2024年12月2日更新

漫画『ハニーレモンソーダ』ネタバレあらすじ解説!髪はレモンで性格はソーダの男の子にキュン……!

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ハニーレモンソーダ
(C)村田真優/集英社

『りぼん』で連載されている村田真優(むらたまゆ)による胸キュン少女漫画『ハニーレモンソーダ』。 この記事ではタイトルのように甘酸っぱく弾ける恋を楽しめる『ハニーレモンソーダ』の1巻から16巻までのあらすじを紹介します。 ※本記事では『ハニーレモンソーダ』のネタバレが含まれますので、注意してください。

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『ハニーレモンソーダ』あらすじ概要

ハニーレモンソーダ
©村田真優/集英社・ハニーレモンソーダ製作委員会

2021年に実写映画版が公開、2025年1月からアニメが放送されることでも話題の本作は、いじめられっ子だった主人公・石森羽花(いしもりうか)の恋と成長を描く物語です。 羽花が落ち込んだり弱ったりするといつも背中を押してくれる三浦界(みうらかい)との出会いをきっかけに、彼女は自分の居場所を見つけていきます。恋だけでなく、友人や家族との関係も良い方向にしていこうといつも頑張っている羽花の姿に、つい応援したくなってしまいます。

片想い編(1巻〜7巻)

2人の出会い

中学時代「石」と呼ばれいじめられていた羽花は、念願の八美津高校に入学するもののクラスに馴染めず、同級生から嫌がらせを受ける日々を送っていました。そこから変わるきっかけをくれたのが三浦界です。 彼は受験前に街でいじめられている羽花を気にかけてくれた人物で、羽花がこの学校を選んだのも彼がきっかけでした。 羽花は界を通じて、遠藤あゆみや高嶺友哉らとも仲良くなっていきます。いじめっ子の彼氏に襲われたときも、羽花を助けたのは界でした。このとき彼女は界への気持ちが恋だと自覚し、いつか告白できるような自分になりたいと思います。 席替えで界の隣になって浮かれる羽花。しかしクラスメイトが話す界の好みのタイプは羽花とは正反対の女性で……。

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これぞ塩対応でも許されるイケメンのお手本

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界の元カノが登場!?

学校行事の遠足では界との仲を嫉妬するクラスメイトから嫌がらせを受けるものの、界に背中を押してもらった羽花は嫌がらせを乗り越えます。その結果クラスメイトにも受け入れてもらえるようになった彼女は、以前よりも今の居場所を大事に思いました。 あゆみと恋バナをしたり一緒に勉強したりと友情を深め、夢見ていた学生生活を満喫。そんな折、中学時代の卒業アルバムの話題から、界の元カノの存在を知ります。しかも元カノ・菅野芹奈(かんのせりな)は同じ高校だったのです。 芹奈は羽花をバカにする自分の取り巻きを一蹴するなど、界に通じる強さと優しさの持ち主。芹奈が取り巻きに囲まれているときに助けに来た界も、第一声は羽花ではなく芹奈を気にかける言葉でした。羽化は2人の間に自分の入る余地がないことを悟ります。

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ヒーローの元カノがいい子パターンはしんどいヤツ

心の成長を見せる羽花

芹奈の存在に自分との差を感じて卑屈になる羽花。それでも界が自分の成長や変化をきちんと見てくれていると知った彼女は、これまでの自分と変わるために文化祭の実行委員に立候補します。この頃には界は「石森ちゃんのお世話係」と言われるようになっていました。 クラスメイトのノリについていけずどうしても浮いてしまう羽花でしたが、諦めたくないと文化祭の準備に奔走します。次第に周りの助けも得られるようになり、ずっと孤独だった彼女は嬉しさで笑顔をこぼします。 そんな羽花の知らないところで、界は彼女をバカにする先輩に楯突くなど、彼なりの優しさを見せていました。準備も終わりいよいよ明日から文化祭、というところで3巻は終わります。

