『いちばんすきな花』の全話あらすじ・最終回ネタバレ!感想や登場した花の花言葉も調査
2023年10月期より、フジテレビ系木曜夜10時の「木曜劇場」枠で、ドラマ『いちばんすきな花』の放送が始まりました!主演を務めるのは多部未華子・松下洸平・今田美桜・神尾楓珠の4人で、男女が紡ぎ出す「友情」と「恋愛」がテーマとなっています。 この記事では『いちばんすきな花』のあらすじやネタバレについて、詳しく解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >劇中に登場する花の花言葉を調査してみた
放送日 | 毎週木曜よる10:00〜 ※2023年10月スタート |
---|---|
放送局 | フジテレビ系列 |
脚本 | 生方美久 『silent』 |
プロデューサー | 村瀬健 『silent』 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 |
【ネタバレなし】『いちばんすきな花』のあらすじ
潮ゆくえ(多部未華子)は新潟から上京し、学習塾の講師をしながら妹と2人で暮らしている女性。女友達にあまり本音を出すことができなゆくえでしたが、唯一本音で話せる男友達がいました。しかしその男友達から、「もう会えない」と言われてしまい……。 友達を失い、頑張れなくなってしまったゆくえ。そんなゆくえは、ふとしたことから春木椿、深雪夜々、佐藤紅葉という3人と出会います。 この男女4人による、友情や恋愛、そのどちらとも違う感情について丁寧に描いた完全オリジナル作品です。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
小さい頃から2人組を作ることが苦手だったゆくえ(多部未華子)。男友達の赤田(仲野太賀)とはよく2人でカラオケに行く親友同士でしたが、赤田が結婚することに。大喜びしたゆくえでしたが、赤田からはもう会えないと言われ……。 小さい頃2人組になれなかった椿(松下洸平)は、恋人の純恋(臼田あさみ)と結婚を控えています。しかし純恋を男友達に奪われ、結婚は白紙に。 夜々(今田美桜)は1対1で人と向き合うことに怖さを感じている美容師で、美容院でたまたま椿を担当します。紅葉(神尾楓珠)はコンビニで働きながらイラストレーターを目指し、友達は多いのですが1対1で向き合ってくれる人がいないと寂しさを感じていました。
ネタバレ
ゆくえはたまたま入った花屋で、お使いを頼まれます。向かったのは椿の家。そこに「先生に会いに」という理由でやってきた紅葉。 ゆくえと紅葉は幼馴染で、久しぶりに再会します。さらに夜々が、椿の忘れ物を届けにやってきました。4人は偶然、椿の家の前で出会ったのです。 ゆくえが立ち寄った花屋は、椿の実家。椿はゆくえにお茶を出すことになり、4人は椿の家で話すことになります。そこで椿は結婚がなくなったことを伝え、つけていた指輪を土に埋めます。4人は皆で、指輪に手を合わせたのでした。 ゆくえは学校はお友達を作って人間関係を学ぶところだから、自分には教えられないから塾の講師になったことを伝えます。 4人はこれまでの人間関係を話し、「2人組になれなかった4人」であることが判明。帰り際、もう会わないからと忘れ物がないか念入りにチェックし、椿の家を後にしました。 その後ゆくえは、赤田といつも行っていたカラオケで涙を流します。夜々は友達に連絡するも、「会いたいって言ったら喜んで来る男なんていっぱいいるでしょ」と言われ……。紅葉は友達から飲みの連絡が入りますが、勧誘であることが分かり呆然とします。 椿は家の片付けをし、今日使った4つのカップを見つめていたのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ゆくえ(多部未華子)は小学校の同窓会に出席しますが、自分だけ友人の結婚式に呼ばれていなかったことを知ります。実家に帰ったゆくえは母のみきこ(神野三鈴)から、結局大切なのは「社交性、愛嬌、気配りが大切」と言われました。 友人の結婚式に出席した夜々(今田美桜)は、新婦の両親への手紙に涙を浮かべます。しかし友人たちに「演技が上手い」と言われてしまい、その後も友人たちに話を合わせていました。 家に帰ると、夜々に気がある相良(泉澤祐希)が待ち伏せしています。相良が「友達からで」と勝手に言い出すと、夜々はその場から走り去り……。
