【漫画・ドラマ】『ひらやすみ』最新話までネタバレあらすじ＆感想！岡山天音主演で実写化の平屋モラトリアム

フリーターのヒロトとその周りの人間の何気ない日常を描いた『ひらやすみ』。『このマンガがすごい！2023』オトコ編では19位に選ばれ、ますます注目を集めています。そんな話題の漫画が、岡山天音を主演に迎えて実写ドラマ化されることになりました。 この記事では、『ひらやすみ』最新話までのネタバレあらすじやドラマ化の最新情報を紹介！さらに見どころや各配信サイトでの配信状況もまとめて紹介しちゃいます。

2025年11月のNHK「夜ドラ」枠にて、『ひらやすみ』の実写ドラマ化が決定しました！ 主演の岡山天音をはじめ、森七菜や吉岡里帆、吉村界人ら実力派俳優陣が集結。脚本はアニメ『パリピ孔明』(2022年)などで知られる米内山陽子が担当します。また劇中音楽を手がけるのは、大河ドラマ『西郷どん』(2018年)を含め多くのNHKドラマに携わってきた富貴晴美です。

生田ヒロト(岡山天音)は元俳優で、現在は定職も恋人もないフリーター。近所のおばあちゃん・和田はなえ(根岸季衣)と仲良くなった彼は、一戸建ての平屋を譲り受けます。そして、ヒロトの従妹・小林なつみ(森七菜)が上京することになり、その平屋で2人暮らしを始めました。 やがて彼らが暮らす平屋には、不動産会社で働く立花よもぎ(吉岡里帆)のほか、生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まるようになって……。

本作の主人公・生田(いくた)ヒロトは、定職なし、恋人なしの29歳フリーター。穏やかでお気楽な性格の自由人であり、将来への不安は少しも抱いていません。 ヒロトを演じるのは、大河ドラマ「べらぼう」(2025年)での好演も記憶に新しい岡山天音。NHKの連続ドラマで主演を務めるのは本作が初めてです。『ひらやすみ』の原作者・真造圭伍は、元俳優である「ヒロト」というキャラクターを生み出すにあたって岡山に取材を行ったそうです。

小林(こばやし)なつみはヒロトの従妹で、負けず嫌いな性格の美大生。大学進学を機に山形から上京し、ヒロトと共に平屋で新生活を送ることになりました。慣れない都会暮らしに悪戦苦闘するも、多くの出会いが彼女に変化をもたらします。 なつみを演じるのは、映画『国宝』や『秒速5センチメートル』(ともに2025年)など話題作への出演が続く森七菜です。

立花(たちばな)よもぎは不動産会社に勤務する真面目なキャリアウーマン。華やかな夜景が望めるマンションで暮らす一方、心に余裕がない日々を送っています。 よもぎを演じるのは、大河ドラマ『豊臣兄弟！』への出演も決定した吉岡里帆。自身が上京する際、真造圭伍の短編漫画『台風の日』を一緒に持ってきた思い出があるそうです。

ヒロトは29歳でフリーター、結婚も定職も考えていません。そんな彼には仲良しのおばあちゃんがいましたがある日突然逝ってしまったのです。ヒロトは2LDKの平屋を譲り受けました。そして山形から美大進学のため上京してきた従兄弟・なつみとの2人暮らしが始まります。 友達ができず悩んでいたなつみでしたがヒロトの「悩んでいてもしょうがない」という言葉に動かされ、休みがちな学校に行きあかりという初めての友達ができました。 一方のヒロトはバイト先で不動産会社勤務のよもぎと出会います。洋服のタグを見つけ「高っ」と言ってしまったヒロト。2回目の再会となったエスカレーターではヒロトが歩行者側で渋滞を作るなどよもぎの印象は最悪ですが……。

