漫画『全ては勘違いだった』最新話まで全話ネタバレあらすじ&感想!すれ違い多発の恋愛模様の行方は?
1章:幼少期の出会い編
幼い頃、この世界が前世で読んだ小説の中だと気づいた主人公・ドルーア。小説の中の悪役令嬢に転生した自分は、物語の男主人公・ノクターンの婚約者かつ親友のアリスを殺そうとして処刑される結末を迎えたことも知ります。 死の未来を変えるため、幼いドルーアはアリスよりも先にノクターンと仲良くなることを考えました。最初こそ仲良く接してくれたノクターンですが、次第にドルーアに対してひどい態度をとるように。 実は、ノクターンは黒魔法の力をもつ少年。他人の気持ちや考えを読み取ることができ、感情を操ることも可能です。しかし、なぜかドルーアの感情だけは読むことができずにいました。 興味は次第に執着へと変わり、ノクターンはたった一度だけ自分へ好意を向けさせる催眠をドルーアにかけてしまい……。
この催眠魔法がすれ違いの始まりとなるのですが、幼い2人はそんなこと知るよしもありません。
2章:社交界デビューとお茶会編
友人として過ごす時間は長かったものの、ノクターンの本性を知ってしまったドルーアは彼のことを信用できなくなっていました。また、小説の中であればノクターンと恋仲になるはずの親友のアリスも彼を避けています。 実は、アリスは予知夢でノクターンが黒魔法の力で他者を洗脳していることを把握していたのです。さらにアリスは、ノクターンの開くお茶会で自身が殺される未来も見ており、彼への対抗策を探すと同時に、お茶会に行ってはいけないとドルーアに忠告します。 一方、ドルーアの婚約者となったアーロンには他に想い人がいることが判明。ノクターンと距離をおきたいドルーアの願いで仮初の婚約は続けられます。 そんな中で開かれたお茶会。ノクターンはドルーアに対して真っすぐな好意を見せるのですが、ドルーアは拒絶してしまいます。すると彼女の想像以上に傷ついた姿を見せて……。
登場人物たちそれぞれに隠し事があるようで、かなり勘違いが発生している模様。何が真実で嘘なのか、まだまだ読めないですね。
3章:ノクターンの過去編
ノクターンは幼い頃から母親や兄に命を狙われる生活を送っています。他人の悪意を感知できる黒魔法士のノクターンだったからこそ今まで生き残ることができているのですが、常に魔法がないと身を守ることすら不可能な状態となっていました。 そんな幼少期の中で出会ったのがドルーアだったのです。幼い頃のノクターンがドルーアにひどい態度をとっていたのは、自分の巻き添えでドルーアが傷つけられることがないようにするためだったのです。 ノクターンにとってドルーアは大切な存在であり、彼女とした「生き物の命を無闇に奪わない」という約束は何よりも守るべきこととなっていました。ノクターンはたとえ自分が刺客に狙われて傷つけられても相手を殺すまでは決してしないのです。
ノクターンの矛盾した態度の秘密が明かされましたね。ドルーアもまさかそんな秘密があるとは思っていないから、彼の態度に傷ついて怒ってしまうのでしょう。
4章:新皇帝即位の祭祀・狩猟大会編
ノクターンの母・パトシアが爵位を彼から奪うため、ノクターンの弱みであるドルーアを利用しようと画策し始めます。パトシアはノクターンたちが参加する狩猟大会において、魔獣をけしかけドルーアを標的にしたのです。 魔獣により危機に陥ったアリスやドルーア。そのとき、アリスをアーロンが、ドルーアをノクターンがそれぞれ助けるのでした。 アリスは昔出会った初恋の男性にアーロンが似ていると気づきます。アーロンも実は昔からアリスのことを想っているのですが、決して名乗り出ない為すれ違いがここでも発生。 一方、ノクターンに助けられたドルーアはずっと胸に抱えていた疑問を彼にぶつけます。それは名前を呼ばないこと。精神を操る催眠は最初に相手の呼び名を決め、途中で変えると解けてしまう事実を知ったドルーアはノクターンから名前でよばれたことが一度もないと気づいてしまい……。
ノクターンを貶めるためにドルーアを狙い始めた母親に腹が立ちますね!どうして実の息子なのにそこまで憎むのか、理由が気になるところですね。
5章:期限付きの婚約編
アーロンとの婚約が破談になった直後、ドルーアはノクターンと婚約することになります。あまりにも強引すぎるノクターンに不満をぶつけるドルーア。その後も平然としているノクターンに腹を立てた結果、本当に自分を愛してるならキスしてと口走ってしまい……。 一方、ドルーアの身を案じるアリスはアーロンやドルーアの姉が婚約にあまり否定的ではないことに憤りを覚えていました。実はアリス以外の者たちはノクターンと裏で協力関係を結び、ドルーアを密かに守ろうとしていたのです。 自分の見る予知夢を過信しているアリスはノクターンを悪人だと決めつけています。ドルーアもまたノクターンが真実を語らないことや自分の記憶の不安定さ、そしてアリスの言葉によってノクターンを信じることができずにいました。
アリスがかなり暴走し始めている気がしますね。今までの行いのせいもありますが、ノクターンの想いがなかなかドルーアに伝わらず辛いですね。
6章:ファウストでの対決編
ドルーアを守るため協力することになったノクターンとアーロン。ドルーアを狙っているノクターンの母親を始末するため、2人は彼女がいるであろうファウストへと向かいます。 しかし、2人がついた時にはすでにパトシアの姿はありませんでした。かすかに残された手掛かりを頼りに探した結果、パトシアがノクターン宛てに残したであろう手紙を発見します。手紙には、パトシアがノクターンを害するために幼いドルーアに記憶を捏造する薬を濫用していた事実が記されていました。 今まですれ違ってきたドルーアとノクターンですが、ようやく少しずつ本音を口にするようになります。本物の記憶と捏造された記憶、今のドルーアには判別がつきませんが、薬さえ抜ければ本当のことがわかるかもしれないと希望をもち始めるのでした。
傷ついたノクターンを心から心配するドルーア。やはり心の底では想いあっていることがわかりますね。もっと素直になって!
