2021年3月9日更新

【2021年最新】恋愛を描いたおすすめ洋画70本をジャンル別で紹介!ピュアな純愛からドロドロの恋愛まで

エターナル・サンシャイン
© Focus Features

毎日世界のどこかで、誰かと誰かが恋に落ちる。この記事では、ロマンチックな恋愛を描いたおすすめ洋画をジャンル別で70本紹介していきます。恋愛映画を観れば、あなたも恋がしたくなるかもしれません。

目次

【ジャンル別】おすすめ恋愛映画を70本紹介!さまざまな恋を疑似体験しよう

古今東西、老若男女、恋のかたちがそれぞれ違うように、恋愛映画もさまざまなタイプがあります。純愛から激しい恋、若者のフレッシュな恋から大人だからこその恋、はたまた不倫まで……。 ステキな恋を望む人は多いですが、そんな気持ちを満たすひとつの手段として映画を観るのもいいのでは?ときめく気持ちを持つことができたら、現実でもときめきが待っているかもしれません! この記事では、おすすめの洋画恋愛映画を「ピュアな恋愛映画」「切ない恋愛映画」「ラブコメ恋愛映画」など5つのジャンル別で紹介します。キュンキュンしたい時も、泣きたい時も、今のあなたの心にぴったり寄り添う恋愛映画が見つかるはずです! また各ジャンルごとに、Ciatr編集部が厳選した各ジャンルの「絶対に観ておきたい3本(または1本)」をピックアップして紹介しています。どれを観るか迷った時は、そちらを参考にしてみてくださいね。

【胸キュン】キュンキュンが止まらない!心温まるピュアな恋愛映画

絶対に観ておきたいおすすめの3本はこちら

1位 『きみに読む物語』(2004年)
2位 『ローマの休日』(1953年)
3位 『君の名前で僕を呼んで』(2017年)

まずは王道、胸キュンが止まらなくなる「ピュアな恋愛映画」をたっぷり22作品紹介します。恋愛映画を観てキュンキュンすると、エネルギーが湧いてきませんか? 普段は忘れがちな愛の素晴らしさを感じて、優しい気持ちにもなりますよね。ロマンチックで幸せいっぱいの映画で元気をチャージして、忙しい毎日で疲れた心を癒しましょう!

『ラスト・クリスマス』(2019年)

聖夜に起きた奇跡、いつも側にいてくれる彼の正体は?

『ラスト・クリスマス』
© Universal Pictures

イギリスの音楽グループ「ワム!」の同名曲を基に作られた映画。日本でもクリスマスの定番曲として親しまれている名曲ですが、歌詞の内容はどんなものなのか知っていますか? ロンドンのクリスマスショップで働くケイトは、街や店が煌びやかに飾り付けられているのとは対照的に、気分が落ち込む日々を過ごしていました。不運続きで生活も荒れているケイトの前に、トムという青年が現れます。 不思議な魅力を持つトムはケイトの抱える問題を見抜き、ケイトのことならなんでも分かってしまうのです。そんな彼には、ある秘密があり――。 名曲「ラスト・クリスマス」の歌詞を斬新な解釈で物語にした本作。ケイトとトムの秘めた真実に注目です。

『君の名前で僕を呼んで』(2017年)

儚くも美しい、忘れられない初恋

君の名前で僕を呼んで
©Sony Pictures Classics/zetaimage

1983年、夏の南イタリア。避暑地ですごす17歳のエリオは、大学教授の父の助手として住み込みで働くことになった24歳のオリバーと出会います。 はじめは自信満々のオリバーに反発を感じていたエリオでしたが、少しずつ惹かれ合うようになった2人は、いつしか激しい恋に落ちます。しかし夏の終わりが近づき、エリオとオリバーの別れも近づいてくるのでした……。 アカデミー賞で4部門にノミネート、そのうち脚本賞を受賞した本作は、忘れられない初恋をみずみずしく描いた作品です。その映像美と繊細な物語は、誰もが胸の内にひっそりと持ちつづけている恋の思い出を蘇らせてくれるのではないでしょうか。 エリオを演じたティモシー・シャラメは、本作で一気にブレイク。注目の若手俳優の1人となりました。

『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017年)

異文化、病気、ジェネレーションギャップ……問題山積みのカップルの実話

コメディアンを目指して、ウーバーの運転手をしながらコメディクラブのステージに立つ日々を送るパキスタン系移民のクメイル。あるとき彼はステージから見えた女性・エミリーに声をかけ、すぐに意気投合します。 2人は徐々に距離を縮めていきますが、そこにはある大きな障害が。実は厳格なイスラム教徒であるクメイルの両親は、彼にパキスタン人女性との見合い結婚以外は認めていないのでした。 ある日クメイルの部屋で大量の見合い写真を見つけたエミリーは、激怒して別れを告げます。しかしその直後、彼女は病気で昏睡状態になってしまうのでした。 実話をベースに、人気テレビシリーズ「シリコンバレー」への出演で知られるクメイル・ナンジアニが製作総指揮・脚本から、主演まで担当した本作。異文化カップルや国際結婚、移民、病気、ジェネレーションギャップなど現実的な問題を盛り込みながら、笑いと感動のバランスが絶妙です。

『あと1センチの恋』(2014年)

もしも「好き」って言えてたら?もどかしくて可愛い2人の恋

ロージーとアレックスは6歳からの幼馴染で、友達以上に大切な恋人未満の関係です。2人の夢は、アメリカの大学に一緒に進学すること。 しかし他の男の子と一夜をともにしたロージーが妊娠してしまいます。アレックスはアメリカへの進学が決まりますが、ロージーはアレックスに打ち明けることができないままイギリスに残ることになり……。 ヒロインのロージーを映画『シャドウハンター』のリリー・コリンズが、アレックスを『スノーホワイト/氷の王国』のサム・クラフリンが演じています。 タイトルの通り、あと1センチ届かないもどかしい恋を、切なくも可愛らしく描いた名作。たくましく生きるロージーや、彼女を支える周りの人々の姿が元気をくれます。

『アデル、ブルーは熱い色』(2013年)

人が人を愛するとはどういうことかを教えてくれる作品

『アデル、ブルーは熱い色』アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ
© WILD BUNCH/zetaimage

どこにでもいるような平凡な女子高生のアデルは、横断歩道ですれ違った青い髪の少女に一瞬で心を奪われ忘れられなくなってしまいます。 ある日、アデルが訪れたバーにその青い髪の少女はいました。場所はゲイバー。青い髪の少女、エマはレズビアンだったのです。 同性愛にはなんの関心もなかったアデルですが、エマと出会ってからは、彼女がすべてに。人が人を愛するということ、そして愛することは生きることなのだ、と気づかされるような映画です。激しく切なく美しい2人の愛に思わず目を奪われてしまいます。

『ムーンライズ・キングダム』(2012年)

日常を離れ、目指すは2人だけの島

『ムーンライズ・キングダム』
© AMERICAN EMPIRICAL PICTURES/zetaimage

スージーは両親と3人の弟と暮らすごく普通の女の子。冷め切った関係の両親や、毎日同じことを繰り返している弟たちに内心うんざりしながら、大好きな双眼鏡でいつも遠くを眺めていました。 スージーは夏のイベントで知り合った男の子サムと仲良しで、1年ほど手紙のやり取りをしています。スージーもサムも自分の環境にいらだちを覚えていて、関係が深まるにつれ、家を飛び出したい、2人だけで逃げ出したい、と強く思うようになってしまうのです。 家族や友人も誰もいない、自分たちだけの場所に行きたい。2人はその想いをついに実行に移します。 ウェス・アンダーソン監督による本作。主演のカーラ・ヘイワードとジャレット・ギルマンのフレッシュな魅力が光ります。またブルース・ウィリスやエドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンなど脇を固める豪華キャストの名演も必見です。