ネタバレ
夜々は偶然公園にいた紅葉(神尾楓珠)を、相楽に彼氏だと紹介します。その後夜々と紅葉は気まずくなり、忘れ物があるということで再び椿(松下洸平)の家へ。夜々は椿に、椿の家に捨てられていた美容院のカードをもう一度椿に手渡しました。 紅葉はゆくえに連絡し、椿の家に呼びます。呼ばれたゆくえは、皆に説教されると覚悟して椿宅に向かいました。ゆくえは開口一番に「前回逃げるように立ち去り、申し訳ありませんでした」と謝りますが、誰も怒っていないとのこと。 4人はゆくえのいとこのちびっこ相撲大会の話で盛り上がり、ゆくえは気を遣わないで話せたのは赤田(仲野太賀)だけだったと振り返ります。 そんなゆくえに、紅葉は「ゆくえちゃんの席、そこだよ」と言い……。4人はゆくえのお土産のお菓子を、皆で分け合ったのでした。 帰り道、ゆくえと夜々は交換ノートの話になり、嫌われたくなかったから必死にノートを回していたことなどを話しました。紅葉は椿の家にわざとハンカチを置いて帰ります。 一方椿の家には「忘れ物しちゃった」と、純恋(臼田あさみ)が現れて……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
純恋(臼田あさみ)は忘れ物を取りに椿(松下洸平)の家へ。椿は荷物を送らなかったことを「ごめん」と謝りますが、純恋は「ごめん以外言うことないの?」と鍵を置いて帰ってしまいました。 紅葉(神尾楓珠)は椿の家に行ったものの留守で、まだ連絡先を交換していないことに気づきます。夜々(今田美桜)はボールペンを届けに、ゆくえ(多部未華子)の塾へ。2人は連絡先を交換することに。 椿は、家の前にいた紅葉に驚きます。ここも連絡先を交換し、そこにゆくえと夜々もやってきました。あれこれ話しているうちに、話題は純恋の話に。するとそこに純恋が現れ、ゆくえたちは「すみれ…!?」と驚き純恋に手を合わせたのです。
ネタバレ
椿と純恋は、改めて話をすることに。椿は「好き同士だったけど両思いじゃなかった」と持論を展開し、純恋は「分かりにくいことばっか言って、いつもごめんって謝るよね」と突っ込み……。 純恋は「私といると感情なくなるよね」と言い、椿も「ずっと純恋と話すのしんどいなって思ってた」と打ち明けます。 純恋は男友達とは1回関係を持ってしまっただけだと言い、「結果結婚しないでよかった。椿くんの感情を奪うとこだった」と椿と純恋は別れたのでした。 ゆくえたちは椿の家の心地よさを感じ、「部室」みたいだと表現します。夜々と紅葉はソファで寝てしまい、ゆくえと椿は2人で話すことに。 目を覚ました夜々と紅葉は帰宅し、ベランダで電話をしていたゆくえも帰ろうとします。ここで、ゆくえと椿も連絡先を交換しようとしますが、紅葉が4人のグループを作ってくれていて……。 その頃帰宅した夜々の家には、母・沙夜子(斉藤由貴)が来ていたのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
夜々(今田美桜)の家に突然、母・沙夜子(斉藤由貴)がやってきます。特に用事はなく、「夜々に会いにくるって用事」とのこと。夜々は着ていたTシャツを沙夜子に「もっとかわいいの着なよ!」と言われてしまいます。 出版社に着ていた紅葉(神尾楓珠)は、偶然椿(松下洸平)と鉢合わせます。紅葉は椿の家に遊びに行き、ゆくえ(多部未華子)は夜々をご飯に誘いました。しかし夜々は沙夜子からご飯中も何度も連絡が来て、夜々は自分が「お人形のような人生」だと感じ……。
