『鴨乃橋ロンの禁断推理』シュピッツ・ファイアの真の目的は？家族の安否から担当声優まで解説します

『家庭教師ヒットマンREBORN!』の作者・天野明が手がける最新作、『鴨乃橋ロンの禁断推理』。「少年ジャンプ＋」で連載中の本作は、主人公・鴨乃橋ロンが数々の謎を解いていくミステリー作品です。 この記事ではそんな本作の登場人物であるシュピッツ・ファイアについて詳しく紹介していくので、気になる人は要チェックです！

シュピッツ・ファイアは探偵養成学校・BLUEの追跡学教官で、プリンスボブにカットされた紫色の髪と切れ長の目が特徴的な男性。性格は非常に明るく、多少ショックな出来事があっても3秒で立ち直るという特技を持っています。 BLUEの卒業生である彼は他の探偵たちと比べて推理能力が抜群に高いわけではありませんが、かつて失踪した家族についての謎を解ける最高の探偵を探すために努力を重ねてBLUEの教官へとのぼり詰めました。

ロンとトトが出会ったあと、BLUEの中では「ロンが探偵業を再開しているのではないか」という噂が広まります。その真相を確かめるためにBLUEから刺客として送られてきたのが、追跡学の教官であるシュピッツでした。 彼は当初変装をしながらロンたちが訪れた温泉旅館に潜入し、敵として立ちはだかりました。しかしロンの探偵としての能力の高さを目の当たりにした彼は、事件が解決した後に真の目的をロンたちに告げることになります。

シュピッツがロンのもとを訪れた真の目的は、かつて自分の家族に起こった不可解な謎をロンに解決してもらうことだったのです。誰にも解決できない家族に関する難事件でも、ロンの探偵としての能力があればきっと解決に導いてくれると考えたのでしょう。 シュピッツは土下座までしてロンに頼み込みますが、「信用できない」という理由であっさり断られてしまいます。しかし意志は強く、信頼を勝ち取るために何でも協力するとロンに約束したシュピッツ。一度は断ったロンも、事件解決に向けて満更でもない様子でした。

シュピッツが登場した回では彼の家族の誰が失踪したのかについては明らかになっていませんでしたが、ストーリーが進むにつれて失踪したのは彼の兄であるという事実が分かってきます。 世界中の民間信仰の研究を行う民俗学者だったシュピッツの兄は、幼い頃に父の仕事の関係で日本に住んでいました。ある時彼はフィールドワークの一環として、再び山梨県夜蛇村に滞在することに。夏休み中だったシュピッツも兄に同行し、穏やかな時を過ごします。 しかし「夜蛇神」の伝承を村人たちに聞いて回っていた日の翌日にシュピッツが目を覚ますと、そこにはすでに兄の姿はありません。シュピッツが兄のことをいくら探しても見つからず、そのまま行方不明となってしまうのでした。

結論から言うと、シュピッツの兄は生存しています。ロンたちが夜蛇村での事件を解決した直後、それまで身を潜めていたシュピッツの兄がようやく姿を現します。彼の証言によると、彼が失踪した原因は「フィールドワーク中に知ってはいけない情報を知ってしまった」ことにあるようです。 そのことをきっかけにある組織から命を狙われるようになった彼は夜蛇村へと姿を隠し、村長や村民の協力を受けながら山の中で匿われていたのでした。 「情報を知ってしまったら命の保証がなくなる」という理由でシュピッツやロンたちに詳細は教えてくれなかったシュピッツの兄ですが、のちにその組織の正体が「M家」と呼ばれる犯罪組織であることが明かされます。

2023年10月より放送が開始する「鴨乃橋ロン」のアニメ版でシュピッツ・ファイアの声を演じるのは、声優の八代拓。幅広い声域を活かし数々のキャラクターを演じきた彼がどのようにシュピッツを演じるのか、今から楽しみですよね。 そんな彼の代表作には『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の相楽左之助役や『虫かぶり姫』のジャン役、『炎炎ノ消防隊』のヴァルカン・ジョゼフ役などがあります。そのほかにも多数の作品に出演しているので、気になる場合はぜひ調べてみてくださいね。

この記事では、「鴨乃橋ロン」の重要キャラクターであるシュピッツ・ファイアについて徹底解説しました！最初こそ敵として登場した彼でしたが、知れば知るほど味がある魅力的なキャラクターです。 2023年10月からのアニメ版でも、彼の活躍を楽しみに待ちましょう。