『(500)日のサマー』(2009年)

平凡な男トムと予想外を愛する女サマー。2人は気楽な関係のはずが……。

(500)日のサマー
© Fox Searchlight/Photofest/zetaimage

恋愛をする上で「運命」を信じているピュアな青年トムは、ある日サマーという女の子に出会います。 パーティーで意気投合した2人でしたが、サマーは恋愛において「運命」など信じないという、トムとは正反対な意見の持ち主。それでもサマーに惹かれるトム。 恋愛に対してまったく正反対な男女が繰り広げる恋愛は、まさにリアルそのもの。ハッピーなときはキラキラとなんでも輝いて見えますが、一方でどん底に落ちることも。 恋愛したことのあるひとなら誰もが感じたことのある苦悩をうまく描いており、サマーの可愛さに翻弄されてしまうこと間違いなしの作品です。

『JUNO/ジュノ』(2007年)

16歳の妊娠から始まる恋?異色のラブ・コメディ

エレン・ペイジ演じる16歳の女子高生ジュノは、自由で気ままだけれど、自分の意見をはっきりと持った女の子。ある日仲良しの男子生徒ポーリーとなんとなくセックスして、妊娠してしまいます。 仲の良い友達である2人だけれど、恋人同士でもなければ、どちらかが片思いしていたわけでもありません。しかしクールでエキセントリックなジュノは、まったく後悔はナシ。赤ちゃんをきちんと育ててくれそうな素敵な夫婦を探し始めます。 ぶっ飛んでいるけど、芯の通った女性であるジュノを支えてくれるのは家族でした。そんな家族とお腹の中の命、その赤ちゃんを育ててくれるという夫妻との関係を通してジュノはたくましく美しく成長していきます。 愛とは、夫婦とは何かに気づき、頼りないだけに見えるポーリーへの愛にも気づいてゆくのです。

『きみに読む物語』(2004年)

身分違いの一途な恋を描く洋画

きみに読む物語
© New Line Cinema

ニコラス・スパークス著のベストセラー小説をもとに製作された純愛ラブストーリーです。 17歳のアリーは家族とともに夏を過ごす為にやってきたノースカロライナで、地元の青年ノアに出会います。惹かれ合う2人でしたが、それを邪魔するかのようにアリーの両親は猛反対。2人を引き裂いたのは身分の差でした。 夏の終わりとともに2人は離ればなれになり、やがて違う道を歩み、アリーは裕福なロンと恋に落ち結婚式の準備も順調に進みます。そんな中でどんなに時間が経っても、アリーを忘れないノア。再会を果たした2人が選ぶのは、どんな結末なのでしょうか。 思いっきり泣きたいときにおすすめの作品です。

『ラブ・アクチュアリー』(2004年)

クリスマスに訪れるさまざまな愛を描く群像劇

ラブ・アクチュアリー
©T.C.D / VISUAL Press Agency

ラブ・コメディの王道といえばこの作品。『ブリジットジョーンズの日記』の脚本を手がけたリチャード・カティスが初監督を務めました。 総勢19人9組の恋愛模様を描いたこの作品は、プリンセスストーリーから恋に臆病なOLの恋愛や三角関係まで、ありとあらゆる恋愛や人々の間で芽生える愛を描いていきます。 この世に存在する、さまざまな愛のかたちに共感する人も多いのではないでしょうか。

『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)

東京を舞台にして男女のふれあいを描くソフィア・コッポラ監督作

『ロスト・イン・トランスレーション』
©︎ FOCUS FEATURES/zetaimage

年配のハリウッド俳優であるボブはウイスキーのCM撮影のため来日し、東京のホテルに滞在。異国での長期撮影で疲れと孤独を感じています。一方で写真家の夫を持つシャーロットは、日本での滞在中も夫との心の距離を感じ、寂しい思いをしていました。 異国である東京の街でまったく異なる境遇の2人が次第に心を通い合わせ、世代や性別を超えた静かで力強い友情を築いていく物語です。 監督はソフィア・コッポラ。2人を演じるのは、ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンです。

『アメリ』(2001年)

他人を幸せにすることが好きなアメリは、自分が幸せになる方法は知らなかった

『アメリ』オドレイ・トトゥ
© Miramax Films/zetaimage

フランス映画の代表作といえばこの作品。父親の勘違いから学校にも行けず、母親も亡くし、孤独に暮らしていた主人公アメリ。彼女は空想に浸り、いつしか想像力の豊かな、それでいて対人関係を築くのが苦手な少女に育っていました。 22歳になり、カフェで働きながらアパートで1人暮らしを始めたアメリはある日、気になる男性ニノに出会います。今まで恋愛はもってのほか、人とのコミュニケーションの仕方も知らないアメリでしたが、どうにかしてニノに近づこうと奮闘することに。 独特な世界観の中で繰り広げられるアメリの頑張りが愛おしく、ついのめり込んで応援してしまいます。

『ノッティングヒルの恋人』(1999年)

大女優が手にした恋愛のかたちとは

『ノッティングヒルの恋人』
© POLYGRAM FILMED ENTERTAINMENT/zetaimage

ロンドン西部にあるごく普通の町ノッティングヒル。バツイチのウィリアムが営んでいる書店に、ハリウッドの大女優アナが現れます。ウィリアムが町へ出ると、そこでまたアナにばったり遭遇。彼はひょんなことからオレンジジュースでアナの服を汚してしまいました。 自分のアパートで服を乾かそうと必死のウィリアム。どこか純粋な彼の姿にいつしか惹かれていくアナでしたが、2人を阻むのは大女優と小さな街角の書店の店主は住む世界が違っていました。アナの恋はどうなってしまうのでしょうか。 ヒュー・グラント演じる冴えないウィリアムの実直さや、大女優でありながら奔放な性格のアナを演じるジュリア・ロバーツの魅力が満載です。

『初恋のきた道』(1999年)

文字を知らない少女が料理で伝える想い

1999年公開の中国を舞台に繰り広げられる純愛ラブストーリーです。ビジネスマンとして都会で働くユーシェンは、父の訃報を聞きつけ帰郷しました。ユーシェンの父は、小さな農村でたった1人の教師。 母は村のしきたり通りの伝統的な葬式をあげたいと言い張りますが、人手も足りず困り果ててしまいます。どうしてそんなにも母がこだわるのか考えているうちに、父と母の恋愛が思い浮かんできたのでした。 小さな村で出会った、恋の仕方も知らない2人が健気に探り合いながら近づこうとするピュアな恋愛に心打たれる作品です。

『バッファロー’66』(1998年)

逃げ続け、迷い続けた男にできた帰る場所とは?

