『鴨乃橋ロンの禁断推理』モリアーティ(M家)って何者！？謎の犯罪一族をまとめて解説します

『鴨乃橋ロンの禁断推理』は名探偵ロンとその相棒トトが数々の事件を解決するミステリー漫画。彼らの敵であり、あらゆる事件の裏にいるとされるのが、「M家」と呼ばれる一族です。 本記事ではそんなM家について現時点でわかっていることを紹介していきます！各メンバーについてもざっくり解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

M家は「すべての犯罪はM家に通ずる」とまで評される史上最悪の犯罪一族です。犯罪に精通しており、彼らが起こした事件はまず間違いなく迷宮入りするとされています。 Mは「モリアーティ(Moriarty)」の頭文字であり、ご存知シャーロック・ホームズの天敵である犯罪王ジェームズ・モリアーティが元ネタ。M家はその犯罪王の血を引く子孫たちという設定です。 リーダーのマイロをはじめとした数名がメンバーとして登場していますが、実際のところどれくらいの数の人間がM家にいるのかは定かではありません。しかし協力者は多数いるようで、かなりの規模の犯罪ネットワークを築いていると予想されます。

マイロ・モリアーティはM家の長男で現当主。ふわふわとした金髪と柔和な雰囲気が特徴のイケメン男子です。常にうっすらと笑みを浮かべていますが、その本性は残忍かつ冷酷としか言いようがありません。決して失敗を許さない性格で、ミスをした者は家族だろうと容赦なく始末してきました。 ロンに妙な執着心を抱いており、ことあるごとに彼を罠にはめたり精神的に追い込もうとしたりしてきます。95話でロンに敗北して退場しましたが、このとき、どうやら彼もまた操られていた存在に過ぎないことがほのめかされていました。 M家を真に支配している存在が他にいて、今後ロンたちの前に新たな敵として登場することは確かでしょう。

ウィンター・モリアーティはM家の第4子。額の右側でざっくりと分けた前髪を右の耳にかけており、いかついピアスがのぞいています。凛々しい顔つきと仏頂面が印象的です。男性に見えますが、幼い頃の写真やロンに「彼女」と呼ばれていることなどから、女性説も浮上しています。 喧嘩に強く変装も得意で、ロンとトトのことも随分と翻弄しました。しかしM家のなかでは比較的まともなタイプで、聞かれたことに素直に答えたり嘘がつけなかったりすることも。ロンにも「M家の良心」と評されています。 任務に失敗して狙撃されましたが一命をとりとめ、その後も始末されることなく生き延びました。

「オーベルジュ連続殺人事件」で登場したタイガ・ダンは、本名をダニエル・モリアーティといいます。マイロとウィンターたちの叔父ですが、当初は素性を隠してロンとトトの前に姿を現しました。

エリオット・モリアーティは左目の下に三日月のような形をしたアザがある男性です。その見た目はロンにそっくりで、実際に作中でもふたりそれぞれを見た人は「瓜二つ」と評しています。

もうひとり、モヒカンヘアーの男性も登場しますが、名前など詳しい情報についてはまだ明かされていません。ことあるごとに「ちょいっ」と言うのが特徴です。マイロに絶対服従の姿勢を見せています。

アリス・モリアーティはM家の第5子で、愛らしく素直な女の子です。ウィンターにとてもかわいがられていました。激しく咳き込むなど、病弱だったらしい描写があります。 マイロは当主になる際に彼女を殺害していますが、その過去は彼にとってもトラウマになっているようです。

本作の主人公である鴨乃橋ロンは、三日月のアザの男……エリオット・モリアーティの息子です。しかしその一方でロンの母親はホームズの血を引く名探偵。つまりロンの中には歴史に名を残した名探偵と犯罪王の両方の血が流れているということになります。 当初父親にまつわる記憶を失っていたロンですが、「オーベルジュ連続殺人事件」をきっかけにすべてを思い出すことに。犯罪者の血を引いていたことに衝撃を受けるも、「お前はホームズにもモリアーティにも縛られるな」と言っていた父の言葉を思い出し、自分の道を行くと決意します。 エリオットは犯罪一家の一員ではあったものの、ロンの母親との出会いで変わり運命に抗おうとしていたようです……。

当主であるマイロが物語から退場したものの、彼以上の危険人物がまだまだいそうなM家。これからどんな新キャラが登場するのか楽しみですね。ロンとトトの壮大な戦いをこれからも見守っていきましょう！