ネタバレ
椿、紅葉、ゆくえは椿の家で集まりますが、夜々は沙夜子がいるからと家でご飯を食べます。しかしLINEが盛り上がりスマホを触っていると、沙夜子に「携帯触らんよ。女の子やけん」と怒られました。さらにゆくえたちのことも「友達はちゃんと選ばな」と言われます。 怒った夜々は、「産んだってだけ。お気に入りのお人形産んで、それで遊んどるだけ」と家を出ていきます。夜々は椿の家に行きますが、悲しさが溢れゆくえの袖を掴みました。 椿の機転で夜々はゆくえと2人きりになり、ゆくえに悩みを打ち明けます。夜々は3人兄がいる末っ子で、沙夜子にとっての待望の女の子。 しかし小さい頃から女の子でいることが辛いと感じていました。沙夜子は自分が男の子みたいに育てられたため、夜々に「女の子」を味わせてあげたかったようで……。 夜々はゆくえの家に泊まり、朝帰宅すると沙夜子はもう家にはいませんでした。夜々は沙夜子に電話をし、「ママのことは嫌いじゃない。好きだよ。でも嫌いなとこがいっぱいある」と自分の思いをぶつけます。 それを聞いた沙夜子は、「ありがとね、付き合ってくれて」と言い涙を流します。夜々も涙が止まりませんでした。 翌日、椿は夜々の美容室へ。一方ゆくえは、紅葉を誘います。紅葉はさりげなくゆくえに「今度はちゃんとご飯食べに行こうよ」と誘いますが、ゆくえは「うん、4人で行こう」と返したのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
紅葉(神尾楓珠)は、椿(松下洸平)の家で目覚めます。昨夜椿の家でお酒を飲み、そのまま寝てしまったとのこと。朝バイトに行くと、紅葉は高校時代の友人・伊田(堀家一希)からナンパの誘いの連絡が。断れない紅葉は、夜々(今田美桜)に連絡します。 紅葉は待ち合わせ場所にやってきた夜々をナンパするふりをして、2人は走り出します。その後夜々は、紅葉がゆくえ(多部未華子)に気があるのではと気づきました。椿と外で長電話する紅葉を見た夜々は、少し嫉妬心を感じ……。
ネタバレ
買い物をしていたゆくえは、偶然赤田(仲野太賀)と妻の峰子(田辺桃子)に再会。ゆくえは色違いのマグカップを4つカゴに入れていて、赤田はゆくえにそんな友達がいることに安心しました。 そのまま椿の家で、マグカップを4つ並べるゆくえ。夜々は紫、ゆくえは水色を選びます。帰宅した椿は赤を選びました。その頃紅葉は、大人気アーティスト・シノから仕事の依頼を受けていたのです。 シノのアトリエに行くと、実はシノは高校の同級生・篠宮(葉山奨之)だと判明。篠宮は高校時代いつも1人でいて、紅葉はそんな篠宮に声をかけ仲良くなりました。すると紅葉は、「自分には友達はいない、いつも1人で可哀想な余っているやつだったから優しいふりをしていた」と言い出し……。 紅葉が本当に優しいと思っていた篠宮は、ショックを受けます。篠宮は「わざわざ勝手な罪悪感で、こっちの綺麗な思い出を塗りつぶさないで」と伝えました。結局仕事をすることはなく、紅葉は涙を流しながら椿の家へ。 結局また4人で集まり、紅葉は黄色のマグカップを選びます。椿と夜々はコンビニにアイスを買いに行き、「また4人で来よっか」という椿に少し寂しそうな顔を見せる夜々なのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
椿(松下洸平)の家で、ゴミ袋について話しているゆくえ(多部未華子)たち。ゆくえと椿がゴミ袋について言い合っているのを見て、紅葉(神尾楓珠)と夜々(今田美桜)はさりげなく目を合わせました。 ゆくえ、夜々、紅葉は何かと椿の家で過ごしたがり、椿はゲームセンターに行こうと提案。ゲームで盛り上がったものの、結局椿の家が1番居心地がいいと皆は再確認したのでした。 椿は紅葉に、アパートを出るつもりはあるかと問います。紅葉は「住んでもいいよってことですか?」と言い、今度歯ブラシを置かせてもらうことに。夜々はゆくえの家に泊まりに行き、気になっていたことを聞いてみます。
