2023年7月5日更新

『地獄楽』天仙様の正体は!?性別や8人の強さ・属性を徹底解説【最強生物】

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2018年から2021年まで「少年ジャンプ+」で配信されていた漫画『地獄楽』。死罪人たちが不老不死の仙薬を求めて旅をする姿を描いた本作は、2023年4月よりアニメも放送されます。 この記事ではそんな『地獄楽』に登場する最強の生物・天仙について、ネタバレありで掘り下げていきます!アニメの放送前に本記事を読んで、ぜひ予習・復習しておいてくださいね。

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【正体】天仙様って何者?生みの親は誰?

天仙様=徐福が生み出した生命体

蓬莱(ほうらい)にて、氣(タオ)を高めるための修行を続けている仙人・天仙。彼らは雌雄同体なので氣の増強は1人で行えるものの丹(たん)が必要不可欠なため、いまだに完全な不老不死には至っていません。 そんな天仙たちの正体は、かつて秦の始皇帝に仕えた方士である徐福(じょふく/シューフゥ)が不老不死の研究のために人と花の氣を組み合わせて作り出した人工生命体。 もともと天仙は1人でしたが、仙道を極めたことで7人に分裂しました。7人は島を取り仕切る絶対的な存在であり、その性格はそれぞれ大きく異なります。

完全な不老不死ではない!

天仙は人知を超えた存在であり、非常に長い時のあいだを生きています。しかし彼らが自身のタオを維持するためには、人間のタオを集めた「丹」を取り込まなければなりません。 丹を取り込まないままでタオを消費し続けてしまうと、いくら天仙といえど命を落とすことも。そのためまだ完全な不老不死にはほど遠く、そういった意味では発展途上、不完全な状態だといえるでしょう。 とはいえ人間とはかけ離れた存在であることには変わりなく、また丹さえ取り込めば事実上は不老不死の存在として生き続けられます。

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【性別】天仙様は男?それとも女?

天仙たちに男や女という概念はなく、島では性別を「女性=陰」と「男性=陽」で表現しています。生物や植物は必ずこの「陰」と「陽」の2極どちらかを持っており、その2極を循環させる中でタオを高めていくのです。 「陰」と「陽」を結合する行為を「房中術(ぼうちゅうじゅつ)」と呼び、「房中術」を繰り返し行うことによってどんどんタオを増幅させます。 天仙たちはなんと1人で両極の循環を行うことができるため、自在に男と女の姿に入れ替わることができますよ。

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タオについて

氣=タオとは、本来誰しもに備わっている「生命力に根ざした力」のこと。タオを習得することで身体能力が大幅に向上するだけでなく、タオをまとったり放出したりする超人的な能力が得られます。 タオは陰と陽をうまく練って増やすことで増強させることができますが、一方で使いすぎると生命に影響を及ぼすほどの反動を受けることも。またタオには、火・水・木・土・金という5種類の属性が存在しています。 このタオを極めた存在が天仙で、彼らと互角に渡り合うためにはいかにうまくタオを使えるようになるのかが重要です。

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天仙様8名の概要・強さ総まとめ!

ここからは7人の天仙+メイの概要や強さについて、それぞれ詳しく紹介していきます!ほかの天仙との関係性や作中の戦闘相手などについても説明するので、アニメを観る前にぜひ参考にしてみてくださいね。 さらに8人の強さを、星3つで分かりやすく評価します。天仙がどのようなパワーバランスで成り立っているのかも、気になるところですよね。

名前 別名 タオ(氣) 花の種類 誕生日

(リエン)
普賢上帝
(ふげんじょうてい)
5月14日

(ラン)
准胝帝君
(じゅんでいていくん)
9月1日
菊花
(ジュファ)
ア閦大帝
(あしゅくたいてい)
9月1日
桃花
(タオファ)
ラトナ大聖
(らとなたいせい)
9月1日
牡丹
(ムーダン)
不空就君
(ふくうじゅくん)
牡丹 9月1日
桂花
(グイファ)
文殊公々
(もんじゅこうこう)
キンモクセイ 9月1日
朱槿
(ヂュジン)
如イ元君
(にょいげんくん)
ハイビスカス 9月1日
メイ 無し 12月3日