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石森ちゃんの成長に泣いちゃう

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ついに2人の恋が動き出す

文化祭当日に上映された映像作品で、界が自ら「石森係」と自己紹介したことに驚く羽花。自分が強くなったら界は離れてしまうかもしれないという不安を感じつつも、彼女はなるべく近くにいるために努力し続けることを界に宣言します。 界の中での羽花の存在も大きくなり始め、次第に彼は羽花が恋愛対象になっていることを自覚します。文化祭後ひょんなことから中学時代の芹奈と界のことを聞いた羽花。2人にとって自分が邪魔者になっていると感じた彼女は、自分の気持ちをなかったことにしようと決意します。 夏休みに入り夏祭りに出かけた羽花の前に偶然現れる界。彼の言葉に触れ改めて自分の気持ちを確認した羽花は、芹奈に界が好きだと正々堂々と伝えます。

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文化祭に夏祭り、青春イベントでお腹いっぱいになる巻

羽花の父が登場……!波乱の幕開け

海に出かけた界たち一行。羽花は元いじめっ子と遭遇しますが、逃げずに普通の会話が出来るようになっていました。その姿を見守っていた界に、芹奈は振られるとわかりつつも告白します。 羽花は界から何かあったら1番に自分を思い出せと言ってもらい、2人の間にはいい雰囲気が流れます。ところが界たちといるところを過保護な父親に見られ、羽花は学校を編入するよう言われてしまいました。 羽花の必死の説得もむなしく、携帯も没収されてしまいます。そんなある時、羽花が家にいると窓から音がします。カーテンを開けるとそこには界の姿が。界は家族もクラスメイトもどっちも守ったらいいと、羽花の背中を押します。

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まさかの強敵・父親現る……界くん助けて……

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甲の心の闇があらわに……?

羽花の決意とクラスメイトたちの行動のおかげで、両親に過去のいじめのことや今の本心をぶつけることができました。そして彼女は学校に残ることを許され、平和な日常が訪れます。界とも距離が近づいた気がした羽花でしたが、彼は何かを隠すように一線を引こうとするのでした。 界がなにかを抱えていることに気づいていた羽花は、彼がバイトをしていることを突き止めます。しかし彼は多くを語ろうとせず、羽花は心の中に入ってくるな、距離を置こうと言われることに。それでも彼女は諦めないと宣言します。 宣言通り必死な様子の羽花に、結局界は彼女を放っておけません。そして「おいで」と羽花を自分の心の中に少しだけ招き入れました。その言葉の真意は分からないものの、羽花の心は喜びでいっぱいになります。

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界くんの闇展開フラグに怯えるほかない

ついに告白!両思いに

自分の気持ちを伝えたら、いまの関係が壊れてしまうのではと思って動けなくなる羽花。そんな中、体育祭が始まります。 体育祭中、羽花は貧血で倒れて保健室に運ばれることに。夢と現実の狭間にいた羽花は、「三浦くん好きです」と思わず気持ちが溢れて告白をしてしまいます。 界は返事の代わりにキスをしますが、羽花は気を失ってしまったため、キスしたことは夢だと思っている様子。翌日、改めて彼女は告白することを決意します。 誰もいない教室に界を呼び出すと、羽花が口を開く前に界は「心の準備はできてるか」と問いかけてから「石森が好きだ」と想いを告げるのでした。自分の想いが迷惑になっているかもしれないと思っていた彼女は泣き崩れ、ようやく結ばれた2人は教室で2度目のキスをします。

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ちょっと尊いがすぎるし、界の告白が男前すぎて目眩がする

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幸せな2人に恋の試練!?編(8巻〜10巻)

ついに恋人になった2人の甘い日常

告白しあったものの、「付き合う」という言葉がなかったため羽花は恋人だと思っていませんでした。このままではいけないと感じた界は、全校集会で壇上から改めて「付き合ってください」と告白。こうして2人は全校生徒公認のカップルになります。 恋人となった界はこれまで以上に甘く、その言動から羽花への想いが溢れている状態に。男友達に釘を指したり、これまで見せなかった照れた表情を見せたりするのでした。 しかしラブラブな2人は、進級で違うクラスになってしまいます。以前のように彼女の変化がすぐ分からないことに、界はモヤモヤしている様子。屋上での羽花との密会中には、彼女を押し倒して熱いキスをするシーンもあり、彼の中で羽花への想いが日に日に大きくなっているようです。

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やっと恋人に!恋人になってからの界が甘すぎて、とくに8巻は外では読めないくらいニヤける

新キャラ登場で羽花大ピンチ!?

