2025年7月22日更新

【原作ネタバレ】『誘拐の日』日本版の結末や韓国との違いを解説!キャスト紹介

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韓国で大ヒットしたミステリードラマ『誘拐の日』が日本リメイクとしてドラマ化。テレビ朝日系列にて毎週火曜夜9時放送です。 この記事では日本リメイクのドラマ『誘拐の日』のあらすじやキャストを詳しく紹介!さらに韓国版『誘拐の日』のネタバレあらすじや感想も合わせて紹介します。

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ドラマ『誘拐の日』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル 『誘拐の日』
監督 深川栄洋 , 片山修
脚本 丑尾健太郎
キャスト 斎藤工 , 永尾柚乃 , 深澤辰哉 , 安達祐実 , 望海風斗 , 佐藤寛太 , 長谷川初範 , 鈴木浩介 , 内田有紀 , 江口洋介
原作 『유괴의 날(誘拐の日)』

『誘拐の日』のあらすじ

心臓病の娘の手術費用を稼ぐため、新庄政宗(斎藤工は妻と共に、裕福な病院長の娘・七瀬凛(永尾柚乃の誘拐を計画します。しかし、院長宅へ向かう途中で凛を轢きそうになり、その拍子に彼女は記憶喪失に。新庄はとっさに「パパ」と嘘をついてしまいます。 その直後、凛の両親が何者かに殺害され、新庄は殺人容疑者として追われる身に。多言語を操る天才児・凛の助言を受けながら、警察や謎の追っ手から逃れるという、誘拐犯と天才少女の奇妙な逃避行が始まります。

原作は韓国ドラマ!

『誘拐の日』
©ASTORY Co.,Ltd ©KT StudioGenie Co.,Ltd ©ENA

韓国ドラマ『誘拐の日』は、2023年にAmazonプライムビデオで配信され、日韓でヒットを記録したドラマです。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022)の「KT Studio Genie」と「A Story」が制作に携わっています。 韓国のゴールデングローブ賞と言われる「第60回百想芸術大賞」にて、本作で天才少女を演じたチョン・ユナが新人賞を受賞しました。

韓国ドラマ『誘拐の日』最終回ネタバレ!結末を解説

キム・ミョンジュン 新庄政宗(斎藤工)
チェ・ロヒ 七瀬凛(永尾柚乃)
チェ・ジンテ 七瀬守(半田周平)
チェ・ドンオク 七瀬栄作(渋川清彦)
パク・チョロン 松田真明(春海四方)
ソ・ヘウン 新庄汐里(安達祐実)

ロヒは父親であり、マサン希望病院の院長チェ・ジンテが、父親の代から行ってきた「天才児プロジェクト」の実験台だったと判明しました。 そのために集められた巨額の資金を狙い、ミョンジュンの元妻ヘウンがロヒの誘拐を計画したのです。 事の始まりは30年前。チェ・ドンオク前院長の指示下で医療ミスが発生し、妻と子供を失ったパク・チョロンは復讐のため、メスでドンオクを刺そうとします。 しかし、一緒にいたドンオクの養女ヘウンが誤って刺され、彼女はHIVを発症。ドンオクの死後、自暴自棄になったヘウンはジンテから口止め料を得ていました。ある日2人がもみ合いになった末、ヘウンはジンテを刺殺してしまい、チョロンがその罪を被ったのでした。 ヘウンがミョンジュンを巻き込んだのは、元々ドンオクが養子に選んだのはミョンジュンで、「苦しむのは彼のはずだった」という恨みからです。 ロヒを襲おうとしたヘウンをミョンジュンが制止し、事件も無事に終結。表向きは財産目当ての犯行として処理され、ミョンジュンの裁判にはロヒも出廷します。その後、ロヒはミョンジュンとヘウンの娘ヒエと共に学校に通い、社会性を学び始めるのでした。

