2023年10月16日更新

小説版『薬屋のひとりごと』の全巻無料配信・サブスク情報

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小説版『薬屋のひとりごと』の作品概要

あらすじ 舞台はとある大陸の中央部に位置する大国「茘」。主人公は花街の薬師として働く少女・猫猫。不運な出来事から後宮で働くことになった猫猫は極力目立たないよう無知な下女として振る舞っていました。しかし、皇帝の御子が立て続けに死亡する怪事件の謎を持ち前の薬毒の知識で解いたことによって麗しの宦官・壬氏に目をつけられることになります。皇帝の寵妃・玉葉妃にも気に入られ侍女兼毒見薬となった猫猫。元々は平穏な日々を望んでいた猫猫ですが、その一件以降壬氏が提示してくる珍しい薬毒や植物につられて陰謀渦巻く宮廷の様々な事件・事故の解明に駆り出されていくことになります。 コミカライズやアニメ化で話題沸騰の中華風ミステリーラブコメ作品。
作者 日向夏
既刊数 14巻(2023年10月現在)
ジャンル ライトノベル , ミステリー , 後宮 , 薬師

小説版『薬屋のひとりごと』のレビュー

小説版『薬屋のひとりごと』の総合評価
5 / 3人のレビュー
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20代女性

1巻から通して根本的な性格部分は全くブレない猫猫に好感が持てます。薬毒への知的好奇心が尋常ではないぐらい高い猫猫は平気な顔で自分の身体を使った人体実験をすることも。ドン引きしてツッコミを入れている壬氏が面白いですね。シリアスとコメディのバランスがうまい上に個性的なキャラが多いため、楽しすぎてページをめくる手が止まりません。

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30代男性

漫画版を先に読んだのですが続きが気になって原作小説を購入しました。伏線の張り方がかなり凝っていて一見バラバラに見える各話の小さな謎が実は大きな事件や陰謀に繋がっていくストーリー展開に思わず目を見張ってしまいます。舞台は中華ファンタジーっぽいですがミステリー要素が強いので推理小説好きにもオススメな作品!

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30代女性

壬氏と猫猫の絶妙な距離感がもどかしくてたまりません。絶世の美人である壬氏にとってちょっかいをかけると侮蔑の視線を向けてくる猫猫はとにかく面白くて仕方ない存在。手元に置いておこうと躍起になる姿は年齢より幼く見えてちょっと可愛いですね。互いの立場上感情の伴う関係の変化を意図的に避けている2人の様子にもどかしさと胸キュンを覚えてしまいました。

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小説版『薬屋のひとりごと』各巻のあらすじ

小説版『薬屋のひとりごと』1巻のあらすじ

花街で義父とともに薬屋を営む娘・猫猫。薬や毒の実験をしながら平穏な人生を送っていた猫猫ですが、ある時人攫いの手にかかり後宮に売り飛ばされてしまいます。苦々しく思いながらも2年の年季があけるまで大人しく後宮の下働きをすることに。 そんなある日、猫猫は同僚の小蘭から不穏な噂話を聴かされます。噂の内容は、現帝の御子は皆短命で今生きている2人の御子も重い病気を患っているというもの。 呪いの類ではあちこちで話題になる中、猫猫だけは事件の真相に気づきます。秘密裏に妃たちへ忠告の文を送り、結果的に公女の命を救いました。その数日後、後宮の管理者で美貌の宦官・壬氏に呼び出された猫猫は上級妃・玉葉妃の侍女兼毒見役になることを命じられて……。

小説版『薬屋のひとりごと』2巻のあらすじ

玉葉妃の侍女として働いていた猫猫ですが、とある事情から一度解雇されてしまいました。しかし、壬氏に望まれ再び外廷で勤めることになります。壬氏が美しすぎるがゆえにお付きの猫猫は他の官女たちの嫉妬を買うことも。 一方、壬氏はとある武官・羅漢の存在に頭を悩ませています。天才的な采配力をもつ軍師ながら宮中一の変人とも名高い羅漢は何故か事あるごとに壬氏に問題を持ってくるのです。さらに壬氏は羅漢と猫猫の間に並々ならぬ因縁があることにも気づきます。 壬氏のお付きとして働きながら宮中の奇妙な事故や事件に遭遇していく猫猫。持ち前の薬の知識や洞察力でそれらを解決していく中、猫猫は全ての事象に秘められた共通点を知ることとなり……。

小説版『薬屋のひとりごと』3巻のあらすじ

玉葉妃が2人目の赤子を身籠ったため再び侍女として後宮へ戻ることになった猫猫。未だ男御子がいないため後宮内は陰謀と腹の探り合いに満ちており、玉葉妃の妊娠も極秘扱い。しかし、後宮の外部からも情勢を伺う動きが目立ちきな臭さが漂い始めます。 そんな中、隣国から来る特使たちの無理難題をどう解決するか猫猫に相談を持ちかける壬氏。特使たちは数十年前に存在した絶世の美人妓女を見たいと要求してきたのでした。重要な交易相手であるがゆえに無碍にもできません。思考の末、猫猫が思いついた策とは……? さらに猫猫は壬氏のお付きとして避暑地へ随行することになるのですが、2人揃ってトラブルに巻き込まれます。そして猫猫は壬氏の重大な秘密に触れてしまい……。

