2021年2月15日更新

漫画『地獄楽』の魅力を最終話まで全巻ネタバレあらすじ解説【ジャンプ+】

地獄楽 ネタバレ

2021年1月についに完結を迎えた漫画『地獄楽』。アニメ化も決定しており根強い人気を誇る本作について、今回はじっくり魅力を紹介したいと思います。1~12巻までの全巻を完全解説するので、読んだことのない人はネタバレに注意してください!

『地獄楽』を最終話までネタバレあらすじ解説!アニメ化決定の人気漫画

2018年からジャンプ+で連載されていた『地獄楽』が2021年についに完結しました。連載時から独特な世界観で注目を集めていた本作は、最終話にてアニメ化も発表されています。 舞台は江戸時代末期。抜け忍として捕えられた死罪人・がらんの画眉丸こと「画眉丸(がびまる)」の死刑はなぜか失敗続きでした。火刑では服のみ燃え、牛裂きの形では牛が倒れ、打ち首では刀が折れ……。 しかし、刀剣の達人であり斬首のプロである「山田浅ェ門佐切(やまだあさえもんさぎり)」と出会い、画眉丸は無罪と引き換えにある条件を提示されたことから物語が動き出します。 主人公・画眉丸たちが向かうのは謎多き島。物語が進むにつれて島の謎だけでなく、各キャラクターの生い立ちや関わりが明らかになるのも見どころです。 この記事では『地獄楽』の1巻から最終話までのあらすじを詳しく紹介します。ネタバレが含まれるため、未読の人は注意してください。

『地獄楽』第1巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽1巻

画眉丸が無罪放免の条件として提示された条件とは、伝説の極楽浄土とされる島から不老不死の仙薬を持ち帰ること。この島を見つけた幕府は調査団を向かわせたものの、1人を除いて全て花となり、帰ってきた者も花が体中から生えてまともに話せなくなってしまいます。 そのため「死んでもよい者」として、死罪人が島に派遣されることとなったのでした。 画眉丸は抜けた里で待つ妻のもとへ帰るため、条件に応じます。その後、同じ条件を提示された死罪人たちが集められましたが、数が多すぎるということで殺し合いの選抜が行われることに……! 最終的に画眉丸を含む10人が生き残り、それぞれに見張り役の浅ェ門がつけられて島へ向かうこととなりました。

画眉丸と佐切、それぞれを縛るモノ

第1巻の物語の中では、画眉丸と佐切がそれぞれ縛られているものについても描かれています。画眉丸は石隠れの里長の手で忍として育てられ、何も感じない「がらんどう」であることを強いられてきました。 しかし、妻を得たことで様々な感情を知るようになり「がらんどう」でなくなった自分への違和感に苦しみます。 一方、佐切は幼い頃に見た死罪人に切られたと気付かせない父の処刑を目標にして処刑を行ってきました。しかし、相手が罪人であっても殺すことに迷いがあり、父の様なすっきりとした処刑ができないことに悩んでしまうことに。 2人が行動を共にしていく中で、お互いの言葉によって相手を縛るものを克服するヒントを与え、信頼関係を築いていく様子は必見です。

『地獄楽』第2巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽2巻

島には人の顔をした奇妙な虫や異形の化け物が住んでいました。画眉丸たちの前にも魚のような化け物があらわれ、戦う彼らのもとへ杠(ゆずりは)と浅ェ門の仙汰・源嗣(げんじ)が合流します。彼女は情報の提供と協力を提案し、虫は人を刺すことで花化させる能力をもつ事を明かしました。 別の場所では弔兵衛(ちょうべえ)と浅ェ門・桐馬(とうま)にも化け物が襲い掛かっていました。その際彼らが兄弟であり、戦う最中にはこれまでの生き方が明らかに。 一方、「山の民」という一族なだけで死罪人とされたヌルガイと彼女を助けようとする浅ェ門・典坐(てんざ)は2人で島からの脱出を試みますが、海流により失敗。化け物に襲われますが勝って島へと戻り、ヌルガイは生きる意思をもつようになりました。