『バッファロー’66』ヴィンセント・ギャロ、クリスティーナ・リッチ
© MUSE/zetaimege

喘息持ちで癇癪持ち、しかも前科まで持っているどうしようもない男ビリーは、刑期を終えて晴れて自由の身に。 しかし実家の両親には適当な嘘をつき、そのうえ婚約者がいるとまで豪語してしまう始末。実家に帰ることになったビリーは何とかして両親をごまかす方法を考えねばならず……。 帰路の途中、たまたま立ち寄った建物の中で見つけたレイラを脅し、婚約者のふりをさせることに成功します。これまでの寂しく辛い経験から頑なに凝り固まっていたビリーの心は、レイラの優しさとあたたかさで少しずつ溶かされていくのです。 ヴィンセント・ギャロとクリスティーナ・リッチの個性のぶつかり合いが見どころです。

『アウト・オブ・サイト』(1998年)

閉ざされた空間で惹かれあう2人

『アウト・オブ・サイト』
©︎ UNIVERSAL PICTURES/zetaimage

銀行強盗を繰り返しているジャックは、フロリダの刑務所に服役している身。仲間と一緒に脱獄を果たし、必死の思いで逃走しますが、あえなく女性捜査官のカレンに捕まってしまいます。 反撃に出たジャックは、カレンを車のトランクの中に閉じ込め、彼女を見張るために自らもその中へ。狭いトランクの中で、2人の奇妙な逃走劇が始まります。 緊迫した雰囲気の中で、やがてはお互いを意識してゆくジャックとカレン。思わぬ状況で訪れる愛の予感に、自然と胸が高鳴ってしまうラブストーリーです。ジャックを演じたのはジョージ・クルーニー、カレンにはジェニファー・ロペスが扮するという異色の顔合わせも話題になりました。

『ショー・ミー・ラヴ』(1998年)

なんにもないこの町だけど、あなたがいた

スウェーデンの田舎町を舞台に、思春期の少女2人が繰り広げる「友達以上恋人未満」のピュアなストーリー。根暗で卑屈な少女アグネスは、孤独で退屈な日々を送っています。 誕生日が近づくと、母は盛大なパーティーをしたがるけれど、アグネスは内心ゆううつでした。彼女には誕生日パーティーに呼べる友達なんて1人もいないのです。 しかしパーティー当日に現れたのは、意外にもクラスの人気者のエリン。その日からエリンとアグネスの、友情とも恋ともつかない不思議な関係が始まります。 本国スウェーデンでは大ヒットを記録し、一大センセーションを巻き起こした話題作です。

『アニー・ホール』(1977年)

マンハッタンを舞台にした大人の愛の物語

『アニー・ホール』
©︎ FUNITED ARTISTS/zetaimage

ニューヨークでコメディアンをしているアルビーは、40代のバツイチ男。性格も変わり者で癖があるのに、職業柄か女の子には不自由しません。 そんなアルビーのもとにあらわれた天真爛漫かつ知的で、不思議な魅力の女性アニー。アルビーのまわりにいた女の子の誰とも違っているアニーとの出会いによって、アルビーの人生は大きく変化します。 ひねくれもので不器用なアルビーが、アニーとの関係を維持しようと奮闘する姿が、コミカルでもあり同時に切なくもあります。監督と主演はウディ・アレン。アニーを演じたダイアン・キートンの独特のスタイルは社会現象にもなりました。

『小さな恋のメロディ』(1971年)

11歳の初恋を描く、ピュアすぎるラブストーリー

『小さな恋のメロディ』
©Levitt-Pickman/Photofest/zetaimage

『ミッドナイト・エクスプレス』の監督アラン・パーカーが脚本を務めた、イギリスの青春ラブストーリー。 少年少女の初々しい初恋を描き、公開当時日本を中心に大ヒットしました。ビージーズによるテーマ曲「メロディ・フェア」も日本で大ヒットとなり、長く愛されています。 気が弱く引っ込み思案な11歳の少年ダニエルは、同じ学校に通う少女メロディに心を奪われます。やがて惹かれ合い、心を許し合う2人は結婚の約束までするのでした。しかし彼らが学校をサボってデートに行ったことで、大人たちに付き合いを猛反対され始め……。 あまりにもピュアであるが故に恐れを知らない子どもたちの恋を、子ども目線で描いた作品。そんな恋なんて忘れてしまった大人の心にもスッと溶け込む、ノスタルジックで可愛らしい映画です。

『突然炎のごとく』(1962年)

自由奔放な女性と2人の文学青年の不思議な三角関係

『突然炎のごとく』
©︎Janus Films/Photofest/zetaimage

ジムとジュールは文学を愛する青年で、大の親友。そんな2人はカトリーヌという女性に同時に恋をしてしまいます。自由奔放で大胆な性格のカトリーヌに2人は夢中になりますが、カトリーヌはジュールを選び、やがて同棲生活を始めました。 ジムは、カトリーヌへの想いを断ち切るかのように執筆に打ち込み、やがて作家として活動を始めます。 その後、第一次世界大戦が始まっても、3人の関係はそのまま平穏であるかのように見えましたが、ジムはある日ジュールに思いもよらぬ頼みごとをされてしまいます……。 フランソワ・トリュフォーが監督を務め、主演のジャンヌ・モローの魅力が爆発したフランス映画の傑作です。

『勝手にしやがれ』(1959年)

フランス・ヌーヴェルヴァーグの永遠の傑作

『勝手にしやがれ』
©Impéria/Photofest/zetaimage

ハリウッド俳優・ハンフリー・ボガートのようなダンディな男に憧れているミシェルですが、現実は自転車泥棒を繰り返すような無軌道な毎日を送っています。 ある日いつものように自転車を盗もうとしたミシェルは、警官を射殺してしまいました。パリへ逃亡しますが、当然警察に追われる身。 そんなミシェルにもパトリシアという大切な存在が。恋人のパトリシアは、最初はともに逃げようとしますが、ミシェルが置かれている状況を知り、心を変えることになります。 ジャン・リュック・ゴダール監督による長編デビュー作にして代表作。ジャン・ポール・ベルモンドとジーン・セバーグのみずみずしい魅力にあふれた映画史に残る傑作です。

『ローマの休日』(1953年)

半世紀を超えて愛され続ける格差ラブ・ロマンス映画

ローマの休日
© Paramount Pictures/zetaimage

とある国の王女アンは、自由のない生活に日々不満を募らせていました。ローマを訪問中、ほとほと嫌気がさしたアンはついに滞在先のホテルを飛び出し、1人街中へ。そこで出会った新聞記者の青年ジョーとデートを楽しむうちに、2人は惹かれあっていきます。 普通の女の子の1日を楽しむアン王女のハツラツとした笑顔が魅力的。ローマの街の美しい風景と1日だけの恋を満喫する2人の姿が微笑ましく、オードリー・ヘプバーンのキュートな魅力にも圧倒させられます。

【号泣必至】感動すること間違いなし!切ない恋愛映画

絶対に観ておきたいおすすめの3本はこちら

1位 『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2014年)
2位 『エターナル・サンシャイン』(2004年)
3位 『タイタニック』(1997年)

どんよりモヤモヤした気分の時には、泣ける恋愛映画という名の特効薬を!思わず感動してしまう「切ない恋愛映画」を22作品ご紹介します。 ただ悲しいだけでなく、大切なことを教えてくれるのがこのジャンルの映画です。あなたの人生を変えてくれる1本も見つかるかもしれません。

『ラ・ラ・ランド』(2017年)

それぞれの夢を追う男女の恋

ラ・ラ・ランド
© Summit Entertainment"

ジャズ・ミュージシャンとして、自分の店を持つことを目指すセブ。そして女優としての成功を夢見るミア。夢追い人の街・ロサンゼルスで出会った2人はいつしか恋に落ち、お互いの夢を応援しあうように。 しかしセブが生活のためにしぶしぶ入ったバンドが成功したことから、2人はすれ違っていきます。 2014年に『セッション』で衝撃的なデビューを果たした、デイミアン・チャゼルの監督2作目。胸が踊るような音楽を散りばめたミュージカルであるにも関わらず、ミアとセブの恋の展開はほろ苦い展開へと進んでいきます。 往年のミュージカル映画を彷彿とさせる色鮮やかな映像、情感豊かな音楽など完成度の高い作品で、ミアを演じたエマ・ストーンがアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2014年)