小説版『薬屋のひとりごと』4巻のあらすじ

玉葉妃の腹の子が逆子だと気づいた猫猫。深い医療知識をもつ医官がほとんどいない現在の後宮でこのまま出産すれば玉葉妃も赤子も危険だと猫猫は訴えます。同時に自身の義父であり元医官の羅門を出仕させることを提案しますが、そう簡単に問題は解決しません。 一方、後宮内では最も幼い上級妃・里樹妃が幽霊を見たと騒ぎになっていました。さらに新参の妃・楼蘭妃の疾走を皮切りに猫猫の周囲でも再び奇妙な出来事が起き始めます。 猫猫が後宮内で解き明かしてきた数々の事故や事件に潜んだ法則性。それに気づき陰謀渦巻く宮廷の深い闇も絡んだ真実を追う中で猫猫は何者かに拉致されてしまいます。国を揺るがす大騒動の中、壬氏と猫猫がとる行動とは……?

小説版『薬屋のひとりごと』5巻のあらすじ

宮廷中を巻き込んだ子一族の反乱がようやく沈静化した茘大国。玉葉妃が無事に男御子を出産し、長らく空席だった正室の座につきます。宦官として後宮管理をしていた壬氏は自らの身分を明かし 皇弟として政治に携わっていくように。 相変わらず花街に戻れないながらも宮中で平穏に働く生活を取り戻した猫猫。しかし毒菓子事件や蝗害問題など次々とトラブルの種が降りかかり猫猫は事件に関わらざるを得なくなっていくのです。 事件や事故に仕方なしに首を突っ込む中、猫猫は壬氏の命令で西都へ向かいます。見知らぬ土地の珍しい薬や植物たちに目を輝かせる猫猫。そんな中、玉葉妃の故郷でもある西都で蠢く陰謀が壬氏や猫猫にも大きな影響を与えて……。

小説版『薬屋のひとりごと』6巻のあらすじ

ついに猫猫は壬氏から明確な好意と求婚の言葉を告げられます。己の出生や複雑な立場上、壬氏の想いを知りながらもはっきりとした答えを返せない猫猫。壬氏もまた現皇帝の弟という身分のため普通の人間と同じ自由な恋愛を許されてはいません。 今までと変わらない関係でいたい猫猫と曖昧なままで終わりたくない壬氏。2人の関係が変わろうとする中、西都での怪事件はさらに混沌と化していきます。 花嫁の自殺事件や画家の食中毒、湖上を渡る仙女、そして里樹妃を狙う陰湿な謀略。数々の事件と謎を1つずつ解き明かしていくことで猫猫と壬氏は里家の闇を垣間見ることに。追い詰められた里樹妃を救うことはできるのか、緊迫の事態が猫猫たちを襲います。

小説版『薬屋のひとりごと』7巻のあらすじ

里樹妃の親子騒動が解決し、再びいつも通りの雑用の日々を送る猫猫。しかし今度は壬氏の世話役である高順が面倒事を抱えて猫猫のもとにやってきます。曰く、宮廷の女官試験を受けないかと。 内心あまり乗り気ではない猫猫でしたが、高順が話を持ちかけてきた時点で断るという選択肢がないのも理解していました。そのまま半強制的に受験することとなり、猫猫は新たに医官専属の女官として働くこととなります。 猫猫を溺愛する変人軍師・羅漢や厳しい医官たち、以前と同様壬氏関連のやっかみを含めて嫌がらせをしてくる女官など新たな面倒事と人間関係に頭を悩ませる猫猫。その中でも特に猫猫に絡んでくる先輩女官・桃には何か事情があるようで……?

小説版『薬屋のひとりごと』8巻のあらすじ

事件に巻き込まれた末、毒で身体を壊した桃が無事に回復して医局へと戻ってきました。猫猫とも友人になり、互いに忙しくも平穏に働く日々。 そんな中、猫猫のもとに変人軍師・羅漢から碁の指南書が大量に送られてきます。碁や将棋を好む羅漢に対して、猫猫は遊戯のルールこそ知っていても特段それらが好きというわけではありません。読みもしない大量の本を売り捌こうとする猫猫。 ところがその羅漢の本をきっかけに宮廷内では碁が大流行。碁の大会まで開かれるようになります。 一方、砂欧を中心に発生している毒殺事件や蝗害問題などに頭を抱えている壬氏。羅漢が仕事をサボっていることも壬氏の仕事が増える原因の1つとなっています。そこで壬氏は碁の大会をネタに羅漢へ直談判を決行して……。

