漫画『妹を可愛く育てたら大公様に溺愛されました』ネタバレあらすじ＆感想！悲惨な未来を迎える世界と妹を救うファンタジーストーリー

『妹を可愛く育てたら大公様に溺愛されました』は、虐げられた末に国を滅ぼしてしまう妹を救うため過去からやり直す姉の姿を描いたNaryan作の女性向けマンガです。 この記事では本作品のネタバレを紹介していきます。お得に読む方法や感想も紹介しますので、気になった人は是非お得な方法で楽しんでくださいね！

第2皇女である主人公のセザンヌは、城中の人達が石になっている異様な光景に戸惑っていました。声の聞こえた方へ向かったセザンヌは第1皇女であるビビアンが、第3皇女であるプレタを責めている場面を目撃します。 プレタを庇うセザンヌでしたが、突如プレタの周りから闇があふれ出し、世界を滅ぼすバジリスクが現れたのです。プレタは黒髪と黒い瞳を持っていたため、王宮では呪われた存在として蔑まれていました。絶望したプレタはバジリスクの誘いに乗ってしまったのです。 セザンヌはプレタに寄り添わなかったことを悔やみました。次の瞬間、セザンヌが目を開けると6年前へと戻っていたのです。プレタに会いに行ったセザンヌが見たのは鎖に縛られたプレタでーー。

プレタの状態は酷く、発見がもう少し遅ければ危なかったと医者から聞かされたセザンヌは怒りに震えていました。プレタが目覚めるとセザンヌは食事を与え、プレタをお風呂に入れてあげたのです。小さいプレタがめちゃくちゃ可愛い！ セザンヌの温もりに触れ、プレタは浴室で声を上げて泣きました。セザンヌの優しさが溢れているシーンですね。 セザンヌはバジリスクについて調べることにしましたが、資料が見当たらず収穫は得られませんでした。悪い考えを払拭するためにセザンヌは剣の授業に取り組みます。このシーンのセザンヌはめちゃくちゃかっこいいです。 その後、セザンヌはプレタのもとへ訪れました。プレタは優しいセザンヌにすっかり懐いており表情も明るくなり始めてーー。

プレタに優しく接していたセザンヌでしたが、セザンヌは幼い子供の面倒を見たことがなく接し方に悩みを抱えていました。背中の傷を治すためにプレタの部屋を訪れると、怖い夢を見たとプレタが泣いていたのです。 プレタと一緒に寝ることにしたセザンヌは、プレタを守ることを決意したのでした。ある日、セザンヌはプレタに庭で遊ばないかと提案したのです。セザンヌにお礼がしたいと四つ葉のクローバーを探すプレタでしたが、中々見つかりません。 クローバー探しに夢中になっていたプレタは、とある男性と出会います。キリア大公と名乗った男性は、プレタに四つ葉のクローバーを差し出しました。プレタを探していたセザンヌもその場に現れたのですがーー。

キリア大公が私を皇女様だと勘違いしたみたいですと、セザンヌに話すプレタ。『私は髪の色も目も黒いのになんで私を皇女様だと思ったんでしょう？』と疑問に思っていました。皇家の人たちはほとんど髪や目の色が明るいから、錯覚しないと思うんだけどと、セダンヌも違和感を感じます。 しかし本来はれっきとした皇女であるプレダ。今は皇女としての待遇を受けていないだけのプレダに、セダンヌはできることなら、皇女の名を与えてあげたいと心の中で強く想うのでした。 そして、皇帝陛下に会ったことがあるかプレダに問いかけるセダンヌ。しかし、プレダは一度もあったことがないと答えます。さらにセダンヌは『もしも陛下に会うことになったらどうする』とプレダに問いかけ......。

陛下はセダンヌが呪われた闇の子と言われたプレダと一緒にいることを良く思っていませんでした。そんなことを考えていると、プレダが生まれた時のことが陛下の頭の中でフラッシュバックされます。 プレダが生まれ、呪われた闇の子だと判断され、すぐに対処しないと彼女によって国が滅ぼされてしまうと、決断を迫られる陛下。しかし、最愛の妻・ルアーナには『どうかあの子を助けてください、私の最後のお願いです…』と言って息を引き取るところで、陛下は我に返ります。 そして、プレダとセダンヌのことで頭を悩ませるのでした。そんな中、セダンヌの姉・ビビアン皇女の悪い部分があらわになってきます。呪われた闇の子といえど曲がりなりにも皇女であったプレダが、待女たちからひどい仕打ちを受けたのは、ビビアンが関係していて......。

セダンヌが会食から帰ってくるのをお絵描きしながらまっていたプレダ。セダンヌが戻ると、笑顔で出迎えます。そして、自分の描いたかわいい動物やデザートの絵をセダンヌに見せるプレダ。そんなプレダの絵をみたセダンヌは、『一度動物を飼ってみる？』とプレダに提案します。 するとプレダは、とても喜んだ様子で『子犬とウサギと猫とそれから…』とたくさんの飼いたい動物を挙げていきます。そんなプレダにセダンヌは『最初は一匹だけ育ててみすのはどう？たくさんいたら全部可愛がってあげられないかもしれないでしょ』と伝えます。 するとプレダは、陛下が自分のことを可愛がってくれなかったのは、たくさん愛する人が居すぎたからかなっと、自分を捨てた陛下にも同情する優しすぎるプレダを見たセダンヌは......。

本作の物語のメインとなる呪われた闇の子プレダに憑依したバジリスクの闇を封じることが出来るかが、鍵となってきます。闇の魔力はプレダの成長とともに強まっていくことが分かっています。プレダの闇を浄化するために大司祭りの力に頼ったりと試行錯誤しますが中々上手くいきません。 しかし、セザンヌには光属性の中でもダントツに強い神聖力をもっていることや、プレダと一番深い関係を築けていることが闇を封じる突破口となる可能性があります。そして、バジリスクの闇を封じるための本を書いた魔術師カデルを見つけ出すことが出来れば、新たに有力な策が見つけられるはずです。 彼女の内面に大きな変化をもたらす何らかの出来事が起きた時に、セザンヌの神聖力を使った上で、彼女の気持ちを深く理解して、負の感情を取り払うことが出来て、バジリスクの闇は封印されると予想します。 そして、プレダを救いだすことが出来た時、協力して関係を深めえていたセダンヌとキリアは、2人の関係に集中することができて互いの愛にも気付き、深く結ばれることになるのではないでしょうか。

本作はタテヨミフルカラーで描かれており、とにかくイラストが美麗です。ファンタジー要素も盛り沢山なのですが、特にキャラクターの魅力が溢れています。 セザンヌは美人なのですが優しく芯のある女性で好感が持てますし、妹のプレタがめちゃくちゃ可愛いです。また、お相手となるキリア大公もかっこよくて、これから描かれる恋愛模様が楽しみでなりません。やり直しストーリーや、恋愛モノが好きな人におすすめしたい作品となっています。