2021年2月2日更新

【るろうに剣心】緋村剣心について徹底解説!薫との関係や最期はどうなった?

緋村剣心

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』主人公・緋村剣心は「おろ」が口癖の優男。しかしその正体は幕末最強の剣士として伝説となった「人斬り抜刀斎」です。そんな剣心が不殺の流浪人になった理由やヒロイン神谷薫・雪代巴との関係、気になる最期などを徹底解説していきます!

緋村剣心(ひむらけんしん)のプロフィール【ネタバレ注意】

年齢 初登場時28歳
生年月日 1849年6月20日
特徴 ・左頬に大きな十字傷
・優男と評される柔らかな雰囲気
口癖 「おろ」
実在のモデル 「幕末の四大人斬り」のひとり河上彦斎(かわかみげんさい)
「人斬り彦斎」として恐れられていた点や、小柄で女性のような容姿だった点が剣心にも反映

※この記事は2021年2月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

人斬りの過去と不殺(ころさず)の誓いの秘密とは?

最強の暗殺者、緋村抜刀斎(ひむらばっとうさい)

天涯孤独だった幼い剣心(幼名・心太)は比古清十郎(ひこせいじゅうろう)に救われます。彼の元で修行を積み剣の才を開花した剣心は、14歳の頃に桂小五郎に見いだされ暗殺者へ。これが「人斬り抜刀斎」の誕生です。 必殺の剣で3桁を超える要人を暗殺。修羅となりかけていた剣心ですが、雪代巴(ゆきしろともえ)との出会いをきっかけに心境に変化が生まれます。 要人暗殺から手を引き、新時代のために最前線で戦う遊撃剣士となった彼の名は瞬く間に広がり、伝説の「幕末最強の剣士」となったのです。幕末終焉を迎える鳥羽伏見の戦いで、彼は人斬り抜刀斎としての役目を終えることになります。

平和を愛す心優しい浪人に

暗殺集団・闇乃武(やみのぶ)との戦いの最中、剣心は妻である巴を斬り殺してしまいます。遺された彼女の日記により、彼女の許嫁・清里明良(きよさとあきら)を殺したのは自分であること、復讐のために彼女の運命が狂ってしまったことを知ることに。 このとき剣心は、新時代が訪れたら人を殺さずに生きようと誓います。 鳥羽伏見の戦い後、不殺(ころさず)の誓いを胸に流浪人となった剣心。流浪の旅の中、彼は戦いとは無縁の平和な日々を送ります。 しかし彼の思いとは裏腹に、剣心は戦いの渦中へ。志々雄真実(ししおまこと)を止めるため、刀匠・新井赤空(あらいしゃっくう)が平和への願いを込めて打った逆刃刀(さかばとう)・真打を手に、新たな時代の戦いに身を投じることになります。

声に出して叫びたくなる!剣心の必殺技3選はこれだ

龍槌閃(りゅうついせん)

剣心の十八番として多用される技が龍槌閃(りゅうついせん)です。第1話から登場している技で、高く飛びあがり体重を乗せた一撃を相手に振り下ろすというもの。 相楽左之助(さがらさのすけ)との斬左(ざんざ)戦で技名が判明。剣心は斬馬刀(ざんばとう)を逆刃刀で斬ると、左之助の脳天に龍槌閃を打ち込みました。 回想シーンでは暗殺者時代の剣心が龍槌閃・惨(ざん)を使っています。こちらは高く飛んだ後、剣先を脳天に突き立てるという殺人技。回想シーンのみでの登場となっています。

双龍閃(そうりゅうせん)

双龍閃(そうりゅうせん)は剣心が得意とする技で、抜刀術で攻撃してから、鞘でもう1撃加える二段抜刀術です。鵜堂刃衛(うどうじんえ)との戦いでは、この技でその右腕を壊しました。実写映画内で名前が登場する数少ない技のひとつで、修行シーンでは比古清十郎も使用した技です。 派生の双龍閃・雷(いかずち)は、初手で鞘の打撃を放ち、次に刃で斬るという技。88話で登場し、師・比古清十郎が剣心との修行で使っています。

天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)

飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅのひらめき)は、超神速の抜刀術。奥義ということに加え、技名や発動モーションの格好良さから人気の高い技のひとつです。 現状では志々雄に勝てないと悟った剣心は、喧嘩別れをした師匠・比古の元を訪れることに。門前払いを受けながらもなんとか会得したこの技で、四乃森蒼紫(しのもりあおし)や瀬田宗次郎(せたそうじろう)を倒し、志々雄との決着に挑みました。 剣心の戦いを語るうえで欠かせない技で、実写映画では志々雄にダメージを与えた唯一の技として登場します。

しっかり者の正ヒロイン!神谷薫との関係は?