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【最終回予想】日本版オリジナルの結末をネタバレ考察

韓国版のラストでは、シンガポールの国際学校に通う天才少女・エレナが登場。ロヒと同じ顔をしたエレナが、数式を解いた後に笑みを浮かべる意味深な終わり方でした。 一方、日本版『誘拐の日』では、オリジナルの結末を描くことが明かされています。 主人公・政宗の設定について、「緊張すると頭痛がして、なぜかラムネを食べると落ち着く」という改変が加えられ、クライマックスの謎への伏線になっているそう!おそらく低血糖の症状だと思われますが、政宗は病や先天的な疾患を抱えているのでしょうか? あるいはラムネは何らかの薬の暗喩で、日本版では彼も実験に巻き込まれているかもしれません。ロヒにあたる凛ではなく、政宗のクローン(?)が登場するラストもあると予想します。

ドラマ『誘拐の日』キャスト・登場人物解説

新庄政宗 斎藤工
七瀬凛 永尾柚乃
山崎忠 深澤辰哉
須之内司 江口洋介
水原由紀子 内田有紀
汐里 安達祐実
ケビン福住 鈴木浩介
七瀬富雄 長谷川初範

新庄政宗役/斎藤工

斎藤工

妻が出ていってから1人で心臓病の娘・芽生を育ててきた主人公・新庄政宗。治療費に窮し、病院長の娘・七瀬凛の誘拐を決意します。誘拐はあっさり成功するも院長らが殺害され、殺人容疑をかけられてしまうのです。さらに彼には芽生や凛には知られたくない“暗い過去”がありーー。 演じるのは斎藤工です。実は韓国映画のリメイク『リメンバー・ミー』(2001)で俳優デビューしており、韓国作品とは縁のある斎藤。2025年はNetflixドラマ『新幹線大爆破』に出演しています。

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七瀬凛役/永尾柚乃

永尾柚乃

誘拐された天才少女・七瀬凛は、脳外科医の娘でいわゆる天才児。記憶喪失のまま誘拐犯・新庄を「パパ」と信じて暮らし始めます。最初は強気な態度で新庄に反発していましたが、彼の優しさに触れ心を開いていくように。しかし、凛の「天才たる所以」には、大きな秘密が隠されておりーー。 演じるのは、ドラマからバラエティまでこなす"天才子役"の永尾柚乃です。2025年は『リロ&スティッチ』のスティッチ役として声優にも挑戦。本業の俳優としては『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』(2025)でコシノジュンコの幼少期を演じています。

山崎忠役/深澤辰哉

山崎忠は凛の元家庭教師で、父親の病院の顧問弁護士を務める人物。常に冷静沈着で本心を見せない男です。彼が新庄と凛の味方なのか、それとも敵なのか、その真意は謎に包まれています。 演じるのは、「Snow Man」のメンバーとして大活躍中の深澤辰哉です。テレ朝系ドラマは『今日からヒットマン』(2023)以来、2年ぶりの出演。「感情を表に出さない、“愛に飢えた男”を繊細に演じたい!」とコメントしています。

須之内司役/江口洋介

江口洋介

所轄のベテラン刑事で若手刑事・北村(佐藤寛太)と事件を追う人物。優れた判断力と分析力で、新庄と凛の奇妙な関係にいち早く気づきます。強い正義感から真相究明のため暴走し、県警本部と対立することも。実は、捜査一課のエリート刑事だった過去がありました。 演じるのは江口洋介。『東京ラブストーリー』(1991)や『101回目のプロポーズ』(1991)などトレンディドラマで大ブレイクし、今やベテラン俳優としてその存在感を放っています。

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水原由紀子役/内田有紀

内田有紀

水原由紀子は、医学博士であり新薬開発支援財団の理事長を務める謎多き人物。ケビン福住(鈴木浩介)らと協力し、凛の行方を追っています。なぜ凛を追うのか、その真意は謎に包まれています。 演じるのは内田有紀です。演技の勉強のため、つかこうへいの劇団に入った経験もあり、2010年の主演映画『ばかもの』では、第20回日本映画批評家大賞・主演女優賞も受賞しています。

汐里役/安達祐実

安達祐実

汐里は、新庄の妻でファイナンシャルプランナーの女性。3年前に正宗と娘・芽生を残して失踪しますが、事件前に現れました。芽生の手術費用のため、凛の誘拐を新庄に提案。計画を主導して、夫に細かく指示を出します。 演じるのは安達祐実です。『家なき子』(1994)の子役時代から第一線で活躍しており、2025年春ドラマ「夫よ、死んでくれないか」でもトリプル主演の1人として活躍しています。

