漫画&アニメ『闇芝居』最新話までネタバレあらすじ＆考察！短時間で恐怖を味わえる

『闇芝居』は都市伝説をテーマにしたホラーショートアニメ。多くのファンに愛され続けているシリーズで、2023年には11期の放送が予定されています。また全1巻のコミカライズもされており、一部のエピソードを読むことが可能です。 本記事ではそんな『闇芝居』について、漫画1巻のネタバレ感想とアニメのおすすめエピソードの紹介をしていきます！

本作はホラーショートアニメ『闇芝居』をコミカライズした作品で、「お札女」や「台所」をはじめとした全8話が収録されています。 ストーリーは大体一緒ですが、設定や登場人物の関係が異なっていることもあり、アニメ版とはまたちがった見方で楽しめるのが魅力です。少女漫画らしく可愛い絵柄で描かれているので、少し怖さが中和(？)されてホラー初心者もとっつきやすいかもしれません。 また物語の語り手である「闇芝居おじさん」のレアな会話シーンもあり、闇芝居ファンとしては見逃せない内容となっています！

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肝試しスポットである民家にやってきた4人の大学生。その家はもう誰も住んでいないにもかかわらず、きれいに片付けられており、なぜか今には雛人形が飾られていました。そのなかにお雛様の姿がないのを不審に思っていると、グループの1人に突如として危機が襲いかかり……！？ 雛人形がそもそも怖いうえに、展開自体にも王道系の怖さが感じられるストーリー。ベタではありますがそこがまた良いです。

女子大生が友人の家に遊びに行ったときの体験談です。主人公の女子大生・美津子は、久々に会う高校時代の友人・綾乃と楽しい時間を過ごすはずでした。しかし彼女は、部屋の中に存在する自分たち以外の「何か」に気付いてしまい……。 恐怖がじわじわ迫ってきたり、一旦助かったと思っておいて落としてきたりと、緩急の付け方が絶妙。終始ハラハラドキドキしっぱなしで、気の休まる暇がありません。「見える人」と「見えない人」の対比がリアルです。

深夜、優子に親友の真由美が電話をかけてきます。真由美は恋人の徹と肝試しで廃病院に行ったのですが、そこで徹のようすがおかしくなってしまったというのです。そんな中、徹が優子の部屋の前にやってきて、ドアをノックしながら真由美がおかしくなったと言ってきて……。 どちらを信じればいいのかわからない疑心暗鬼感がたまらないです。結局どちらが本物だったのかわからない曖昧なオチにも、あれこれ想像の輪を広げさせられます。

大学生の和仁は、向かいの団地に住んでいるとある女性に想いを寄せています。しかしいつものようにベランダにいる彼女を見つめていたところ、奇妙な何かが団地の壁にいるのを目撃。その正体とは一体……。 ロマンチックな展開で始まり、途中で一気に急展開を迎えて怖くなるというギャップに魅せられます。とにかく壁女の動きが気持ち悪く、画的なインパクトの強さも注目ポイントです。

自分は何もしていないのに、先祖のせいで祟られてしまっている少女・琴音。彼女は怯えるあまり引きこもり続けていましたが、ある日ようやくお祓いをしてくれる人を見つけ、祟りとおさらばすることができる……はずでした。 主人公もその周りの人も誰も悪くないのに、祟りのせいで不幸になっていくという胸糞系エピソード。一旦ハッピーエンドと思わせておいて一気に落とす展開には、頭を抱えるしかありませんでした。

東京から来た兄弟が憑き物に遭い、友人と興味本位で見に行ったら憑かれた話。太一は双眼鏡越しに何かを見たらしく、踊るような動きをして姿を消します。 翔太は忘れ物の双眼鏡を届けに行きますが、太一の父親に「あの子は東京の学校へ行く」と追い返され、双眼鏡も持ち帰ることになりました。途中、ふと振り返って双眼鏡で太一の部屋を覗くと、身体をクネクネさせる彼の姿(実写)が飛び込んできて「おしまい」です。 エピソードの元ネタは、2ちゃんねるに投稿された怪談「くねくね」と言われています。

孤独死した父親の遺品整理をしにやってきた3人兄妹。遺されたエンディングノートの最後に書かれた「刈り取る」は庭の雑草のことだと思い、泊まり込んで明日にしようという話に……。 翌朝、床で横たわる兄妹が映し出され、「刈り取る」の文字は線で消されていました。 父親の写真が不気味な笑顔になったことからも、刈り取られたのは兄妹の命＝死んだと思われます。自分が死んだ後も見守るために、一緒に連れて行こうとしたのでしょうか？ノートの謎も父親の本性についても、考えるほど謎が深まっていきます。

『闇芝居』のストーリーテラー、通称「闇芝居おじさん」の正体について、彼が本編中にも登場する3つのエピソードから考察します。 3期13話「絵」では、3期の化け物たちの絵を描く少年が登場。ラストでは少年の正体が｢幼少期のおじさん｣だと示唆されました。5期13話「妖婦」で自転車を漕ぐ姿、10期13話「百話目」の描写から、正体は百物語に失敗して姿を消した少年と予想します。 各地にある怖い話を求めて、色々な場所を渡り歩き続けてきたのかもしれません。

短時間でゾッとできる話がたくさん集まる『闇芝居』。王道ホラーからびっくり系、胸糞系など、幅広いジャンルのエピソードが楽しめますよ。各々の話はコンパクトでサクッと観られるので、気になる人はぜひ気軽にチェックしてみてくださいね！