『ポケットモンスター』ゲーム歴代主人公一覧・名前やアニメ版での活躍も紹介！

25年に渡ってアニメ『ポケットモンスター シリーズ』の主人公を務めたサトシが、とうとう引退することとなり大きな反響を呼びました。 長年愛された主人公の交代は寂しいですが、ゲームシリーズの「ポケモン」では毎回のように主人公が変わっています。老若男女と愛される「ポケモン」だからこそ、サトシだけでなく世代ごとに思い入れのある主人公がいるでしょう。アニメ版「ポケモン」でも2022年にサトシとゴウのW主人公という形式が採用、2023年にはサトシが卒業することで話題になりましたね。 そこで本記事では「ポケモン」歴代主人公を全て取り上げ、徹底解説していきます！ ※この記事は2023年1月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

基本的にポケモンのゲームシリーズでは、プレイヤーが主人公の名付けをします。その為全シリーズ固定の名前があるわけではありません。しかし「〇〇シリーズの主人公」では、呼びにくいですよね？ ファンや公式は、作品内でNPCとして登場した時などに使われている名前を、そのまま本名としているのです。グッズ化や「ポケマス」のような外伝ゲーム時でも、同じ傾向が見られます。 例えば男主人公を選んだ際、選択しなかった女主人公は作品内で主人公にアドバイスを送るNPCとして登場します。その際NPCに使われている名前を、本記事では本名として採用しています。

レッドは記念すべき第1作目の主人公です。カントー地方のマサラタウン出身で、赤い帽子がトレードマークの少年です。オーキド博士からポケモン図鑑を託され、図鑑の完成も目標として旅立ちました。 父親もトレーナーになるべく旅立っており、作中では登場しません。母を1人残して旅に出るあたり、中々薄情な親子です。 しかも次回作の「金・銀」では、冒険に出て以来一度も主人公から連絡がないことが明言されています。人の心はないんでしょうか？ まだ当時は女性主人公が存在しなかったため、選択できるのは彼のみとなっています。一人称は「ぼく」ですが、見た目はかなりやんちゃ小僧といった感じです。

さてこのレッドですが、アニメポケモンの主人公であるサトシのモデルになっていたことは、知っていますか？ 初期のレッドは髪色や、目つきも含めて非常にサトシとデザインが似ているのです。 また「赤・ピカチュウ」バージョンでは、主人公の名前の候補で「サトシ」を選ぶことができました。 これらのことからサトシは当初、数多にあるポケモン主人公の世界線のひとつとして、生まれてきたのだと考えられます。 それが今では、最も有名なポケモン主人公と言える存在となりました。

そんなレッドですが、後発作品にもゲストキャラとして何度も登場しています。 「赤・緑」の時代から3年後を描いた、「金・銀・クリスタルバージョン/ハートゴールド・ソウルシルバー」では、シロガネ山にてバトルすることが可能です。 またブラック2・ホワイト2では、ポケモンワールドトーナメントの、チャンピオンズトーナメントにて対戦可能です。 またウルトラサン・ムーンでは、バトルツリーのボス「バトルレジェンド」として出現します。 しかし全作品共通して、一言も喋りません。その為かつては「死亡説」まで囁かれたほどです。

ゴールドは前作のレッドよりも、短パンを履いてヤンチャさを強めたデザインをしています。 また「金・銀」の時点ではまだ男主人公のみだったため、ゴールド固定で旅を進めることとなります。

当初「金・銀」には女主人公は存在していませんでした。しかしマイナーチェンジ版である「クリスタルバージョン」で、2人目の主人公として追加されることとなります。 そして彼女が、「ポケモン」史上初の女主人公となったのです。

そんなゴールドですが、アニメにも登場しています。しかし名前は「ケンタ」となっており、完全に別人のようです。 アニメ「金・銀編」の外伝作品である、『ポケットモンスタークリスタル ライコウ 雷の伝説』では主人公として出演しています。 また2019年から放送された新無印では、116話に一瞬だけ登場しています。

ゴールドと同じく、クリスもアニメで登場しています。名前はマリナです。 「ライコウ 雷の伝説」では、ヒロインとして登場し、ケンタとはどこか想い合っているような描写が見られました。 後継作となる「ダイヤモンド・パール」ではトップコーディネーターとして、雑誌の表紙を何度も飾っています。

ユウキは今までとは打って変わり、長袖長ズボンのキッチリしたスタイルの主人公です。 今作では主人公に選んだ方はトウカシティのジムリーダーの息子、選ばれなかった方はオダマキ博士の子どもとなります。 マイナーチェンジ版である「エメラルド」では衣装チェンジが行われ、緑基調のものとなっています。