タイムトラベルが教えてくれる、愛で溢れる時間のこと

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』
©UNIVERSAL PICTURES/zetaimage

『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督・脚本によるイギリスのSF・ラブコメです。主人公の青年を、「ハリー・ポッター」シリーズのビル・ウィーズリー役などで知られるドーナル・グリーソンが演じました。 イギリスのコーンウォールで家族と暮らす青年ティムは、ある日一族の遺伝によってタイムトラベル能力があることを知らされます。恋人を作るために能力を使うティムでしたが、やがて重要なことに気がつき……。 思わぬ能力に悪戦苦闘する前半は、痛快な青春コメディ。後半になるにつれ、家族や恋人との関係のなかに喜びを見いだす感動のヒューマンドラマになっていきます。 タイムトラベルが気付かせてくれるのは、やり直す事はできないけど平凡な1日1日こそが、愛おしくかけがえのない時間であるということ。何度も見たくなる、心温まる作品です。

『きっと、星のせいじゃない。』(2014年)

病を患った若い2人が落ちた、時間の限られた恋

『きっと、星のせいじゃない』
© Twentieth Century Fox Film Corporation/Photofest/zetaimage

映画『(500)日のサマー』の脚本コンビが脚本を手がけ、ジョン・グリーンのベストセラー小説『さよならを待つふたりのために』を映画化した作品。主演を「ダイバージェント」シリーズのシェイリーン・ウッドリーが務め、彼女の演技は脚本の完成度とともに高く評価されました。 17歳のヘイゼルは、末期のガン患者。常に酸素ボンベが必要なため、学校に通えず友人もいません。ある日嫌々参加したガン患者の集会で、骨肉腫で足を失った18歳のオーガスタスと知り合いました。2人は親しくなり、やがて惹かれていきます。 オーガスタスは、ヘイゼルが大好きな小説『An Imperial Affliction』の作家と連絡を取り、直接会えることになります。大喜びのヘイゼルとオーガスタスはオランダへ向かいますが……。 オーガスタスを演じたのは、『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート。切ないのに心はほっこりして、泣きながら笑ってしまう、そんな素敵な作品です。

『君への誓い』(2012年)

相手を思い続ける強さ

実在する夫婦のエピソードをベースにしたストーリー。『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスとチャニング・テイタムが主演を務めました。 新婚の幸せいっぱいの夫婦に訪れた悲劇。交通事故でレイチェル・マクアダムス演じるペイジは夫と出会ってからの4年間の記憶を失ってしまいます。相手を想い続ける強さを教えてくれる作品です。

『愛、アムール』(2012年)

病に倒れた老妻への夫の献身的な愛を描くカンヌ映画祭パルム・ドール受賞作

『愛、アムール』
©Sony Pictures Classics/Photofest/zetaimage

2人だけで生活をしている老夫婦のジョルジュとアンヌ。ある日アンヌが発作を起こし、病に倒れてしまいます。脳の手術後に後遺症が残り、介護が必要になるものの、アンヌは自宅での療養を希望。ジョルジュによる老々介護が始まります。 長年連れ添った2人の間の確かな愛と、病気、老いという抗えない試練がとても切なく描かれています。思わず誰もが愛する人や自分の立場に置き換えてみてしまいそうな作品。第65回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、第85回アカデミー賞でも外国語映画賞を受賞した傑作です。

『ジェーン・エア』(2011年)

自立した奥手な女性が恋を実らせる方法とは?

原作は言わずと知れた、1847年発行のシャーロット・ブロンテによる長編小説。ジェーンは自分が家庭教師として雇われている家の主人の顔を知らぬまま、数ヶ月の日々を過ごしていました。 屋敷には幽霊が出るという噂もあり、少なからず不信感も持ち始めるジェーン。ある日、使いに出た先で馬に乗った男に出くわし、その男が主人のロチェスターであることを初めて知ります。 家庭教師の仕事をこなしながらもロチェスターに静かに惹かれていくジェーン。ロチェスターもまたそうでしたが、ジェーンとの愛を実らせるためには、彼には克服しなくてはいけない幾つかの秘密と困難があり……。

『永遠の僕たち』(2011年)

なぜか大戦で戦死した特攻隊員が見えてしまう

『グットウィルハンティング/旅立ち』を手がけたガス・ヴァン・サント監督によるラブストーリー。 事故で両親を無くして以来、自分の世界でふさぎ込んだ主人公の少年イーノック。彼の唯一の友人は、彼にしか見えない特攻隊の亡霊ヒロシ。他人の葬式に参列することを日常としたイーノックの前に、少女アナベルが現れますが、彼女は難病を抱え余命3ヶ月と宣告を受けていました。 皮肉にも「死」が結びつけた2人、それでも愛し合い限られた時間を生きる2人は、残された時間で何を手に入れるのでしょうか。

『ブライト・スター〜いちばん美しい恋の詩(うた)〜』(2009年)

繊細で美しい言葉だけが2人の確かなものだった

『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた)』
©︎ BBC FILMS/zetaimage

実在した夭折の天才詩人・ジョン・キーツの恋物語を描いた作品。穏やかで美しくも悲しい恋に人生を捧げたファニー・ブローンとキーツの愛の日々を、静かながら繊細な映像で綴ります。 母と弟を結核で亡くしてしまったキーツは、ついには自分も結核に倒れることに。確かな愛の炎を燃やしながらも、時代と運命の前に結ばれることのなかった2人の純愛を、この上もない美しさで描ききった名作です。華やかでドラマティックな衣装にも注目。 監督は『ピアノ・レッスン』で知られる女流ジェーン・カンピオンです。この時代のイギリスの雰囲気に浸ることができます。

『ONCE ダブリンの街角で』(2007年)

音楽が導いた出会いと愛の行方は?

アイルランドのダブリンでストリート・ミュージシャンをやっている男は、かつて愛した女性に裏切られたという悲しい過去を背負っていました。そんな男の演奏をしばしば聞きに来る女性があらわれ、2人は音楽の話で意気投合、急速に親しくなります。 やがて男は、彼女の父親はバイオリニストで、病気を苦に自殺をしてしまったと知ることに。彼女もまた、男と同じように心に傷を抱え、音楽に魅せられた女性なのでした。 街の片隅である日起こったことを偶然記録したかのようなシーン。また役名がないという設定も、2人の素朴で穏やかな愛を盛り上げてくれています。

『つぐない』(2007年)

妹の幼さが姉と愛する人を引き裂いてしまう、切なくも残酷な愛の物語

13歳の多感な少女であるブライトニーには、大学生の姉セシーリアがいます。ある日セシーリアと同級生のロビーがただならぬ雰囲気でいるところを目撃し、ブライトニーはロビーに不信感を持ちます。 その後もセシーリアへの手紙や2人の情事を見てしまったことから、ロビーへの嫌悪感は募るばかり。そんな折、家に遊びに来ていた従姉妹が強姦されるという事件が起きてしまいます。 キーラ・ナイトレイがセシーリアを、ジェームズ・マカヴォイがロビーを演じ、3人の女優がブライトニーの老年までを演じました。

『ブロークバック・マウンテン』(2005年)

『ブロークバック・マウンテン』ジェイク・ギレンホール、ヒース・レジャー
© FOCUS FEATURES/zetaimage

ブロークバック・マウンテンでの季節労働で知り合ったイニスとジャックは、互いに惹かれあい、やがては同性愛の関係に。 しかし2人は季節が過ぎると故郷に戻り、やがては互いに家庭を築きます。それでも、たまに会っては2人の時間を過ごすという年月を送りますが、ついに家族に知られることになり……。その後、2人を悲劇が襲います。 2人を演じたのはヒース・レジャーとジェイク・ギレンホール。それぞれの妻をアン・ハサウェイとミシェル・ウィリアムズが演じました。

『エターナル・サンシャイン』(2004年)

記憶が失われると愛はどうなるのか?

