漫画『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！極悪女王が女神のような女王に！？【ラス為】

大人気の同名ライトノベルをコミカライズした『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』。 この記事ではアニメ化もされ話題を集める本作の、最新話までのあらすじをネタバレありで徹底解説！他の転生モノとはひと味違ったストーリーや思わず好きになってしまう主人公など、本作の魅力をあますことなく紹介していきます。

18歳で事故死してしまった地味な女子高生。彼女が転生したのは乙女ゲーム『君と一筋の光を』に登場する極悪非道のラスボス、プライド王女でした。プライドは生まれてしばらくは前世の記憶を忘れていたものの、8歳のときに記憶を取り戻し自分の能力や立ち位置に気付きます。 プライドは頭脳明晰で戦闘力も1級品、その反面、本来の性格は残虐そのもの。ゲーム内では家族に手をかけ、他国との戦争を引き起こすなど国を崩壊させる恐ろしい女帝でした。しかし前世の記憶によりそのシナリオを知った彼女は悲劇を回避しようと奮闘！ 本来は利用するだけの義弟ステイルを姉としてしっかり支え、まずは彼からの信頼を勝ち取ることに成功します。ゲーム内のシナリオ通りいけば、大罪を犯すことが約束されているプライド。果たして彼女はどんな未来を掴むのでしょうか……。

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自国の騎士団が窮地に陥ったと知り助けに向かうプライド。剣を手に単身乗り込んだ彼女は騎士団長ロデリックの救出に成功し、騎士団からの厚い信頼を得ることになります。 そしてその後、騎士団を襲撃した罪で捕らえられたヴァルという男の断罪を任せられるプライド。彼女は情を捨てきれなかったのか「自分と隷属の契約を結ぶ」ことを条件にヴァルを解放すると決断します。 ですがその断罪後、プライドはヴァルに対し「もしものときは私の妹ティアラを守って欲しい」と語り、それと同時に「ティアラを守るためなら命令に背くことを許可する」と告げました。なんとヴァルは彼女にとって大事な家族を守る切り札であり、自分が悪の道に染まったときの保険でもあったのです。

プライドをどこか嫌っているようにも見える宰相ジルベール。実は彼はゲーム内では「攻略対象」となるキャラの1人。なんとジルベールは愛する妻の病気を治すため、プライドに尽くし民を苦しませるという悲劇のシナリオの主人公だったのです。 前世の記憶を持つプライドはここで改めてジルベールと向き合うことに。しかしジルベールは自身の妻を救うため、国を裏切ろうと画策してしまいます。これを知ったプライドは彼を断罪するかと思われましたが、なんと罪を許しこの出来事を胸にしまったまま国に尽くして欲しいと提案したのです。 これによりジルベールは本来苦境に陥れるはずだった民のために、誠心誠意尽くす機会を与えられました。そして彼は自身の罪と向き合いながら、改めてプライドへの忠誠を誓ったのです。

前世の記憶を取り戻したプライド。このままではラスボス女王として極悪街道を突き進み、バッドエンドを迎えることを悟ります。そこで悲惨な結末を回避するために、国と民を幸せにしようと動き出しました。 プライドの行動により、従来のゲームシナリオとは異なるルートに人生が変化。そんな中、プライドはアダムの特殊能力に操られ、ゲームのシナリオ通りの結末を迎えようと行動し始めました。城の者たちは豹変した彼女の言動に困惑しますが、事の真意に気づきプライドを救います。 その後、祝勝会が開かれ、プライドの主催で騎士団を招いたダンスパーティーが行われました。プライドは自分を救ってくれた騎士たちと共に語らい、とても幸せなひとときを過ごしました。こうして第一部の物語は幕を閉じ、プライドは悲惨なゲームシナリオの結末から脱却したのです。

最強の頭脳に戦闘力、さらにシナリオを知ることによる未来予知で無敵の強さを誇るプライド。本来ならこの能力でとんでもない活躍もできそうな彼女ですが、その力は周りを助けるためにしか使いません。 プライドは自身が残虐非道な姫になる世界線を知っているからこそ、常に優しく誠実に生きることを心がけているのです。そんな彼女の言動に周囲の人物が魅了されるのも無理からぬこと。きっと本作を読めば、あなたもそんな人物たちの1人としてプライドのことが大好きになるはずです。

松浦ぶんこによって描かれる「ラス為」のキャラクターは繊細でいてかわいらしく多くの読者から絶賛されています。そして本作の特色の1つであるゲームの世界の残虐なプライドの描き方もポイント。 「悪役令嬢もの」作品の中でも残虐すぎると評されるゲームのプライドが行った蛮行がリアルに描かれている分、転生後のプライドがどれほど大きな変革をしているのか実感しながら読み進められます。

