「にじさんじ」叶は超癒し系だけど毒舌！？天使系VTuberの意外な魅力とは

「にじさんじゲーマーズ」の初期メンバーの1人として活動開始した叶は、超癒し系のふわふわ男子です。猫のクッションを抱っこした、少年のようにも見えるあどけない容姿が特徴的。学生に見えますが、年齢不詳で普段は何をしているのか分からないという謎の多い人物です。 「叶、愛してるぞ」の彼氏面コメントが並ぶほど、多くのリスナーを狂わせる天使。

激高マルチタスク力を持つ叶は、その能力を活かしてゲーム中もエゴサをします。サーチ力の高さも異様で、投稿された動画を数分後には見つけ出していたり、マッチした野良のTwitterアカウントを速攻で特定していたり……。 エゴサをしないと逆に禁断症状が出てしまうらしく、案件中であれなんであれ、エゴサ神・かなかなは常にエゴサの手を緩めません。ついにはエゴサボタンが実装されていました。

「プレデター」は「APEX」での最高ランクのこと。つまり叶の人脈構築力が最高ランクということです。「にじさんじ」内外問わず、とにかく顔が広い叶。VTuber以外にも、漫画家や声優、プロゲーマーなどと幅広く交流しています。 人との距離の詰め方がうまく、警戒心高めで人見知りな相手も気づけば手なづけているのが叶クオリティです。

叶は定期的にメンヘラかつヤンデレモードに入ります。女々しいから女の子扱いされると指摘されれば、「かわいい」ってコメントした人ブロックするからと「許さない」を連呼したり、面倒くさいメンヘラ彼女ムーブをしたり……。 とくに仲良しな葛葉相手だと、メンヘラ彼女感が加速。「いっつもそうだよね！」「全然話聞いてくれない！」と解像度の高いメンヘラを味わうことができます。情緒不安定モードの叶もかわいいね。

お肌とぅるとぅるな叶は、美意識の高い美容男子でもあります。雑談枠でスキンケアやコスメトークを繰り広げることも。使っている商品名を教えてくれる姿はまるで美容系VTuberのよう。 コットンがもったいないからコットンパックにして化粧水を無駄なく使いたい、顔脱毛にも通っているなど、女子が女子力で敗北感を味わうほど、かなかなの女子力はつよつよなのです。配信を追えばスキンケア＆メイク用品をおそろいにすることもできちゃいます。

叶という名前は「叶わない」から来ています。てっきり「叶う」が由来かと思いきや、逆なんです。少し切ない命名由来ですが、その儚さもそのまま彼の魅力として叶え隊を惹きつけて離しません。 配信を聞いていると忘れてしまいがちですが、叶は過去を忘れています。多くは語られていない過去ですが、そこで叶わなかったことを叶えていっているのが、今の叶なのかもしれません。 ちなみに叶初のオリジナルソングは『叶わない事』という楽曲です。

登録者数100万人超えのトップライバーな叶ですが、たま～にリアルな叶ママの気配が感じられます。お母さん相手だと配信より年頃の男の子感が増して、方言が出てくるのでたまりません。親フラしても親が家に来るのは普通のことでしょ、と変に隠そうとしないあたり、好感が持てます。 叶が配信する背後で、母親が英語で電話していたことも。叶自身はクソザコイングリッシュでよくいじられていますが、意外と英語が飛び交う環境で育ったのかもしれませんね。

叶は記憶喪失なので過去のことは覚えていません。覚えていませんが、ちょろっと記憶が蘇ることはあるようです。 あの速水もこみちとタッグを組んだ際は、聞かれたことを答える形で、叶の忘れられし記憶がポロポロと明かされていきました。子供の頃に「スラムダンク」を読んだことや、学生時代に吹奏楽部に入っていたことなどを思い出したようです。 失礼にあたらない程度に答えながら、遠慮がちに「記憶喪失なので……」と伝える姿に、シゴデキ感が漂います。

いつも叶が抱えている猫のぬいぐるみは、視聴者からの命名で「ロト」と言います。「叶」の漢字を分解したものが由来。 記憶のない叶が抱えていたのがこのロト。以降、持っていないと落ち着かないという、ロトは叶にとっての精神安定剤の役割を果たしています。後輩とのコラボ配信では、ロトが実は「ぬいぐるみに憑依した猫又」であることが明かされました。 叶といつも一緒にいるロトのぬいぐるみは、受注販売という形でグッズ化もされています。

