漫画『デキる猫は今日も憂鬱』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！大きな猫の世話焼きライフ

仕事はできるが家事は壊滅的なOL・福澤幸来と、彼女に拾ってもらった恩返しをするため家事全般をこなす猫に成長した諭吉の、微笑ましい日常を描く『デキる猫は今日も憂鬱』。2023年7月からアニメも開始した本作は、1人と1匹のほんわかした日々に癒される話題のコメディ漫画です。 そこで本記事では『デキる猫は今日も憂鬱』のあらすじを最新話までネタバレありで解説しながら、見どころも紹介していきます！

子猫の頃に凍死寸前のところを福澤幸来(サク)に拾われ、助かった黒猫の諭吉。少し大きめの猫へと成長した諭吉はそんな彼女に恩返しをするため、家事を完璧に覚えデキる猫になっていました。 一方のサクは、生活能力が著しく低いOLです。諭吉は、今日もご飯を作り彼女の世話を焼くのです。ツッコミどころ満載ですが、思わずほっこりしてしまいます……！ 会社の上司に依頼され、サクはアイドルグループ「UMYU-Sea」のイベントに向かいます。そこには上司の姪・優芽の姿が。優芽と仲良くなったサクは誕生日会の招待状を貰うも、そこには諭吉も一緒にと書いてありました。 悩んだ2人は着ぐるみとして諭吉も参加することにし、無事楽しんで帰るのでした。

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毎年理由をつけて参加していなかった社員旅行へ、サクはついに行かなくてはならなくなってしまいました。たった1泊ですが、諭吉を家に置いて離れ離れになるのは辛いもの。電話がきて嬉しそうに喉を鳴らしている諭吉が、可愛いです……！ 社員旅行からも帰り、クリスマスが近づいてきました。忘れてしまっていた去年を反省し、今年はしっかりと準備をしようと考えるサク。仕事が忙しく欲しい物のリサーチに時間をかけられなかった彼女ですが、諭吉がファンである「UMYU-Sea」のサインゲットに成功します。 帰宅すると、ご馳走と共に諭吉からも草木染めのセーターのプレゼントが。2人はプレゼントを交換し、素敵なクリスマスを過ごすのでした。

クリスマスが終わった年末、サクは母から正月に帰省するよう促されます。帰ると彼氏やらなんやら聞かれるため帰りたくない彼女ですが、母に催促され帰ることに。今回は諭吉を1匹で置いていくわけにはいかず、一緒に実家に帰ることにします。 両親に黙って諭吉を部屋に入れたサクですが、1度出て部屋に戻ると諭吉は子供の頃に貰った賞状の数々を並べていました。しかしサクにとって、微妙な順位のそれは才能を形にできなかった証たち。両親とは違い才能がない自分に悩んでいたのが、彼女が親との間に溝を作ってしまった本当の理由でした。 風邪を引いた母にお粥を作るタイミングで、諭吉も紹介したサク。両親は諭吉を認めながら、諭吉もそうだけどサクの話が聞きたいと語ります。こうして彼女と両親の溝は、埋まり始めたのです。

諭吉と優芽が拾った子猫・ダイちゃんは、貰われた先で掲載されたSNSで有名になっていました。写真集が発売されるほどの人気を誇るダイちゃんですが、それを優芽に伝えることを忘れていた諭吉。 自分の好きなアイドルがハマるほどの人気猫になったと知った優芽は、なぜか泣きだしてしまいます。彼女はダイちゃんが幸せに生きているのが、嬉しかったのです。優芽ちゃんがいい子すぎます……！ 突然両親が家にやってきて、サクは驚きを隠せません。父は将棋の講師をするため、母は諭吉に会いたくて来たとのこと。まだまだ微妙な距離感のサクと母ですが、諭吉の存在が2人の距離を近づけます。

本作の魅力は、なんといっても可愛すぎる諭吉です。ため息をつきながら完璧に世話を焼いてくれる姿は、キャラクターとしても魅力がたっぷり。それでいて猫のベッドに頭を突っ込んで寝ていたり、かじりつきたいのを我慢して鰹節を削ったりと、随所の猫感が可愛すぎます。 また諭吉のデキる猫ぶりをみていたら、「家にも諭吉が欲しい！」と思ってしまうでしょう。そんな理想の日常をギュッと詰め込んだ、猫好きにはたまらない作品です！

サクこと福澤幸来は生活能力が壊滅的に低いダメ人間な28歳の会社員です。颯爽とした仕事っぷりや、一切酔いつぶれない酒の強さ、さらには毎日弁当を作る(実際は諭吉が作っている)ことなどから、ハイスペなキャリアウーマンだと周りから思われています。 彼女の心の支えは諭吉の作るご飯と晩酌。帰宅後、即自堕落になり、諭吉に存分に身の回りの世話をしてもらっています。

アニメでサク役を演じるのは石川由依(いしかわゆい)です。『進撃の巨人』のミカサ役や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のヴァイオレット役などが有名。子役時代からキャリアを積んでいるとあって、たしかな演技力でオンとオフの差が激しいサクを好演しています。

サクに飼われている主夫力カンスト猫が諭吉です。2足歩行をする熊のようなサイズ感の黒猫で、人の言葉も理解しています。料理だけでなく掃除や裁縫、DIYまでこなす有能っぷり。さらにテレビで放送されたレシピを一瞬で暗記するなど、賢さも人間以上です。 拾われた子猫当時は普通のサイズでしたが、あっという間にこのサイズに。自堕落なサクに厳しい一面もありますが、最後はなんだかんだ甘やかすお母さん的な懐の深さがあります。なにごとも完璧にこなす諭吉ですが、猫らしく水は苦手です。

諭吉役を演じるのは安元洋貴(やすもとひろき)です。代表作は『鬼灯の冷徹』の鬼灯役や『BLEACH』の茶渡泰虎役など。持ち味の低音ボイスが、諭吉の玄人っぽい渋さにぴったりとハマっています。

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『デキる猫は今日も憂鬱』はファンタジーのなかにリアルを感じる、ほのぼの系日常漫画です。1話が短いので、サクサク読み進めるのが大きな特徴。 アニメを観て気になった人は、ぜひ原作にも手を伸ばしてみてください！