2023年7月8日更新

「文スト」ドストエフスキーを徹底解説!異能力「罪と罰」の強さや活躍場面も紹介

このページにはプロモーションが含まれています
文豪ストレイドッグス
©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会

ドストエフスキー初登場巻を

いまだ謎多き「天人五衰」のメンバーであるフョードル・ドストエフスキー。いつもは冷徹な人物ですが、ムルソーでは太宰が入所してちょっとお茶目な姿も披露しファンを湧かせました。 この記事ではドストエフスキーのこれまでの活躍、異能力「罪と罰」について、そして元ネタや声優情報まで徹底的に深掘りしていきます。 ※この記事は『文豪ストレイドッグス』の重要なネタバレを含みます。

AD

フョードル・ドストエフスキーのプロフィール

年齢 不明
身長/体重 不明
異能 罪と罰
所属 死の家の鼠
初登場 原作3巻12話/アニメ2期24話
声優 石田彰

フョードル・ドストエフスキーは盗賊団の「死の家の鼠」のトップであり、のちに国家消滅を企む「天人五衰」のメンバーだと判明する武力探偵社の敵です。 元ネタがロシア人であるためロシアの伝統的な帽子「ウシャンカ」をよく被っており、虚弱体質と本人は語っています。 一番の特徴は冷徹で極力自らの手を汚さない策略家です。その並外れた頭脳は探偵社のブレイン・太宰治に匹敵しており「似た者同士」と自認しています。

ドストエフスキー初登場巻を

「白紙の本」との関係は?

ドストエフスキーは「白紙の本」を探し求めています。「白紙の本」とは書いた内容が現実になるという能力を持った小説です。ただし現実と整合性が取れていなければ発動しません。 その本を使って「異能者のない世界」を実現しようとしています。

【能力】ドストエフスキーの異能「罪と罰」とは?

ドストエフスキーの異能「罪と罰」の能力の詳細は未だ描かれていません。 彼がポートマフィアに捕らえられ、最終的にカルマを殺す際に能力の一部を披露しています。その内容は相手の額に手を当てるだけで相手が血を吐きながら死んでいくという恐ろしい内容。 ドストエフスキーが脳の手術をする技術を持っていたり、部下を精神操作している描写があったりというこれまでの内容から人間の脳や神経などに直接働きかける異能ではないかと考察されています。

AD

A(エース)を自殺に追い込む

ポートマフィアのエースは森鴎外を裏切り手を組もうと提案しましたが、ドストエフスキーは拒否します。エースが退出している間に、エースの部下に異能は意識と空間を操る能力だと明かしました。 エースと自由を賭けてハイ&ローで勝負し全て言い当てます。しかしエースは異能についての内容を盗聴、さらに時計が動いていないなどの状況証拠から幻覚だと言い、現実に戻るため自らの首をくくりました。しかし実際には幻覚ではなく現実そのもの、エースはここで志望してしまうのです。ドストエフスキーは盗聴を見抜き、嘘の異能を教えていたのですね。

吹き出し アイコン

ドストエフスキーの怖さが一番出ている回だと思います。エースの短絡さもあるけど……。

森鴎外を襲撃・ポートマフィアと武装探偵社を対立させる

森鴎外の車が爆破され、警察官がやってきます。警察官は急に森鴎外の腹部をナイフで刺し、逃亡しました。その警察官こそドストエフスキーだったのです。 刺した際に部下プシュキンの異能「共喰い」を森鴎外に与えました。そして武装探偵社トップの福沢諭吉にも同じ異能を与え、48時間以内にどちらかが死なないと2人が死ぬ状況を作ります。 ドストエフスキーの策略によりポートマフィアと武装探偵社の抗争へと発展してしまいました。

吹き出し アイコン

2つの強力な異能集団が潰し合うように仕向けるのはさすがの策略家ぶり。

AD

ムルソーに収監・太宰治と対峙

共喰い編で結局太宰治に居場所を突き止められたドストエフスキーは異能力を持つ犯罪者のみを収監する監獄ムルソーに入ります。 しかしドストエフスキーの思惑を探るため太宰は自ら入所します。一方のドストエフスキーは白い本に探偵社を信じない改変を加えたと明かすなど収監されてもなお思い通りに外の世界を動かそうとしていました。

吹き出し アイコン

ドストエフスキーと太宰が正面切って頭脳戦を繰り広げる感じがたまらなく好きです!

ドストエフスキーの最後は?死亡するのか

結論、ドストエフスキーはまだ死亡していません。 しかし107話で太宰に動かされたシグマがドストエフスキーに銃口を突きつける展開になっています。ただ死ぬにしても「罪と罰」の内容が判明して、太宰と相対する流れになるのではないでしょうか。

モデルとなったフョードル・ドストエフスキーについて【元ネタ】

元ネタのフョードル・ドストエフスキーはロシアの思想家であり小説家です。有名な作品としては異能にもなっている「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」などがあります。 「罪と罰」の主人公は貧困学生のラスコーリニコフ。貧しく学費のため金貸しの老婆を殺害し、さらに現場に居合わせた老婆の妹も殺害してしまいます。 罪の意識に苛まれた彼は娼婦ソーニャの助言で自首しシベリアに送られるのです。貧困問題とともに人間の本質や欲などを描いた名作です。 飄々としている文ストのドストエフスキーですが、どこかで罪の意識に潰される展開になるかもしれません。

AD

【名言】ドストエフスキーのかっこいい名セリフ

「罪とは思考、罪とは呼吸」

エースの死体を前にカルマに言った台詞です。この前には「彼は自分の頭で考え、自分で勝手に死にました。」と辛辣な一言まで。 見たこともない冷徹な人間を目の当たりにしたカルマはこのあと諦めの境地に達しながらドストエフスキーの異能で死んでいきました。

「我々は持ち前の頭脳のおかげで、相手の思考を読めます」

ムルソーにやってきた太宰に言った台詞です。同等の頭脳を持たない限り相談ができないと言いながら、太宰に「部下が指示待ちばかりでどうすればいいか」と現実的な質問を投げます。 お互いが頭脳に関しては認めあっている事が分かる微笑ましいエピソードでした。

【声優】ドストエフスキーの声を演じるのは石田彰

石田彰

声を担当するのは石田彰です。これまでの代表作品は『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役や『NARUTO -ナルト-』の我愛羅役、さらには『銀魂』の桂小太郎役など錚々たる作品に出演しています。 敵役でもどこか寂しさや優しさが感じられる声といったファンの評価があり、ドストエフスキーの声にもピッタリハマっていますよね。 実は2012年に発売された文ストのドラマCDに出演しており、ドストエフスキー役の前に泉鏡花役を演じています。

太宰治に匹敵する策略家ドストエフスキー!

ムルソーにいながらも太宰と頭脳戦を繰り広げるドストエフスキー。アニメ4期も最後まで太宰と戦っており2023年7月から始まる5期でも武装探偵社の行く手を阻んでいきます。 新シリーズ放送前に『文豪ストレイドッグス』を振り返ってみてはいかがでしょうか。