漫画『王太子の花嫁』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！婚約破棄から始まる真実の愛の物語

『王太子の花嫁』は王太子から婚約破棄を告げられた失意の令嬢が、本物の愛と出会い幸せになっていくまでを描いたラブストーリーです。 本記事ではめちゃコミックにて配信中の『王太子の花嫁』のストーリーをネタバレ込みで第10話まで解説していきます。作品の見どころや、お得に読む方法も併せて紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください！

王太子レアンドルの婚約者である公爵令嬢のアリエノールは、ある日突然王太子から婚約破棄を告げられます。レアンドルは婚約者のいる身でありながら、子爵家の令嬢クラリスと恋仲になり彼女と結婚すると宣言したのです。 幼いころから共に過ごしてきた王太子の裏切りに深く傷つくアリエノール。見かねた家族から気晴らしに旅行へいくよう勧められ、妹のリゼットとともに避暑地ベストンへと旅立ちました。 ベストンの地を治めているのはレアンドルの兄クロヴィス。そこでアリエノールは思いがけない形でクロヴィスと出会い、美しく聡明な彼に惹かれていきます。

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旅先にまで押しかけられ、仕方なくレアンドルたちと食事をすることになったアリエノール。2人は全く悪びれた様子もなくアリエノールの前に姿を現すと、突然とんでもない提案をしてきました。 なんとアリエノールを愛妾として傍に置き、クラリスの代わりに政務を担わせようとしてきたのです。さらに例え2人の間に子供ができても継承権は認めず、王位はクラリスとの子に継がせると言いのける始末。 これには温厚なアリエノールも感情的になり、つい2人の前で涙を流しそうになってしまいます。そんな彼女を突然誰かが後ろから抱きしめました。振り返るとそこにはクロヴィス殿下の姿があって……。

レアンドルたちとの食事会でクロヴィスに救われる形となったアリエノールは、これほど優しく有能な彼がなぜ継承権を放棄したのか、クロヴィス本人に真相をたずねました。 クロヴィスの両親は仲の良い夫婦でしたが、レアンドルの母であるパメラが現れたことによって関係が破綻。その結果王妃は心を病み、そのまま亡くなってしまったのです。 パメラは自分の息子を国王にするべく、邪魔者たちを排除するため動き出しました。そして国王もパメラの思惑に気が付きますが、もはやどうすることも出来ず、思いつめてクロヴィスと無理心中を図ろうとします。 それを止めたのがアリエノールの父。さらにアリエノール自身も当時のクロヴィスの心を救った存在でした。

アリエノールとクロヴィスの距離が縮まっていく一方で、クラリスはとある計画を企てていました。 もともと自分よりも家柄がよく、本物のお姫様のようなアリエノールに劣等感を抱いていたクラリス。昔からどんな手を使っても欲しいものを手に入れてきた彼女は、王太子妃の座を奪うためレアンドルに近付きました。 そしてまんまとレアンドルを手中におさめ、虚栄心が満たされたのも束の間。美しいクロヴィスの登場によって、またしてもクラリスの心に野心が生まれてしまいます。 そもそもレアンドルに対して全く愛情を抱いていなかったクラリス。よりハイレベルな男性を前にし、何をしてもクロヴィスを手に入れると決意するのでした。

社交界でクロヴィスに接触したクラリスは、ベストンでの非礼を詫び、白々しく全て誤解なのだと話していました。そしてアリエノールにも直接謝罪したいと申し出て、クロヴィスはこれを許可してしまいます。 わざとらしく泣きながらアリエノールに謝罪するクラリス。言葉の節々にクロヴィスと親しくなりたいという願望が滲み出ています。 一方、いたって冷静なクロヴィスはベストンでの出来事について、一部始終を見ていたリゼットに話すよう伝えました。 するとアリエノールに対する無礼な仕打ちの数々が明らかになり、クラリスは思いがけず追い詰められる形になってしまって……。

調査の結果、クマ三郎が手がけた『王太子の花嫁』の原作小説は「小説家になろう」ではなく、「エブリスタ」という小説投稿サイトで連載されていたとわかりました。 なお原作小説は既に完結していて、2023年9月現在もエブリスタにて無料で読むことができます。小説家になろうでは読めないので注意してください。

冒頭でいきなり王太子から婚約破棄を言い渡され、アリエノールは『王太子の花嫁』ではなくなってしまいます。しかしその後王太子の兄クロヴィスと出会い惹かれ合うように。 現王太子はとても国王の器とは思えません。そのため継承権を剥奪されたものの優秀な領主であるクロヴィスが再び王太子になる可能性は高そうです。 これからアリエノールがどんな形で『王太子の花嫁』として返り咲いていくのか、現王太子とクロヴィスとの関係も含め注目ですよ！