『薬屋のひとりごと』猫猫(マオマオ)の正体とは?父親・母親や小指の秘密からその後まで解説
猫猫(マオマオ)は、『薬屋のひとりごと』の主人公で、花街育ちの薬師です。人さらいに後宮へ売られて下女となり、毒や薬の知識を買われて毒見役の侍女に取り立てられます。 そんな猫猫の正体や、実の両親が誰なのか気になる人も多いでしょう。本記事では、猫猫の正体をはじめ、父親・母親や小指の秘密、その後の歩みまで解説します。 ※本記事は『薬屋のひとりごと』の重大なネタバレを含みます。
『薬屋のひとりごと』猫猫(マオマオ)のプロフィール

| 年齢 | 17歳→21歳 |
|---|---|
| 身長 | 153cm |
| 苦手なもの | 蕎麦(アレルギー)・飛蝗 |
| 声優 | 悠木碧 |
猫猫(マオマオ)は花街で薬売りとして働いていた少女。ある日後宮へと売られ下女として仕えることになりますが、薬や毒にまつわる知識やその聡明さを見込まれ、毒見役の侍女に出世しました。 そばかすが特徴の愛らしい顔立ちをした少女ですが、その内面は非常にドライで合理主義的です。しかし薬に対しては並々ならぬ情熱を持っており、好奇心の赴くままに動いてしまうことも少なくありません。 本人としては出世には興味がないのですが、知らず知らずのうちに才能を評価されさまざまな依頼を引き受ける羽目になってしまいます……。 名前の「マオマオ」は中国語の読み方で、「猫」を中国語で「マオ」と読むことに由来します。身長は153cmと小柄で、そばかすのある顔立ちが特徴です。
猫猫の一人称と口調は?

猫猫の一人称は「私」です。壬氏や妃など目上の人には、丁寧な言葉で話します。アニメ2期第36話でも「私にとって壬氏さまは壬氏さまです」と、壬氏に敬語で接していました。 一方で、心の中では相手に辛辣なツッコミを入れていることも多く、表向きの丁寧さとの差が見どころです。毒をめぐって本気で怒ったときには、口調ががらりと荒くなることもあります。 普段の敬語と、怒ったときの荒い言葉づかいの落差も、猫猫の魅力のひとつです。
猫猫(マオマオ)の正体は?

猫猫の正体は、軍師・羅漢と緑青館の妓女・鳳仙の間に生まれた娘です。花街で薬師をしていた羅門に引き取られ、養父である羅門のもとで育ちました。 幼いころから緑青館の三姫(梅梅・白鈴・女華)を姉のように慕い、羅門から薬や毒の知識を学んでいきます。ある日、薬草を採りに出たところを人さらいにさらわれ、後宮に売られてしまいました。 珍しく読み書きができる猫猫ですが、人さらいが儲かるのは癪だと無能を装っていました。羅漢と鳳仙がどのように出会い、なぜ離ればなれになったのかも、物語の大きな鍵となっています。
猫猫は下女から玉葉妃の侍女に出世する

はじめは目立たず過ごそうとしていた猫猫ですが、上級妃・玉葉妃とその娘が病気になった際、その原因がおしろいに含まれる鉛であると見抜き彼女たちを救いました。それをきっかけで、下女から侍女へとスピード昇進します。 おとなしくしておこうと思いつつ自分の専門がかかわるとつい動いてしまう、そして人の命が危ういと見て見ぬふりができないという、猫猫の行動力とやさしさがうかがえるエピソードです。 玉葉妃の毒見役となった猫猫は、アニメ1期第6話「園遊会」で料理に入った毒を見抜きます。毒は玉葉妃の膳に入っていましたが、本来は里樹妃に出るはずの料理でした。この園遊会では、猫猫が簪を受け取る場面も描かれています。
猫猫は毒が大好きな性格をしている

猫猫は薬や毒が大好きで、小さい頃から進んで毒を摂取しては自分の身体で実験をするというとんでもないことを繰り返していました。そのため、本来なら怖がる侍女が多い「毒見役」の仕事も喜んで引き受けています。 珍しい薬草や薬の一種である酒にも目がなく、それらを褒美としてちらつかせられると子どものように大喜びすることも。周りもそれを重々承知しており、何かと彼女に薬や毒の情報を渡したり実物をあげたりしています。
猫猫(マオマオ)と壬氏の関係は?