さらに深堀される佐切の背景と新たな敵

かつて父に落胆された場面や、島では兄弟子の源嗣に力不足を指摘され「女である務めを果たせ」と島から帰るよう薦められる場面を通して佐切が女としての役割を強いられてきたことが描かれています。 しかし、佐切は兄弟子に逆らってでも生き方を決めたいと願い、源嗣と勝負をすることに。佐切は見事勝利を収めましたが、死罪人の陸郎太(りくろうた)が襲い掛かります。 源嗣は重傷を負い、佐切の生き方を認めて自らの刀を託します。そして画眉丸の忍術・体術による援護のもと、佐切が陸郎太の首をはねるのでした。

『地獄楽』第3巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽3巻

助からない源嗣を残して先へ進んだ佐切一行は、仙薬の手掛かりとなりそうな化け物が現れた方向へ向かい小さな村を発見します。 その村には少女と木のような人型の化け物がいるため、化け物退治と少女の捕獲を試みる一行。少女を捕まえると、人型の化け物は情報の提供と村への滞在許可と引き換えに少女の開放を提案したのです。 化け物は島の構造、そして島の中央部に仙薬「たん」があること、「てんせん様」という存在について説明しました。その時、弔兵衛達、ヌルガイ達、画眉丸達のもとにそれぞれいくら攻撃しても再生する強敵が現れます。 実は彼らこそ「てんせん様」であり、交戦するも圧倒的な力を持つ彼らに浅ェ門の士遠(しおん)は重傷を、典坐は致命傷を負わされてしまうのでした。

謎の少女「めい」と島の謎

村にいた木のような化け物「ほうこ」と少女「めい」。ほうこは島や不老不死の仙薬に関する情報を提供しました。島は「こたく」ということ、島の中心部にある仙薬を守る存在が「てんせん様」であり仙薬が生きた人間から作られること、さらには1000年前はこんな状態ではなかったことを明かしました。 一方、めいは画眉丸達に追いかけられた際に画眉丸を投げる怪力を発揮する、てんせん様との交戦時には巨大化した敵を驚くべき速さで粉砕するなど特別な力を秘めています。また、体には大きな傷があり見せるのを嫌がるなど謎が多い存在です。

『地獄楽』第4巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽4巻

てんせん様との交戦の後、めい達は7人のてんせん様は神の域に到達した仙人が分裂して生まれた存在であること、彼らの操る力は「タオ」といい、万物に流れているもので極めれば力や体が大幅に強化されることを明かしました。 てんせん様と戦うにはタオを扱えるようになる必要があり、合流した巌鉄斎(がんてつさい)達とともに実戦形式でタオの習得を試みます。 てんせん様との戦いの中で花と同化してしまう穴に落とされ、脱出した弔兵衛達。そこへてんせん様の弟子「道士」が現れました。タオを操る道士と戦いますが、喉をえぐられてしまう弔兵衛。 しかし、花と同化する穴にいたことで体に島の植物が混ざった彼は回復し、タオを使って道士を倒すのでした。

タオとは?実戦の中での習得

一方、画眉丸達のもとにも道士が現れます。道士はめいの正体が「できそこないのてんせん様」であることを明かし、自分たちの修行の道具となるめいを連れ帰るために来たのでした。 画眉丸は道士を倒すべく、タオを使えないまま交戦しますが苦戦を強いられることに。めいは「強イモ弱イモゼンブダイジ」とアドバイスをし、画眉丸はタオを自覚できるようになりました。 その後、石隠れの里での修行の記憶もありタオの扱いを習得、無事に道士を倒すのでした。

『地獄楽』第5巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽5巻

島の中心部ほうらいにたどり着いた佐切、杠(ゆずりは)、仙汰。彼らをてんせん様・ムーダンが出迎えます。彼はここまで人間が来たのが初めてだと語り、さらに「島は生命の実験場」「ついつい遊んじゃう」などと話した後、口にしたのは「仙薬はこの島にない」という衝撃的な事実。 ムーダンとの戦いが始まり、佐切達はタオを使って戦います。その中でタオには相性があり、佐切はムーダンに対し有利なこと、てんせん様は丹田が弱点となっていることが分かり、杠と仙汰がムーダンを抑える間に佐切が丹田を切ることに成功しました。

