アニメ「ポケモン」最終回をネタバレ解説！サトシとピカチュウの旅が遂にフィナーレへ！

1997年から放送が始まり、今や国民的アニメとなった『ポケットモンスター』。 これまで20年以上続いてきたサトシの物語ですが、2023年3月についにその冒険の幕が下りました。そこでこの記事ではファンのあいだで大きな感動を呼んだアニポケ最終回を徹底解説！誰もが涙を禁じえなかった感動のフィナーレを紹介していきます。

アニメ『ポケットモンスター』の第1話から冒険を繰り広げて来たサトシとピカチュウの名コンビ。今や日本人なら知らないひとはいないほどの知名度を手にした彼らですが、2023年3月の放送でその冒険がついに終幕。 これまで長きに亘りアニポケを楽しんできたファンたちは、涙ながらに彼らの雄姿を見守ることに。ポケモンの長い歴史にひとつの区切りをつけたこの日は、日本だけでなく世界中で大きな話題となりました。

サトシを主人公とする最後のシーズンとなった『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』。最初の無印から数えて7つ目のシリーズとなっており、このなかの第11話『虹とポケモンマスター！』がサトシたちの冒険を描く最後のストーリーとなりました。 ちなみに2023年4月からは新主人公を迎えた「リコとロイ」シリーズが放送されています。

これまで旅を続けて来たタケシ・カスミとわかれ、故郷であるマサラタウンへ戻ったサトシ。その日は母と旅の思い出を語りゆっくり過ごし、翌日にはオーキド博士のもとへ向かうことに。 ここでサトシはオーキド博士から新人トレーナーに渡されるゼニガメ・フシギダネ・ヒトカゲを見せてもらう予定でしたが、なんとヒトカゲの姿が見当たりません。サトシは自身のポケモンたちと協力し、ヒトカゲ探しに奔走します。

ポケモンたちの協力もあり、岩場でヒトカゲを見つけることができたサトシ。するとそこに、自身のライバルであり親友だったシゲルが登場。久々に再会したシゲルはどこか大人びており、サトシに対して「優勝おめでとう」と爽やかに声を掛けます。 そして「チャンピオンになった君はどこまでポケモンマスターに近付けたのかな？」と言い残し去っていきます。アローラリーグでチャンピオンになるなど大活躍だったサトシ。ですが彼は「ポケモンマスター」になれたのでしょうか？ サトシはほのかに疑問を抱きながら、マサラタウンで穏やかな日々を過ごしていきます。

一方、サトシの永遠の宿敵ムサシ・コジロウ・ニャースは、ロケット団本部で日々雑用をしながら暮らしていました。もやもやとした気持ちで過ごすニャースたちは改めてチームを再結成し、サトシたちを奇襲！なんとピカチュウを捕らえてしまいます。 しかしそこに救世主のごとく現れたのは、かつてサトシと苦楽を共にしたピジョットでした。ピジョットの助けもありピカチュウを救出すると、サトシは「俺とまた一緒に来てくれるか？」と誘い、改めてピジョットを仲間に加えるのでした。

大きな木の下で雨宿りをするサトシとピカチュウ。そこでふとサトシはずっと考えていた「ポケモンマスターの在り方」をピカチュウに語り始めます。 「俺、世界中全部のポケモンと友達になりたい。それがきっとポケモンマスターってことなんだ」 サトシの出した答えは「すべてのポケモンと友達になること」。チャンピオンになったことは、ゴールでも何でもなかったのです。彼の答えを祝福するように雨は上がり、空に大きな虹がかかります。サトシとピカチュウは再び冒険の旅へ。ポケモンマスターへの道はまだまだ始まったばかりです。

最終回のエンディングに採用されたのは、シリーズ5代目のED曲として使用されていた『タイプ：ワイルド』。ここに登場する「最高のボロボロぐつさ！」という歌詞が、これまで冒険を続けてきたサトシの靴と重なり、視聴者からは感動の声が相次いであがりました。 ネット上でも「まさかここでこの曲が使われるとは思わなかった」「めちゃくちゃ感動した」と大きな話題に。サトシの冒険を最高のかたちで締めくくる粋な選曲となりました。

これまで数えきれない冒険を乗り越え、数えきれないほどの人々を魅了してきたアニメ『ポケットモンスター』。 現在も新シリーズが始まり、こちらでは新たな主人公が冒険を繰り広げています。これを機にサトシたちの冒険を改めて見返し、その流れで新シリーズをチェックしてみるのはいかがでしょうか！