2020年12月7日更新

【るろうに剣心】志々雄真実(ししおまこと)を徹底解説!必殺技や最終戦まで

ししお サムネイル

『るろうに剣心』京都編のラスボス・志々雄真実(ししおまこと)は、死してなお剣心にとって最大の敵と言われる最強の剣士です。この記事では、そんな志々雄の包帯姿の由来や剣心との関係、そして最終決戦の様子を徹底解説します。

目次

最強の男・志々雄真実のプロフィール【ネタバレ注意】

『るろうに剣心』京都編のラスボス・志々雄真実(ししおまこと)は、元々長州派維新志士として活躍していた剣客でした。その後、腕を見込まれた彼は緋村剣心(ひむらけんしん)の後を継いで、幕府要人の暗殺を任されることになります。 しかし、志々雄のあまりの強さに恐れを成した明治政府は、口封じの為に彼を暗殺することを決断。そして彼は戊辰戦争の際に同士から不意打ちを食らい、身体に油を撒かれて火を付けられてしまったのです。 志々雄はなんとか生き残ったものの、全身の火傷を覆うために包帯姿を余儀なくされてしまいます。また、火傷のせいで発汗機能を失った彼は、常時高熱を出していることから長時間の激しい運動が命取りになってしまいました。 ※この記事は2020年12月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

志々雄真実の愛刀「無限刃(むげんじん)」の強さとは?

京都編のラスボスとして主人公の剣心でさえも圧倒した志々雄真実ですが、彼と剣心の間には意外な繋がりがありました。実は、志々雄の愛刀「無限刃(むげんじん)」は、剣心の振るう「逆刃刀・真打」の兄弟刀。刀匠の新井赤空(あらいしゃっくう)が作った最終型殺人奇剣です。 不殺の象徴とも言える逆刃刀とは異なり、「無限刃」はまさに人を殺すための武器。その刃はいくら人を切っても大丈夫なようにあらかじめ細かく刃こぼれが施されており、のこぎりのようなギザギザの刃をしています。 さらに志々雄は「無限刃」に付着した数多の人の血や油を利用して、刀身を発火させる技術を作り出しました。

【弱肉強食】志々雄真実の正義とは?

「真の自由と平等の時代を創るため」という理想のもとに、一大組織を作り上げた志々雄真実。しかし、彼の本当の思想とは「弱肉強食」が支配する世界のことでした。 幕末に剣客として活躍していた志々雄は、明治の世を再び動乱の時代にすることで強者が天下を統べる世の中に戻し、自分こそがその頂点に立つことを望んでいたのです。そのため、明治政府からは政府打倒を企てる犯罪者として危険視されています。 「弱肉強食」の思想を掲げる彼は部下に対しても冷酷で、暴力や恐怖で組織をまとめあげていました。しかし使い捨ての駒としている雑兵からも熱狂的な支持を受けていることから、彼のカリスマ性が感じられます。

志々雄真実のモデルは?【悪の美学の集大成】

『るろうに剣心』の作者・和月伸宏(わつきのぶひろ)によると、志々雄真実は「悪の美学の集大成」だと言います。作者の憧れを詰め込んだと言われる志々雄は、どんな人物を元に作られたのでしょうか?彼のモデルとなった人物やキャラクターを紹介します。

人物像のモデルは芹沢鴨(せりざわかも)

志々雄真実の人物像のモデルとなった人物は、新撰組の初代筆頭局長である芹沢鴨(せりざわかも)。幕末の動乱を浪士として生きた芹沢ですが、性格は粗暴で問題行動も多かったと言われています。 新撰組が結成された当時、組織は荒くれ者の芹沢派と、もう1人の局長である近藤勇派の2つに分かれていました。もともと近藤派の人数が多かったこともありますが、芹沢は酒癖の悪さや金遣いの荒さが理由で、その後わずか半年で近藤派によって暗殺されています。

ビジュアルのモデルは青沼静馬(あおぬましずま)

犬神家の一族(THE INUGAMI FAMILY)
©️KADOKAWA 1976

志々雄のビジュアルのモデルとなったキャラクターは、映画『犬神家の一族』に登場する青沼静馬(あおぬましずま)。白いラバーマスクの不気味な見た目を覚えている人は多いのではないでしょうか。 青沼と同様に、元々は志々雄も白いラバーマスクで登場する予定でしたが、白黒漫画では質感や痛々しさを表現できないと作者が判断したことから、全身包帯姿のビジュアルに変更されています。