エターナル・サンシャイン
© Focus Features

ジョエルはケンカ中の恋人・クレメンタインに自分のことを知らないような態度をとられ、大きなショックを受けます。しかし後に、彼女が記憶を消し去る手術を受けていたと知ることに。 クレメンタインがほかの男性を恋人と思い込んでいることに耐えられなくなったジョエルは、自分も同じ手術を受けることを決意。しかし彼女と過ごした思い出はかけがえのないもの。ジョエルの潜在意識は必死で抵抗しようとします。 コメディアンとして知られるジム・キャリーが内気なジョエルを、『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが破天荒な性格のクレメンタインを演じています。ジョエルのクレムへの思いが切なく、愛と記憶について考えさせられる作品です。

『天使のくれた時間』(2000年)

もしもあの時、違う選択肢をしていたら……

ニコラス・ケイジ演じるジャックは、一流銀行の研修に参加するため、恋人のケイトをアメリカに残してロンドンへと旅立ちます。それから13年の月日が流れ、ジャックはクリスマスにも関わらず、仕事に没頭していました。 そんななか出会った不思議な男の助言から、ケイトと子供たちが見知らぬ家で幸せそうに暮らしているのを目撃します。 それでも名誉も金もキャリアも自分の欲しい物は全てそろった今の人生がいいと言い切ったジャックでしたが、ケイトの暮らしを見てから少しずつ何かが変わっていきます。 満たされたように見える人生のなかで、どこか足りなかったものは何だったのでしょうか。

『タイタニック』(1997年)

悲劇の大惨事の中で密かに燃え上がる一大ロマンス

『タイタニック』
©Paramount Pictures

1997年に公開されるや世界中で異例の大ヒットを記録した本作。実際に起きたタイタニック号沈没事件をもとに描かれた、壮大なスケールの純愛物語です。 貧しい画家の青年ジャックは、運良くポーカーに勝利し、豪華客船タイタニック号のチケットを入手。故郷のアメリカに帰れると喜ぶジャックは、そのタイタニックの船内で、政略結婚をさせられようとしている令嬢ローズと出会い、激しい恋に落ちます。 そして愛し合う2人の前に立ちはだかる、歴史的大事故。2人の愛は、運命の前に儚く消え去ってしまうのです。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの共演で描く世紀の大ロマンスです。

『ロミオ + ジュリエット』(1996年)

シェイクスピア原作の純愛物語をレオとクレアが現代に再現

『ロミオ+ジュリエット』(ロミオ&ジュリエット)クレア・デインズ、レオナルド・ディカプリオ
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

純愛物語の古典と言えば、やはり『ロミオとジュリエット』。シェイクスピア原作のこの作品は、長年の確執を抱える両家に引き裂かれた若い男女の悲恋をドラマティックに描いた古典です。 映画『ロミオ+ジュリエット』は、シェイクスピアの美しいセリフはそのままに、設定を現代に置き換えマフィアの家に生まれた2人の悲恋を描いています。 ロミオとジュリエットの若さゆえの無謀さと、愛を信じて突き進む純粋さが美しくも悲しい作品。レオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズのみずみずしく繊細な演技が、ストーリーの切なさをさらに引き立たせています。

『シザーハンズ』 (1991年)

愛する人を傷つけてしまう、ハサミの手をもつ男の恋

シザーハンズ
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『 チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』などで知られるファンタジーの名匠ティム・バートンが、原案・監督を務めた作品。ジョニー・デップが主人公を演じています。 昔々、山の上で孤独に暮らす発明家が、1人の人造人間を生み出します。発明家は彼をエドワードと名付けますが、両手はハサミという未完成なエドワードを残したままこの世を去ってしまいました。 そんな彼もと元へ心優しいペグという女性が偶然やってきて、彼を街へつれて帰ることに。エドワードはペグの娘キムに恋をし、キムもまた彼に惹かれ始めるのですが……。 触るものを傷つけてしまう手とピュアな心を持った人造人間の悲しみが、胸を締め付けます。あまりにも切ない傑作ラブストーリーです。

『俺たちに明日はない』(1967年)

未来なんていらないと思える恋だった!アメリカン・ニュー・シネマの傑作

『俺たちに明日はない』
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何もない田舎町での生活に退屈しきっているウエイトレスのボニーは、刑務所から出所してきたばかりのクライドが強盗をするところを目撃。刺激を求めていたボニーは、たちまち危険な魅力が漂うクライドに惹かれ、共に犯罪にのめりこんでいきます。 行動をともにするうちに、2人の悪事はエスカレート、そしてますますクライドに惹かれていくボニー。銀行強盗を繰り返し、行くあてもなく逃避行を続けながら、未来も明日も捨てた2人の愛は、いったいどこに向かうのでしょうか。 フェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティの魅力が光る、洋画映画史に燦然と輝くアメリカン・ニュー・シネマの傑作です。

『ドクトル・ジバゴ』(1965年)

ロシア革命に引き裂かれた愛を描いた古典

医師のジバゴが運命の女性・ラーラと出会ったのは、すでに妻トーニャと幸せな家庭を築いていた時でした。複雑な家庭環境のなかでも自分を強く持ち、トーニャとは対照的な魅力と美しさを持つラーラに惹かれながらもすれ違う2人。 やがて第一次世界大戦が始まり、家族と離れ離れになってしまったジバゴはラーラと再会します。つかの間の幸せな時を過ごす2人ですが、戦争が激化し、2人の運命は思ってもみない方向へ……。 2人を演じたのはオマー・シャリフとジュリー・クリスティ。時代と戦争に翻弄されながらも医師として懸命生きるジバゴと、彼への愛を貫く女性の姿が美しい感動作です。

『カサブランカ』(1942年)

ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンによる不朽の名作

『カサブランカ』ハンフリー・ボガート、イングリット・バーグマン
©︎ WARNER BROS./zetaimage

第二次世界大戦中のカサブランカでバーを経営しているリックのもとに、かつて愛し合った女性イルザが来店します。彼女の横には夫のラズロ。リックと出会ったころにはすでにラズロと結婚していたイルザですが、夫は戦争で亡くなってしまったと聞かされていたのです。 リックとの愛に生きながらも、夫が無事だということが分かると、別れを選ぶことしかできなかったイルザ。戦争と時代の前に2人の愛は引き裂かれてしまったのです。奇跡の再会が叶ったジャックとイルザが選ぶ道は? 数々の名セリフと名シーンを生み、ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの名演が光る不朽の名作です。

『風と共に去りぬ』(1939年)

南北戦争時代をたくましく生き抜くスカーレットの波乱の生涯

『風と共に去りぬ』クラーク・ゲーブル、ヴィヴィアン・リー
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夫チャールズが南北戦争で戦死してしまい、若くして未亡人となったスカーレット・オハラ。彼女のもとに近づいてきたのは、かつて従姉妹メラニーの婚約発表会で出会ったレット・バドラーという男です。 スカーレットは周囲からの評判も悪く不敵な笑みを浮かべるレットに嫌悪感を抱きながらも、妙に惹かれてしまったことを思い出しました。 スカーレットがチャールズと結婚したのは、メラニーの婚約者であったアシュレーに振られたことが原因でした。そんなスカーレットの胸の内を見透かしたように、レットは未亡人となったスカーレットに大胆なアプローチを始めるのです。 原作はマーガレット・ミッチェルの長編小説。ビビアン・リーがヒロインを演じ、壮大なスケールで描いたラブストーリーでありながら、1人の強い女の半生でもあります。