新キャラとして界のクラスメート・岩川奈乃(いしかわなの)が登場します。周りから羽花に似ていると言われる彼女は、ドジっ子キャラ。さらに彼女は自分と似ている羽花に憧れていると言うのです。 クラスでは界は「岩川係」と呼ばれるようになり、それを知った羽花は不安になる一方。ついに不安と嫉妬を爆発させた羽花は、「三浦くんは私のだもん」と泣いてしまい、界はそんな彼女を一層愛おしく思うのでした。 10巻では林間学校へ。肝試しでは仲良しグループの瀬戸悟と遠藤あゆみがついにカップルに。界とペアになった羽花は、ここで初めて自分から界にキスをします。結局未遂に終わってしまうものの、深いキス一歩手前まで進み、林間学校で2人の絆はまた深まりました。

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欲が抑えられなくなってきている界の衝動的な行動がエロカッコよすぎる

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ドキドキイベント盛り沢山編(11巻〜13巻)

夏休みといえば花火大会

羽花の父と界の会話から界の家庭環境が明らかに。母は幼い頃に亡くなり、父は失踪。界は現在叔父のマンションに1人暮らしをしているとのこと。最近は界を認め始めている様子の羽花の父は、いつでも頼りなさいと優しい言葉を掛けます。 羽花ももっと界のことを知ろうと決意し、彼から家庭環境のことを教えてもらうのでした。夏休みには彼の部屋へ遊びに行きます。そこでは風呂上がりの色っぽい界の姿にお出迎えされたり、界の家事スキルを知ったり。ここでの会話がきっかけで羽花から界への敬語もようやくなくなります。 さらに花火大会にもでかけた2人。人混みが嫌いだった界も、羽花が喜ぶならと一緒に花火を見上げるのでした。

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花火より羽花を見ちゃう界~そういうところ~!!!甘い夏休みご馳走様でした

爽やか陽キャなライバル登場

新学期、羽花は以前花火大会で会った滝沢宙(たきざわそら)という男子生徒と出会うことに。周りを気遣ってみんなが笑顔になれるように振る舞う宙に、羽花は尊敬の念を抱きます。一方で羽花の芯の強さに触れた宙は、次第に彼女に惹かれていくのでした。 恋心を自覚した宙は界に宣戦布告。2人は文化祭で開催される他校生参加OKのミス・ミスターコンで勝負をすることになります。 文化祭当日、なかなかステージに現れない界。そんな界に代わり羽花が壇上に上がり、自分の初恋が界で、彼が世界で1番好きだと宣言します。すると界が現れ、彼女を喜ばせるためだけに本来は嫌いな人前でのパフォーマンスを披露。 そして「お前の初恋にずっと付き合うわ。羽花、好きだよ」と改めて告白。2人の姿に宙は負けを認めて微笑むしかありませんでした。

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1巻の塩対応の界とは別人かと思うくらいお砂糖対応で奥歯がうずく

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修学旅行編(14巻〜16巻)

修学旅行先で現れたのは界の過去を知る美女

1年記念デートやお弁当デートを重ね、やがて2人の関係は3年目に。厳しそうな担任の青木先生や馴染めないクラスに不安を感じながらも、成長した羽花は1つずつ前に進んでいきます。 15巻から修学旅行編へ。羽花は旅行中に界を下の名前で呼ぶことを目標に挑みます。旅行先ではバスガイドの遥という新キャラが登場。彼女は界と地元が同じで、親しげに彼に話しかけます。界の小学校時代を知る遥の話に、羽花は落ち込んでしまうのでした。 そこに現れたのはトレードマークでもあった金髪を黒く染めた界です。他人には入り込めない世界に浸る2人に、遥は界が羽花によって救われたことを感じます。

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突然の黒髪界の登場に心臓がいくつあっても足りない

修学旅行中の2人の目標の行方は?

