「ないと思っている」と答え、岡尾が咲良を殺すところも見ていたと言い始めました。咲良の最期を笑いながら語る凛を見て、玲奈は怒りが爆発します。 しかし彩音の首にナイフがあるため、玲奈は手を出せません。琴葉は彩音か玲奈、どちらかを助けることになり、琴葉は以前彩音を選択していて……。玲奈は彩音の身代わりになる決意をします。 琴葉も凛に追い詰められてピンチを迎えますが、そこには死んだはずの玲奈の姿が。玲奈は凛のことを刺そうとしますが、琴葉に止められて思いとどまります。しかし凛は自分でナイフを腹に刺し、倒れこんだのでした。 玲奈の逮捕は見送られましたが、竹内調査事務所に恩があったため、:これからは竹内調査事務所で働くことになったのでした。
ドラマ『探偵の探偵』のあらすじ・ネタバレを全話紹介
ドラマ『探偵の探偵』のネタバレから死神の正体まで、詳しく紹介しました。死神の正体も分かりましたが、市村凛が最後亡くなったかどうかは分かっていません。とてもシリアスなドラマで、緊張感のあるサスペンスでしたね。 『探偵の探偵』を観たことがない方は、ぜひこのドキドキを味わってほしいと思います。