『街の灯』(1931年)

暗闇の世界に輝く光を描いたチャップリンの不朽の名作

『街の灯』
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盲目の花売り娘に恋をした、浮浪者の男の物語。男は娘と親しくなろうと必死になりますが、娘は男のことを裕福な身分の紳士だと思い込んでいます。 男は娘の望む姿に近づくため、必死で働き、娘のために尽くすように。しかし娘の目の手術代にと大金を用意した男は、何も言わず娘のもとを去ることになります。男は無実の強盗の罪を着せられ、不幸にも逮捕されてしまったのです。 1931年の公開から長い年月がたっても未だ色褪せない、チャップリンによるサイレント映画の名作です。

【ドタバタ】笑ってときめく!カップルで観たいラブコメ恋愛映画

絶対に観ておきたいおすすめの3本はこちら

1位 『ラブ・アゲイン』(2011年)
2位 『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)
3位 『奥様は魔女』(2005年)

続いて紹介するのは、ドタバタが楽しい「ラブコメ恋愛映画」13作品です。恋愛を軸にしながらも笑いと珍展開がたっぷりで、スカッと明るい気分にしてくれる名作ラブコメディばかり。 楽しく愉快な登場人物たちも魅力的で、もちろんニヤニヤしちゃう恋愛シーンもあります。ワイワイ言い合ったり笑ったりしながら観られるので、おうちデートにいかがでしょうか?

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2020年)

冴えない男が次期大統領候補の恋人に立候補?

『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョナサン・レヴィン監督によるロマンスコメディ映画です。 『モンスター』のシャーリーズ・セロンと、『40歳の童貞男』のセス・ローゲンが主演を務めました。タイトルの英語「Long Shot」には、“勝つ見込みの低い候補者”という意味があります。 職を失った冴えないジャーナリストのフレッドが再会したのは、初恋の相手のシャーロット。彼女はなんと、国務長官として活躍する次期大統領候補でした。 彼のコラムを読んだシャーロットは、フレッドをスピーチライターとして起用。大統領選に向けて原稿を書き進めるうち、シャーロットとフレッドは惹かれ合い……? 平凡な女の子が白馬に乗った王子様を待つーー。そんなシンデレラストーリーに憧れるのは、女の子だけじゃない!これまでのステレオタイプなロマンスを打ち破る、笑って泣けるロマンス映画です。

『ラブ・アゲイン』(2011年)

順風満帆な人生を謳歌してきた男に、妻から突然の告白

『ラブ・アゲイン』ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン
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『40歳の童貞男』などで知られるコメディ俳優のスティーヴ・カレルが主演を務め、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーアなどが共演。 人生を謳歌し、離婚など考えてもみなかった中年男が、妻から突然に離婚を言い渡されてからはじまる騒動を描いています。

『バレンタインデー』(2010年)

バレンタインを舞台に様々な恋愛模様を描くオムニバス作品

『バレンタインデー』アン・ハサウェイ、トファー・グレイス
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恋愛映画の傑作『プリティ・ウーマン』を手がけた、ゲイリー・マーシャルが監督を務めた作品です。ジェシカ・アルバ、ジュリア・ロバーツ、アン・ハサウェイ、キャシー・ベイツ、日本でも人気の歌手テイラー・スウィフトなど豪華なキャストが登場することも魅力のひとつ。 ハッピーエンドの恋もあれば、切ない結末の恋愛も描かれており、さまざまな恋愛のかたちを本作から学ぶことができます。

『サブマリン』(2010年)

恋と妄想のスクールデイズ

多感なお年頃の少年オリバーはユニークな妄想ばかりしてしまう、ちょっと変わった男の子。いつも自分が突然死んだらどうなるんだろう、なんてことばかり考えています。そんなオリバーにも実は密かに想いを寄せているクラスメート・ジョルダナがいて……。 妄想を楽しんで満足しているかのようなオリバーの恋ですが、ジョルダナがボーイフレンドと別れたことを知り、ついに彼氏になることが叶いました。ちょっぴりおかしくて切ない、オリバーの恋の行方と成長が気になる、ハートフルな恋愛映画です。

『ラブソングができるまで』(2007年)

共同作業から生まれる恋

『ラブソングができるまで』
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ヒュー・グラントとドリュー・バリモアが主演を務めたラブ・コメディ。作曲に悩む1人の男が、作詞の才能を持つ女性と出会ってともに曲を作り上げます。 仲良くなったかと思えば、決別してしまう2人。山あり谷ありな男女の関係を、共同作業から生まれた曲が繋いでくれます。

『奥様は魔女』(2005年)

魔女役の女優は本当に魔女!人気テレビドラマを基にしたコメディ映画

かつて一世を風靡した人気俳優のジャックですが、現在はすっかり落ち目になってしまっています。そんな折、リメイクドラマ『奥さまは魔女』への出演の話が舞い込みます。 これでなんとか人気と話題を取り戻したいと張り切るジャック。肝心の“奥さま”サマンサを演じる主演女優ですが、ジャックは自分のほうが目立ちたい一心で、サマンサ役に素人のイザベルを抜擢するという無謀な行動に出ました。しかしイザベルは、本当に魔女だったのです! イザベルに扮したのはニコール・キッドマン。一世を風靡した人気テレビシリーズをもとに、一風変わった設定で話題になりました。

『バンチドランク・ラブ』(2002年)

恋に不器用な男性が奮闘する姿をコミカルに描く

口うるさい姉たちに押さえつけられて育ったために、大人になっても女性が苦手になってしまったバリー。女性が苦手だけならまだしも、いつも情緒不安定で、細かいこだわりがある厄介な性格も大きな問題です。 しかし姉の同僚のリナだけはこれまでの女性とは違い、バリーはひと目惚れ。女性に対して猜疑心の塊だったバリーが人が変わったようにリナに積極的にアプローチし始め、2人の恋はゆっくりと育っていくのです。主人公を演じたアダム・サドラーのコミカルな魅力が全開です。

『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)

32歳のブリジットが理想の人生を手に入れるために奮闘!

『ブリジット・ジョーンズの日記』
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イギリス人作家ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』から、インスピレーションを受けて製作されたラブ・コメディ。 アメリカ人のレネー・ゼルウィガーが本作のために激太りし、イギリス英語を話して主人公のイギリス人女性を演じました。等身大の独身女性を描き、今なお多くの女性たちの共感を呼んでいます。

『アドベンチャーランドへようこそ』(2000年)

一歩踏み出せば、こことは違った世界が待っている?!

冴えない大学生のジェイムズは、大学院進学のための学費をまかなうため、近所の遊園地でアルバイトを始めることになりました。 「アドベンチャーランド」はすっかり人気もなくなった寂れたスポット。しかしそんな「アドベンチャーランド」で、ジェイムズは気になる女の子に出会い、職場の人間関係を通して大きく成長していくのです。 ジェイムズを演じたのはジェシー・アイゼンバーグ、そしてキュートなエマに扮したクリステン・スチュワートの爽やかな魅力も最高です。

『フォー・ウェディング』(1994年)

結婚って、本当の愛ってなんだろう?

