【2020年最新】洋画のおすすめ恋愛映画 必見のラブストーリー65選

毎日世界のどこかで誰かと誰かが恋に落ちる。そんなロマンチックな恋を描いた洋画のおすすめランキングを紹介します。これを見れば、あなたも恋がしたくなる!?
目次
- さまざまなタイプのおすすめの恋愛映画を紹介!【洋画編】
- 『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2014年)
- 『シザーハンズ』 (1991年)
- 『ロングショット 僕と彼女のありえない恋』(2020年)
- 『小さな恋のメロディ』(1971年)
- 『バレンタインデー』(2010年)
- 『ラブソングができるまで』(2007年)
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)
- 『君への誓い』(2012年)
- 『ラブ・アゲイン』(2011年)
- 『ウィークエンド』(2011年)
- 『アウト・オブ・サイト』(1998年)
- 『アドベンチャーランドへようこそ』(2000年)
- 『フォー・ウェディング』(1994年)
- 『俺たちに明日はない』(1967年)
- 『ブライト・スター〜いちばん美しい恋の詩(うた)〜』(2009年)
- 『ラスト・クリスマス』(2019年)
- 『奥様は魔女』(2005年)
- 『ジェーン・エア』(2011年)
- 『バンチドランク・ラブ』(2002年)
- 『ミラノ、愛に生きる』(2009年)
- 『JUNO/ジュノ』(2007年)
- 『ブルーバレンタイン』(2010年)
- 『ショー・ミー・ラヴ』(1998年)
- 『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)
- 『勝手にしやがれ』(1959年)
- 『アニー・ホール』(1977年)
- 『トゥルー・ロマンス』(1993年)
- 『ドクトル・ジバゴ』(1965年)
- 『恋人たちの予感』(1989年)
- 『ロミオ + ジュリエット』(1996年)
- 『アパートの鍵貸します』(1960年)
- 『ONCE ダブリンの街角で』(2007年)
- 『ムーンライズ・キングダム』(2012年)
- 『永遠の僕たち』(2011年)
- 『初恋のきた道』(1999年)
- 『サブマリン』(2010年)
- 『テイク・ディス・ワルツ』(2011年)
- 『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』(1966年)
- 『つぐない』(2007年)
- 『エターナル・サンシャイン』(2004年)
- 『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017年)
- 『WALL・E/ウォーリー』(2008年)
- 『バッファロー’66』(1998年)
- 『アデル、ブルーは熱い色』(2013年)
- 『(500)日のサマー』(2009年)
- 『愛、アムール』(2012年)
- 『天使のくれた時間』(2000年)
- 『魔法にかけられて』(2007年)
- 『アメリ』(2001年)
- 『ブロークバック・マウンテン』(2005年)
- 『プリティ・ウーマン』(1990年)
- 『ラブ・アクチュアリー』(2004年)
- 『カサブランカ』(1942年)
- 『ノッティングヒルの恋人』(1999年)
- 『タイタニック』(1997年)
- 『風と共に去りぬ』(1939年)
- 『君の名前で僕を呼んで』(2017年)
- 『突然炎のごとく』(1962年)
- 『美女と野獣』(2017年)
- 『ローマの休日』(1953年)
- 『ラ・ラ・ランド』(2017年)
- 『きみに読む物語』(2004年)
- 『街の灯』(1931年)
- 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)
- 『逢びき』(1945年)
- 恋愛映画が素敵な恋のきっかけになるかも
さまざまなタイプのおすすめの恋愛映画を紹介!【洋画編】

古今東西、老若男女、恋の形がそれぞれ違うように恋愛映画もさまざまなタイプがあります。純愛から激しい恋、若者のフレッシュな恋から大人だからこその恋、はたまた不倫まで……。 素敵な恋を望む人は多いですが、そんな気持ちを満たすひとつの手段として映画を観るのもいいのでは?ときめく気持ちを持つことができたら、現実でもときめきが待っているかも!? この記事では、おすすめの洋画恋愛映画を紹介します。ハッピーエンドも悲恋も、さまざまなタイプを網羅していますので、お好みの作品を見つけてくださいね!
『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2014年)
タイムトラベルが教えてくれる、愛で溢れる時間のこと

『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督・脚本によるイギリスのSF・ラブコメです。主人公の青年を、「ハリー・ポッター」シリーズのビル・ウィーズリー役などで知られるドーナル・グリーソンが演じました。 イギリスのコーンウォールで家族と暮らす青年ティムは、ある日、一族の遺伝によってタイムトラベル能力があることを知らされます。恋人を作るために能力を使うティムでしたが、やがて重要なことに気がつき……。 思わぬ能力に悪戦苦闘する前半は、痛快な青春コメディ。後半になるにつれ、家族や恋人との関係の中に喜びを見いだす感動のヒューマンドラマになっていきます。 タイムトラベルが気付かせてくれるのは、やり直す事はできないけど平凡な1日1日こそが、愛おしくかけがえのない時間であるということ。何度も見たくなる、心温まる作品です。
『シザーハンズ』 (1991年)
愛する人を傷つけてしまう、ハサミの手をもつ男の恋
『 チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などで知られるファンタジーの名匠、ティム・バートン原案・監督の作品。『チャーリーとチョコレート工場』でも主演を務めたジョニー・デップが主人公を演じています。 昔々、山の上で孤独に暮らす発明家が、1人の人造人間を生み出します。発明家は彼をエドワードと名付けますが、両手はハサミという未完成なエドワードを残したままこの世をさってしまいました。 そんな彼の元へ心優しいペグという女性が偶然やってきて、彼を街へつれて帰ることに。エドワードはペグの娘キムに恋をし、キムもまた彼に惹かれ始めるのですが……。 触るものを傷つけてしまう手とピュアな心を持った人造人間の悲しみが、胸を締め付けます。あまりにも切ない傑作ラブストーリーです。
『ロングショット 僕と彼女のありえない恋』(2020年)
冴えない男が次期大統領候補の恋人に立候補?
『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョナサン・レヴィン監督によるロマンスコメディ映画です。『モンスター』のシャーリーズ・セロンと、『40歳の童貞男』のセス・ローゲンが主演を務めました。タイトルの英語「Long Shot」には、“勝つ見込みの低い候補者”という意味があります。 職を失った冴えないジャーナリストのフレッドが再会したのは、初恋の相手のシャーロット。彼女はなんと、国務長官として活躍する次期大統領候補でした。 彼のコラムを読んだシャーロットは、フレッドをスピーチライターとして起用。大統領選に向けて原稿を書き進めるうち、シャーロットとフレッドは惹かれ合い……? 平凡な女の子が白馬に乗った王子様を待つーー。そんなシンデレラストーリーに憧れるのは、女の子だけじゃない!これまでのステレオタイプなロマンスを打ち破る、笑って泣けるロマンス映画です。
『小さな恋のメロディ』(1971年)
11歳の初恋を描く、ピュアすぎるラブストーリー

『ミッドナイト・エクスプレス』の監督アラン・パーカーが脚本を務めた、イギリスの青春ラブストーリー。少年少女の初々しい初恋を描き、公開当時日本を中心に大ヒットしました。ビージーズによるテーマ曲「メロディ・フェア」も日本で大ヒットとなり、長く愛されています。 気が弱く引っ込み思案な11歳の少年ダニエルは、同じ学校に通う少女メロディに心を奪われます。やがて惹かれ合い、心を許し合う2人は結婚の約束までするのでした。しかし、彼らが学校をサボってデートに行ったことで、大人たちに付き合いを猛反対され始め……。 あまりにもピュアであるが故に恐れを知らない子どもたちの恋を、子供目線で描いた作品。そんな恋なんて忘れてしまった大人の心にもスッと溶け込む、ノスタルジックで可愛らしい映画です。
『バレンタインデー』(2010年)
バレンタインを舞台に様々な恋愛模様を描くオムニバス作品