ネタバレ
ゆくえは、紅葉から好意を寄せられていることに気づいていました。しかし紅葉が付き合いたいという気持ちがないことも分かっており、このみ(齋藤飛鳥)も「好きを押し付けないのは賢い」と紅葉を褒めます。そして、夜々の好きな人「花屋の息子」の話で盛り上がり……。 そんな時、椿の家を赤田(仲野太賀)が訪ねます。赤田は生命保険の売込みで説明していると、ゆくえが椿の家にやってきました。 赤田は椿をゆくえの彼氏だと勘違いし、嫉妬心を丸出しに。赤田は帰り際、「春木さん、全然潮のタイプじゃないですよ」と言い残し去っていきました。 この修羅場を、紅葉と夜々にも報告。夜々は友情にも嫉妬心はあると言い、未練がなくても人間だから嫉妬心は生まれると力説します。帰り際、ゆくえと夜々は男女の友情話で盛り上がりました。なぜ男女の友情になると、多様性のように「そういう人もいる」と思えないのか……。 その後歯ブラシを持って椿家にやってきた紅葉。紅葉は椿の家に前に住んでいた、高校の先生のことを明かします。その後4人で集まった時、椿は「引っ越し決めました」と宣言したのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
椿(松下洸平)はこの家を引っ越すことを、ゆくえ(多部未華子)、紅葉(神尾楓珠)、夜々(今田美桜)に伝えます。どうやら前にこの家に住んでいた人が、家を買い戻したいと言っているとのこと。しかし納得がいかない夜々は、紅葉といがみ合いをしてしまい……。 ゆくえはカラオケで、偶然赤田(仲野太賀)と出くわします。2人で密室にはならず、向かい合わせの部屋で近況を語り合いました。
ネタバレ
その頃夜々は、1人で椿の家へ。夜々は椿がこの家から離れるのが寂しく、椿への気持ちが抑えきれず……。夜々は「私が純恋(臼田あさ美)さんの代わりになるってありますか?」と聞くも、椿は「3人一緒かな。同じようにみんな、同じように好き」と正直に伝えました。 椿は不動産屋から、前にこの家に住んでいた人の名前を聞きます。椿は紅葉に「志木さん」ではないかと問うと、紅葉は「小花さん」と答えました。違う人なのかと思いきや、志木さんも小花さんも下の名前は「美鳥」と発覚。 そこにゆくえと夜々もやってきて、ゆくえの高校のときの塾の先生も夜々のいとこも「美鳥」であることが分かります。美鳥は椿の中学の時の同級生であり、前に椿の家に住んでいた人。紅葉がずっと探していた人で……。 4人はそれぞれ美鳥の特徴を話しますが、どこか印象が違う様子。そこで4人の知る美鳥は同一人物なのか、確かめることに。 ゆくえは美鳥(田中麗奈)に、「春木椿、深雪夜々、佐藤紅葉、この人たち知ってる?」とLINEをし……。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ゆくえ(多部未華子)は美鳥(田中麗奈)と連絡を取り、久しぶりに2人で会います。椿(松下洸平)や紅葉(神尾楓珠)、夜々(今田美桜)も「その人の前だけの自分」があると思っているため、先にゆくえが美鳥と2人だけ会っていることをネガティブには思っていませんでした。 美鳥との会話が落ち着いたころ、ゆくえが夜々に連絡をします。連絡を受けた夜々は、紅葉を連れて突然椿宅から帰ってしまいます。訳の分からない椿の元にやってきたのは美鳥で……。
ネタバレ