ハルカは男主人公とは打って変わり、半袖スパッツスタイルと、快活な印象が強い出立ちです。 NPCとしてはユウキよりも人当たりが良く、非常に面倒見が良い性格です。

そして皆さん知っているかもしれませんが、ハルカはアニメでも登場しています。アニメ「ポケモン」で1番好きなヒロインという方も多いのではないでしょうか？ 「かも」が口癖なポジティブで心優しく、天真爛漫といった少女です。またポケモンコーディネーターとして、コンテストに出場しリボンを集めています。 ただサトシについていくのではなく、ヒロインも明確な目的を持って旅をするのは、ハルカが始まりでしょう。 またゲームでの主人公が、アニメでヒロインとして登場するのも、ハルカが先駆けとなっています。

「赤・緑」の主人公だったレッドを、リメイクした主人公となっています。また「ポケモン」シリーズにおいて、初めてのリメイク主人公でもあります。 やんちゃな印象が強かった初代から、大人びた印象のある顔つきになっているのが特徴です。

「ファイアレッド/リーフグリーン」では、リメイクにあたって「赤・緑」の際には存在しなかった女主人公リーフも追加しています。 リーフの服のデザインは、男主人公の逆の色を意識しているのが特徴です。

コウキは首に巻いたマフラーと、ハンチング帽子が特徴的です。プラチナでは服装が冬服になります。 また本作ではポケモン図鑑でたかさ・おもさ比べという要素があり、そこから身長145cm、体重38kgと分かります。

ヒカリは白のニット帽、ノンスリーブとピンクのミニスカートと、寒いのか暑いのか分からない格好が特徴です。しかしデザインとしてしっかり纏まっているのが、このゲームの凄いところです。 こちらもポケモン図鑑によると、身長140cm、体重34kgとされています。

そしてヒカリも、アニメ「ダイヤモンド・パール」において登場しています。「だーいじょーうぶ！」が口癖で、遠慮しない活発な性格をしています。 その熱血な点や、難しいことは苦手な点など性格は非常にサトシに似ています。その為ヒロインというより、もう1人の主人公的存在です。 当初は打たれ弱い点や、精神的に未熟な面が目立ち、よくへこたれていました。また非常にオシャレ好きで、ポケモンコンテストを通して様々な髪型を披露しています。 アニメ版とゲーム版の見分け方は、ゲームの方がマフラーが長く、結び目が後ろにある点です。

ヒビキは「金・銀」主人公だったゴールドを、リメイクしたデザインとなっています。しかしリメイクといえど、扱いとしては別人となっています。 また先ほど紹介したケンタとも別人です。アニメでは劇場版「幻影の覇者 ゾロアーク」の冒頭で、サトシとバトルするトレーナーとして登場します。

女主人公のコトネは、リメイクではなくほぼ新規デザインとなっています。 特筆すべきは印象的だった水色の髪から、ナチュラルな茶髪へと変化していることです。また服装もより活発なイメージのものに変更されています。

トウヤは外に跳ねた後ろ髪が特徴的な、どこかイケメン感溢れる青年です。公式によると、イケメン風にデザインされているとのこと。つまり公式公認のイケメンとなっています。 また本作の主人公は、設定年齢が14歳程度と高めなのが特徴的です。

トウコは半端ないボリュームのポニテと、ホットパンツが印象的な少女です。また女主人公では初めて、キャップを被っている存在でもあります。 その勝ちきな顔つきが、印象的な人も多いのではないでしょうか？

キョウヘイは前作の主人公が大人っぽいデザインだったためか、年相応な男の子らしいデザインをしています。半袖のジャケット、ハーフパンツと、アクティブな印象を抱かせます。 また女主人公の「メイ」と合わせて「キョウ/メイ(共鳴)」という、遊び心もあります。

恐らく「一番好きな女主人公」として、メイを挙げる人も多いのではないでしょうか？大きめなお団子で結んだ、ツインテールが特徴的です。 アニメに登場しないキャラでありながら、pixivで投稿されるイラストの数は尋常ではありません。

本作から初めて肌や髪色、着せ替えや髪型変更が可能となりました。その為カルムは初めてオシャレを楽しんだ主人公と言えるでしょう。 また『ポケモンマスターズ』では、声優が小野賢章となっており、声もイケメンです。

セレナは白いサングラスを乗っけた帽子が特徴的な少女です。 実は女主人公は、男主人公とは着せ替えの自由度が段違いとなっています。その為女主人公を選んで、服を集めるのはやり込み要素の1つです。