バレンタインの日に色んな人が交錯しながらそれぞれの愛の形を作ります。 奇しくも同類映画「ラブアクチュアリー」と同じタイミングでレンタルしました。パッケージにアンハサウェイが出てただけなんですけども、まさかこんな偶然ってあるんでしょうか。そんな偶然が当然のように語られるのがこの群像劇系ラブストーリー。こうなってくるとラブアクチュアリーとの比較になってしまいますね。ラブアクチュアリーがそれぞれのお話をシンプルに、そしてちょっぴり素敵に描いたのに対しこちらの映画はそのベクトルのレベルについてはワンランク下がってしまいます。ラブアクチュアリーにあった「ちょっと変だけどなにか感じるリアリティー」がこの映画には無かったような気がします。その対比のせいでちょっと批判的なレビューが並ぶようですが、ストーリーも面白いしだし、テイラースイフトにも会えるし、なんてったってアンハサウェイがちょっとHです。最初隠語を口走ってたときはどうしようかと思いましたよ僕。 鑑賞をお勧めします!!
恋愛映画の傑作『プリティ・ウーマン』を手がけたのゲイリー・マーシャル監督。ジェシカ・アルバ、ジュリア・ロバーツ、アン・ハサウェイ、キャシー・ベイツ、日本でも人気の歌手テイラー・スウィフトなど幅広い人物が登場するところが魅力の作品。 ハッピーエンドもあれば切ない結末の恋愛も描く、いろいろな恋愛の形を本作ひとつで学べます。
『ラブソングができるまで』(2007年)
共同作業から生まれる恋



2007年作。スカッと爽やかなラブコメ、いいですね。原題は『Music and Lyrics』だがこの邦題はあり。ドリュー・バリモアの可愛らしさ全開だが、ヒュー・グラントの“微妙にダサい元スター”の演技がよい。ダサいんだけど、曲が完成していくシーンはかっこよかったりして。劇中歌もよくて、思わずサントラをポチってしまいました。
ヒュー・グラントとドリュー・バリモアが主演を務めたラブ・コメディ。作曲に悩む男が見つけた作詞の才能を持つ女が曲を作り上げます。 仲良くなったかと思えば決別してしまう二人。山あり谷ありある男女の関係は共同作業から生まれた曲がつないでくれます。
『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)
32歳のブリジットが理想の人生を手に入れるために奮闘!


王道ラブ「コメディ」。 とにかくコメディ色が強い。 主人公ブリジットの職業がテレビレポーターだからなのかなんなのか、弁護士の彼氏の前で良い恰好がしたいのにことごとく面白いへまをやらかすという王道ストーリー。 ブリジット役のレネー・キャスリーン・ゼルウィガーがとにかくお茶目でキュート。太めの体形、ファニー・フェイスとアメリカンラブストーリーの主人公らしからぬルックスだが、そこがまたかわいらしい。 彼女が「シカゴ」のロキシー・ハートと同一人物だと、ぱっと見では信じられない。
イギリス人作家ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』からインスピレーションを受けてできたラブ・コメディ。アメリカ人のレネー・ゼルウィガーが本作のために激太りし、イギリス英語を話して主演のイギリス女役を演じました。 等身大の独身女性を描き女性たちの共感を呼びました。
『君への誓い』(2012年)
相手を思い続ける強さ


うわー、これ私は好きだー♡あなたを愛してた頭の記憶は消えてしまった…記録や証言を集めたら気持ちは戻るの⁇夫と妻どっちにも感情移入しちゃって、何度も涙涙… #映画
実在する夫婦のエピソードをベースにしたストーリー。『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスとチャニング・テイタム主演。 新婚の幸せいっぱいの夫婦に訪れた悲劇。交通事故でレイチェル・マクアダムス演じるペイジは夫と出会ってからの4年間の記憶を失ってしまう。夫が誰だか全くわからない妻に対し、健気に想い続けます。相手を想い続ける強さを教えてくれる作品。
『ラブ・アゲイン』(2011年)
順風満帆な人生を謳歌してきた男に、妻から突然の告白


ラブコメらしくライトな作風の中に多様な恋愛観が散りばめられ、コメディ要素とラブストーリー要素のバランスも良く楽しめた1本。 倦怠期の熟年夫婦のお互いへの気持ちの変化、イケメンが目覚めた真剣な恋、歳の離れた相手への憧れ、少年の青いけれど一途な思い。多世代のいろんな恋愛のかたちと恋愛観。 前半は、突然妻から離婚を切り出されたダサい中年男(スティーヴ・カレル)が、バーで知り合ったイケメン(ライアン・ゴズリング)に、洗練されたモテ男になるための手ほどきを受けるお話。後半は、この2人を取り巻く様々なキャラとエピソードが登場してくる。 事の始まりを開始早々に持ってきたことにより いきなり物語に引き込まれる前半は、その後も、スティーヴ・カレルがどんどん垢抜けていくプロセスを 気の利いたセリフをスパイスにしてテンポ良く見せ、ポップな疾走感を感じさせる流れで飽きない。ライアン・ゴズリングの鍛え抜かれた筋肉美にも見惚れる、あれはマジで ヤバい‼︎‼︎‼︎。筋肉フェチじゃなくても、あれは目がいってしまう(笑)。 終盤は、複数のエピソードを一見すると脈絡無さげに ばら撒いたところからの思わぬ展開。散らかりまくったピースが回収され収束していくさまが巧い‼︎ クライマックスのドタバタ劇はおバカでめちゃくちゃだけどおもしろかった。 出来過ぎ、うまく行き過ぎな感はあるけど、それ以上に登場人物が魅力的で、おもしろくて愛おしい。 誰もが恋をする。
『40歳の童貞男』などで知られるコメディー俳優スティーヴ・カレルが主演を務め、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーアなどが共演。 人生を謳歌し、離婚など考えてもみなかった中年男が、妻から突然に離婚を言い渡させてから始まる騒動を描くロマンティック・コメディー。
『ウィークエンド』(2011年)
現代のイギリスを舞台に、クラブで出会ったゲイ二人のリアルな数日間を描く
クラブで知り合い、勢いで関係をもってしまったゲイのカップルに特別な絆が生まれていくプロセスが丁寧に描かれるラブストーリー。 偶然知り合ったグレンとラッセルは一晩だけの関係だったはずなのに、お互いの人生に大きな影響を与え合う存在になります。時にはシリアスに自分たちの境遇を語り合ったりする彼らだけれど、とても自然にゲイ・ライフを楽しんでいる様子も。重くなりがちな設定を、柔らかな質感の映像で爽やかに美しく描いた切ないラブストーリーです。
『アウト・オブ・サイト』(1998年)
閉ざされた空間で惹かれあう二人


銀行強盗を繰り返しているジャックは、フロリダの刑務所に服役している身。仲間と一緒に脱獄を果たし、必死の思いで逃走しますが、あえなく女性捜査官のカレンに捕まってしまいます。反撃に出たジャックは、カレンを車のトランクの中に閉じ込め、彼女を見張るために自らもその中へ。狭いトランクの中で、二人の奇妙な逃走劇が始まります。 緊迫した雰囲気の中で、やがてはお互いを意識してゆくジャックとカレン。思わぬ状況で訪れる愛の予感に、自然と胸が高鳴ってしまうラブストーリーです。ジャックを演じたのはジョージ・クルーニー、カレンにはジェニファー・ロペスが扮するという異色の顔合わせも話題になりました。
『アドベンチャーランドへようこそ』(2000年)
一歩踏み出せば、こことは違った世界が待っている?!


冴えない大学生のジェイムズは、大学院進学のための学費をまかなうため、近所の遊園地でアルバイトを始めることになりました。「アドベンチャーランド」はすっかり人気もなくなった寂れたスポット。しかし、そんな「アドベンチャーランド」で、ジェイムズは気になる女の子に出会ったり、職場の人間関係を通して大きく成長していくのです。 ジェイムズを演じたのはジェシー・アイゼンバーグ、そしてキュートなエマに扮したクリステン・スチュワートの爽やかな魅力も最高です。
『フォー・ウェディング』(1994年)
結婚って、本当の愛ってなんだろう?