小説版『薬屋のひとりごと』9巻のあらすじ

壬氏が皇帝の前でとった暴挙により絶対に口外できない秘密を抱えることになった猫猫。壬氏のとんでもない行動に腹を立てつつも世話を焼いてしまうことになります。 後宮が年末年始の休みに入り花街へ里帰りしようとする猫猫。そこへ家には帰りたくない桃が燕燕を引き連れて猫猫のもとへやってきます。いくら友人でも身分的にはお嬢様である桃を花街へ泊めることはできません。そこで猫猫は縁者である羅半兄に2人を紹介することにしました。 強制的に共有させられた秘密ゆえに壬氏のもとへ定期的に通うこととなった猫猫。壬氏が負った傷を診る中でこれからも無茶をしかねない壬氏のため独自に義父・羅門から医術の知識を学ぼうと考え始めて……。

小説版『薬屋のひとりごと』10巻のあらすじ

壬氏とともに再び西都へ赴くことになった猫猫。後宮勤めの時から縁のあるやぶ医者や新人医官の天佑とともに猫猫は医官の手伝いや薬師として宮廷にいた時と大きくは変わらない仕事をこなす日々。壬氏の身体に残る口外禁止の傷跡がバレぬよう振る舞うのだけが懸念事項となっています。 一方、壬氏は皇弟として西都の政務に関わるものの西都側の権力者たちは壬氏をお飾りとしてしか見ていない様子。悩みが尽きない中で西都で発生しつつある事件や問題に尽力していく壬氏。 そんな中で猫猫は羅半兄の農村視察に同行することになります。羅漢の元副官・陸孫との再会や大蝗害を経験した老人との対話。次第に、猫猫は西都で起き始めている災害や陰謀に気づき始めて……。

小説版『薬屋のひとりごと』11巻のあらすじ

ついに大蝗害が戌西州で発生。猫猫からの進言で蝗害を予見していた壬氏は予め中央に支援物資を要請しており、すぐさまに対策に乗り出します。しかし、蝗害の経験が無く知識不足の現状から混乱が相次ぎ西都や国境で暴動が多発。 さらに蝗害対策をする壬氏の手柄を西都の領主代行にして玉葉妃の兄・玉鶯が横取りする事態も起きます。憤る猫猫に対して壬氏は気にしていない様子。壬氏は些末な問題よりも蝗害に苦しむ戌西州の支援策に自分の皇弟という立場を大いに利用していきます。 しかし、なかなか好転しない状況や飢えが限界に達し始めた民たちは次第に皇族である壬氏への不満を募らせていくのです。蝗害問題に玉鶯の謀略も絡み始める中、壬氏や猫猫に迫る危機とは……?

小説版『薬屋のひとりごと』12巻のあらすじ

蝗害問題から砂欧との戦争にまで発展仕掛けた西都。しかし、戦争を起こそうと画策していた玉鶯本人が暗殺されたことで事態はなんとか平和な解決へと向かい始めます。壬氏は領主代行を失い混乱する西都の政務を仕方なく引き受けることになりました。 仕事に忙殺され心身ともに疲れがとれない壬氏。猫猫は医官手伝いとして働きながら時折壬氏を気遣っていました。互いのことを話す暇もなく未だに2人の関係は曖昧なまま日々は過ぎていきます。 そんな中、壬氏は西都の権力者から玉鶯の息子たちの教育を頼まれます。彼らを玉鶯の後継者として育成すれば西都の政治も安定するという考えがあったのです。ところが、当の息子たちの中には壬氏や猫猫を毛嫌いしている者もいて……。

小説版『薬屋のひとりごと』13巻のあらすじ

西都でのお家騒動が片付き約1年ぶりに都へ帰ることができた壬氏や猫猫たち。元の平穏な生活に戻ったかに見えたのですが、様々なところで人間関係やそれぞれの想いが交錯している様子。猫猫の友人や義兄など彼女と関わりのある人物たちの人生とは……? いつもとはやや変わった視点から描かれる日常編。 そして西都からの帰還後、猫猫はついに壬氏との関係に答えを出すことを決めます。同時に猫猫の決断がこれから大きな問題を生み出していくことになるのです。 壬氏が皇族である以上避けられない障害の数々。全てを理解した上で猫猫との道を模索する壬氏は彼女の答えをどのように受け止めるのか、2人の関係がようやく進展を迎えます。

小説版『薬屋のひとりごと』14巻のあらすじ

「名持ち」の一族とは皇帝より名前を与えられた特別な一族。時代の流れで盛衰の移ろいはありますが、名持ちが有力な存在であることは変わりありません。そんな名持ちの会合に猫猫は羅半たちと参加することになります。 花街の姉・女華に頼まれたとある目的のため元上級妃・里樹妃の生家である卯一族や卯家と親交のあった辰一族と関わっていく猫猫。次第に皇族の末裔にまつわる謎にまで首を突っ込むことに。 さらに宮廷内では血統を重視する皇太后派と新しい風を起こそうとする皇后派の派閥争いが起きていました。猫猫の関わった謎はより一層暗雲が漂い始める事態に発展。時代の流れと周囲の陰謀に壬氏と猫猫は問答無用で巻き込まれることになってしまい……。