てんせん様の打破、記憶をなくした画眉丸

倒したはずのムーダンの体に花が咲き、そこから伸びたツルに仙汰が貫かれて花化させられてしまいます。さらにムーダンは巨大な花となって再び戦うことに。 そこへヌルガイと盲目のためタオの扱いに慣れた士遠(しおん)が駆けつけ、状況は一変。佐切とヌルガイが花を引きつけ、その隙に士遠が花の弱点「胚珠」を狙います。 たどり着いた士遠がタオを帯びた刀で胚珠を切り、ムーダンとの戦いは終わりますが仙汰が亡くなってしまうのでした。一方、道士との戦いで倒れた画眉丸は目覚めると記憶がない状態。彼はめいや巌鉄斎が分からなくなり、自分を現・石隠れの里の忍だと思ってしまっていました。

『地獄楽』第6巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽6巻

記憶をなくした画眉丸達に弔兵衛達が合流し、激しい戦いを始めた画眉丸と弔兵衛。弔兵衛の再生力が高く、タオの使い方も忘れた画眉丸は急所を狙い続けてもダメージを与えることができません。 苦戦する画眉丸は自分もろとも弔兵衛を燃やしつくそうとします。焼かれると傷を再生しきれなくなった弔兵衛ですが、弟のことを思いタオを開放するとてんせん様のような姿になりました。 戦いはめいと桐馬(とうま)によって止められ、なんと弔兵衛は谷底へ落下。弔兵衛を除く4人はほうらいの門で佐切達と合流しますが、画眉丸は佐切達を忘れているので警戒するのでした。

タオで戻る記憶と弔兵衛のその後

佐切は画眉丸の異変に気づき「あなたは……、誰ですか?」と問いながら押さえつけ、互いのタオを循環させ始めました。さらに「再会すべき人がいるのでしょう?」という佐切の言葉をきっかけに、画眉丸は元通り記憶を取り戻します。 杠から奥さんは幻術ではないかという衝撃的な問いもされましたが、記憶を取り戻した画眉丸は妻の実感を信じ、揺らぎませんでした。 弔兵衛のもとにはてんせん様・リエンが現れ、花に侵食されても自我をなくしていない彼に興味を示し、捕えるために襲い掛かります。 弔兵衛はどうにか応戦するも、リエンを倒せず眠らされてしまいました。目が覚めた彼にリエンは修行をもちかけ、タオを使いこなせるようになるならと弔兵衛は応じてしまうのでした……。

『地獄楽』第7巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽7巻

島に「追加組」として、新たな浅ェ門達と石隠れの忍達が上陸します。上陸した浅ェ門は殊現(しゅげん)、十禾(じっか)、清丸(きよまる)、そして女性の威鈴(いすず)です。 追加組は難なく化け物を倒してしまうツワモノ揃い。なかでも殊現は島に上陸した直後からタオを認識し、素手で化け物を次々に倒します。 画眉丸達は追加組の上陸で混乱した状況になっているうちに仙薬を入手し、脱出するために2手に分かれることとなりました。 めいに仙薬のありかと有力な経路を教えてもらい、行動を開始。仙薬奪取班のメンバーはタオを利用してほうらいの宮殿を見渡し、気配を消しつつ進んで仙薬のある場所にたどり着きますが……。

現れた蘭、追加組の危うい性格

仙薬のある場所にはてんせん様・蘭が待ち受けており、脱出経路確保班の前にもてんせん様が現れてしまいます。全員とてんせん様が出くわすことになってしまった裏には、弔兵衛が弟の無事と引き換えに、てんせん様に情報を流していたという事実が! 蘭はもうすぐ仙薬が完成すること、宗師という存在にタオを捧げる儀式の供物が必要なことを明かし、仙薬奪取班に襲い掛かります。 また、追加組の1人・殊現には実力者ながら罪人を許さない気持ちが強すぎる危うい一面が。実際に、死罪人から仲間の潜伏先を聞き出すために目の前で捕まった仲間を斬首、さらに潜伏した仲間と子どもを含む家族親戚の総勢100人以上を「罪人の関係者だから」と全員殺した過去が描かれました。