チャールズは、出会いの機会にも恵まれ、女性からもモテるのにいつまでも結婚に踏み切れないでいます。友人の結婚式で見つけた素敵な女性に積極的にアプローチするものの、相手が結婚を匂わせると、いつも決まって逃げ腰になっていました。 なかなか結婚できない男のチャールズが、友人や恋人に影響されながら真実の愛に気づいていく姿がハートフルに描かれている名作。笑って泣けるストーリーの中に、思わず本当の愛って結婚ってなんだろう、と考えさせられてしまうシーンがいくつもあります。主人公を演じたヒュー・グラントのチャーミングな魅力も必見です。
『俺たちに明日はない』(1967年)
未来なんていらないと思える恋だった!アメリカン・ニュー・シネマの傑作



何もない田舎町での生活に退屈しきっているウエイトレスのボニーは、刑務所から出所してきたばかりのクライドが強盗をするところを目撃。刺激を求めていたボニーは、たちまち危険な魅力が漂うクライドに惹かれ、共に犯罪にのめりこんでいきます。 行動を共にするうちに、二人の悪事はエスカレート、そしてますますクライドに惹かれていくボニー。銀行強盗を繰り返し、行くあてもなく逃避行を続けながら、未来も明日も捨てた二人の愛は、いったいどこに向かうのでしょうか。 フェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティの魅力が光る、洋画映画史に燦然と輝くアメリカン・ニュー・シネマの傑作です。
『ブライト・スター〜いちばん美しい恋の詩(うた)〜』(2009年)
繊細で美しい言葉だけが二人の確かなものだった



実在した夭折の天才詩人・ジョン・キーツの恋物語を描いた作品。穏やかで美しくも悲しい恋に人生を捧げたファニー・ブローンとキーツの愛の日々を、静かながら繊細な映像で綴ります。 母と弟を結核で亡くしてしまったキーツは、ついには自分も結核に倒れることに。確かな愛の炎を燃やしながらも、時代と運命の前に結ばれることのなかった二人の純愛を、この上もない美しさで描ききった名作です。華やかでドラマティックな衣装にも注目。この時代のイギリスの雰囲気に浸ることができます。監督は『ピアノ・レッスン』で知られる女流ジェーン・カンピオン。
『ラスト・クリスマス』(2019年)
聖夜に起きた奇跡、いつも側にいてくれる彼の正体は?
イギリスの音楽グループ「ワム!」の同名曲を基に作られた映画。日本でもクリスマスの定番曲として親しまれているあの名曲、みなさん歌詞の内容は知っていますか? ロンドンのクリスマスショップで働くケイトは、街や店が煌びやかに飾り付けられているのとは対照的に、気分が落ち込む日々を過ごしていました。不運続きで生活も荒れているケイトの前に、トムという青年が現れます。 不思議な魅力を持つトムはケイトの抱える問題を見抜き、ケイトのことならなんでもわかってしまうのです。そんな彼には、ある秘密があり――。 名曲「ラスト・クリスマス」の歌詞を斬新な解釈で物語にした本作。ケイトとトムの秘めた真実に注目です。
『奥様は魔女』(2005年)
魔女役の女優は本当に魔女!人気テレビドラマを基にしたコメディ映画


かつて一世を風靡した人気俳優のジャックですが、現在はすっかり落ち目になってしまっています。そんな折、リメイクドラマ『奥さまは魔女』への出演の話が舞い込みます。これでなんとか人気と話題を取り戻したいと張り切るジャック。肝心の“奥さま”サマンサを演じる主演女優ですが、ジャックは自分のほうが目立ちたい一心で、サマンサ役に素人のイザベルを抜擢するという無謀な行動に出ました。でもイザベルは本当に魔女だったのです。 イザベルに扮したのはニコール・キッドマン。一世を風靡した人気テレビシリーズを基に、一風変わった設定で話題になりました。
『ジェーン・エア』(2011年)
自立した奥手な女性が恋を実らせる方法とは?


原作は言わずと知れた、1847年発行のシャーロット・ブロンテによる長編小説。 ジェーンは自分が家庭教師として雇われている家の主人の顔を知らぬまま、数ヶ月の日々を過ごしていました。屋敷には幽霊が出るという噂もあり、少なからず不信感も持ち始めるジェーン。ある日、使いに出た先で馬に乗った男に出くわし、その男が主人のロチェスターであることを初めて知ります。 家庭教師の仕事をこなしながらもロチェスターに静かに惹かれていくジェーン。ロチェスターもまたそうでしたが、ジェーンとの愛を実らせるためには、彼には克服しなくてはいけない幾つかの秘密と困難があり……。
『バンチドランク・ラブ』(2002年)
恋に不器用な男性が奮闘する姿をコミカルに描く


口うるさい姉たちに押さえつけられて育ったために、大人になっても女性が苦手になってしまったバリー。女性が苦手だけならまだしも、いつも情緒不安定で、へんに細かいこだわりがある厄介な性格も大きな問題です。 しかし、姉の同僚のリナだけはこれまでの女性とは違い、ひと目惚れ。女性に対して猜疑心の塊だったバリーが人が変わったようにリナに積極的にアプローチし始め、二人の恋はゆっくりと育っていくのです。主人公を演じたアダム・サドラーのコミカルな魅力全開です。
『ミラノ、愛に生きる』(2009年)
恋に出会って自分を取り戻す女性をスタイリッシュに描く



ロシア人女性のエンマは、ミラノのレッキー家に嫁いでからというもの長年自分を押し殺して夫と息子のために尽くしてきました。名家であるレッキー家には上流階級の人々が集い、エンマは息が詰まるような気持ちを毎日味わっています。 ある日のランチ会で出されたエビ料理にエンマは激しく深い感動を覚え、その料理を作ったシェフのアントニオに心を奪われてしまいました。アントニオはまだ若く、エンマの息子の友人でもあるというのに……。 ゴージャスなハイファッションに身を包むエンマにはティルダ・スウィントンが扮しました。
『JUNO/ジュノ』(2007年)
16歳の妊娠から始まる恋?異色のラブ・コメディ


エレン・ペイジ演じる16歳の女子高生ジュノは、自由で気ままだけれど、自分の意見をはっきりと持った女の子。ある日仲良しの男子生徒、ポーリーとなんとなくセックスしてしまい、妊娠してしまいます。 仲の良い友達である二人だけれど、恋人同士でもなければ、どちらかが片思いしていたわけでもありません。でもクールでエキセントリックなジュノは、まったく後悔はナシ。赤ちゃんをきちんと育ててくれそうな素敵な夫婦を探し始めます。 ぶっ飛んでるけど、芯の通った女性であるジュノを支えてくれるのは、家族。そんな家族とお腹の中の命、その赤ちゃんを育ててくれるという夫妻との関係を通してジュノはたくましく美しく成長していきます。愛とは、夫婦とは何かに気づき、頼りないだけに見えるポーリーへの愛にも気づいてゆくのです。
『ブルーバレンタイン』(2010年)
二つの時間軸で一組の男女を描く、切なくもリアルな愛の形


結婚7年目の夫婦のディーンとシンディは、大恋愛の末に結婚し、1人の娘を設けた夫婦。でも現在は日々の生活と子育てに追われて倦怠期の真っ只中です。 看護師の資格を取得し、毎日キビキビと働く妻シンディと自分を比べてしまう収入が不安定な夫ディーン。結婚生活を続けていくなかで二人の間にさまざまな問題がリアルに立ちはだかります。 2人を演じるのは、ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ。出会いから破局までを二つの時間軸で描くという大胆な構成で、世界をあっと言わせたラブストーリーの傑作です。
『ショー・ミー・ラヴ』(1998年)
なんにもないこの町だけど、あなたがいた

