2023年4月30日更新

映画「スーパーマリオ」ではクッパが歌う?主題歌・挿入曲一覧からゲーム愛溢れるオマージュを解説

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アニメーションの世界興収で『アナと雪の女王2』(2019)を抜いて歴代トップに立った『スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー』。劇中ではゲームのアイコニックな曲がアレンジに使用されており、往年のゲームファンからも「音楽が最高!」という声が上がっています。 この記事では『ザ・スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー』の劇中歌・挿入曲をまとめて紹介します。※一部ネタバレを含みますので注意してください。

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クッパが歌った曲「Peaches」はピーチへのラブソング!?

スターの力を結婚に使おうとするほどピーチ姫ラブなクッパ。そんなクッパの取った行動が「Peaches」を歌うことでした。 「死ぬまで愛している」「僕の思いを引き裂けない」といった重すぎる歌詞に加え、サビの「ピーチ、ピーチ、ピーチ……」連呼。 見た目とは裏腹な「美声とピアノ演奏」、だけど本人は真面目に歌っているという全てが絶妙に噛み合わないギャップが癖になるシーンです。 この楽曲は監督と米国版声優のジャック・ブラックが共同で作詞しました。インパクト大な歌詞がウケ、米ビルボード「Hot 100」にランクインするほど大ヒットしています。

「Peaches」を歌うクッパ役のジャック・ブラックって誰?

映画一の衝撃シーンともいえる「Peaches」の歌唱シーン。このシーンのみならず、作中を通してお茶目なラスボス、クッパを演じているのがジャック・ブラックです。 コメディ俳優として活躍しているだけでなく、代表作である『スクール・オブ・ロック』などでは、音楽好きの一面を生かした演技が魅力です。「マリオブラザーズ・ムービー」での歌唱シーンも、ジャック・ブラックがクッパ役だったからこそ、生まれたシーンと言っても過言ではなさそう。 「Peaches」には、本人が登場するMVも存在するので、そちらも必見です。

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映画「スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー」の劇中歌・曲一覧

タイトル アーティスト
「Super Mario Bros. Opus」 ブライアン・タイラー
「Press Start」 ブライアン・タイラー
「King of the Koopas」 ブライアン・タイラー
「Plumbin' Ain't Easy」 ブライアン・タイラー
「It's a Dog Eat Plumber World」 ブライアン・タイラー
「The Warp Pipe」 ブライアン・タイラー
「Strange New World」 ブライアン・タイラー
「The Darklands」 ブライアン・タイラー
「Welcome to the Mushroom Kingdom」 ブライアン・タイラー
「2 Player Game」 ブライアン・タイラー
タイトル アーティスト
「The Mushroom Council」 ブライアン・タイラー
「Platforming Princess」 ブライアン・タイラー
「World 1-1」 ブライアン・タイラー
「The Adventure Begins」 ブライアン・タイラー
「Imprisoned」 ブライアン・タイラー
「Drivin' Me Bananas」 ブライアン・タイラー
「Karts!」 ブライアン・タイラー
「Buckle Up」 ブライアン・タイラー
「Blue Shelled」 ブライアン・タイラー
「The Belly of the Beast」 ブライアン・タイラー
「Fighting Tooth and Veil」 ブライアン・タイラー
「Tactical Tanooki」 ブライアン・タイラー
「Superstars」 ブライアン・タイラー
「Bonus Level」 ブライアン・タイラー
「Level Complete」 ブライアン・タイラー
タイトル アーティスト
「Plumbin' Ain't Easy」 ブライアン・タイラー
「Saving Brooklyn」 ブライアン・タイラー
「The Plumber and the Peach」 ブライアン・タイラー
「Peaches」 ジャック・ブラック
「Lost and Crowned」 ブライアン・タイラー
「Rumble in the Jungle」 ブライアン・タイラー
「Practice Makes Perfect」 ブライアン・タイラー
「Rainbow Road Rage」 ブライアン・タイラー
「An Indecent Proposal」 ブライアン・タイラー
「Mario Brothers Rap」 ブライアン・タイラー
「Grapple in the Big Apple」 ブライアン・タイラー
「The Super Mario Brothers」 ブライアン・タイラー

上の表では、映画『ザ・スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー』内で使用された音楽をゲームのbgmや効果音を使用したゲームアレンジと映画オリジナルの楽曲である劇中歌に分けて紹介しています。 また、Apple MusicとSpotifyで聞けるプレイリストをチェックして実際に映画の曲を聴きながら元となったゲームbgmを探してみるのもおすすめです!

マリオと言えばこの音楽!「Super Mario Bros. Opus」に登場するゲームbgmは?

「スーパーマリオブラザーズ」といえばの2曲、地上bgmと無敵bgmが使用された1曲。本作の音楽を担当するブライアン・タイラーとマリオbgm生みの親・近藤浩治の音楽が融合されています。 マリオのテーマソングといえる地上bgmはゲーム音楽として初めてアメリカ議会図書館に収蔵されることが決まりました。無敵bgmはスターの無敵効果が消えるまで流れるシリーズ最強のbgmです。

まさにゲーム開始!「Press Start」には隠れbgmが盛りだくさん

「Press Start」は「スーパーマリオブラザーズ」の地上bgmと地下bgmを中心に構成された1曲です。地上bgmの入りには『スーパーマリオブラザーズ3』(1988)のアスレチックbgmも確認できます。 キノコを取った時コースクリア時の効果音、タイムアップ警告のbgm、そして曲の終わりにはゲームオーバーの効果音が散りばめられており、往年のファンにはたまらない1曲となっています。

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クッパのテーマ曲「King of the Koopas」に登場するゲームbgmは?

クッパ軍団がペンギン王国に攻め入る時に流れた楽曲です。 『スーパーマリオブラザーズ3』にて初登場した「飛行船bgm」がメインに使用され、ラストにはこちらも「無敵bgm」が挿入されました。本作の「飛行船bgm」は『スーパーマリオギャラクシー』(2007)に近いアレンジとなっています。

「スーパードンキーコング」のオマージュ!「Driving Me Bananas」

実はこの楽曲は「幻の1曲」、劇中では登場していません。マリオ達がクランキーコングのもとへカートで向かう際に使用される予定でしたが、a-haの「Take On Me」に変更されました。 ゲームのメニュー画面で流れる「スーパードンキーコング」のテーマ曲を中心に、中盤では「DK Island Swing」が流れるなどドンキーコング一色の楽曲です。

ゲームクリア!「Level Complete」にはゲームの名曲が総動員!

エンディングで流れるため、マリオシリーズの総集編となっている1曲です。 『スーパーマリオブラーザーズ』の地上bgmから入って、地下bgm、そしてハンマーブロスのテーマと続きます。ステージクリア効果音のあとには水中bgmクッパ城bgm、最後には『マリオギャラクシー』の神曲「ウィンドガーデン」というファン歓喜のチョイス。 ところどころコイン獲得時やファイアボールの効果音などがリズムよく挿入されており、映画の余韻に浸れる最高のエンディング曲です。

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映画「スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー」の劇中歌・挿入曲で映画の雰囲気に浸ろう

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
(C)2023 Nintendo and Universal Studios

マリオシリーズをプレイしたことがある方なら「あの曲!」とハッとする瞬間があったはずです。誰もが知るbgm以外にも隠れた名bgmも使用されています。 ライトなファンもコアなファンも楽しめるような絶妙なアレンジ楽曲も、『スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー』の大ヒットにつながっているのではないでしょうか。