ヒロイン・神谷薫は神谷活心流道場師範代を務める、活発で正義感の強い女性です。初登場時は17歳。道場が奪われそうになる事件をきっかけに剣心と薫は出会います。 剣心への復讐に燃える雪代縁(ゆきしろえにし)との戦いで薫が斬殺されると、剣心は廃人状態に。まだ薫が生きて囚えられていると知った剣心は、絶望を乗り越え縁との決闘に挑みます。人斬りの罪を償うため「剣と心を賭してこの戦いの人生を完遂する」と決意し迷いがなくなったことで、剣心は縁を倒したのでした。 この戦いを経て、剣心は薫が何者にも変えられないほど大事な存在だと痛感することに。薫も剣心を傍で支えていくことを心に決め、2人はやがて結婚。息子・剣路も授かるのでした。

悲劇のヒロイン!雪代巴とは【もう1人ヒロインがいた?】

剣心の最初の妻は、暗殺者時代に出会い惹かれ合った雪代巴です。巴は剣心が以前殺した清里明良の許嫁で、復讐のため幕府の暗殺集団・闇乃武のスパイとして剣心に近づいたのでした。 しかし2人で夫婦として暮らしていく中で、巴は剣心に惹かれていくことに。憎しみと愛情との間で苦悩する巴でしたが、彼女は心から剣心を愛するようになっていました。闇乃武の手から剣心を守るため自ら身体を投げ出し、視覚を奪われていた剣心によって敵ごと斬殺されてしまいます。 この時彼女の手から落ちた短剣が剣心の頬を掠め、剣心の十字傷となりました。十字傷の1本目の傷は、奇しくも彼女の許嫁だった清里が付けたものです。この巴との出来事が、後にラスボスとなる縁との因縁に繋がっていきました。

【原作とアニメは違う!?】剣心の最期はどうなった?

ハッピーエンド?漫画版のラストシーンとは

原作では雪代縁との死闘を終えた後、剣心は薫と再婚。最終回では数年後が描かれ、剣心は成長した明神弥彦(みょうじんやひこ)に愛刀の逆刃刀・真打を託します。 この頃の剣心は蓄積した飛天御剣流の負担から、奥義のほとんどを撃てなくなっていました。そのため刀と共に自らの想いも弥彦に預けたのです。 刀を手放した剣心は薫と息子のもとへ駆け寄ると、不殺の精神だけはこれからも守っていくことを誓います。それを聞いた薫は明るい調子で剣心の肩を叩き「お疲れ様」とひと言。明るい未来を予感させるラストシーンで、本編は幕を閉じます。

剣心は梅毒で死亡!?アニメOVAでの結末

オリジナルストーリーが展開されたOVA「星霜編(せいそうへん)」は、原作とは対照的な結末を迎えています。弥彦に逆刃刀を譲ってから十数年後、贖罪の旅に出た剣心。 彼はやがて不治の病を患ってしまいます。この時、薫も苦しみを分かち合おうと病を引き受け、同じ病気を患いました。 病気を引き受けるといって一夜を共にした描写から、この病の正体は当時不治の病とされていた性病の一種・梅毒でしょう。血液からも感染する病気なので、人助けの旅の途中で剣心にうつってしまったと考えられます。 弱る身体を押して再び人助けの旅に出た剣心は、事故に遭い行方不明に。左之助が彼を見つけ出し薫のもとに連れ帰った際には、瀕死状態でした。そして薫の腕の中で息を引き取るという悲しい結末を迎えます。

緋村剣心のココロに沁みる名言3選を紹介

「剣は凶器 剣術は殺人術 どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実」

この言葉は比古清十郎が剣心に対し何度も聞かせてきた言葉で、正義感や綺麗事を並べても、結局剣は人を傷つけるものだという教えでした。剣心はこの言葉が真実だと認めたうえで、そんな真実よりも「薫殿の言う甘っちょろい戯れ言の方が好きでござるよ」と笑顔を見せます。 これまでその剣で多くの命を奪ってきた剣心にとって、師の教えが意味するところは嫌というほど理解しているでしょう。それでも不殺の生き方を模索する、剣心らしさが感じられる薫とのやり取りです。

「時代を創るのは『刀』ではなくそれを扱う『人』でござる」

十本刀のひとりで刀の収拾を趣味としている「刀狩の帳」へ対して放ったひと言。刀はあくまで道具であり、それをどう扱うかはその人次第というこの言葉は、その場にいた新井赤空の息子・青空(せいくう)の心に刺さります。 刀匠として人を殺す道具を生み出してきた父を嫌っていた青空は、剣心の言葉を受けて彼なら刀で人を守れると確信。この言葉をきっかけに、赤空の最期の刀である逆刃刀・真打が剣心に託されることになります。

「剣一本でも この瞳に止まる人々くらいなら なんとか守れるでござるよ」

再び国のために力を貸して欲しいと頼んできた山県有朋(やまがたありとも)に対してのセリフ。これまで「国」や「未来」という目に見えない大きな存在に対して刀を振ってきた剣心。そんな彼の心の変化が感じられる言葉です。 大勢を救うことには繋がらなくとも、今身近にいる仲間や大切な人をこの手で守っていきたいという剣心の本音が見て取れます。薫の肩に手を置きながら言っているところも、後の2人の展開を考えると感慨深いセリフですね。

信念の男・緋村剣心の生き様が熱い!改めて読み直したい名作「るろ剣」

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の主人公・緋村剣心は、信念の人です。時代の流れに翻弄されながらも、自らの信じる正義にまっすぐ向き合ってきた人物。彼の生き様からは、剣士のいない現代でも学べることが多くあるような気がします。