「るろうに剣心」高荷恵(たかにめぐみ)の知られざる過去とは！？剣心との関係や声優情報まで徹底解説！

長身で美しい美人医師の高荷恵(たかにめぐみ)。医療で仲間を支える彼女が剣心を好きになり、神谷薫と恋のライバル関係になるのも本作の見どころの1つですよね。 この記事では高荷恵の基本情報から知られざる過去、そして恋の行方まで徹底的に解説します！2023年7月放送の『るろうに剣心 －明治剣客浪漫譚－』までに予習しちゃいましょう。 ※この記事は『るろうに剣心』の重要なネタバレを含みます。

高荷恵は医者の家系で生まれた女医です。戦争をきっかけに家族と離れ1人で生きていました。そのためかはっきりした物言いが目立ちます。 漫画では神谷薫の恋敵という設定でしたが、アニメでは剣心に恋していると言う設定がありませんでした。相手をからかうことが好きな性格から「女狐」というあだ名が定着しています。

実写映画「るろうに剣心」で高荷恵役を演じたのは蒼井優。代表作には『フラガール』(2006年)や『宮本から君へ』(2019年)などがあり、明るい人物から影のある役どころまでなんでもこなせる名女優です。 「るろうに剣心」出演に当たっては恵と自分のキャラクターが違いすぎたことから原作へのリスペクトを持ちつつも、逆に吹っ切れて演じられたとインタビューで語っています。1作目から剣心の業を理解できる唯一の女性として脇役ながら、大きな存在感を示しました。

恵は差別なくどんな患者も診る信念で人々を支える医者の家系「高荷家」に生まれ、自分も医学を学び始めます。家族総出で蘭学を学ぶため一度会津を離れますが、再び会津藩へと戻ってきました。しかし会津戦争が始まってしまい、父親は戦争により死去。 そして母や兄2人とも離れ離れになり、なんと1人で生きていくことになったのです。

恵は家族を探す目的もあり上京を決めました。医療の知見のおかげである医者の助手として働き始めますが裏で武田観柳とアヘンを製造する悪い商売に手を出していたのです。 さらに武田が仕事のいざこざで医者を殺害。恵は生きるためアヘン製造に加担しますが、そんな自分の姿に嫌気が差してきました。家族を探すという本来の目的のため脱走を図りますが……。

恵はその後、剣心達と出会い匿ってもらいます。過去を話した恵は神谷道場にしばらくいさせてもらうことに。しかし武田は諦めず「戻ってこない場合は道場を焼き討ちにする」と伝えたため恵は屋敷へ戻ります。 しかし剣心達も屋敷に入り恵を救出。神谷道場に戻った後、医者として小国診療所で働くことになりました。

恵はのちに剣心と結婚する神谷薫とは恋のライバルとして一時期バチバチとやり合っていました。初対面から恵は薫に対して「こんな汗臭い小娘、まさか剣さんの好みとは思えないし……」というとんでもない言葉を浴びせます。 積極的に剣心にアプローチする恵に対して薫の心は複雑に。しかし壮絶な過去を知り、神谷道場でしばらく滞在することを認めるようになったのです。 時間が経ち、薫と剣心の恋を応援するようになると薫の良き理解者へと関係が変わっていきました。

相楽左之助は怪我が多いこともあり、恵との絡みがいくつもあったキャラクターです。ファンの間では「左恵(さのめぐ)」カップルというカップリングタグまで誕生しています。 しかし作中では結婚などの描写は描かれませんでした。

姉である巴を殺した剣心と戦う雪代縁は切り札として「狂経脈」を発動します。狂経脈とは剣心への恨みが積もりに積もって脳が覚醒状態のままとなり、その結果神経が発達した縁しか使えない身体強化の技。 何が起こっているのか分からない剣心達ですが、人間の身体を熟知する医者の恵はその弱点を見破ったのです。

旧アニメで高荷恵を担当したのは土井美加です。代表作には『ONE PIECE』のコビー役、「SHAMAN KING」の麻倉茎子役など新旧のジャンプ主要作品に出演し続けています。 大人っぽいお姉さんキャラの声が一級品なのは有名ですが、東京ディズニーシーのダッフィーなど愛らしいキャラも担当しています。

2023年から始まる新アニメでは高荷恵を大西沙織が務めると発表されました。『ウマ娘』のメジロマックイーン役としてテレビにも出演する人気声優ですが、他にも『食戟のソーマ』の新戸緋沙子役や『刀使ノ巫女』の十条姫和役などの声も担当しています。 SNSで既に恵ボイスが投稿されており、その艶やかな声を聞いたファンから早くも高評を得ています。

家族との別れや悪い商売に加担せざるを得ない状況になるなど壮絶な生き方をしてきた高荷恵。剣心達と出会ったことで安心できる仲間と出会い、新たな人生を切り開いていきました。 2023年7月スタートの『るろうに剣心 －明治剣客浪漫譚－』での活躍を楽しみに待ちましょう！