『地獄楽』第8巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽8巻

てんせん様・蘭は鬼尸解によって巨花の姿となり、画眉丸と杠を圧倒。絶体絶命と思われる状況でしたが、画眉丸は過去に倒したムーダンの触手によって花化し、再生能力を獲得します。 画眉丸は、蘭とは相克のタオを持つ杠と共闘して蘭を攻撃。蘭は2人の忍法から出た火花のせいで時間の感覚を失い、タオを大量消費する鬼尸解状態を持続させてしまいます。 こうして画眉丸と杠の時間稼ぎ作戦によって蘭は鬼尸解を解かざるを得なくなり、最後には弱点である杠が一撃で蘭を討ち取りました。 画眉丸は佐切とめいを追おうとするも、杠はすでに致命傷を受けて虫の息。杠は自分が死ぬ姿を見られたくなかったため、「疲れたから先に行って」と画眉丸をめい達の元へ送り出しました。

立ちはだかる菊花と桃花

巌鉄斎、桐馬、付知の3人の前に立ちふさがったのは、菊花(ジュファ)と桃花(タオファ)、そしててんせん様と同じ姿を得た弔兵衛。仲間になるように諭す弔兵衛に歩み寄る弟の桐馬。しかし、次の瞬間2人は近くにいた菊花と桃花に襲いかかりました。 亜左兄弟は菊花と対峙。タオを会得した兄弟の連携は凄まじく、菊花に優勢を保ちます。 一方、タオを使えない巌鉄斎と付知は桃花に対して苦戦を強いられることに。しかし、両目がほとんど見えなくなった巌鉄斎がタオを感知できるようになります。付知の身体を張った協力により、巌鉄斎は桃花に致命傷を与えることに成功。 しかし危険を察知した菊花と桃花がここで合体し、巨花の姿で復活してしてしまうのでした。

『地獄楽』第9巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽9巻

鬼尸解した菊花と桃花は、合体しているため普通は1つであるはずの丹田が2つあります。そのため、片方のタオに有効なタオで攻撃しても、片方には攻撃が通じないのです。 最初こそいがみ合っていた巌鉄斎と亜左兄弟も、この状況に共闘することを決意。巌鉄斎が菊花と桃花の下に潜り込み、身体を2つに切り裂きます。そして桐馬のタオで自身のタオを強化した付知、そして弔兵衛によって丹田を破壊することに成功しました。 相克を突けなかった菊花の丹田については、弔兵衛が蓮(リエン)から盗んでいた水の氣を宿す酒をかけることによって再生を阻止。4人全員命を落とすことなくてんせん様である菊花・桃花を倒したのです。

蓮の真の目的と、朱槿との戦い

ついに煉丹宮に辿り着いた佐切とめいを待ち受けていたのは、蓮ではなく桂花(グイファ)でした。桂花との力の差を前に、佐切はこれまでしてきたことを詫び、自分達を逃がしてくれるように頼みます。 すると桂花は倭国に戻っても意味はないと話し、蓮の真の目的が「倭国の人間を全て花化させて完璧な丹を精製すること」であるという事実を明らかに。また、そのために必要な物を積んでいる船の出航までに、蓮を倒す必要があることがわかりました。 一方、士遠とヌルガイは朱槿(ヂェジン)と戦闘中。士遠は相手に鬼尸解をさせる隙を作らないように、何百回も丹田を破壊していました。再生能力が落ちた朱槿の丹田をついに貫くことに成功しましたが、士遠自身も蔦に貫かれながら必死で刀を握り続けます。 瀕死の士遠はヌルガイを逃がそうとしたものの、ヌルガイは士遠に抱きつき相生のタオで回復させます。士遠は弟子の典座の仇討ちを諦め、朱槿を置き去りにしました。

