かわいい?怖い?“ピンク色”に心奪われる映画5選【映画『バービー』公開記念】
あなたにとって「ピンク色」のイメージはどんなものですか?やはりキュートで女性的なもの? 2023年8月11日公開の映画『バービー』の世界観は、とにかくピンク一色!女の子の憧れ「バービー人形」の世界を初めて実写映画化した作品です。 この記事では、映画『バービー』公開記念として「ピンク色」が特徴的な映画を紹介。可愛い映画からちょっと不気味な映画まで、鮮やかなピンク色が印象的な映画を『バービー』を含め5本厳選してお届けします。
世界をピンク一色に!女の子の“憧れ”を実写化『バービー』
マーゴット・ロビーが主人公・バービーを演じる映画『バービー』が、2023年8月11日に公開されます。恋人のケン役を演じるのは、『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング。すべてがピンクに彩られた完璧な夢の世界「バービーランド」から、リアルの人間世界へ旅立ったバービーの冒険を描いています。
『レディ・バード』(2017)や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)で知られるグレタ・ガーウィグ監督によると、撮影のためにピンクの塗料を使いすぎたあまりに、世界中でピンクの塗料が品薄状態になったのだとか!予告編を見ただけでも、ピンクに溢れていて、まさに“ピンク色が主役”の映画です。
ブロンドガールが弁護士に!ピンクは法廷の勝負服『キューティ・ブロンド』
リース・ウィザースプーンが弁護士を目指すブロンドガールを演じた『キューティ・ブロンド』(2001年)。ブロンド娘は“賢くない”という「ブロンド・ジョーク」を逆手に取った、リーガル・サクセスストーリーです。
ブロンドというだけでフラれた主人公エルが、猛勉強の末にハーバード大学ロー・スクールに合格。鮮やかなピンクに身を包んだ法学生らしからぬ格好は周囲の注目の的に。しかし、ピンクはエルの自信の源!初めての法廷では鮮やかなピンクスーツで勝負に挑みます。このエルのピンクのスーツ姿は一度見たら忘れられないはず。
ピンク命!の箱入り娘がスターを目指す『シャーペイのファビュラス・アドベンチャー』
映画『シャーペイのファビュラス・アドベンチャー』は、ちょっぴりワガママな女の子・シャーペイが、ニューヨークでの自活と一カ月以内の成功を条件にミュージカルスターを目指すというものですが、この作品はとにかくピンク!ピンク一色!服も靴も小物も部屋の中までも、全てがピンク一色という狂気的なまでの「ピンク好き」な女の子が描かれています。世界観がかわいすぎる! アシュレイ・ティスデイル演じるシャーペイ・エヴァンスは、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのメインキャラクター。「ファビュラス・アドベンチャー」(2011年)は高校卒業後のスピンオフ作品ですが、この作品だけ見ても十分に楽しめる一作です。
ピンクに彩られたヤングアダルトスターの青春映画『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』
80年代に「ブラット・パック」と呼ばれたヤングアダルト世代のスターが共演する『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』(1986年)。モリー・リングウォルド演じる主人公アンディは、ピンクを好むおしゃれに敏感な高校生です。 本作は、ピンク色の衣装や小物が印象的!ピンクを基調とした洋服は、主人公が全て自分で手作りしています。特にプロムのために作ったピンクのドレスは、父と親友がくれた2着のドレスを合わせて素敵な1着に仕立て、恋の行方にも大いに活躍しました。また、愛車はフォルクスワーゲンのピンクのカルマンギア。めちゃくちゃピンクでかわいい!
ピンクの雲に世界が閉ざされたコロナ禍的SFスリラー『ピンク・クラウド』
2019年に撮影されたブラジル映画『ピンク・クラウド』(2023年)は、コロナ禍の生活を予言したようなディストピアSF。触れると10秒で死ぬという「ピンクの雲」が突然世界中に現れ、何十年もの在宅生活を余儀なくされます。
この映画で描かれているピンク色は、前述の作品とは大違い!可愛いはずのピンクが人々の命を奪う毒々しい雲として不気味に色濃く、ふわふわと浮いているのです。ピンク色がこんな風に得体の知れない不気味な表現として使われるなんて意外過ぎ。 映画『ピンク・クラウド』のDVDは2023年8月2日(水)に発売。
カワイイからチョイ怖まで!“ピンク色”映画の魅力の幅広さ
ピンク一色のバービーランドを舞台にした映画『バービー』公開を記念して、ピンク色が象徴的に使われた映画5本を紹介しました。 ピンクといっても淡色からヴィヴィッドなものまで様々な色合いが登場し、まるで各作品の主人公たちの多様さをも物語っているよう。一方で、『ピンク・クラウド』のようなピンクのイメージを覆す新たな視点の作品も興味津々!これを機会に、“ピンク色”な映画を試してみてはいかがでしょうか?