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蓮(リエン)

(上側のキャラクター)

別名 普賢上帝(ふげんじょうてい)
タオ(氣)
花の種類
戦闘相手 弔兵衛, シジャ, 画眉丸, 殊現, 佐切, 士遠, ヌルガイ, 杠, 巌鉄斎

蓮は徐福が生み出した最初の天仙で、天仙たちのリーダー的存在でもあります。その強さゆえ、ほかの天仙たちは誰も彼に逆らうことはできません。これまでほかの天仙たちに不老不死となる修行や実験などを、命令してきました。 桜色のプリンスボブのような髪型で、前髪を分けています。ほかの天仙たちと同様に中性的で美しい見た目をしていますが、性格は冷静かつ冷酷そのもの。彼は日本本土の住民たちをすべて、丹に変えることを目論んでいます。

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天仙の中でも最強!8人のまとめ役

強さ ★★★

蓮は8人いる天仙たちの中でもずば抜けた強さを持っており、彼と対面した者たちは口を揃えて「ほかの天仙たちとは桁違いの強さだ」ということを話しています。 圧倒的な再生能力と攻撃力を持っていることで、画眉丸たちが複数人で戦闘を仕掛けてもなかなかダメージを与えることができませんでした。さらに作中ではあまり本気を出していない様子が垣間見えることから、もし本気を出しているならば間違いなく作中でも最強のキャラクターだと言えるでしょう。

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蘭(ラン)

別名 准胝帝君(じゅんでいていくん)
タオ(氣)
花の種類
戦闘相手 画眉丸, 杠

無機物のタオを操る蘭は、島の風水に則りながら建物の改修や石像・仏像などの創造を一手に引き受けています。物語序盤では常に大きな花で顔が隠れていたため、表情や能力なども一切分かりませんでした。 快活で世話好きな一面も持ち合わせている彼は体操法で不老不死への道を探っており、体術を得意としています。見た目は黒い長髪を低い位置でひとつ結びにしており、前髪の部分に蘭の花のようなものをつけているところが特徴です。

タオを身に纏っての肉弾戦が得意

強さ ★★★

天仙は回復術を得意とし、戦いながら回復する戦闘スタイルをとる者が多いですが、蘭は体術を駆使しながらタオを薄く伸ばして鎧のように身にまといながら戦います。そのため驚くほどの肉体の硬さを誇っており、画眉丸や杠(ゆずりは)も苦戦しています。 さらにほかの天仙たちは鬼尸解(きしかい)をすると知性を失うことがほとんどですが、彼の場合は桁違いの戦力を得ながら知性も持ったまま戦います。最終的には杠の手で丹田を破壊され、破れました。

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菊花(ジュファ)

別名 ア閦大帝(あしゅくたいてい)
タオ(氣)
花の種類
戦闘相手 弔兵衛, 桐馬, 巌鉄斎, 付知

同じく天仙の1人である桃花とペアの菊花は、彼女とともに日々性行為を行い房中術による不老不死を目指しています。基本的に男性の姿でいることが多い彼は非常に気性が荒く、いつも桃花を守ることだけを考えながら動いています。 まるで菊の花のような黄色の長髪に美形な顔が特徴的で、着物のような衣服を身に纏っていることが多い菊花。最終的には桃花と合体したことで、巨大な化け物のような姿へと変貌しました。

超音波や触手、胞子などの多彩な攻撃で翻弄

強さ ★★★

かなり高度な再生能力を持つ彼は冒頭で真っ二つにされますが、すぐに再生しています。彼単体でも弔兵衛と桐馬が2人がかりで攻撃してもびくともしなかったことで、天仙の強さを知らしめる存在となっていました。 1人でも十分に強い彼ですが、桃花と合体してからは水と土の2属性を持つとともに丹田も2つになっており、鬼尸解を発動させることでより手強い存在となっています。しかし最後は弔兵衛や桐馬たちの手により、とどめを刺されました。