『地獄楽』第10巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽10巻

殊現たち浅ェ門と岩隠れの忍び追加組が、次々と蓬莱に上陸。化け物に乗った道士たちに襲われていた佐切とめいのピンチに、なんと生きていた杠が駆けつけます。しかしそこへ追加組の威鈴(いすず)が登場し、罪人の杠を殺害するように佐切に命令。 同じ頃、士遠とヌルガイの前には清丸、弔兵衛と桐馬の前には十禾(じっか)が現われ、蓬莱にいた者達は追加組と合流していきます。追加組の殊現も付知と巌鉄斎に合流しますが、殊現は巌鉄斎の首を狙う戦いの中で付知を切ってしまうことに。 また、画眉丸の前には石隠れの長と彼の妻に扮した金閣坊・銀閣坊が現われていました。画眉丸に憧れつつも彼の殺害を狙う忍び達でしたが、画眉丸はものともせず忍びをなぎ払うのでした。

「次代」画眉丸シジャVS蓮

「がらんの画眉丸」とは屋号であり、その名は死すら逸話になるため忍びが憧れて止まない存在です。次代の画眉丸を背負うことが決まっているシジャは、画眉丸を敬愛しながら彼を越えるために殺害を狙っていました。 画眉丸を待つべく訪れた水門で、シジャと蓮(リエン)の戦いが始まります。シジャは忍法で船に火を付け、蓮の動揺を誘って見事仙薬を奪取。その後、手下に扮装して蓮との戦闘から抜けたシジャは、仙薬を殊現に託し、画眉丸の元へ向かいます。 一方、石隠れの忍びたちと戦っていた画眉丸は、本来の目的である「仙薬を奪う」ために戦闘を離脱。しかしちょうどその時、瀕死の状態だったはずの朱槿が神獣盤古(ばんこ)と結びついたことで、画眉丸の身体に異変が起きていました。

『地獄楽』第11巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽11巻

盤古の影響によりタオの乱れが生じ、画眉丸と弔兵衛の身体には花化の危険が迫っていました。盤古を止めるために、蓬莱に元々いた者達と追加組の10名が1カ所に集結し、十禾が「盤古の5つの丹田を見つけて同時に破壊する」という目的を掲げます。 タオの相性が良い2人組で丹田を破壊することが決まり、画眉丸は佐切と共に盤古の丹田の1つに辿り着きますが、2人の前にはシジャの姿が。花化の危険がある画眉丸はシジャに共闘を申し込んだものの、シジャは昔の冷酷無慈悲な画眉丸を取り戻そうと、画眉丸たちに襲いかかってきます。 石隠れの忍び同士の激しい戦いのさなか、画眉丸は妻への思いから“陰と陽”を獲得し、自分自身でタオを回復することに成功。改めてシジャに宣戦布告しました。

十禾の実力と真の目的とは…?

山田浅ェ門試一刀流3位という実力者でありながら、飄々とした雰囲気でつかみ所が無かった十禾。そんな彼の目的とは、序列1位の殊現を殺して自ら1位の座に着くというものでした。 そこで彼は、まだ殊現に罪人へ肩入れしていることがバレていない桐馬に、ある取引を持ちかけます。それは、殊現に信用されている桐馬に殊現を殺してもらう代わりに、兄弟共々自由を約束するという内容でした。 人の心がないように見える十禾の取引は果たして信用できるものなのか。彼が信用に値する人物なのかどうか、桐馬は考えあぐねます。

『地獄楽』第12巻ネタバレあらすじ解説

地獄楽12巻

次代画眉丸であるシジャとの戦いに挑む画眉丸。彼にとっては不利な状況が続いていましたが、その脳内では妻の結(ゆい)との思い出が回想されていました。 忍びとしてあらゆる知覚が鈍り、栗の甘さを感じられなかった画眉丸と結の夫婦。しかし、結は「普通」に憧れ、栗を食べる度に「甘くて美味しい」と言い続け、最後には本当に甘さを感じるまでに至ります。 そんな「普通」の為に戦っていた結の様子を思い出した画眉丸に、付けいる隙の無い愛を見たシジャ。渾身の火法師を繰り出すも、人では無い身体を得た画眉丸には効かず、ついにシジャは他の石隠れの忍びを巻き添えにして命を落としました。