スウェーデンの田舎町を舞台に、思春期の少女二人が繰り広げる「友達以上恋人未満」のピュアなストーリー。根暗で卑屈な少女、アグネスは孤独で退屈な日々を送っています。誕生日が近づくと、盛大なパーティーをしたがるママは張り切っているけど、アグネスは内心ゆううつ。彼女には誕生日パーティーに呼べる友達なんて、一人もいないのです。 しかしパーティー当日に現れたのは、意外にもクラスの人気者のエリンでした。その日からエリンとアグネスの友情とも恋ともつかない不思議な関係が始まります。 本国スウェーデンでは大ヒットを記録し、一大センセーションを巻き起こした話題作です。
『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)
東京を舞台にした一組の男女のふれあいを描くソフィア・コッポラ監督作



年配のハリウッド俳優であるボブはウイスキーのCM撮影のため来日し、東京のホテルに滞在。異国での長期撮影で疲れと孤独を感じています。一方、写真家の夫を持つシャーロットは、日本での滞在中も夫との心の距離を感じ、寂しい思いをしていました。 異国である東京の街でまったく異なる境遇の二人が次第に心を通い合わせ、世代や性別を超えた静かで力強い友情を築いていく物語です。 監督はソフィア・コッポラ。二人を演じるのは、ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンです。
『勝手にしやがれ』(1959年)
フランス・ヌーヴェルヴァーグの永遠の傑作


ハリウッド俳優・ハンフリー・ボガートのようなダンディな男に憧れているミシェルですが、現実は自転車泥棒を繰り返すような無軌道な毎日を送っています。 ある日いつものように自転車を盗もうとしたミシェルは、警官を射殺してしまいます。パリへ逃亡しますが、当然警察に追われる身。そんなミシェルにもパトリシアという大切な存在が。恋人のパトリシアは、最初は共に逃げようとしますが、ミシェルが置かれている状況を知り、心を変えることになります。 ジャン・リュック・ゴダール監督による長編デビュー作にして代表作。ジャン・ポール・ベルモンドとジーン・セバーグのみずみずしい魅力にあふれた映画史に残る傑作です。
『アニー・ホール』(1977年)
マンハッタンを舞台にした大人の愛の物語



ニューヨークでコメディアンをしているアルビーは、40代のバツイチ男。性格も変わり者で癖があるのに、職業柄か女の子には不自由しません。そんなアルビーのもとにあらわれた天真爛漫かつ知的で、不思議な魅力の女性・アニー。アルビーのまわりにいた女の子の誰とも違っているアニーとの出会いによってアルビーの人生は大きく変化します。 ひねくれもので不器用なアルビーが、アニーとの関係を維持しようと奮闘する姿が、コミカルでもあり同時に切なくもあります。監督と主演はウディ・アレン。アニーを演じたダイアン・キートンの独特のスタイルは社会現象にもなりました。
『トゥルー・ロマンス』(1993年)
タランティーノ脚本、暴力と情熱に満ちた愛の逃避行


クエンティン・タランティーノが脚本を執筆し、主演の2人をクリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエット、脇役陣にデニス・ホッパー、ブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマンら錚々たる顔ぶれを揃えた大ヒット作。 クラレンスとアラバマは出会ったその日から激しい恋に落ち愛し合います。しかし、ドラマティックな二人の愛は皮肉な展開を見せ始めるのです。 クラレンスがコールガールであることを知ったアラバマは、動揺のあまり彼女の仕事関係者を殺害、そしてイタリアンマフィアの荷物を誤って盗んでしまいます。その荷物の中には大量のコカインが。当然マフィアに狙われ、結局二人そろって逃避行をすることになってしまうのです。 激しくて情熱的で、ちょっぴりおかしい純愛ストーリーです。
『ドクトル・ジバゴ』(1965年)
ロシア革命に引き裂かれた愛を描いた古典


医師・ジバゴが運命の女性・ラーラと出会ったのは、すでに妻トーニャと幸せな家庭を築いていたとき。複雑な家庭環境の中でも自分を強く持ち、トーニャとは対照的な魅力と美しさを持つラーラに惹かれながらもすれ違う二人。 やがて第一次世界大戦が始まり、家族と離れ離れになってしまったジバゴはラーラと再会します。つかの間の幸せな時を過ごす二人ですが、戦争が激化し、二人の運命は思ってもみない方向へ……。 二人を演じたのはオマー・シャリフとジュリー・クリスティ。時代と戦争に翻弄されながらも医師として懸命生きるジバゴと、彼への愛を貫く二人の女性の姿が美しい感動作です。
『恋人たちの予感』(1989年)
友情が愛に変わるまでの長い年月を描くラブコメの傑作


サリーは、友人の彼氏であるハリーと最初に 会った時、最悪の第一印象を持っていました。それから二人は何度か偶然の再会を果たすも、印象は変わらず。 数年後、お互いパートナーと別れ、傷心でいたときにまたしても再会、サリーはこの時初めて心を開き、二人は友情を育んでいきます。互いに本音を言い合える良い関係は続きますが、サリーの元カレが結婚することを知ったとき、二人の間の空気は再び急速に変わり始めます。 メグ・ライアンとビリー・クリスタルの名演技により、笑って切なくなるラブコメ作品の傑作となりました。
『ロミオ + ジュリエット』(1996年)
シェイクスピア原作の純愛物語をレオとクレアが現代に再現


純愛物語の古典と言えば、やはり『ロミオとジュリエット』。シェイクスピア原作のこの作品は、長年の確執を抱える両家に引き裂かれた若い男女の悲恋をドラマティックに描いた古典です。 映画『ロミオ+ジュリエット』は、シェイクスピアの美しいセリフはそのままに、設定を現代に置き換えマフィアの家に生まれた二人の悲恋を描いています。 ロミオとジュリエットの若さゆえの無謀さと、愛を信じて突き進む純粋さが美しくも悲しい作品。レオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズのみずみずしく繊細な演技がストーリーの切なさをさらに引き立たせています。
『アパートの鍵貸します』(1960年)
名匠ビリー・ワイルダーが描くロマンチック・コメディの先駆的傑作


自室を不倫の密会場所として上司に貸出し、会社での自分の評価を上げているバクスター。そんな彼にも密かに想いを寄せる女性がいます。それはエレベーターガールのフラン。でも、フランは実は上司のシェルドレイクと不倫をしていました。それを知らないバグスターは、シェルドレイクに頼まれるままアパートの鍵を貸してしまうのです……。 2人を演じたのは、シャーリー・マクレーンとジャック・レモン。シェルドレイクとの不倫に傷つき戸惑うフランを優しく見守るバクスターの姿が切ない、ロマンティック・コメディの名作です。
『ONCE ダブリンの街角で』(2007年)
音楽が導いた出会いと愛の行方は?


アイルランドのダブリンでストリート・ミュージシャンをやっている男は、かつて愛した女性に裏切られたという悲しい過去を背負っていました。そんな男の演奏をしばしば聞きに来る女性があらわれ、二人は音楽の話で意気投合、急速に親しくなります。 やがて男は、彼女の父親はバイオリニストで、病気を苦に自殺をしてしまったと知ることに。彼女もまた、男と同じように心に傷を抱え、音楽に魅せられた女性なのでした。 街の片隅である日起こったことを偶然記録したかのようなシーン。また、役名がないという設定も二人の素朴で穏やかな愛を盛り上げてくれています。
『ムーンライズ・キングダム』(2012年)
日常を離れ、目指すは二人だけの島


スージーは両親と3人の弟と暮らすごく普通の女の子。冷め切った関係の両親や毎日同じことを繰り返している弟たちに内心うんざりしながら、大好きな双眼鏡でいつも遠くを眺めていました。 スージーは、夏のイベントで知り合った男の子サムとはとても仲良しで、1年くらい手紙のやり取りをしています。スージーもサムも自分の環境にいらだちを覚えていて、関係が深まるにつれ、家を飛び出したい、二人だけで逃げ出したい、と強く思うようになってしまうのです。家族や友人も誰もいない、自分たちだけの場所に行きたい。二人はその想いをついに実行に移します。 ウェス・アンダーソン監督による本作。主演のカーラ・ヘイワードとジャレット・ギルマンのフレッシュな魅力が光ります。また、ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンら脇を固める豪華キャストの名演も必見。
『永遠の僕たち』(2011年)
なぜか大戦で戦死した特攻隊員が見えてしまう