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雨漏りの修理にやってきたのはまさかのよもぎでした。印象は最悪のはずですがお昼をご馳走しようとするヒロトを見てなつみは「まさか」と勘ぐってしまいます。 よもぎとヒロトは七夕祭りに向けてハリボテを制作することに。予期せずよもぎを泣かせてしまったヒロトですが、仲直りして以前より分かりあえる関係になりました。 なつみは漫画が入選を果たし担当編集と打ち合わせします。その一方で留年にリーチがかかっており、同級生の山田くんの自転車に乗せてもらいなんとか講評会に間に合いました。好きなのかとなつみに問いかけるあかりは、密かに山田くんに憧れていたのです。 そしてよもぎにも恋の予感が。お客さんとして来ていた小説家の石川から部屋に誘われ……。

ヒロト家でのクリスマスパーティに数珠つなぎで美大生が多数集結、なつみは同級生と心の距離が縮まります。なつみは漫画家の夢を両親に話し気持ちの上では一歩前進するも、担当編集のOKが出ません。「自分の理想」について深く悩むなつみなのでした。 ヒロトは親友・ヒデキの異変を感じ不安に思います。俳優をやめた時慰めてくれたヒデキのため職場に励ましに向かいました。 山田くんとあかりは花見の帰りめでたく付き合うことに。なつみは漫画が上手く行かない中、中島さんとゲーセンでストレスを吹き飛ばします。 ヒデキはヒロトの釣り堀にいました。限界寸前のヒデキを見たヒロトは会社から連絡が入るスマホを釣り堀に投げ捨てたのです。翌日ヒデキは退職を決意しました。

ヒロトはバイト中に過労で倒れてしまい、3日間の検査入院をすることに。そこへ就活中のヒデキがお見舞いに来て、「もう一度ゾンビ映画を撮ろう」と言い出します。 高校時代の青春を取り戻すかのように、衝突しながらも映画制作に打ち込んだヒロトたち。ヒデキはその後、家業を継ぐため故郷の山形へ戻ることになるのでした。 一方、_なつみは理想と現実のギャップに苦しみ続け、“一旦漫画から離れる”_という選択をします。

なつみは大学の友人と長野旅行へ出かけ、そこで山田の親友・大類シンイチロウと出会いました。マイペースな大類と行動を共にするうちに、次第に彼が気になっていくなつみ。帰宅した彼女は不注意で屋根から転落してしまい、何か吹っ切れたように漫画を描き始めます。 対するヒロトと石川の間では、よもぎへの恋心をめぐって微妙な距離感が生まれていました。そんな状況の中、_よもぎは自分の気持ちを見つめ直すために一人旅に出る_ことにします。

29歳フリーターのヒロトの周りにはゆったりした空気が流れます。せわしなく過ぎていく毎日とは程遠い空気感に大丈夫なのかと不安もありつつ羨ましく、そして癒やされるのではないでしょうか。 そんなヒロトのもとに美大1年生のなつみが居候することになり、まだ18歳の彼女は些細な悩みが世界全体の悩みのように落ち込んだり喜んだり……。そんな彼女にヒロトは野放しにするでもなく圧をかけるでもなくそっと背中を支えるような一言をくれるのです。

『ひらやすみ』が放送されるNHK「夜ドラ』枠は、朝ドラのように15分という短い時間でドラマを楽しみ、_夜寝る前にほっとしてもらおうという趣旨_で作られました。 近年は不倫ドラマやサスペンスものの人気が高まっている一方で、本作は命のやり取りやドロドロした恋愛の駆け引きなどもなく、ゆる～い気持ちでサクッと見られます。よもぎと同じように忙しない日々を送る現代人にとって、休息を与えてくれる作品になるでしょう。

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岡山天音主演の夜ドラ『ひらやすみ』は、2025年11月3日からNHKで放送スタートします！ ふんわりとした雰囲気のヒロト、上京して夢を追う美大生・なつみ、ヒロトの生き方に反発しつつも羨ましさもあるよもぎなど登場人物が最高に魅力的な本作。ドラマの放送に備えて、各配信サイトで原作漫画をチェックしてみてください。