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桃花(タオファ)

(サムネイルのキャラクター)

別名 ラトナ大聖(らとなたいせい)
タオ(氣)
花の種類
戦闘相手 弔兵衛, 桐馬, 巌鉄斎, 付知

桃花はペアである菊花と同じく房中術を行いながらタオを循環させ、不老不死を目指しています。かつては丹のために木人(ぼっこ)を犠牲にしなければならないことで罪悪感を覚えていましたが、「不老不死になれない」と気づいた頃にはその頃の優しさは薄まってしまいました。 天真爛漫で明るい彼女の桃色のショートボブがトレードマークで、常に女性の姿で可愛らしい服を着ていることもあり、メンバーからは妹のように思われています。

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強靭な肉体を活かす肉体派!タオを飛ばす仙術も

強さ ★★

桃花の強さは天仙の中でも真ん中ぐらいで、タオで筋肉の増強をしながら肉体を活かした攻撃やタオを遠くに飛ばす仙術などを得意としています。そのためタオを近くできない巌鉄斎と付知は桃花相手に苦戦し、最初は手も足も出ない状況でした。 しかし巌鉄斎と付知は戦いの中で徐々にタオを知覚できるようになっていったこともあり、2人が連携したことで最終的に丹田を破壊されています。ちなみに菊花と合体して鬼尸解した際は、人の顔が頭についた巨大な怪鳥のような姿になりますよ。

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牡丹(ムーダン)

別名 不空就君(ふくうじゅくん)
タオ(氣)
花の種類 牡丹
戦闘相手 佐切, 杠, 仙汰, 士遠, ヌルガイ

牡丹は花びらのようなふわふわとした赤い髪をセンター分けにした髪型が特徴的で、儚げで美しい見た目をしています。また、首に大きく長い数珠を付けているところもポイントです。 美しい見た目とは裏腹に、捕らえた人間を玩具と呼んだりキョンシーにしたりするなどその性格は非常に非人道的。強いタオを持つ人間を穴に落とすことで、丹にする研究などを続けています。ほかの天仙たちとは、比較的良好なように見えます。

花の触手を使用して猛攻撃を仕掛ける

強さ ★★

タオを遠くに飛ばす技を得意とする牡丹は佐切、杠、仙汰と門で対決しますが、杠以外は格下と判断。しかし相克のタオを持つ佐切によって、致命傷を与えられてしまいます。 追い詰められて鬼尸解をした牡丹は、巨大な花のような化物へと変身。鬼尸解後は先端が針のようになっている触手を使い、猛攻撃を仕掛けます。触手が少しでも触れると、触れた先から植物化してしまうのです。 佐切たちを圧倒しているかに見えた彼ですが、後から合流した士遠によって最終的に丹田を破壊されました。

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佳花(グイファ)

別名 文殊公々(もんじゅこうこう)
タオ(氣)
花の種類 キンモクセイ
戦闘相手 なし

桂花は蓮によって作られた天仙の1人で、オレンジに近い色のベリーショートが特徴的。彼はいつも、着物のような衣服を着用しています。 瞑想によって不老不死を目指す彼はほかの天仙たちよりも大人しく、いつも1人で本のようなものを読みながら菊花や桃花が積極的に行う房中術のことを「くだらない」と評価しています。 淡々とした性格ではあるもののいつも本や花で顔を隠しており、かなりの人見知り。常に雌雄同体の状態で、自らタオを循環させています。

多くが謎に包まれた仙人

強さ

争うことを好まない性格からか作中では桂花が誰かと戦っているようなシーンは一切なく、戦闘スタイルや強さなどすべてにおいて謎に包まれた存在です。しかし房中術をはじめとする天仙の行動をすべて否定するような言動が見られることから、実際に戦ったらかなりの強さを誇るのではないかと予想されます。 宮内で佐切と対峙するものの、島への侵入を謝罪しながら「島を出る」と告げる彼女のことを見逃しています。

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朱槿(ヂュジン)