『グットウィルハンティング/旅立ち』を手がけたガス・ヴァン・サント監督によるラブストーリー。 事故で両親を無くして以来、自分の世界でふさぎ込んだ主人公の少年イーノック。彼の唯一の友人は、彼にしか見えない特攻隊の亡霊ヒロシ。他人の葬式に参列することを日常としたイーノックの前に、少女アナベルが現れますが、彼女は難病を抱え余命3ヶ月と宣告を受けていました。 皮肉にも「死」が結びつけた二人、それでも愛し合い限られた時間を生きる二人は、残された時間で何を手に入れるのでしょうか。
『初恋のきた道』(1999年)
文字を知らない少女が料理で伝える想い


過去がカラー、現実がモノクロ 母の走り慣れてない不器用なフォームが良かった。

1999年公開の中国を舞台に繰り広げられる純愛ラブストーリーです。ビジネスマンとして都会で働くユーシェンは、父の訃報を聞きつけ帰郷しました。ユーシェンの父は小さな農村でたった一人の教師。 母は村の仕来り通りの伝統的な葬式をあげたいと言い張りますが、人手も足りず困り果ててしまいます。どうしてそんなにも母がこだわるのか考えているうちに、父と母の恋愛が思い浮かんできたのでした。小さな村で出会った、恋の仕方も知らないふたりが健気に探り合いながら近づこうとするピュアな恋愛に心打たれる作品です。
『サブマリン』(2010年)
恋と妄想のスクールデイズ

映像も音楽も素敵で、夜中にひとりでぼーーーっと見たい映画です。

夕暮れの浜辺に恋人ってキレイだな(^^)

多感なお年頃の少年オリバーはユニークな妄想ばかりしてしまう、ちょっと変わった男の子。いつも自分が突然死んだらどうなるんだろう、なんてことばかり考えています。でもオリバーにも実は密かに想いを寄せているクラスメート・ジョルダナがいて……。 妄想を楽しんで満足しているかのようなオリバーの恋ですが、ジョルダナがボーイフレンドと別れたことを知り、ついに彼氏になることが叶いました。ちょっぴりおかしくて切ない、オリバーの恋の行方と成長が気になる、ハートフルな恋愛映画です。
『テイク・ディス・ワルツ』(2011年)
求める愛とそこにある愛はいつも違う?女優サラ・ポーリーの監督作


女優として知られるサラ・ポーリーが『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』(2006)に続いてメガホンをとった監督二作目です。 ルーとマーゴは一見幸せな結婚生活を送っている夫婦。でも実際は倦怠期であり、誰にも言えない寂しさをマーゴは抱えています。フリーライターであるマーゴは、取材先で一人の男性ダニエルに出会い、強く惹かれてしまいます。ダニエルへの気持ちが抑えられなくなったマーゴはルーに別れを切り出し、情熱のままに、ダニエルとの生活をスタートさせるのですが……。
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』(1966年)
激しすぎる愛に身を滅ぼしていく二人


監督はジャン=ジャック・ベネックス、ヒロイン・ベティを演じたベアトリス・ダルの衝撃のデビュー作です。 気ままな一人暮らしのゾルグは、ベティとの出会いをきっかけに愛と欲望に溺れた日々を送るようになります。自由奔放なベティはいつでも感情の赴くままに行動し、まるで動物のよう。激しすぎる喜怒哀楽が玉にキズですが、ゾルグはセクシーで情熱的な彼女の愛の虜になってしまいます。 ある日ケンカをしてしまった二人ですが、逆上したベティはゾルグの荷物を投げ捨てようとし、密かに書き溜めていた小説を見つけます。小説に目を通したベティは深く感動、ゾルグは天才だと大騒ぎ。その日からベティとゾルグの激しすぎる愛は、破滅への道をたどり始めるのです。
『つぐない』(2007年)
妹の幼さが姉と愛する人を引き裂いてしまう、切なくも残酷な愛の物語


13歳の多感な少女であるブライトニーには、大学生の姉セシーリアがいます。ある日セシーリアと同級生のロビーがただならぬ雰囲気でいるところを目撃、ブライトニーはロビーに不信感を持ちます。その後もセシーリアへの手紙や二人の情事を見てしまったことから、ロビーへの嫌悪感は募るばかり。そんな折、家に遊びに来ていた従姉妹が強姦されるという事件が起きてしまいます。 キーラ・ナイトレイがセシーリアを、ジェームズ・マカヴォイがロビーを演じ、ブライトニーは3人の女優が老年までを演じました。
『エターナル・サンシャイン』(2004年)
記憶が失われると愛はどうなるのか?


ジョエルはケンカ中の恋人・クレメンタインに自分のことを知らないような態度をとられ、大きなショックを受けます。しかし後に、彼女が記憶を消し去る手術を受けていた知ることに。 クレメンタインが他の男性を恋人と思い込んでいることに耐えられなくなったジョエルは、自分も同じ手術を受けることを決意。しかし、彼女と過ごした思い出はかけがえのないもの。ジョエルの潜在意識は必死で抵抗しようとします。 コメディアンとして知られるジム・キャリーが内気なジョエルを、『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが破天荒な性格のクレメンタインを演じています。ジョエルのクレムへの思いが切なく、愛と記憶について考えさせられる作品です。
『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017年)
異文化、病気、ジェネレーションギャップ……問題山積みのカップルの実話


人気コメディアンのクメイル・ナンジアニが、 自身と妻エミリー・V・ゴードンとの馴れ初めにまつわる驚きの実話を、 エミリーとともに脚本を手がけ、 自ら主演して映画化。 白人女性と恋に落ちたパキスタン系移民のクメイルが、 まるで文化の異なる家族と恋人のはざまで揺れ動くさまと、 思わぬ障害に直面した2人の恋の行方を、 移民を巡るアメリカ社会の実情とともにユーモラスなタッチで描き出す。 主役のクメイル・ナンジアニと奥さんとの出会いを描いた自伝的映画。 主人公がパキスタン人といのが新しい。 ゾーイ・カザンとホリー・ハンター以外は、 ほとんどコメディアンで構成されたキャストはみんな面白い。 中でもベス演じるホリー・ハンターが素晴らしく、 クメイルに対して差別発言をした男に食ってかかるくだりは胸が熱くなる。 クメイルの両親は、 厳格なイスラム教徒の家族という部分だけに終わらず、 彼らの日常やユーモア溢れる部分にも触れている内容は良かった。 本作はどんなに深刻な状況においても、 必ずユーモアが描かれている。 一見クメイルの自伝的映画のようで、 大いなるアメリカンドリームの話でした。
コメディアンを目指して、ウーバーの運転手をしながらコメディクラブのステージに立つ日々を送るパキスタン系移民のクメイル。あるとき彼はステージから見えた女性・エミリーに声をかけ、すぐに意気投合します。 ふたりは徐々に距離を縮めていきますが、そこにはある大きな障害が。実は厳格なイスラム教徒であるクメイルの両親は、彼にパキスタン人女性との見合い結婚以外は認めていないのでした。 ある日クメイルの部屋で大量の見合い写真を見つけたエミリーは、激怒して別れを告げます。しかしその直後、彼女は病気で昏睡状態になってしまうのでした。 実話をベースに、人気テレビシリーズ『シリコンバレー』への出演で知られるクメイル・ナンジアニが製作総指揮、脚本、主演を担当した本作。異文化カップルや国際結婚、移民、病気、ジェネレーションギャップなど現実的な問題を盛り込みながら、笑いと感動のバランスが絶妙です。
『WALL・E/ウォーリー』(2008年)
ゴミ処理ロボット・ウォーリーの恋

人間が働くことを放棄した世界で必死にがんばるウォーリーがかわいくて、 切ない映画です。
どうか、こんな時代が来ませんように。

ゴミに汚染された地球には、ウォーリーというロボットだけが残され、700年もの間ゴミ処理を続けていました。ある日突如地球に宇宙船が訪れ、白く美しいロボットのイヴがあらわれます。その日からゴミに埋もれた地球でウォーリーとイヴだけの日々が始まりました。 イヴとウォーリーの距離は日に日に縮まり、幸せな時間を過ごしたのも束の間、ある日突然イヴは動かなくなってしまいます。長年仲間のいない日々を過ごしていたウォーリーにとってイヴの存在はとても大きなものでした。慌てるウォーリーの前にいつかの宇宙船が再びやってきて……。
『バッファロー’66』(1998年)
逃げ続け、迷い続けた男にできた帰る場所とは?