ケビン福住役/鈴木浩介

鈴木浩介

ケビン福住は、水原(内田有紀)と手を組み、凛を追う謎の男性。金がすべてであり、金のためなら手段を選ばず、逆に金にならないものは切り捨てる冷血漢です。 演じるのは、鈴木浩介。「LIAR GAME」シリーズの噛ませ犬・フクナガユウジ役がドハマリし、ブレイクを果たしました。

七瀬富雄役/長谷川初範

七瀬富雄は、栄進記念病院の副理事長で凛の大叔父です。甥(凛の父)の遺産のため、相続の優先順位が高い凛を邪魔に感じています。 演じるのは長谷川初範です。『101回目のプロポーズ』(1991)の武田鉄矢のライバル・真壁を演じ、再ブレイクを果たしました。近年は社長や理事など大御所役を多く務めています。

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日本版と韓国版の違い!【キャラクターの設定】

天才少女・七瀬凛の年齢設定

原作の七瀬凛にあたる天才少女の年齢は11歳ですが、日本版では8歳に変更されました。 年齢設定の改変は、“永尾柚乃を起用したい”という制作側の意図が背景にあります。永尾であれば、凛の大人びた台詞や振る舞いもハマると考えられたようです。プロデューサーの大江達樹は、「日本には永尾さんがいるから『誘拐の日』のリメイクを決断したと言っても過言ではない」と明かしました。

山崎弁護士・Snow Man深澤辰哉のイメージの違い

韓国版でウ・ジヒョンが演じた弁護士チェ・テッキュン。誘拐される天才少女の元・家庭教師であり、少女の父親が院長を務める病院の顧問弁護士です。 日本版でSnow Manの深澤辰哉扮する山崎忠も、チェ弁護士の設定をほぼ踏襲。スーツ姿にメガネの知的な印象もそのままで、山崎の方がやや人間味が感じられます。 深澤自身が持つ明るいイメージとのギャップもありますが、「誰にメガネをかけさせたいか?」という議論の結果、クールな顔立ちの深澤が起用されました。

話題作を手掛ける最強のスタッフ陣!

演出:深川栄洋

映画『神様のカルテ』(2011)で知られる、深川栄洋が本作の演出を務めます。映画『白夜行』(2011)では、大ヒットしたドラマ版よりもさらに陰鬱な雰囲気を作り出し話題に。原作小説がある映画やドラマを数多く手掛ける深川が、どのように韓国ドラマとの違いを生み出すのかにも注目です。

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脚本:丑尾健太郎

『半沢直樹』(2013)や『下町ロケット』(2015)などを手掛けた、丑尾健太郎が本作の脚本を担当しています。本作でも権力者に一泡吹かせる展開が待っているのでしょうか。

韓国ドラマ『誘拐の日』の感想・評価

誘拐の日』の総合評価
5 / 2人のレビュー
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40代女性

徐々に絆を深めるミョンジュンとロヒのバディ感が最高です。ミョンジュンがちょっと間抜けで、ロヒが頭の回転が早いために立場が逆転してしまうのですが、その尻に敷かれている感じが笑えます。12話ありますが、あっという間に観終えてしまいました。

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20代女性

秀逸な脚本で、まったく先が読めませんでした。「天才児プロジェクト」が判明してからは怒涛の展開が待っていました。エンドクレジットでロヒの新たな展開が待ち受けていたので、おそらくシーズン2がありそう!今から追いかけておくのがおすすめです。

日本リメイク版『誘拐の日』最終話・オリジナルの結末を見逃すな

韓国ドラマの日本リメイク版『誘拐の日』は、テレビ朝日系列にて毎週火曜夜9時から放送中です! 韓国で大ヒットしたヒューマンミステリーが、斎藤工×永尾柚乃をメインキャストに迎えて新たにリメイクされる本作。日本リメイク版はどんな結末を迎えるのか、韓国版『誘拐の日』ともぜひ観比べてみてください!