椿は中学時代、いつも喧嘩で怪我をしていた美鳥と仲良くなります。よく椿の家で将棋をしていた2人。しかしある日突然美鳥は来なくなってしまい、学校も転校。2人はそれ以来の再会となったのでした。 美鳥は次に、仕事終わりの夜々の元へ。美鳥は母の具合が悪くなったため、塾を閉め北海道に帰っていたと打ち明けます。 学生時代、親戚中から嫌われいていた美鳥は、たらい回しにされ夜々の家にやってきました。美鳥は夏休み限定で夜々の家に住み、当時小さかった夜々は美鳥に将棋を教えてもらいます。 夏休み最終日に新潟へ帰った美鳥。しかし母と兄は北海道に残ったままのようで、美鳥は「誰も待っていない場所」に1人で帰っていったのでした。 そして夜々は、紅葉だけは美鳥に会うために椿の家に来たことを美鳥に打ち明けます。その紅葉は、自分だけ美鳥と親しかったわけではないので再会に緊張している様子。そこに美鳥が、紅葉に電話をかけ……。 紅葉は「嫌いなポジティブな言葉ってありますか?」と聞き、紅葉は自ら「他人は変えられないけど、自分は変えられる」と答えました。 そして「まだ東京いますか?会って喋ったりできますか?」と美鳥に聞き……。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
椿(松下洸平)は、紅葉(神尾楓珠)が表紙のイラストを描いた本を段ボールで自腹購入。ゆくえ(多部未華子)も夜々(今田美桜)も、それぞれすでに本を購入していました。 ゆくえは美鳥(田中麗奈)と、ファミレスで会うことに。美鳥は、ゆくえの高校時代の塾講師。いつもニコニコしているのに周りから嫌われていた美鳥ですが、ゆくえとは仲良しでした。ゆくえは当時、赤田(仲野太賀)との男女の友情に悩んでいましたが、話を聞いてくれていた美鳥。 そんな美鳥は、突然塾を辞めてしまい……。そして現在、ゆくえは赤田を呼び、3人でカラオケに行ったのでした。
ネタバレ
その後美鳥は、紅葉のコンビニへ。美鳥は紅葉の高校の時の数学教師で、いつもイライラしていました。 しかし美鳥は紅葉に友達がいないことを見抜いていて、紅葉はカラオケに行きたくないからと放課後はよく数学の補習を受けていて……。紅葉はみるみる数学の成績が上がったのでした。 夜々は美容師を目指していた頃に、美鳥と再会。美鳥は結婚と離婚をし、いつか家で塾を開きたいと夜々に明かします。離婚で家を出た美鳥と、入れ替わりで椿と純恋が今の椿家にやってきたのでした。 そして現在。美鳥は4人とご飯を食べることに。5人での時間を過ごしましたが、美鳥は「皆と会えてよかった。でも5人じゃなかった。4人と、自分1人」と、4人の仲の良さを痛感し……。美鳥は2人組が好きで皆とそれぞれ会えたことが楽しかったと明かします。 美鳥が椿の家でまた塾を開いたら、遊びに行くというゆくえ。こうして美鳥は、北海道に帰っていったのでした。
第10話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
美鳥(田中麗奈)が北海道に戻り、椿(松下洸平)の家にいつも通りゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)が集まります。 ゆくえは美鳥からの伝言をそれぞれに伝え、椿にはこっそり「そこの公園、桜が咲くから春まで住んでみてほしかった」と美鳥が言っていたことを教えました。 紅葉と夜々が2人で飲んでいると、紅葉のバイト先の2人に付き合っていると勘違いされます。夜々は友達と断言しますが、紅葉のことを悪く言う2人に夜々はキレてしまい……。夜々は「バーカ!バーカ!」と叫び、紅葉に手をひかれ店を出て行きました。 再び椿家に集まった4人は、引っ越しが迫る中最後に何をしたいか話します。結局出た結論は「お喋り」でした。
ネタバレ
紅葉が手掛けたイラストは好評でしたが、紅葉は評判を気にしている様子。「表紙のイラストがゴミ過ぎる」というコメントが来たようで、落ち込む紅葉にゆくえは「気にしなくていい」と伝えます。それでも気にしてしまう紅葉を見て、ゆくえは椿家を出て行き……。 その間、椿と夜々も価値観の違いがあると紅葉を励まします。戻ってきたゆくえは、紅葉にパンを買ってきました。ゆくえも椿と夜々と同じような価値観の違いを説明し始め、椿と夜々と紅葉は笑い合ったのでした。 後日、夜々は1人で椿家へ。夜々は改めて椿に「私って、やっぱり可能性ないですか?」と告白するも、椿は「ない」ときっぱり断りました。 紅葉も、ゆくえが自分がゆくえのことを好きと知っていながら、ちょうどいい距離感を保ってくれているよねと告白。しかしゆくえは話の流れではっきりと、「彼氏にはならないかな」と伝え……。紅葉は「他の誰かと幸せになってね」と伝えたのでした。 ゆくえは4人でやりたいことを思いつきます。それは、最後に椿家に住むこと。泊まるのではなくしばらく住みたいということで、4人は「みんなでちょっと住みますか」と話がまとまり……。