喘息持ちで癇癪持ちでしかも前科まで持っているどうしようもない男ビリーは、刑期を終えて晴れて自由の身に。でも実家の両親には適当な嘘をつき、そのうえ婚約者がいるとまで豪語してしまう始末。実家に帰ることになったビリーは何とかして両親をごまかす方法を考えねばならず……。 帰路の途中、たまたま立ち寄った建物の中で見つけたレイラを脅し、婚約者のふりをさせることに成功します。しかし、これまでの寂しく辛い経験から頑なに凝り固まっていたビリーの心は、レイラの優しさとあたたかさで少しずつ溶かされていくのです。 ヴィンセント・ギャロとクリスティーナ・リッチの個性と魅力、ぶつかり合いが本作の見どころです。
『アデル、ブルーは熱い色』(2013年)
人が人を愛するとはどういうことかを教えてくれる作品


どこにでもいるような平凡な女子高生のアデルは、横断歩道ですれ違った青い髪の少女に一瞬で心を奪われ忘れられなくなってしまいます。ある日、アデルが訪れたバーにその青い髪の少女はいました。場所はゲイバー。青い髪の少女、エマはレズビアンだったのです。 同性愛にはなんの関心もなかったアデルですが、エマと出会ってからは、彼女が全てに。人が人を愛するということ、そして愛することは生きることなのだ、と気づかされるような映画です。激しく切なく美しい二人の愛に思わず目を奪われてしまいます。
『(500)日のサマー』(2009年)
平凡な男トムと予想外を愛する女サマー。2人は気楽な関係のはずが……
これは恋愛観を考え直させられるし、女性だけでなく男性にも観てほしい!


恋愛をする上で「運命」を信じているピュアな青年トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ある日ズーイー・デシャネル演じるサマーに出会います。パーティーで意気投合した二人でしたが、サマーは恋愛において「運命」など信じないという、トムとは正反対な意見の持ち主。それでもサマーに惹かれるトム。 恋愛に対して全くの正反対な男女が繰り広げる恋愛は、まさにリアルそのもの。ハッピーなときはキラキラと何でも輝き、一方でどん底に落ちることも。恋愛したことのあるひとなら誰もが感じたことのある苦悩をうまく描写し、ズーイーの可愛さで翻弄されてしまうこと間違いなしの作品です。
『愛、アムール』(2012年)
病に倒れた老妻への夫の献身的な愛を描くカンヌ映画祭パルム・ドール受賞作


2人だけで生活をしている老夫婦のジョルジュとアンヌ。ある日アンヌが発作を起こし、病に倒れてしまいます。脳の手術後に後遺症が残り、介護が必要になるものの、アンヌは自宅での療養を希望。ジョルジュによる老々介護が始まります。 長年連れ添った二人の間の確かな愛と、病気、老いという抗えない試練がとても切なく描かれています。思わず誰もが愛する人や自分の立場に置き換えてみてしまいそうな作品。第65回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、第85回アカデミー賞でも外国語映画賞を受賞した傑作です。
『天使のくれた時間』(2000年)
もしもあの時、違う選択肢をしていたら……
【注意!恋したくなる そして止まない感動】
キャッチフレーズである “もし、あの時yesと答えていたら…” このフレーズだけでも観てみたくなる!
全てを手にした男。けれど 天使から与えられた“別の人生“にそれ以上のものを見つけ始めるという ドラマや映画において、一見ありふれたものかも知れないが
何度みてもやられてしまう。
空港で始まり、空港で終わる。 最高です


ニコラス・ケイジ演じるジャックは、一流銀行の研修に参加するため、恋人のケイトをアメリカに残してロンドンへと旅立ちます。それから13年の月日が流れ、ジャックはクリスマスにも関わらず、仕事に没頭していました。 そんな中出会った不思議な男の助言から、ケイトと子供たちが見知らぬ家で幸せそうに暮らしているのを目撃します。それでも名誉も金もキャリアも自分の欲しい物は全てそろった今の人生がいいと言い切ったジャックでしたが、ケイトの暮らしを見てから少しずつ何かが変わっていきます。 満たされたように見える人生の中で、どこか足りなかったものは何だったのでしょうか。
『魔法にかけられて』(2007年)
実写とアニメが交差するディズニーでは異色の恋愛映画
アニメと実写とCGとが混ざり合っててすごい! しかも色々混ざってて、あ、これあの物語のやつだ、って探すだけでも面白い。
魔女との対決シーンのところとか筋の通ってない箇所もあるけど、 そういうのは「おとぎ話だから」で簡単に納得させてしまうのが まさにファンタジーの王道を作ってきたディズニーならではの魔法なのかな。
主人公は実写化されると純粋すぎて、ロバートと一緒になって観客もイラッきちゃうタイプ。 でも話が進むとなんだか可愛くみえてくる不思議…
結末は予想できたけど、収まるべきところに落ち着いたという感じ。 しかも、各々未来に負の要素を全く感じさせないのが気持ちいい。


ディズニーのアニメーションの中で暮らしていたプリンセスが、突如現代のニューヨークに迷いこんだことで起きる大騒動をコミカルに描いたファンタジーコメディ。主人公を演じるのは後に『ビッグ・アイズ』(2014)や『メッセージ』(2016)に出演することになるエイミー・アダムスです。 アニメの世界で暮らしていたジゼルは、白馬に乗った王子様と幸せな結婚式を迎えるはずだった日に、魔女に騙され現実世界のニューヨークへと追放されてしまいます。着るものも言葉も人も町並みも、なにもかもが違う世界で必死に生き抜く中で、プリンセスとして決まった道を上るだけの人生とは違った人生の楽しみ方を見いだしていきます。
『アメリ』(2001年)
他人を幸せにすることが好きなアメリは、自分が幸せになる方法は知らなかった


フランス映画の代表作といえばこの作品。父親の勘違いから学校にも行けず、母親も亡くし、孤独に暮らしていた主人公アメリは、空想に浸り、いつしか想像力の豊かな、それでいて対人関係を築くのが苦手な少女に育っていました。 22歳になり、カフェで働きながらアパートで一人暮らしを始めたアメリはある日、気になる男性ニノに出会います。今まで恋愛はもってのほか、人とのコミュニケーションの仕方も知らないアメリでしたが、どうにかしてニノに近づこうと奮闘します。独特な世界観の中で繰り広げられるアメリのがんばりに、ふとのめり込んで応援してしまいます。
『ブロークバック・マウンテン』(2005年)
愛し合いながらも結ばれることはなかった二人の青年の切ないラブストーリー


ブロークバック・マウンテンでの季節労働で知り合ったイニスとジャックは、互いに惹かれあい、やがては同性愛の関係に。しかし二人は、季節が過ぎると共に故郷に戻り、やがては互いに家庭を築きます。それでも、たまに会っては二人だけの時間を過ごすという年月を送りますが、ついに家族に知られることになり……。その後、二人を悲劇が襲います。 二人を演じたのはヒース・レジャーとジェイク・ギレンホール。それぞれの妻をアン・ハサウェイとミシェル・ウィリアムズが演じました。
『プリティ・ウーマン』(1990年)
ジュリア・ロバーツ主演でおくる現代版シンデレラ・ラブストーリー