壬氏(ジンシ)は、宦官として後宮を取り仕切る美貌の青年です。誰もが見とれる壬氏に対し、猫猫だけは冷めた態度をとり続けます。そんな猫猫に壬氏は興味を持ち、やがてはっきりとした好意を寄せるようになっていきます。 一方の猫猫は、身分の差もあって壬氏の想いをなかなか受け止めようとしません。それでも数々の事件をともに乗り越えるうちに、2人の距離は少しずつ縮まっていきます。 物語では2人のキスや、小説7巻での壬氏のプロポーズなど、関係が大きく動く場面も描かれています。
猫猫(マオマオ)は死亡した?命を狙われ大怪我を負う

2026年10月時点で、猫猫は死亡していません。ただし、物語の中では何度も命の危険にさらされています。 毒見役として、毒の入った料理を口にするのは日常茶飯事です。後宮や宮廷で起きる事件に首を突っ込んでは、危ない目に遭ってきました。なかでも大きな危機が、祭事での大怪我と、子の一族による誘拐です。 どちらも命を落としてもおかしくない場面ですが、猫猫はそのたびに生き延びてきました。主人公である猫猫が物語の途中で命を落とす展開は、原作の小説でも描かれていません。
祭事で壬氏をかばい大怪我を負う
アニメ1期第20話「曼荼羅華」(原作小説2巻)では、猫猫が祭事で壬氏をかばい大怪我を負います。猫猫は、祭具の盗難や関係者の死など祭事にまつわる事件を追っていました。そのうちに、壬氏に危険が迫っていることに気づきます。 祭事の場に乱入した猫猫は、落ちてきた祭具から壬氏を守り、自らが大怪我を負ってしまいます。それでも命に別状はなく、猫猫は無事に回復しました。
子の一族に誘拐され砦へ連れ去られる
アニメ2期では、猫猫が子の一族に誘拐される事件が起こります。第41話「狐の里」では、後宮から姿を消した猫猫が、森の中の湯治場である狐の里にいる場面が描かれました。 連れ去られた先は、子の一族の砦です。第44話「砦」では、神美に見つかった猫猫が砦に囚われます。続く第45話「蟇盆」では、楼蘭妃の母・神美のために不老の薬を作らされる日々を送りました。 囚われの身となっても、猫猫は薬師としての知識を武器に生き延びようとしました。砦で起きる出来事は、2期の大きな山場のひとつです。
猫猫(マオマオ)の父親・母親は?
猫猫の父親は軍師・漢羅漢(かんらかん)。太尉の位についている羅漢は、国の軍部の最高幹部に所属しています。「変人軍師」と呼ばれてしまうほど奇抜な言動をとることが多いですが、かなりの切れ者であり、用兵術に長けた人物です。 また母親は、緑青館で人気の妓女であった鳳仙だと判明しています。彼女は「媚びない」タイプの勝ち気な美人であり、囲碁と将棋の名手として有名でした。 ある日、羅漢は盤上遊戯で負けなしの彼に恥をかかせたい同僚によって花街に呼びだされました。このとき碁の対決には負けた羅漢ですが、そこから何度か対局を重ねお互い惹かれあうようになったのです。 しかし失脚をきっかけに羅漢は遊学に出され、猫猫を授かった2人は会えなくなってしまいました。さらに鳳仙は梅毒で寝たきりの状態となり、かつての美しさはどこへやら、すっかりやつれた別人のような姿になってしまいます。
猫猫は父・羅漢を毛嫌いしている

漢羅漢は本作の舞台である茘(リー)の軍師で、奇抜な言動から変人として扱われています。猫猫はそんな彼のことを心底毛嫌いしており、名前を聞くだけで表情を歪めるほどです。 実は羅漢は猫猫の実の父。とある事情で生き別れになっていましたが、再会後はどれだけ嫌われようと構わずに娘を溺愛しています。しかし猫猫は育ての親で羅漢の叔父である羅門を慕っているので、しつこく付きまとってくる羅漢が鬱陶しくてしかたがないというわけです。 さらに羅漢が自身の慕う羅門から能力を認められていることに対する嫉妬も、彼を嫌う理由のひとつであるようす。とはいえ激しく憎んでいるわけではないので、物語が進むにつれ険悪な態度も和らいでいきます。
猫猫(マオマオ)の小指はなぜ短い?
猫猫の小指は、よく見ると少し歪な形になっています。これは彼女が赤子の頃、母親である鳳仙によって小指の先を切り落とされたためです。鳳仙は羅漢に宛て、自分と猫猫の小指の先を送りつけるというとんでもない行動に出ています。 この件については当時流行っていた「ゆびきり」のおまじないだという説明がされたのみです。おそらく鳳仙は、子を宿した自分を置いていった羅漢に裏切られたと感じており、一種の当てつけとしてこのおまじないをしてみせたのでしょう。
猫猫が左腕に包帯を巻くのは怪我ではなく薬の実験のため