業界の境界線なく交友関係を広げていく叶は、気づけばあっという間に相手と仲良くなっています。周りから見ると完全なる「コミュ力プレデター」なのですが、本人はそうは思っていないとのこと。 叶いわく、自分のパーソナルスペースがないから、相手がどの距離感にいても気にせず仲良くできるのだそうです。さらっと言っていますが、普通にすごくないですか！？

声も見た目もしゃべり方もふわふわしていてかわいいけど、それだけじゃない！柔らかい雰囲気で緩和されていますが、実は叶はけっこうな毒舌家です。とくに仲いい勢との配信では、毒を吐いたりメンヘラったりと毎秒楽しそう。 ときどきこの人怒らせたらヤバイんだろうな……的な怖さが垣間見えることも。ま、最終的に優しいんですが。 毒舌といっても他人を不快にさせるものではないので、安心してかわいい叶とのギャップに悶えられます。

叶はプロゲーミングチームに勧誘されていたほどの実力者。天才スナイパーとしか形容しようがない神エイムをニコニコ雑談しながら決めていく姿は本気で痺れます！素人目には何も見えていない敵をキルしていくので、神業としか言いようがありません。 そのゲームのうまさに惚れ込んだ男性リスナーも多く、コメ欄に彼氏コメントが並ぶ理由となっていました。

「15～6時間ぐらいで騒ぐんじゃないよ！僕のリスナーなら慣れろ！」とのありがたいお言葉からも分かるように、叶のリスナーへの愛は人一倍重いのです。 初回放送の「ガチ恋いいですか？」の質問に、そう言っている時点でもう好きになっている旨を説いて、自らリスナーの愛を重くしていくのも彼の魅力です。初回放送で9時間超えている時点で、色んな意味で重い。

アーティストデビューも果たしている叶の歌声は、甘くどこか儚げで胸に響きます。叶の天使っぽさを凝縮したミニアルバム『flores』、本来の叶をイメージした『夜明かし』を聴くと、彼の二面性を感じられるはず。 歌ってみた系では普段のイメージとはまた違った一面を知れるので、マジで底なし沼です。

どの衣装も本当にかわいくて似合っているので、新衣装がお披露目される度に、叶え隊は叶の無限大の可能性に恐れおののくことになります。デフォルト衣装が変わっていくのも、叶の歩みを感じられてドキドキしてしまいますね。 部屋着のふわふわ感とは対照的に、私服では黒のシックなコーディネートが多いのも魅力です。

「APEX」では叶はダイヤモンド3(D3)まで到達しています。「にじさんじ」内でも「ゲーマーズ」出身とあって5本の指に入る強さです。 とくにスナイパーでは、彼の右に出る者はいません。遠距離エイムで発揮される彼の実力はプロゲーマーも唸るもので、タイプの違う葛葉と組むと最強です。

叶は『原神』リリース時からかなりやり込んでいました。「とめんじゃねぇよ！」と課金を繰り返し、立派な廃課金ユーザーに。アプデなどの度に、初心者にもわかりやすい検証もしてくれていました。 当時、このゲームのモブキャラのCVを担当したいと言っていましたが、後に同じ会社が出した『崩壊:スターレイル』にてCV.叶キャラが実装されました。

このシリーズに関しては「夢を見る島」「風のタクト」「ブレワイ」をストーリークリア済み。最新作の「ティアキン」も絶讃進行中です。 コログからのクエストを秒で物理的になかったことにするなど、自由な世界観を満喫している叶が楽しめます。行動に迷いがないので、観ていて爽快。勢いでいきすぎて不憫な目に合うことも度々ありますが、それも楽しんじゃう姿がかわいいです。

苦手なホラー系以外は、流行に合わせてどんどん配信してくれます。新作解禁にあわせて配信をしてくれることも。彼はほぼ毎日配信しているので、どのゲームもさくさく進むのも特徴です。 FPS・バトロワ系が多いですが、ソシャゲや「FF」「ポケモン」なども配信しているので、アーカイブを漁れば気になる動画が見つかるはずです！

コミュ力プレデターの叶は、当然にじさんじの枠を超えていろんな人とコラボしています。人脈が広すぎてここではすべてのコラボは紹介しきれないのですが、まずは抑えておきたい必修コラボのほんの一部を紹介します！