2023年7月6日から「ラス為」のアニメ放送が開始されました！毎週木曜24：00からTOKYO MX、MBS系などで放送されています(一部地域を除く)。声優にはファイルーズあいや内田真礼、戸松遥など有名声優がズラリ。 アニメ放送に合わせてデフォルメされたキャラクターの日常会話を描いたミニアニメもTwitterで公開されており、原作同様キャラクターの関係性を丁寧に描いた作品になっています。

本作の主人公で乙女ゲーム『君と一筋の光を』のラスボス。交通事故で亡くなった女子高生が転生してプライドが8歳の時に前世の記憶を取り戻しました。最悪のシナリオを知っているプライドが物語を書き換えるため奮闘していきます。

ステイルはゲームの攻略対象者でプライドの義理の弟です。瞬間移動という特殊能力を持っていたため王族に迎えられました。 ゲームではプライドの命令で母を殺すことになりますが、転生後のプライドは優しく迎えてくれたためステイルは彼女を守ると決意します。

アルバートはプライドの父です。強面な外見とは裏腹に優しく愛情深い人物、ゲーム内では女王ローザにプライドの覚醒を伝えるため壊れた馬車に乗ってしまったことにより息を引き取ります。しかし転生後のプライドの忠告によりその事故を免れました。

ティアラはプライドの2個下の妹でフリージア王国の第二王女です。ウェーブがかった金髪ロングヘアに後ろをリボンで結っており正にお姫様な出で立ち。 体が弱く誘拐などの心配から隠されて育てられていました。ゲームの世界では攻略対象者とともにラスボス・プライドを倒す主人公です。

ローザはプライドの母親で現女王です。元々は柔らかい表情ですが気品を出すため化粧で隠しています。 予知能力によって人を傷つけることを楽しむ子だと分かってしまいプライドとの関わりがなくなっていきました。しかし予知能力開眼(実際にはゲームの知識だった)を知り再び関係性が復活していきます。

ヴェストはプライドの叔父です。柔らかな雰囲気を持っていますが、柔和な笑顔の裏に隙のなさを感じさせる人物。原作ではステイルが倒れた際、そのお見舞いにやってきていました。 彼の立場はフリージア王国摂政で、特殊能力は記憶消去。ステイルにとっては師にあたる存在です。ゲーム内ではプライドに幽閉される人生を歩みました。

ジルベールはフリージア王国の宰相です。年を取らない特殊能力を持っています。アルバートとは長い付き合いでありながらその娘・プライドの悪い噂を流すなど要注意人物です。座右の銘に「我が愛は妻と娘に」と入れるほど家族を愛しています。

ロデリックはフリージア王国の騎士団長でアーサーの父親です。日頃の鍛錬による強靭な肉体と斬撃無効化という特殊能力を持ち「傷なしの騎士」という異名を持っています。騎士団襲撃事件で転生後のプライドに助けられました。

アーサーはロデリックの息子です。お尻近くまである白いロングヘアーが特徴的な美少年。ゲーム内ではプライドに見捨てられ死んでいった父に代わって騎士団長となりました。植物を蘇らせる特殊能力と言われていましたが実際は万物を治す能力者だと判明します。

クラークはフリージア王国の騎士団副団長です。ロデリックとは逆で長袖でも分かるほど体にいくつもの傷が入っています。そんなロデリックとは直属の上司であり親友でもある間柄。水を蒸発させたり戻したりを自在に行える特殊能力を持っています。

ヴァルはフリージア人の母と異国の商人の父の間に生まれた褐色の青年です。両親に捨てられたヴァルは野盗となり、騎士団奇襲事件をきっかけにプライドと隷属契約を結ぶことに。王族と貴族を嫌っています。 特殊能力は土砂などを操る土壁です。ゲーム軸ではプライドに雇われて騎士団を襲う野盗団の1人でした。

第二部になっても、プライドに恋愛感情が芽生えていないため、本命が不明なままの本作。しかし、第一王女の立場上、いずれは誰かと結婚することが考えられます。 プライドの結婚相手として考えられるのは、婚約者候補のカラム、ステイル、アーサーの3人。3人の中で、恋愛感情をはっきり抱いているのはカラムです。彼は秘めた恋で終わらせようとするキャラのため、プライドと結ばれる可能性は低いと考えられます。 王道的な恋愛ルートでいくなら、最も身近にいるステイルと結婚しそうですね。兄妹が結婚できるという設定も、後にプライドとステイルが結婚するための伏線なのかもしれません。 恋愛ルートまでの道のりは長そうですが、プライドの恋の行方を最後まで見届けたいです。

魅力的すぎる主人公を掲げ人気を拡大し続ける『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』。 アニメ化もされますます人気が上がっていきそうな本作。これを機に漫画や原作小説をチェックし、プライドの魅力にふれてみてはいかがでしょうか！