コールガールのビビアンは、実業家のエドにロサンゼルスにいる間の1週間を共に過ごす契約をしました。最初は大金が手に入ることを単純に喜んでいたビビアンですが、エドと過ごすうちに次第に変わっていきます。 テーブル・マナーを身に付け、上品なドレスでオペラ鑑賞。エドに合わせて、ビビアンがどんどん洗練された素敵なレディになっていく様子がチャーミングな世界的大ヒット作です。ヒロインのビビアンを演じたジュリア・ロバーツはこの映画で、一躍世界的人気女優となりました。ダンディなエドにはリチャード・ギアが扮しています。
『ラブ・アクチュアリー』(2004年)
クリスマスに訪れる様々な愛の形を描く群像劇

沢山の素敵なロマンスがありますが、 一番胸を鷲掴みにされたのは夫のクリスマスプレゼントがジャニスジョップリンのCDで、その歌詞が沁みまくります。 妻の気持ちがたまらないです。
キーラナイトレイのブロンドも可愛い。
文句なしのイギリスラブストーリーの代表作です。

ラブ・コメディの王道といえばこの作品。『ブリジットジョーンズの日記』の脚本を手がけたリチャード・カティスが初監督を務めました。 総勢19人9組の恋愛模様を描いたこの作品は、プリンセスストーリーから恋に臆病なOLの恋愛や三角関係まで。ありとあらゆる恋愛や人々の間で芽生える愛を絶妙な描写で描いていきます。この世に存在する、さまざまな愛の形に共感する人も多いのではないでしょうか。自分はどの恋愛をしてことがありますか?どんなかたちの愛に憧れますか?
『カサブランカ』(1942年)
ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンによる不朽の名作

第二次世界大戦中のカサブランカでバーを経営しているリックのもとに、かつて愛し合った女性イルザが来店します。彼女の横には夫のラズロ。リックと出会ったころにはすでにラズロと結婚していたイルザですが、夫は戦争で亡くなってしまったと聞かされていたのです。 リックとの愛に生きながらも、夫が無事だということがわかると、別れを選ぶことしかできなかったイルザ。戦争と時代の前に二人の愛は引き裂かれてしまったのです。そして、奇跡の再会が叶ったジャックとイルザが選ぶ道は? 数々の名セリフと名シーンを生み、ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの名演が光る不朽の名作です。
『ノッティングヒルの恋人』(1999年)
閑古鳥な書店の店長とハリウッドトップ女優のドラマよりもドラマティックな恋愛洋画

ロンドン西部にあるごく普通の町ノッティングヒル。バツイチのウィリアムが営んでいる書店に、ハリウッドの大女優アナが現れます。ウィリアムが町へ出ると、そこでまたアナにばったり遭遇。彼はひょんなことからオレンジジュースでアナの服を汚してしまいました。 自分のアパートで服を乾かそうと必死のウィリアム、どこか純粋な彼の姿にいつしか惹かれていくアナでしたが、二人を阻むのは大女優と小さな街角の書店の店主という住む世界の違い。大女優アナの恋は一体どうなってしまうのでしょうか。 ヒュー・グラント演じる冴えないウィリアムの実直さや、大女優でありながら奔放な性格のアナを演じるジュリア・ロバーツの魅力が満載です。
『タイタニック』(1997年)
悲劇の大惨事の中で密かに燃え上がる一大ロマンス


1997年に公開されるや世界中で異例の大ヒットを記録した本作。実際に起きたタイタニック号沈没事件をもとに描かれた、壮大なスケールの純愛物語です。 貧しい画家の青年ジャックは、運良くポーカーに勝利し、豪華客船タイタニック号のチケットを入手。故郷のアメリカに帰れると喜ぶジャックは、そのタイタニックの船内で、政略結婚をさせられようとしている令嬢ローズと出会い、激しい恋に落ちます。そして、愛し合う二人の前に立ちはだかる、歴史的大事故。二人の愛は、運命の前に儚く消え去ってしまうのです。 レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの共演で描く世紀の大ロマンスです。
『風と共に去りぬ』(1939年)
南北戦争時代をたくましく生き抜くスカーレットの波乱の生涯

夫チャールズが南北戦争で戦死してしまい、若くして未亡人となったスカーレット・オハラ。彼女のもとに近づいてきたのは、かつて従姉妹メラニーの婚約発表会で出会ったレット・バドラーという男。スカーレットは、周囲からの評判も悪く不敵な笑みを浮かべるレットに嫌悪感を抱きながらも、妙に惹かれてしまったことを思い出しました。 スカーレットがチャールズと結婚したのは、メラニーの婚約者であったアシュレーに振られたことが原因でした。そんなスカーレットの胸の内を見透かしたように、レットは未亡人となったスカーレットに大胆なアプローチを始めるのです。 原作はマーガレット・ミッチェルの長編小説。ビビアン・リーがヒロインを演じ、壮大なスケールで描いたラブストーリーでありながら、一人の強い女の感動の半生でもあります。
『君の名前で僕を呼んで』(2017年)
儚くも美しい、忘れられない初恋


北イタリアの避暑地を舞台に、 17歳の男子高校生がアメリカからやって来た24歳の青年相手に生涯忘れることのできない情熱的な恋に落ちていく瑞々しくも切ないひと夏の出来事を、 郷愁溢れる筆致で美しく繊細に綴っていく。 エリオ演じるティモシー・シャラメの絵に描いたような美しいお顔立ち、 日本でもファンが増えそうな感じ。 エリオとオリヴァーの距離感を丁寧に近づけていく。 彼らの関係が幾度となく発展したり後退したり繰り返す。 ゆったりとしたペースで、 美しい北イタリアの自然と共に描かれる。 同性の恋愛の話だが、 そのことを社会問題などとはせずに、 エリオの初恋、 成長として描いているところもいい。


最後の長回しのティモシーシャラメの演技が必見。 少年の性の目覚めと完熟した桃のイメージがリンクしているところがいい。
1983年、夏の南イタリア。避暑地ですごす17歳のエリオは、大学教授の父の助手として住み込みで働くことになった24歳のオリバーと出会います。はじめは自信満々のオリバーに反発を感じていたエリオでしたが、少しずつ惹かれ合うようになった2人は、いつしか激しい恋に落ちます。しかし夏の終わりが近づき、エリオとオリバーの別れも近づいてくるのでした……。 アカデミー賞で4部門にノミネート、そのうち脚本賞を受賞した本作は、忘れられない初恋をみずみずしく描いた作品です。その映像美と繊細な物語は、誰もが胸の内にひっそりと持ちつづけている恋の思い出を蘇らせてくれるのではないでしょうか。 エリオを演じたティモシー・シャラメは、本作で一気にブレイク。注目の若手俳優のひとりとなりました。
『突然炎のごとく』(1962年)
自由奔放な女性と二人の文学青年の不思議な三角関係


ジムとジュールは文学を愛する青年で、大の親友。そんな二人はカトリーヌという女性に同時に恋をしてしまいます。自由奔放で大胆な性格のカトリーヌに二人は夢中になりますが、カトリーヌはジュールを選び、やがて同棲生活を始めました。ジムは、カトリーヌへの想いを断ち切るかのように執筆に打ち込み、やがて作家として活動を始めます。 その後、第一次世界大戦が始まっても、三人の関係はそのまま平穏であるかのように見えましたが、ジムはある日ジュールに思いもよらぬ頼みごとをされてしまいます……。 フランソワ・トリュフォー監督、そして主演のジャンヌ・モローの魅力が爆発したフランス映画の傑作です。
『美女と野獣』(2017年)
心優しい野獣と変わり者の娘に訪れる愛の魔法