猫猫は左腕に常に包帯を巻いていますが、その下には彼女自身がつけた傷がたくさんあります。実は彼女は調合した薬の効果を確かめるため、自分で傷をつけては薬を塗るといった行為を繰り返しているのです。つまりすべては薬への愛と情熱によるもの……。 しかし、事実を知らない者にとってその包帯は、「もしや虐待されてきた?」という疑惑の種にもなっていました。そのため猫猫は当初、虐待され後宮に売り飛ばされたかわいそうな子と誤解されており、同情から必要以上にやさしくされていました。 猫猫が後宮という特殊な環境で、不愛想な態度にもかかわらず特にいじめられることなく過ごせていたのは、この包帯のおかげもあるのかもしれません。
後宮の下女になった猫猫(マオマオ)はその後どうなった?

後宮の下女として働き始めた猫猫は、その後さまざまな立場を経験していきます。毒見役として玉葉妃付きの侍女になったあと、外廷で壬氏付きの侍女として働くことになりました。 その後いったん花街に戻って薬屋を営みます。やがて再び宮中に呼ばれ、医官付きの官女として医局で働くようになりました。女性は医官になれないため立場は官女のままですが、実質的には医官と同じような仕事を任されるまでになりました。 原作の小説と漫画はどちらも連載中で、猫猫の物語は今も続いています。
猫猫(マオマオ)がかわいいと言われる理由は?
化粧で描いたそばかすを落としたすっぴんの素顔がかわいい

猫猫は普通に見ていても可愛らしい顔立ちをしていますが、肌のそばかすやシミが欠点として挙げられていました。しかし実はこの欠点は、猫猫がみずから化粧で施したもの。彼女は花街育ちでもあったため、容姿が理由で襲われることのないよう、わざと本来より見栄えしないように細工していたのです。 そんなわけで猫猫は化粧を落とすと、シミひとつない美肌かつ可愛らしい顔立ちをしています。また化粧で化けるタイプとも言われており、おしゃれをした場面ではよりいっそうその魅力を放っていました。
薬のこととなると夢中になる姿がかわいい

普段は冷静でドライな猫猫ですが、薬に対する熱量は半端なものではありません。夢中になるあまり我を失い、突っ走ってしまうことも多いです。 そんなときの猫猫はいつもキラキラとした瞳をしていて、普段のクールな表情とのギャップが際立ちます。子どものような一面が可愛らしく、思わず胸キュンです!
壬氏に向ける怖い顔もかわいい
猫猫の魅力として外せないのが、壬氏に向ける露骨に嫌そうな顔です。誰もが見とれる美貌の壬氏に迫られても、猫猫は顔をしかめて冷ややかな視線を返します。 アニメ1期第3話では、猫猫の表情を見た壬氏が「何かものすごく失礼なこと考えていないか?」と問いかける場面もありました。思っていることがつい顔に出てしまう、猫猫らしいやり取りです。 普段は表情を崩さないのに、壬氏の前でだけ見せる正直な顔に、思わず笑ってしまう視聴者も多いでしょう。
アニメで猫猫(マオマオ)を演じる声優は悠木碧

アニメ『薬屋のひとりごと』で猫猫役を演じるのは、青二プロダクション所属の悠木碧です。少しハスキーかつ可愛らしいという独特の声の持ち主で、さまざまなタイプの少女役を中心に演じてきました。 おもな代表作には、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役や『僕のヒーローアカデミア』の蛙吹梅雨役などがあります。演技力に定評がある声優なので、猫猫という一筋縄ではいかないキャラも見事に演じ切ってくれることでしょう。 また、2028年にPrime Videoで配信予定の実写ドラマでは、芦田愛菜が猫猫を演じます。アニメとは違う実写版の猫猫にも注目が集まっています。
『薬屋のひとりごと』猫猫は好きなことにまっしぐらなかわいい女の子!

薬や毒に通じ、自身の好奇心を満たすためなら無謀なことまでしてしまう猫猫。恋愛のことはからっきしですが、そんな彼女と壬氏の関係がどう変化していくのかワクワクさせられます。小説と漫画、アニメとさまざまな媒体があるので、それぞれを見比べてみるのも楽しそうですね!