チャールズは、出会いの機会にも恵まれ、女性からもモテるのにいつまでも結婚に踏み切れないでいます。友人の結婚式で見つけた素敵な女性に積極的にアプローチするものの、相手が結婚を匂わせると、いつも決まって逃げ腰になっていました。 なかなか結婚できない男のチャールズが、友人や恋人に影響されながら真実の愛に気づいていく姿がハートフルに描かれている名作。 笑って泣けるストーリーのなかに、思わず本当の愛って結婚ってなんだろう、と考えさせられてしまうシーンがいくつもあります。主人公を演じたヒュー・グラントのチャーミングな魅力も必見です。

『プリティ・ウーマン』(1990年)

ジュリア・ロバーツ主演でおくる現代版シンデレラ・ラブストーリー

『プリティ・ウーマン』リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ
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コールガールのビビアンは、実業家のエドとロサンゼルスにいるあいだの1週間をともに過ごす契約をしました。最初は大金が手に入ることを単純に喜んでいたビビアンですが、エドと過ごすうちに次第に変わっていきます。 テーブル・マナーを身に付け、上品なドレスでオペラ鑑賞。エドに合わせて、ビビアンがどんどん洗練された素敵なレディになっていく様子がチャーミングな世界的大ヒット作です。 ヒロインのビビアンを演じたジュリア・ロバーツはこの映画で、一躍世界的人気女優となりました。ダンディなエドにはリチャード・ギアが扮しています。

『恋人たちの予感』(1989年)

友情が愛に変わるまでの長い年月を描くラブコメの傑作

『恋人たちの予感』
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サリーは友人の彼氏であるハリーと最初に会った時、最悪の第一印象を持っていました。それから2人は何度か偶然の再会を果たすも、印象は変わらず。 数年後、お互いパートナーと別れ、傷心でいたときにまたしても再会。サリーはこの時初めて心を開き、2人は友情を育んでいきます。互いに本音を言い合える良い関係は続きますが、サリーの元カレが結婚することを知ったとき、2人のあいだの空気は再び急速に変わり始めます。 メグ・ライアンとビリー・クリスタルの名演技により、笑って切なくなるラブコメ作品の傑作となりました。

『アパートの鍵貸します』(1960年)

名匠ビリー・ワイルダーが描くロマンチック・コメディの先駆的傑作

『アパートの鍵貸します』
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自室を不倫の密会場所として上司に貸出し、会社での自分の評価を上げているバクスター。そんな彼にも密かに想いを寄せる女性がいます。それはエレベーターガールのフラン。 しかしフランは、実は上司のシェルドレイクと不倫をしていました。それを知らないバグスターは、シェルドレイクに頼まれるままアパートの鍵を貸してしまうのです……。 主演を務めたのは、シャーリー・マクレーンとジャック・レモン。シェルドレイクとの不倫に傷つき戸惑うフランを優しく見守るバクスターの姿が切ない、ロマンティック・コメディの名作です。

【ドロドロ】浮気?離婚?人生なんでもあり!大人の恋愛映画

絶対に観ておきたいおすすめの1本はこちら

1位 『ブルーバレンタイン』

ここからは、日常に物足りなさを感じているあなたにおすすめしたい、ビターな刺激とスリルが魅力の「大人の恋愛映画」を8作品紹介します。 浮気に不倫、嘘と嫉妬……。非日常的なドロドロ展開であっても、決してファンタジーではない恋愛映画には、ぐっと感情移入させられる不思議な力がありますよね。 1人の夜にじっくり観てみるのがおすすめです。

『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(2018年)

フェルメールの絵画から生まれた秘密の恋の物語

17世紀のオランダで、当時希少価値の高かったチューリップの球根の価格が一時高騰した「チューリップ・バブル」。 チューリップ・バブルがピークを迎えていた頃、貧乏画家のヤンは、豪商のコルネリスに妻・ソフィアの肖像画制作を依頼されます。肖像画を描くうちに2人は許されない秘密の恋に落ち、ともにチューリップ市場への投資を決めますが……。 当時のオランダの画家ヨハネス・フェルメールの絵画から着想を得て執筆されたという、デボラ・モガーの小説『チューリップ熱』が原作。フェルメール絵画へのオマージュが散りばめられた、美しく芸術的な映像が見どころです。 リスキーな恋に走る2人を、『リリーのすべて』でアカデミー助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルと、『アメイジング・スパイダーマン2』に出演したデイン・デハーンが演じています。

『キャロル』(2015年)

1950年代のニューヨークを舞台に、2人の女性の禁断の愛を描く

キャロル、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ
©The Weinstein Company/Photofest/zetaimage

時は1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズは、娘のプレゼントを探すキャロルに出会います。この上なく美しいキャロルに憧れるテレーズ。 しかし彼女が美しさの裏に、夫との結婚生活や娘の親権について苦しみを抱えている事を知り、テレーズの感情は思わぬ方向へ揺らいでいき……。 エレガントな大人の女性と、若く可愛らしい女性の、思いもよらなかった恋。そんな美しく切ない女性同士のラブストーリーは、高く評価され今でもカルト的人気を誇っています。 キャロルを『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、テレーズを『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが演じ、2人は揃ってアカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にそれぞれノミネートされています。

『テイク・ディス・ワルツ』(2011年)

求める愛とそこにある愛はいつも違う?女優サラ・ポーリーの監督作

女優として知られるサラ・ポーリーが、『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』に続いてメガホンをとった監督2作目です。 ルーとマーゴは一見幸せな結婚生活を送っている夫婦。しかし実際は倦怠期で、マーゴは誰にもいえない寂しさを抱えています。 フリーライターであるマーゴは、取材先で1人の男性ダニエルに出会い、強く惹かれてしまうのです。ダニエルへの気持ちが抑えられなくなったマーゴはルーに別れを切り出し、情熱のままにダニエルとの生活をスタートさせるのですが……。

『ブルーバレンタイン』(2010年)

二つの時間軸で一組の男女を描く、切なくもリアルな愛の形

『ブルーバレンタイン』ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ
©︎ OPTIMUM RELEASING/zetaimage

結婚7年目の夫婦のディーンとシンディは、大恋愛の末に結婚し、1人の娘を設けた夫婦。現在は日々の生活と子育てに追われて、倦怠期の真っ只中です。 看護師の資格を取得し、毎日キビキビと働く妻シンディと自分を比べてしまう収入が不安定な夫ディーン。結婚生活を続けていくなかで2人の間にさまざまな問題がリアルに立ちはだかります。 2人を演じるのは、ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ。出会いから破局までを2つの時間軸で描くという大胆な構成で、世界をあっといわせたラブストーリーの傑作です。

『ミラノ、愛に生きる』(2009年)

恋に出会って自分を取り戻す女性をスタイリッシュに描く

『ミラノ、愛に生きる』
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ロシア人女性のエンマは、ミラノのレッキー家に嫁いでからというもの、長年自分を押し殺して夫と息子のために尽くしてきました。名家であるレッキー家には上流階級の人々が集い、エンマは息が詰まるような気持ちを毎日味わっています。 ある日のランチ会で出されたエビ料理にエンマは激しく深い感動を覚え、その料理を作ったシェフのアントニオに心を奪われてしまいました。アントニオはまだ若く、エンマの息子の友人でもあるというのに……。 ゴージャスなハイファッションに身を包むエンマには、ティルダ・スウィントンが扮しました。

『トゥルー・ロマンス』(1993年)

タランティーノ脚本、暴力と情熱に満ちた愛の逃避行

『トゥルー・ロマンス』
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クエンティン・タランティーノが脚本を執筆し、主演の2人をクリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエット、脇役陣にデニス・ホッパー、ブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマンら錚々たる顔ぶれを揃えた大ヒット作。 クラレンスとアラバマは出会ったその日から激しい恋に落ち愛し合います。しかしドラマティックな2人の愛は、皮肉な展開を見せ始めるのです。 クラレンスがコールガールであることを知ったアラバマは、動揺のあまり彼女の仕事関係者を殺害、そしてイタリアンマフィアの荷物を誤って盗んでしまいます。その荷物の中には大量のコカインが。当然マフィアに狙われ、結局2人そろって逃避行をすることになってしまうのです。 激しくて情熱的で、ちょっぴりおかしい純愛ストーリーです。