崩れゆく弔兵衛、メイ

盤古の丹田の破壊を試みる弔兵衛と桐馬。しかし別の場所で十禾が丹田を破壊したことに影響されたことで、弔兵衛の花化が進んでしまいます。 弔兵衛は桐馬が生まれたときのことを思い出し、なんとしても弟を守ることを再び決意。自ら丹田の根に気を送ることでその再生を阻止することを選び、ついに身体が朽ちてしまいます。 その後、亜左兄弟と巌鉄斎以外のメンバーが蓮の乗った船を追うために水門に集結。しかし、船ががれきのように積み重なってしまっており、このままでは船に追いつけない状態でした。 そこでめいが鬼尸解して変身。大きな蛾のような姿になっためいは羽を羽ばたかせて風を起こし、積み上がっていた船を一斉にどかしました。 めいのおかげで一同は蓮に追いつくための船に乗り込むことが出来ましたが、めいはその場に残って鬼尸解を続け、彼らの船を押し出します。

『地獄楽』最終話まで完全ネタバレあらすじ解説【13巻収録予定】

蓮の船の上では、先に乗り込んでいた殊現と蓮の激しい戦いが始まっていました。複数のタオを使い分ける殊現に驚く蓮でしたが、本来の女体の姿になって神のような力を見せつけ、ついに彼の腕を切り落としてしまいます。 その後、めいに送り出された一同が蓮や殊現に合流。蓮に対して有効なタオを持つ佐切と士遠が中心となって戦いますが、蓮の人知を越えた力を前になすすべがありません。そこで画眉丸は蓮の感情を怒りに染めて隙を作るために、彼女の真の目的である「夫の徐福の魂の復活」に必要な夫の遺体を破壊することに。 忍びとしての本領を発揮した画眉丸は徐福の遺体の前に辿り着くも、結のことを思い出してしまい怯んでしまいます。しかしそこへやってきた殊現が遺体を真っ二つに割り、蓮の表情が悲しみに満ちたとき、佐切の刀が蓮の身体を2つに切ってその丹田を破壊することに成功しました。

【最終話ネタバレ】生きて帰ったのは……?続いてゆくそれぞれの物語

蓮との長い戦いが終わり、生き残った一同は話し合いで無罪放免を厳鉄斎に譲ることに。その後厳鉄斎が仙薬を持ち帰った功労者ということで無罪を得て、他の罪人は十禾の手回しで死んだことになりました。 最終話では、1800年代まで時が過ぎます。十禾は当初の思惑通り山田家当主の座に着き左団扇。士遠はヌルガイを伴って子連れ座頭に。厳鉄斎は医術と剣術の道場を開いています。また、ここで亜佐兄弟が生きていたことが判明し、今の2人は中国の黒社会を仕切っているようです。 気になる画眉丸はと言えば、里の解体によって石隠れの忍びはいなくなり、画眉丸は結と再会して穏やかな夫婦生活を取り戻していました。そこへ訪問した佐切と杠、そして結のほほえましい会話で最終話は締めくくられています。

アニメ化決定!『地獄楽』は死罪人の巻き起こす壮大な物語

ジャンプ+連載3周年と完結を迎え、アニメ化も決定している人気作『地獄楽』。無罪を勝ち取るために過酷な試練に足を踏み入れた死罪人と監視人のコンビが、物語が進むにつれて日本全土を巻き込む凶悪な計画を阻止する仲間となっていく熱いストーリーは読者の心を掴んで離しません。 この壮大なストーリーがどのように映像化されるのか、今から楽しみですね。アニメ化の新情報と共に、最終13巻の発売も待ちきれません!