そんなセレナも、アニメシリーズにてヒロインとして登場しています。そして恐らくアニメ「ポケモン」で、最もヒロインらしいヒロインの1人です。 その理由はシリーズで唯一、明確にサトシへ好意を抱いているヒロインであることです。それもあって「X・Y」シリーズは、最も恋愛描写が多くなっています。 また最終回でサトシへキスをしたと見られる描写もあり、この2人が結ばれることを望んでいるファンも多いでしょう。筆者もその1人です。 しかしただ主人公についていくだけのヒロインではありません。彼女は憧れの存在と旅をする中で、自身だけの夢を見つけます。 そして自分の夢を叶えるため、憧れから離れる決断ができる芯のある女の子なのです。

ユウキは「ルビー・サファイア」の男主人公を、リメイクしたデザインとなります。 長袖長ズボンの落ち着いた前作とは一変し、半袖半ズボンという、活発な印象へと様変わりしています。

こちらもアニメ版、ルビサファ版のハルカからは、かなり印象の変わったリメイクとなっています。 まず1番はバンダナでしょう。ただ頭に巻くタイプではなく、リボン巻きのバンダナへと変更されています。それもあって、かなり可愛くなった印象を受けます。

ヨウは唾が上を向いたキャップと、青白のボーダーシャツが印象的です。歴代の主人公と比べても、幼い印象を受ける見た目をしています。 初期のPVでは「サン」と名付けられていましたが、後のpvでは「ヨウ」と呼ばれています。

ミヅキはトサカのような赤いニット帽と、花柄のカットソーが特徴的な少女です。 フレンドリーな見た目をしており、人当たりの良さが伺えます。こちらも初期のpvと、後のpvで名前が違うというややこしい事態になっています。

コウタは実質「サン・ムーン」の主人公と同一人物なのですが、別人とされることが多いです。 その理由として初期髪型が違うことや、pvで披露された名前が「コウタ」だったことなどが挙げられます。

コウミも男主人公と同じく、「サン・ムーン」の主人公とは同一人物ですが、別人扱いされます。 特にこちらはボブカットから、三つ編みのお下げへと変化しており、変化が顕著です。

カケルは他主人公と比べても等身が低く、どこか幼げな印象を抱きます。 服の配色が初代のレッドを思わせるもので、原点回帰といったデザインです。

アユミは「ブラック・ホワイト」のトウコのように、ボリュームのあるポニテが特徴です。 またレッドとリーフのように、男主人公と1部配色が逆転しているのが印象に残ります。

マサルは初期の真っ赤なポロシャツと、デニムパンツ、ワッチキャップが印象的です。 歴代主人公の中でも、かなり大きめのリュックを背負っています。これは父親からのお下がりとのこと。

ユウリは緑のベレー帽や、ニットパーカーにボブカットと、かなりゆるふわな印象を受けます。かなり今風な雰囲気といったところでしょうか？ 筆者はベレー帽が好きなので、この初期デザインはかなり好きです。

ダイヤモンド・パールのリメイク版ですが、初期のデザインには変わったところは見受けられません。 その代わりと言ってはなんですが、ゲーム開始時に見た目を4種類の中から選ぶことが可能になりました。またセットアップでの衣装変更も可能になり、自分で見た目を一新出来ます。

テルは遥か昔のシンオウ地方を舞台にしているため、服装もどこかの民族衣装を思わせるものになっています。 ですが顔つきは「ダイヤモンド・パール」のコウキにそっくりです。

ショウも民族衣装を思わせるデザインとなっています。 しかし白い手ぬぐいと、長いマフラーというヒカリ要素も残しています。彼らの遠い祖先なのでしょうか？

ハルトは非常に平凡な見た目をしており、特徴がないのが特徴です。 因みに本作ではバージョンごとに、制服の色が違うという遊び心も含まれています。しかし着替え機能がなく、夏服冬服の切り替えしかできません。

アオイも三つ編みにした髪以外には、特筆すべき特徴はありません。 本作では男女で服装の差異がなく、着せ替えのやり込みを期待した人には、物足りないと感じるかもしれません。

ここまで「ポケモン」シリーズの歴代主人公を解説してきました！ あなたの思い入れのある主人公とは再会できましたか？因みに筆者は「ダイヤモンド・パール」世代なため、ヒカリが非常に印象的です。 しばらく「ポケモン」から離れていましたが、この機会に最新作から復帰するのもありかもしれませんね！