最終回のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
椿(松下洸平)の家に、ゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)が少しの間住むことに。4人はカレーを作りすぎてしまったため、それぞれ呼びたい人を家に呼ぶことにします。 ゆくえは妹のこのみ(齋藤飛鳥)、椿は弟の楓(一ノ瀬颯)。するとなぜか赤田(仲野太賀)と椿の元婚約者・純恋(臼田あさ美)もいて……。4人はテーブルでカレーを食べていたのでした。
ネタバレ
ゆくえは赤田を途中まで送ります。ゆくえは赤田に子供ができたと勘違いし喜びますが、できていないとのこと。赤田は「前ほどは無理だけど歌声が聞きたくなったら電話しろ」と言い、2人はお互いの幸せを願いました。 椿たちは荷造りを進め、とうとう引っ越しの日。4人は美鳥(田中麗奈)がいるからと、あえてお揃いのマグカップを家に置いておくことにします。4人は最後にゲームで盛り上がり、「お邪魔しました」と椿の家を後にしました。 椿の家に、美鳥が戻ってきました。夜々と紅葉は引っ越しの手伝いにやってきて、紅葉は美鳥に自分が書いたイラストが表紙になった本を渡します。しかし美鳥は「持ってるからいらない」と言い……。 ゆくえは美鳥と、男女の友情について話します。結論は「どっちでもいい、人それぞれだから」。最後に椿もやってきて、美鳥は「またおいで」と4人のマグカップを大事にしまってくれていたのでした。 美鳥は自宅で学習塾を始めます。居場所を探してウロウロしていた4人が出会い、帰る場所ができたこと。「いちばん好きな人は、1人じゃなくていい」そう思えた4人は、また近況を報告し合います。 紅葉は同窓会のグループラインを退会し、夜々は心開いてない人にも本音を言えるように。ゆくえは同窓会を欠席し、椿は美容院に2回続けて同じところに行けたとのこと。皆の小さな成長を感じつつ、4人で行きたいところを話し合ったのでした。
『いちばんすきな花』に登場した花の花言葉
登場人物の役名の花言葉は?
純恋 (スミレ) | 椿の婚約者。 花言葉は「謙虚」「誠実」。 |
---|---|
紅葉 | 花言葉は「大切な思い出」「美しい変化」。 |
他の登場人物の名前の由来は?
椿 | 椿の花は実家の花屋では売っていない →「椿は椿だけ」 |
---|---|
夜々 | 4人兄妹の末っ子。 兄が上から朝人、真昼、夕也と「朝→昼→夕」なので、 その流れで「夜々」に。 |
第1話
第1話で登場した花は、ガーベラの花。元気で明るいイメージの通り、ガーベラ全般の花言葉は「希望」や「前進」だそうです、
黄色のガーベラ | 結婚祝いとして、椿の母が椿に渡そうとした。 花言葉は「究極の美しさ」「究極の愛」。 |
---|---|
オレンジのガーベラ | ゆくえが「いちばんすきな人」に渡そうとしていた花。 花言葉は「冒険心」「我慢強さ」「神秘」。 |
紫陽花 | 夜々のスマホのロック画面。 花言葉は「浮気」「無常」。 |
『いちばんすきな花』視聴者の感想
2人組を作ることへのトラウマは共感できたな……。とくに紅葉の「みんなと仲いいけど、いざ2人組をつくるとなると相手がいない」というポジションはまさに自分で、見ていて切なかった。
男女の友情が本当に成立していたゆくえの気持ちも分からなくないが、やっぱり友情が成立するのか懐疑的にはなる。今後のドラマの展開で自分の考えが変わるのかが楽しみ!