「くろのわ」こと「ChroNoiR(クロノワール)」は葛葉とのユニットです。男性VTuberで登録者数100万人超え1番乗りの葛葉、それに次いで2番目に達成した叶という、名実ともに男性ライバートップのユニット。 歌ってもゲームをしてもゆるっと雑談していても、最高の相性を発揮する2人です！

「かなちーくず」は叶(かな)・勇気ちひろ(ちー)・葛葉(くず)の3人のコラボ名。「APEX」大会出場をきっかけに生まれたチームです。 結成当時はまだチームプレイの経験が浅かった3人が、悔しさや涙を乗り越えながらチームとして結束していき、ついに「VTuber最協決定戦」で優勝。そのドラマ性で人気の高いコラボです。

「VACHSS(ヴァックス)」は剣持刀也・叶・葛葉・夢追翔・加賀美ハヤト・不破湊によるコラボユニット。もとはにじさんじの大型フェスのために結成されたチームでした。 1回限りの企画かと思われていましたが、2023年4月に配信された不破の生誕祭で再集結。当時ファンを沸かせました。今後の動向にも注目が集まっているユニットです。

叶は誰とコラボしても最高の相性を見せてくれる天性の人たらしです。その全てを追うのは難しいかもしれませんが、そのなかでも編集部が注目している交友関係のほんの一部を紹介します！

叶を語るのには葛葉が必要で、その逆もしかり。葛葉は叶にとっての最強の相棒です。ゲームスキルも頭の回転スピードも近いところがある2人が、親友になるのは必然としか言いようがありません。 葛葉相手だと思わず面倒くさいメンヘラ彼女ムーブが出てしまうほど葛葉のことが大好きな叶。リスナーはそんな叶の重い愛にニヤつくことばかりです。

元石油王なイブラヒムは叶がかわいがっている後輩の1人です。後輩力の高いイブラヒムとの、兄弟のようなやりとりがとにかくかわいい組み合わせ。 2人は配信外でも交流があり、プライベートで叶がイブラヒムの自宅に遊びにいったこともあるとのこと。コラボ配信では愛嬌あるイブちゃんを存分に可愛がる叶を拝めます。

ふわっちこと不破湊は、叶がかわいがると同時に刺激をもらっている後輩。2人の掛け合いは癒やし効果が高く、世界平和を実感できると人気です。 「VACHSS」では一緒にライブパフォーマンスも披露。お互いに学び合うものがあったことを後の配信で明かしており、そんな切磋琢磨しあう姿も尊い2人なのです。

初期から活動する男性ライバー同士で、ライブ公演での共演が多いのが剣持刀也です。配信スタイルが違うのでコラボはほぼありませんが、度々プライベートでも仲のいいエピソードが登場。 叶が服を見繕ってプレゼントしてあげたり、手料理を振る舞ってあげたりと、かなりの仲良しさんな様子。2022年末に「紫陽花組」が2人の正式ユニット名になりました。

星川サラは「マイクラ」などのゲームコラボ配信を通じて仲良くなった後輩です。コラボ名は「かなえぼし」。2人の歌ってみたも話題となりました。 星川相手だと、叶のいたずらっ子な一面を観ることができます。叶がなにかと星川をからかったり、澄ました顔で嘘をついて怒らせたり、後輩を翻弄する叶を堪能できる組み合わせです。

軽やかなトークスキルから生まれた叶の名言の一部を紹介します。「エゴサはしますよ。呼吸と一緒ですよ。」を生み出した人とは同一人物とは思えない、深みのある名言を選びました！

練習を重ねていた大会への辞退が決まった後の雑談で、叶は「いつか報われるんじゃなくてね、努力した時点で報われてんだよな」と発言。多忙になってもボイトレなど継続して努力しているかなかなが言うからこそ説得力があります。

時間が足りないのでは？というリスナーに対しての回答。「だからいいんだよ。だって、足りたら人生飽きちまうだろ？」とのこと。1日が48時間あってほしいと願うタイプの人は、この言葉を噛み締めて生きていくといいかもしれないですね。

フルだと「1日2日、うまくいってないぐらいがいい人生なのよね」という言葉。完璧な人生など存在しないからこそ、つねに胸に刻んでおきたい名言です。うまくいかないことがあってもほぼ毎日やっている叶の配信に癒やしてもらいましょう……。

「にじさんじ」ひいては男性VTuber界を引っ張る天使・叶について紹介しました。魅力がありすぎてそのすべては語りきれなかったので、ぜひ自ら沼にダイブして、この沼の味を噛み締めてみてください！