志々雄真実と剣心の最終戦!志々雄の最期をネタバレ解説

志々雄のアジトに乗り込んだ剣心達は、志々雄の部下である十本刀との戦いで負傷を抱えたまま連戦を強いられます。 彼は「無限刃」の刀身から炎を出す技「焔霊(ほむらだま)」を使って、序盤から剣心に膝をつかせることに成功。その後も相手の技を交わしながら肩の肉を噛みちぎるなど、剣心達を圧倒しました。 「弱肉強食」の信念を否定されながらも、志々雄は強大な力で剣心を仮死状態に。それを見た剣心の仲間達は必殺技を繰り出しますが、いずれも難なくあしらわれてしまいます。 ここで、志々雄と協力関係だった蒼紫(あおし)も反旗を翻し、「時間稼ぎ」のために志々雄と戦闘を開始。しばらくして意識を取り戻した剣心は、精神が肉体を越えた状態になっていました。 更に強くなった剣心ですらも圧倒していた志々雄でしたが、余裕が仇となって不意を突かれてしまい、仕込んでいた爆弾に自身が被弾してしまいます。 その後も2人は全身ボロボロになって戦い続けますが、ついに志々雄が瀕死の状態に。そこへ彼を慕っていた女性・由美(ゆみ)が現われ、身体を張って彼を守ろうとしました。 由美の登場で刃を収めた剣心でしたが、なんと志々雄は剣心を由美ごと貫きます。一気に優勢を取り戻した志々雄でしたが、体温が上がりすぎたせいで、ついに人体発火を起こしてしまいました。志々雄は最後には炎の中で笑いながら燃え尽きていったのです。

志々雄真実を支えた重要キャラクターを一挙紹介

駒形由美

駒形由美(こまがたゆみ)は、志々雄の部下である妖艶な美女。彼の身の回りの世話をしている彼女は戦闘要員ではありませんが、組織の中では「由美姐さん」と一目置かれています。 由美は志々雄のことを心から慕っており、2人は強い絆で結ばれている様子。しかし、実は2人の関係は恋人などという優しいものではありません。 彼女はかつて吉原一の花魁でしたが、吉原に来た軍属集団に自身の妹分を殺されたため、同時に訪れていた志々雄に助けを求めます。最初は断られたものの、由美は代価として自分の生殺与奪権を提示。その度胸を買われて志々雄に認められるようになります。 「弱肉強食」の理念に理解を示すまでになった由美は、志々雄からいつか殺すと言われていたものの、彼のために命を失うことに誇りを抱いていたようです。最後には志々雄に刺されてしまいましたが、彼の役に立てたことを喜びながら志々雄に看取られました。

十本刀

十本刀(じゅっぽんがたな)とは、志々雄真実の部下の中でも選りすぐりの精鋭部隊。特に戦闘能力の高い10人が所属しており、政府要人の暗殺などを行う志々雄直属の部下達です。 志々雄の命令には絶対服従している十本刀ですが、その全員が彼に心酔しているわけではありません。目的や利益を共にしているだけの協力者や、彼の命をいつでも狙って良いという条件付きで力を貸している人物もいます。 十本刀の構成員の多くは志々雄に戦力を認められてスカウトされた実力者達ですが、剣心一派との戦いの中で死亡した者も少なくありません。しかし中には改心し、のちに剣心達の仲間になる人物も登場しています。

『るろうに剣心』最強の敵・志々雄真実の活躍をもう一度観てみよう

「弱肉強食」という悪の美学の集大成に則って作られたキャラクター、志々雄真実。『るろうに剣心』の主人公ですら圧倒する力を見せつけた彼は、残虐非道な性格ながらも優れたカリスマ性で多くの部下から支持されていました。 そんな彼の唯一の弱点が、昔負った火傷の影響で体温が常に高く、人体発火の爆弾を抱えているということ。剣心との最終決戦では炎の中で高笑いをしながら消滅するという、なんとも後味の悪い最期が描かれています。 死してなお剣心にとって最大の敵と言われ続ける志々雄真実のストーリーは、『るろうに剣心』京都編で読むことが出来ます。また、壮絶なアクションシーンが見られる実写映画版『るろうに剣心 京都大火編』も必見です。