『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』(1966年)

激しすぎる愛に身を滅ぼしていく2人

『ベティ・ブルー』
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監督をジャン=ジャック・ベネックスが務め、ヒロインのベティを演じたベアトリス・ダルが衝撃のデビューを果たした作品です。 気ままな1人暮らしのゾルグは、ベティとの出会いをきっかけに愛と欲望に溺れた日々を送るようになります。自由奔放なベティはいつでも感情の赴くままに行動し、まるで動物のよう。激しすぎる喜怒哀楽が玉にきずですが、ゾルグはセクシーで情熱的な彼女の愛の虜になってしまいます。 ある日ケンカをしてしまった2人ですが、逆上したベティはゾルグの荷物を投げ捨てようとし、密かに書き溜めていた小説を見つけます。小説に目を通したベティは深く感動、ゾルグは天才だと大騒ぎ。その日からベティとゾルグの激しすぎる愛は、破滅への道をたどり始めるのです。

『逢びき』(1945年)

毎週木曜日、ひとときのダブル不倫を描いた古典洋画の名作

『逢びき』
©︎ UNIVERSAL PICTURES/zetaimage

毎週木曜日に街で買い物をし、束の間の自由時間を楽しんでいた主婦のローラは、偶然出会った開業医のアレックに心惹かれます。アレックもローラに惹かれ、2人は深い関係になりますが、彼にも妻子が。互いに家庭を持つ中年の男女の切ない恋を、抒情豊かに描きました。 原作はノエル・カワードの戯曲で、本作では脚本も担当。デヴィッド・リーンが監督を務め、栄えある第1回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した名作です。

【番外編】愛のかたちは人それぞれ!異色カップルの恋愛映画

絶対に観ておきたいおすすめの1本はこちら

1位 『シェイプ・オブ・ウォーター』

最後に紹介するのは、「異色カップルの恋愛映画」5作品です。愛のかたちは人それぞれ。性別、年齢、国境など、さまざまな壁を超えて、思わぬ存在に心惹かれることもあるのです。例えそれが、人間ではなくとも……。 ちょっと変わった恋愛映画が見たい!という人はぜひチェックしてみてください。きっと誰も体験したことのない、ファンタジックな恋愛を味わえるはずです。

『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)

アウトサイダーたちへの賛歌

シェイプ・オブ・ウォーター
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

2017年のアカデミー賞で、作品賞や監督賞を含む4つの賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』。 さまざまな童話をモチーフにした本作は、『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督によるファンタジックな世界観をもつ作品です。 航空宇宙研究センターで掃除係として働くイライザは、声帯の異常で声が出せない発声障害を持っていました。ある日、彼女の職場に謎の生命体が運び込まれます。ふとしたことから彼と心を通わせはじめたイライザですが、あるとき彼が生体解剖されると聞きます。 同僚のゼルダや隣人のジャイルズと力を合わせて彼を救い出し、かくまうことにしたイライザ。しかし軍人のストリックランドは彼を探し、イライザたちを追い詰めていくのでした。 暴力や差別の描写が強烈なので、そういったものが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。 しかし異形のものである「彼」をはじめ、障害のあるイライザ、ゲイのジャイルズ、アフリカ系のゼルダなど、アメリカ社会で差別を受ける存在が中心となった寓話的ストーリーが魅力です。

『美女と野獣』(2017年)

心優しい野獣と変わり者の娘に訪れる愛の魔法

美女と野獣
© Walt Disney Studios Motion Pictures

城の庭からバラを1輪盗もうとしたとして捕らえられた父・モーリスの代わりに、野獣の住む城に囚われの身になることになったベル。 最初は野獣の恐ろしい姿に怯えるものの、一緒に暮らすうちに彼の優しさを知っていきます。しかし彼は、ある呪いによって野獣の姿に変えられていたのでした。 愛し愛されることの素晴らしさや、人は外見ではないといったテーマを描き、長年愛されているディズニーの名作アニメーション映画を実写化した本作。 主演のベル役にエマ・ワトソン、野獣役にダン・スティーブンスを迎えています。魔法によって家具や調度品になってしまった城の使用人たちの声にも、燭台のルミエール役にユアン・マクレガー、時計のコグスワース役にイアン・マッケランなど、豪華キャストが集結しました。

『WALL・E/ウォーリー』(2008年)

ゴミ処理ロボット・ウォーリーの恋

『ウォーリー』
©Disney/Photofest/zetaimage

ゴミに汚染された地球には、ウォーリーというロボットだけが残され、700年もの間ゴミ処理を続けていました。ある日突如地球に宇宙船が訪れ、白く美しいロボットのイヴがあらわれます。その日から、ゴミに埋もれた地球でウォーリーとイヴだけの日々が始まりました。 イヴとウォーリーの距離は日に日に縮まり、幸せな時間を過ごしたのも束の間、ある日突然イヴは動かなくなってしまいます。長年仲間のいない日々を過ごしていたウォーリーにとって、イヴの存在はとても大きなものでした。慌てるウォーリーの前にいつかの宇宙船が再びやってきて……。

『魔法にかけられて』(2007年)

実写とアニメが交差するディズニーでは異色の恋愛映画

魔法にかけられて
© Walt Disney Pictures/zetaimage

ディズニーのアニメーションの中で暮らしていたプリンセスが、突如現代のニューヨークに迷いこんだことで起きる大騒動をコミカルに描いたファンタジーコメディ。主人公を演じるのは、のちに『ビッグ・アイズ』や『メッセージ』に出演することになるエイミー・アダムスです。 アニメの世界で暮らしていたジゼルは、白馬に乗った王子様と幸せな結婚式を迎えるはずだった日に、魔女に騙され現実世界のニューヨークへと追放されてしまいます。 着るものも言葉も人も町並みも、なにもかもが違う世界で必死に生き抜くなかで、プリンセスとして決まった道を歩むだけの人生とは違った人生の楽しみ方を見いだしていきます。

『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)

暴漢に殺された男が、ゴーストとなって愛する人を守ろうとする

『ゴースト ニューヨークの幻』
© Paramount Pictures/Photofest/zetaimage

恋人同士のサムとモリーは、幸せな毎日を送っていました。プロポーズの晩、2人は暴漢に襲われサムが命を落とします。しかし、サムは幽霊としてこの世に残っていました。 やがて自分を殺した暴漢がモリーの命を狙っていることを知ったサムは、霊媒師の力を借りて彼女を守ろうとしますが……。 ゴーストとなるサムを『ダーティ・ダンシング』のパトリック・スウェイジが、モリーを『ディスクロージャー』のデミ・ムーアが演じました。また霊媒師の役を「天使にラブ・ソングを…」シリーズのウーピー・ゴールドバーグが演じ、アカデミー助演女優賞を受賞しています。 映画史に残る恋愛映画の名作ですが、ゴースト×人間の愛という点では異色カップルですね。この作品のヒットにより、「幽霊との恋愛」を描く映画や小説がたくさん誕生したともいわれています。

【2021年最新】恋愛映画がステキな恋のきっかけになるかも?

ロマンティックコメディから純愛、不倫ものまで、さまざまなタイプの洋画の恋愛映画を紹介しました。あなたのお気に入りの映画は見つかりましたか?また、観たいと思った作品はあったでしょうか? 恋愛映画で感性を高めたら、現実でもステキな恋ができそうな気がしますね。