『鴨乃橋ロンの禁断推理』内通者は誰!?候補キャラそれぞれを徹底解剖します
『鴨乃橋ロンの禁断推理』は、名探偵ロンとポンコツ刑事トトという凸凹コンビの活躍を描くミステリー漫画です。ふたりが立ち向かうのは犯罪一家・M家という恐るべき強敵……。しかも物語が進むうち、ロンが所属していた探偵学校・BLUE内部にM家の内通者がいると発覚します! 本記事ではそんな内通者の存在について徹底解説。疑惑が持ち上がった背景や内通者候補、そして結局誰が内通者だったのかについてもネタバレしていきます!
M家の内通者は鴨乃橋ロンの近くにいる!?
内通者の 疑惑が発生 | 6巻46話 |
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ロンは探偵養成学校・BLUEに在籍していた頃、実習中に「血の実習事件」と呼ばれる恐ろしい事件を起こしたとされています。しかしこの裏には犯罪一家の「M家」がかかわっており、ロンは陰謀によって陥れられただけでした。 しかしM家といえどBLUEの内部情報を手に入れるのはたやすくはないはずで、だからこそBLUE関係者の中に内通者がいるという可能性が浮上してきます。 内通者の候補は4名。どの人物もそれぞれに怪しさ満点でしたが、M家のマイロがロンとその候補にクルージングの招待状を送り、その他大勢の人間も巻き込みながらわざわざ犯人探しの場を整えてくれます。果たして内通者の正体とは……?
内通者候補① エルマー・スティングレイ
職業 | 犯罪研究家 |
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初登場 | 8巻68話 |
年齢 | 20代前半? |
エルマー・スティングレイはアメリカ在住の犯罪研究家で、かつてBLUEにも所属していました。実際にすぐれた洞察力や記憶力の持ち主でもあり、作中でもその有能ぶりを披露しています。ゆるくウェーブした金髪と優男的な雰囲気が特徴のイケメンです。 彼は登場していきなりロンのBLUE時代の親友で相棒を自称しますが、当のロンは彼のことをまったく覚えていないというありさま。その他、やたら胡散臭い言動をとったり、電話で何者かにロンについて話しているようすが描かれたりと、怪しい動きをみせていました。
いきなり現れたかと思えばロンの親友・相棒ヅラ……。ただでさえ胡散臭いキャラなのに電話のシーンもめちゃくちゃ怪しかった!
内通者候補② フィン・フェネック
職業 | 名探偵 , BLUEの密室学教官 |
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初登場 | 7巻52話 |
年齢 | 年齢不詳 |
フィン・フェネックは密室学のプロフェッショナルで、BLUEの教官を務めています。ほとんど表情を変えることがないためクールな印象があり、実際に自分にも他人にも厳しい性格です。年齢はロンたちよりかなり上のはずですが、年下の可憐な少女にしか見えません。 フィンは「血の実習事件」に対して興味を持っており、当時現場を訪れようとしていたとの情報も明かされました。基本的に無表情を保っているせいで何を考えているかわからないところも、内通者候補として疑われる理由のひとつだったといえるでしょう。
表情が読めないところがミステリアス。なんで「血の実習事件」に興味津々なの?って感じもしたし。
内通者候補③ シャチ
職業 | フィンの用心棒兼助手 |
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初登場 | 7巻52話 |
年齢 | 20代前半? |
シャチはフェネック家に仕える少年で、フィンを「お嬢」と呼んで慕っています。かつてはBLUEに通っており、ロンの同級生でもありました。逆立てた髪とユニオンジャックがついたバンダナが印象的な、少々いかつい見た目の少年です。 現在はフィンが事件を捜査するときに記録をとったり、いろいろな道具を持ち運んだりと、彼女の用心棒兼助手として活躍しているシャチ。フィンのためならなんでもする節があるため、彼女に命じられて、あるいは彼女を人質にされて内通者として動いているのでは?という説が浮上していました。
個人として見ればスパイになんてなれなさそうだけど、お嬢のためならなんでもしそう……。
内通者候補④ Dr.ヒルシュ
職業 | BLUEの解剖学教官 |
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初登場 | 8巻63話 |
年齢 | 中年以降 |
Dr.ヒルシュはBLUEの解剖学教官であり、各地の大学で法医学の講義なども受け持っています。サイドが黒、センターが白のモヒカンヘアーとメガネ、ちょび髭が特徴のいかにも怪しい中年男性です。 ヒルシュは正式に登場する前から、「血の実習事件」の現場を訪れようとしていた人物として名前が挙がっていた人物でもあります。その後ロンとともに事件の捜査をしたときも不審な動きを見せたり、過去にたびたび殺害容疑をかけられていたと明かされたり、怪しすぎて逆に怪しく思えなくなってくるほどでした。
怪しさ満点のマッドサイエンティストおじさん。逆にこいつが内通者はないなっていう妙な安心感(?)がある。
【重要ネタバレ】M家の内通者が判明!
内通者 | シャチ |
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判明 | 10巻87話 |
生死 | 死亡 |
10巻収録の87話でついに、M家の内通者がシャチだったことが判明しました!同時に彼はロンを探偵界から追放した「血の実習事件」の主犯でもあったと明かされます。 しかしすべてはシャチ自身の意志でおこなわれたことではなく、M家の人間から“従わなければフィンの命はない”と脅されていたせいでした。彼は大好きなフィンを守るために、苦悩の果てに自分の手を汚すことを選んだのです。 そしてフィンはというとシャチから何も聞かされてはおらず、彼がしてきたことにも気付いていませんでした。すべてを知ったときにはもう遅く、シャチはM家によって一瞬で始末されてしまいます。お互いを大切に想っていた2人がこんな形で引き裂かれるとは、あまりにも悲しすぎました。
『鴨乃橋ロンの禁断推理』内通者の真実が悲しすぎる……。
10巻87話で内通者がシャチであると明かされましたが、彼もまたM家に巻き込まれてしまった被害者といえるでしょう。結局始末されてしまったあたり、M家に対する怒りがますます燃え上がります……。ロンが今後そんな強敵相手にどう立ち向かっていくのか、期待大です!