実はミュージカル映画って苦手。ディズニーは大好きなのになんでだろう...と思っていたけど、毎回熱唱する感じが苦手だと気付いた。ラ・ラ・ランドは歌もダンスも日常の口ずさむ感じの延長でちょうど良くて大好きなタイプのミュージカルだった。 光満ちあふれる素敵なシーンは多々あるものの、ただ出会って、恋に落ちる、いたって普通のストーリーだなあ、これは期待しすぎてしまったかな...と中盤まで思っていたけれど、後半涙が止まらなかった。 ふたりだけの世界と永遠が確かにあって、夢や喪失もあって。人間欲しいものはたくさんあるけれど、手放さなければいけないときもくる。そのときした選択は合っていただろうか、あのとき違う選択をしていたら違ういまを生きていただろうか...なんて考えてしまうけれど、そんな風に思うことはいけないことでは無い。あの時間、選択、そして思い出すこと、考えることを含めていまの自分がいるのだから、その自分を信じて生きていけと、強く、後押しされた気がした。夢も、現実も、どちらも鮮やかで光ってる。ああ私もまたいつか心から恋をしたいな。
城の庭からバラを一輪盗もうとしたとして捕らえられた父・モーリスの代わりに、野獣の住む城に囚われの身になることになったベル。最初は野獣の恐ろしい姿に怯えるものの、一緒に暮らすうちに彼の優しさを知っていきます。しかし彼は、実はある呪いによって野獣の姿に変えられていたのでした。 愛し愛されることの素晴らしさや、人は外見ではないといったテーマを持ち、長年愛されているディズニーの名作アニメーション映画を実写化した本作。 主演のベル役にエマ・ワトソン、野獣役にダン・スティーブンスを迎え、魔法によって家具や調度品になってしまった城の使用人たちの声にも燭台のルミエール役にユアン・マクレガー、時計のコグスワース役にイアン・マッケランなど、豪華キャストが集結しました。
『ローマの休日』(1953年)


とある国の王女アンは、自由のない生活に日々不満を募らせていました。ローマを訪問中、ほとほと嫌気がさしたアンはついに滞在先のホテルを飛び出し、一人街中へ。そこで出会った新聞記者の青年ジョーとデートを楽しむうちに、二人は惹かれあっていきます。 普通の女の子の1日を楽しむアン王女のハツラツとした笑顔が素敵。ローマの街の美しい風景と1日だけの恋を満喫する二人の姿が微笑ましく、オードリー・ヘプバーンのキュートな魅力にも圧倒させられます。ジョーを演じたのは、『ナヴァロンの要塞』(1961)や『アラバマ物語』(1962)などへの出演でも知られるグレゴリー・ペックです。
『ラ・ラ・ランド』(2017年)
それぞれの夢を追う男女の恋


ディズニークラシック作品の中で一番女性らしさ、人間らしさを感じられるベルが、実写化でどうなってしまうのか不安ではあったけれど、そんな心配は一瞬で吹き飛んだ。エマワトソンの美しさにどきどきし、有名な歌にわくわく、新たな設定でストーリーに深みが生まれ、ずっと興奮状態。涙も止まらず全体力を使ってしまった。バラもイエローのドレスも、お城のキャラクターたちも、輝いていた。ガストンも期待通りの憎めない嫌なやつで最高。これが、観たかった。何度も、観たい。ただひとつ難点をあげるとしたら、野獣の見た目が、野獣のままでもかっこいい気がする。
ジャズ・ミュージシャンとして、自分の店を持つことを目指すセブ。そして女優としての成功を夢見るミア。夢追い人の街・ロサンゼルスで出会った2人はいつしか恋に落ち、お互いの夢を応援しあうように。しかし、セブが生活のためにしぶしぶ入ったバンドが成功したことから、2人はすれ違っていきます。 2014年、『セッション』で衝撃的なデビューを果たしたデイミアン・チャゼル監督の第2作目である本作。胸が踊るような音楽を散りばめたミュージカルであるにも関わらず、ミアとセブの恋の展開はほろ苦い展開へと進んでいきます。 往年のミュージカル映画を彷彿とさせる色鮮やかな映像、情感豊かな音楽など完成度の高い作品で、ミアを演じたエマ・ストーンがアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。
『きみに読む物語』(2004年)
身分違いの一途な恋を描く洋画


ニコラス・スパークス著のベストセラー小説をもとに製作された純愛ラブストーリーです。17歳のアリーは良家の娘、家族とともに夏を過ごす為にやってきたノースカロライナで地元の青年ノアに出会います。共に惹かれ合う二人でしたが、それを邪魔するかのようにアリーの両親は猛反対、二人を引き裂いたのは身分の差でした。 夏の終わりとともに二人は離ればなれに、やがて違う道を歩み、アリーは裕福なロンと恋に落ち結婚式の準備も順調に進みます。そんな中どんなに時間が経っても、アリーを忘れないノア。おもいっきり泣きたいときにおすすめの作品です。
『街の灯』(1931年)
暗闇の世界に輝く光を描いたチャップリンの不朽の名作


盲目の花売り娘に恋をした浮浪者の男の物語。男は娘と親しくなろうと必死になりますが、娘は、男のことを裕福な身分の紳士だと思い込んでいます。男は娘の望む姿に近づくため、必死で働き、娘のために尽くします。しかし、娘の目の手術代にと大金を用意した男は、何も言わず娘の元を去ることに……。男は無実の強盗の罪を着せられ、不幸にも逮捕されてしまったのです。 1931年の公開から長い年月がたっても未だ色褪せない、チャップリンによるサイレント映画の名作です。
『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)
アウトサイダーたちへの賛歌


クリーチャーものの耐性がないと思ってたから楽しめるか不安だったけど、良い映画だった。映画の面白さは脚本にあると思ってたけど、この作品は愛があるから面白いんだと思った。画もすてきで、大人の絵本みたいだった。
2017年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞を含む4つの賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』。さまざまな童話をモチーフにした本作は、『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督によるファンタジックな世界観をもつ作品です。 航空宇宙研究センターで掃除係として働くイライザは、声帯の異常で声が出せない発声障害を持っていました。ある日、彼女の職場に謎の生命体が運び込まれます。ふとしたことから彼とこころを通わせはじめたイライザですが、あるとき彼が生体解剖されると聞きます。 同僚のゼルダや隣人のジャイルズと力を合わせて彼を救い出し、かくまうことにしたイライザ。しかし軍人のストリックランドは彼を探し、イライザたちを追い詰めていくのでした。 暴力や差別の描写が強烈な本作は、そういったものが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。 しかし、異形のものである「彼」を始め、障害のあるイライザ、ゲイのジャイルズ、アフリカ系のゼルダなど、アメリカ社会で差別を受ける存在が中心となった寓話的ストーリーが魅力です。
『逢びき』(1945年)
毎週木曜日、ひとときのダブル不倫を描いた古典洋画の名作

第一回カンヌ国際映画祭グランプリ作品
円満な家庭の奥さんが医者と不倫するありきたりな話なんですが・・さすが天才デヴィッド・リーンさん 見せ方が違います・・。
金かければいい映画ができるってわけじゃないんです!!デヴィッド・リーン作品が好きな方必見です。

毎週木曜日に街で買い物をし、束の間の自由時間を楽しんでいた主婦のローラは、偶然出会った開業医のアレックに心惹かれます。アレックもローラに惹かれ、二人は深い関係になりますが、彼にも妻子が。互いに家庭を持つ中年の男女の切ない恋を抒情豊かに描きました。 原作はノエル・カワードの戯曲で、本作では脚本も担当。デヴィッド・リーンが監督を務め、栄えある第一回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞の名作です。
恋愛映画が素敵な恋のきっかけになるかも

ロマンティックコメディから純愛、悲恋、不倫ものまで、さまざまなタイプの洋画の恋愛映画を紹介しました。ドラマよりもドラマティックな実話をもとにした作品もありましたね。ほかのエンターテインメントも同様に、恋愛をネタにするのは人の常なのかもしれません。 ハッピーエンドのしあわせな恋を描いた作品ばかりでなく、笑いあり涙あり感動あり、考えさせられるテーマを持った作品も多くある恋愛映画。 あなたのお気に入りの映画は何位でしたか?また、観たいと思った作品はあったでしょうか?恋愛映画で感性を高めたら、現実でも素敵な恋ができそうな気がしますね。