あんなに優しい松下洸平を裏切るなんて、純恋が許せない!絶対に後悔させてやる!!!
『いちばんすきな花』のキャスト
潮ゆくえ役/多部未華子
本作の主人公、潮ゆくえを演じるのは多部未華子です。ゆくえは唯一気軽に話せていた男友達を失い、人間関係の悩みに直面します。多部はそんなゆくえを「共感しやすいキャラクター」と言っており、心に留まる作品にしたいと意気込んでいます。 多部未華子は、意外にもフジテレビドラマ初主演。フジテレビドラマとしては、『僕のいた時間』(2014年)以来9年ぶりの出演となります。2021年には第一子を出産し、母となった多部の演技に期待が集まります。
春木椿役/松下洸平
主演キャスト2人目、春木椿を演じるのは、松下洸平です。椿は出版社で働く会社員で、実家は花屋を経営。椿には長年付き合っている彼女がいたのですが、彼女の男友達に取られてしまい……。それ以来、男女の間に友情はないと思って生きています。 松下は意外にも、地上波連続ドラマ初主演。「合理的にあり得ない」(2023年)、「最高の教師」(2023年)に続いて3クール連続の連続ドラマ出演となり、今作で待望の初主演を果たします。
深雪夜々役/今田美桜
主演3人目を務めるのは今田美桜です。彼女が演じる深雪夜々は表参道の美容院で、美容師をしています。友達になろうとしても、男性からは「恋愛対象」として見られてしまい、女性からは疎まれてしまうため、孤独な日々を送っています。 そんな夜々を演じるは、話題作に立て続けに出演している人気女優の今田美桜。フジテレビへのドラマ出演は本作が初めてになります。
佐藤紅葉役/神尾楓珠
4人目の主人公はゆくえと幼馴染の佐藤紅葉。イラストレーターを夢見ながら、コンビニでバイトをしています。一見友達が多いように見えますが、実はその関係値はどれも浅く、「2人組」になれるような相手がいないことに孤独を感じています。 紅葉を演じる神尾楓珠は、2023年7月に放送された『真夏のシンデレラ』でも主要キャストを演じました。本作は2クール連続のフジテレビドラマへの出演となります。
『silent』コンビが制作を務める
このドラマの制作陣は、2022年10月期に放送され社会現象を巻き起こしたドラマ『silent』チームが再集結して制作されます。脚本は2021年にフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞した生方美久。プロデューサーは、そんな生方の才能を見出した村瀬健が務めます。 さらに監督は、『silent』で丁寧な作品作りをした髙野舞が担当。登場人物の心情を丁寧に描き、1人1人の人生に寄り添った心温まる作品となりそうですね。
テーマは「男女の友情は成立するのか」
『いちばんすきな花』のテーマは、「男女の友情は成立するのか」。4人の男女が紡ぎ出していく「友情」、「恋愛」。そしてそれだけでなく、「どちらとも違う感情」が入り混じった、これまでにないドラマとなりそうです。 またこのドラマは、4人の俳優がクアトロ主演を務めます。主人公が4人というのも新しい形ですし、1人1人の気持ちをしっかりと感じながらドラマの世界観に浸ることができそうですね。男女の友情は成立するのかどうか、このドラマを通して改めて感じてみたいと思います。
『いちばんすきな花』のあらすじ・ネタバレは最終回まで全話更新中
『silent』の制作チームが再集結し、新たなヒューマンドラマを作り上げていきます。主人公の4人それぞれが抱えている悩みが、今後どのように発展していくかが楽しみですね。 この記事では、毎週あらすじ、ネタバレを更新中です!