自由行動の日、界の班と一緒に修学旅行を満喫する羽花。ところが大切な想い出の詰まったスマホを紛失。ようやく見つけたスマホは壊れており、さらにみんなともはぐれてしまい、羽花は踏んだり蹴ったりな状況に落ち込みます。 界の機転で合流すると、界はひとりでなんでも抱え込んでしまう彼女にちゃんとわがままを言ってほしいと言うのでした。界のこの旅行での目標は彼女のわがままを聞くことだったのです。彼の優しさに触れた羽花は、今晩部屋に泊めてほしいというわがままを伝えます。 そのわがままは断られ、改めて羽花は健全なわがままを探すことに。見つけた願いは、卒業しても一緒にいたいということ。羽花はそのわがままを伝えながら、キスしてから下の名前を呼ぶという目標も達成。2人で将来を見つめる修学旅行となりました。

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無自覚で煽る羽花に振り回される界くん、お疲れ様……

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登場人物紹介

石森羽花(いしもりうか)

石森羽花(いしもりうか)は八美津(はちみつ)高校に通い始めた高校1年生の主人公。人付き合いが苦手で、人前で緊張すると動けなくなってしまう性格をしています。その様子から中学時代は「石」というあだ名で呼ばれ、いじめられていました。 高校に入ったら変わりたいと思い、自由な校風の八美津高校に進学。この学校へ進学するきっかけをくれた三浦界には強い憧れを抱いており、彼との関わりの中で彼女自身も変わっていくことになります。

三浦界(みうらかい)

三浦界(みうらかい)は羽花と同じ高校に通う1年生で、レモンのような黄色い髪の毛がトレードマークの美少年。思ったことをストレートに口にするため、一見すると厳しい発言が多いように感じられる人物です。 彼は周りに媚びることなく自分に正直に生きています。愛想も良くないため、友人からは塩対応と言われることも。羽花のことは面倒くさがりながらも、人付き合いがうまくいくように助言をするなど、放っておけない様子です。

高嶺友哉(たかみねともや)

高嶺友哉(たかみねともや)は界とよく一緒に行動している友人。界が無愛想なのに対し、友哉はキラキラした王子様タイプのイケメンです。見た目だけでなくその振る舞いも王子様風で、女子生徒にも人気があります。 彼は“みんなの王子様”といったところがあり、彼女を絞る気はない様子。普段はとても温厚で優しい性格をしていますが、仲間への情が厚く友人をバカにされると辛辣な態度をとります。羽花とは界を通じて接する機会が増えていく人物です。

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瀬戸悟(せとさとる)

瀬戸悟(せとさとる)は界の仲良しグループのひとりで、界たちよりも小柄な緑色の髪の毛をした1年生。かわいい系の見た目と子供っぽい言動から、上級生の女子生徒からウケのいい人物です。しかし性格が子供っぽいため、恋愛に関しても疎く、自分に向けられる好意については鈍感なところも。 同じグループにいるあゆみとは幼馴染。羽花からは永遠の小学生と評されています。グループ内でのムードメーカー的役割も果たしているキャラクターです。

遠藤あゆみ(えんどうあゆみ)

遠藤あゆみ(えんどうあゆみ)は界のグループのひとりで、明るく裏表のない美少女。彼女は活発な性格で誰に対しても平等に接することから、クラス内でも男女から好かれています。 クラスで浮いていた羽花にも普通に接してくれた数少ない人物のうちのひとりで、後に羽花とは親友に。その容姿からとてもモテますが、昔から一途に好きな人がいます。その彼に振り向いてもらうために涙ぐましい努力をするなど、思わず応援したくなる女の子です。

『ハニーレモンソーダ』をお得に読む方法は?

漫画『ハニーレモンソーダ』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70%オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『ハニーレモンソーダ』を一気読みしてくださいね!

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『ハニーレモンソーダ』は爽やかな青春ストーリー

自分の気持ちを言えずにいた「石」の羽花と、真っ直ぐに思いをぶつける界。正反対にも見える2人の心がゆっくりと絡み始める『ハニーレモンソーダ』の1巻から16巻までのあらすじをネタバレありで紹介しました。 ますます盛り上がりを見せる『ハニーレモンソーダ』。実写映画化に続き今後アニメ化にも期待したい作品の1つです。