7章:アリスとの友情編
昔出会った初恋の人物・エドの正体がアーロンだと知ったアリス。しかも、予知夢でアーロンがドルーアと愛し合っているような光景を見てしまったのです。予知夢を過信しているアリスはドルーアに対して疑念や嫉妬を覚えてしまいます。 今までアリスを信じていたドルーアですが、彼女の褒められない一面を知って少しだけ躊躇いを覚えるいことに。それでも直接話をしたいとアリスの元へと向かうのです。 ドルーアの真剣な説得がアリスの心と誤解を解いていきます。様々な嘘やすれ違いがアリスとドルーアの仲をかき乱していましたが、ようやくアリスはドルーアの言葉を信じ2人は仲直りを果たしました。 ドルーアの帰宅後。二度目の出会いからすれ違い続けていたアリスとアーロンは互いに正体を明かし、過去に出会っていたことや想いを伝えあい抱き合うのでした。
最初は利害で始まったのかもしれないけど、やっぱりアリスとドルーアは仲良しが一番です!
8章:最終決戦・vsパトシア編
ドルーアが前世だと思っていた記憶は、実は彼女が幼い頃好きだった本の内容だったのです。ドルーアはパトシアにのまされた薬によって記憶が混濁した結果、本の内容を真実だと思い込んでいたことを知ります。 一方、ノクターンを排除するために暗躍し続けるパトシア。配下の手によってドルーアを自分の下まで導くと自分の人形に仕立て上げようとします。しかし、パトシアの思惑と裏腹に明確に彼女へ敵意を向けるドルーア。 憤るパトシアはドルーアを捕らえようとしますが、そこでノクターンが登場します。ドルーアとノクターンは事前に話し合いをしており、ドルーアを囮にパトシアをおびき出したのです。 ついに激突したパトシアとノクターン。軍配はノクターンにあがるも、彼はドルーアとの約束を守り母を手にかけずに倒したのでした。
パトシアに切られそうになったドルーアを身を挺して庇うシーンがかっこよすぎます!約束をたがえない一途さもドキッとしました!
原作小説は完結済!結末はどうなる?
ドルーアはこの世界を前世の小説の世界と思っていますが、実際はノクターンの母親に度々飲まされていた記憶操作の薬で勘違いしていただけなのです。ノクターンに利用されるどころか、彼は終始ドルーアを守るために行動しています。その認識のすれ違いがこじれた人間関係の発端なのでしょう。 最終的に、自分の記憶が正しくないと知ったドルーアはノクターンとともに彼の母親を倒しました。ノクターンはドルーアにしてきた態度などから嫌われていると思っているため、ドルーアを自分の手から解放しようとします。 しかし、ドルーアは正しい記憶に基づいて幼い頃から自分はノクターンのことを愛していると告げて2人は結ばれるのでした。
『全ては勘違いだった』の見どころ
すれ違いの中でも想いあう気持ちにキュン
本作品は、登場人物たちの勘違いから発生したすれ違いによって恋愛模様が複雑化していくのが特徴です。しかし、根底では想い人に対する愛や執着などがしっかりと描写されており、じれったくもいつくっつくのかとドキドキさせられてしまう作品。 ドルーアとノクターンのメイン2人が互いを明らかに意識しているのは微笑ましくすら感じます。また、サブキャラであるアリスやアローンもしっかりすれ違っており、人間ならではのじれったい恋愛模様が好きな人にはオススメ!
『全ては勘違いだった』あらすじをネタバレ解説しました!
今回の記事では、『全ては勘違いだった』の最新話までのあらすじ・ネタバレを解説していきました。 勘違いによって互いの想いに気づけない2人のじれったくも切ない複雑な恋愛模様を楽しめる本作品。原作小説だけでなくコミカライズ版も実際に購入して読んでみてくださいね。