別名 如イ元君(にょいげんくん)
タオ(氣)
花の種類 ハイビスカス
戦闘相手 典坐, ヌルガイ, 士遠, 画眉丸, 佐切, 弔兵衛, 桐馬, 十禾, 巌鉄斎, 威鈴, 清丸, 杠, メイ

呼吸で不老不死を目指す胎息を研究する為に生み出された朱槿は天仙たちの中でも末っ子のような存在で、いつも面倒臭そうな反応をしており修行もサボりがち。ほかの天仙たちからはよく馬鹿にされているようですが、意外と健気な一面も持ち合わせています。 見た目はハイビスカスの花弁のような髪型をオールバックにしており、羽衣をまとった風神のような衣服を着用しています。普段は女性の姿をしていますが性別を入れ替えることでタオを循環させているため、戦闘時は男性の姿へと変化します。

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天仙の中では最弱?ハイビスカスの花に変身

強さ

朱槿は天仙の中でも一番弱く、鬼尸解で巨大なハイビスカスの花のような姿になった後もまだタオを使えない画眉丸に圧倒されています。その際にタオを一気に失ったことで老人のような姿になってしまいますが、なんとか再生し画眉丸を退けた朱槿。 しかしその後士遠やヌルガイと対峙した際に何度も斬りつけられたことで、再生速度が大幅に低下します。盤古を食べ融合した朱槿ですが、最終的には大勢の協力のもと打倒され巨大な花となってしまうのでした。

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メイ【もう1人の天仙】

別名 なし
タオ(氣)
花の種類
戦闘相手 なし

メイは徐福と蓮によって生み出された最初の天仙で、ピンク色のショートカットをした可愛らしい少女の姿をしています。蓮とは付き合いが長いため本当の家族のような関係性を築いていましたが、一度蓮の実験を止めようとした時に制裁を受けて力の多くを失ってしまいました。 非常に心優しい性格の持ち主で、気を遣いすぎると幼女から大人の姿へと変化し、さらに樹化してしまうという特性を持っています。

特上の陰の気を持つ少女

強さ

メイはほかの天仙たちとは異なり、陰のタオしか持っていない珍しい存在です。のちに画眉丸たちと行動をともにするようになるため戦闘シーンはありませんが、非常に強いタオの持ち主。 しかしタオを使いすぎると樹化=老化が進み、幼女から大人の女性の姿へと変化します。彼女も天仙であるため鬼尸解ができますが、鬼尸解をすると大きな蛾のような姿となります。 画眉丸たちと出会ってからはともに天仙たちを止めるため、彼らにタオの正しい使い方や情報を教えてくれるよき協力者に。

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【声優】天仙を演じる声優は諏訪部順一と甲斐田裕子の2人!

男性姿の天仙 諏訪部順一
女性姿の天仙 甲斐田裕子

アニメでの天仙の声優は、諏訪部順一と甲斐田裕子が演じ分けています。 原作では天仙の声はすべて同じという設定であるため、男性状態の天仙は諏訪部、女性状態の天仙は甲斐田と、演じ分けられているのです。 男性と女性の姿を合わせると全部で14人分になるので、これからの多様な演技に注目ですね!

最高の演じ分けを
アニメでチェック!

【舞台】高橋健介が1人7役を演じ切る!

舞台『地獄楽』の天仙役は、株式会社トランセンド所属の俳優・高橋健介です。声色を変えつつ1人で7役を演じるという、かなり難易度の高い役どころをこなしています。 彼は舞台やドラマなどで幅広く活躍しており、ミュージカル『刀剣乱舞』や『ワールドトリガー the Stage』などの2.5次元作品にも出演してきました。高橋健介のヒトリブタイ『ビューティフル』という作品もあり、高い演技力が評価されている人物です。

個性豊かな8人の天仙様!アニメでの活躍にも期待

地獄楽
©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA

この記事では、漫画『地獄楽』に登場する最強の生物・天仙について詳しく紹介しました。2023年4月から放送されるアニメはMAPPAが手掛けるということもあり、ますます注目を集める本作。早く動き回る天仙たちの姿を観たいですね!

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