『薬屋のひとりごと』かわいい猫猫(マオマオ)の正体や父親・母親を解説!アニメ版の声優は誰?
中国を連想させる帝国の後宮を舞台に、薬学に通じた少女・猫猫がさまざまな事件を解決していく『薬屋のひとりごと』。ミステリーはもちろんラブコメの要素もある、見ごたえたっぷりの作品です。 本記事ではそんな『薬屋のひとりごと』の主人公である猫猫について、そのプロフィールや魅力を紹介していきます! ※本記事は『薬屋のひとりごと』の重大なネタバレを含みます。
『薬屋のひとりごと』猫猫(マオマオ)のプロフィール
年齢 | 17歳→20歳 |
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嫌いなもの | 蕎麦 |
声優 | 悠木碧 |
猫猫(マオマオ)は花街で薬売りとして働いていた少女。ある日後宮へと売られ下女として仕えることになりますが、薬や毒にまつわる知識やその聡明さを見込まれ、毒見役の侍女に出世しました。 そばかすが特徴の愛らしい顔立ちをした少女ですが、その内面は非常にドライで合理主義的です。しかし薬に対しては並々ならぬ情熱を持っており、好奇心の赴くままに動いてしまうことも少なくありません。 本人としては出世には興味がないのですが、知らず知らずのうちに才能を評価されさまざまな依頼を引き受ける羽目になってしまいます……。
壬氏(ジンシ)との関係は?結婚の噂を解説
壬氏(ジンシ)は後宮で重要な地位にある青年で、美女と間違えられるほど整った顔立ちの持ち主です。そんな彼は当然女性にちやほやされてきましたが、猫猫は別。自分に冷淡な態度をとる彼女に対し壬氏は興味を持ち、すぐにはっきりとした好意を抱くようになっていきます。 小説7巻では壬氏が猫猫にプロポーズする場面もありましたが、そもそもの身分差や後宮内で起きる事件のせいでなかなかふたりの関係は進みません。 しかしはじめはまったくその気がなさそうだった猫猫も、次第に壬氏への想いに気付いていくことに。こうした展開を踏まえると、ふたりがさまざまな困難をともに乗り越え、最終的には結婚する可能性も高いのではないでしょうか。
猫猫(マオマオ)の正体は?
後宮にて下女として働く猫猫。そんな彼女の正体は、花街で薬屋として働いていた少女です。 大叔父である漢羅門と共に暮らしていた猫猫は、薬や毒に強い興味がありました。そしてある日薬草を採取していた際に、人攫いに誘拐され後宮に売られてしまったのです。 珍しく読み書きができる彼女ですが、人攫いが儲かるのが癪で無能を装っています。しかし宮中で起きたある事件をきっかけに、猫猫の人生は思わぬ方向に動き始めるのでした。
猫猫(マオマオ)の父親・母親は?
猫猫の父親は軍師・漢羅漢(かんらかん)。太尉の位についている羅漢は、国の軍部の最高幹部に所属しています。「変人軍師」と呼ばれてしまうほど奇抜な言動をとることが多いですが、かなりの切れ者であり、用兵術に長けた人物です。 また母親は、緑青館で人気の妓女であった鳳仙だと判明しています。彼女は「媚びない」タイプの勝ち気な美人であり、囲碁と将棋の名手として有名でした。 ある日、羅漢は盤上遊戯で負けなしの彼に恥をかかせたい同僚によって花街に呼びだされました。このとき碁の対決には負けた羅漢ですが、そこから何度か対局を重ねお互い惹かれあうようになったのです。 しかし失脚をきっかけに羅漢は遊説に出され、猫猫を授かった2人は会えなくなってしまいました。さらに鳳仙は梅毒で寝たきりの状態となり、かつての美しさはどこへやら、すっかりやつれた別人のような姿になってしまいます。
猫猫(マオマオ)は小指が歪んでいる?
猫猫の小指は、よく見ると少し歪な形になっています。これは彼女が赤子の頃、母親である鳳仙によって小指の先を切り落とされたためです。鳳仙は羅漢に宛て、自分と猫猫の小指の先を送りつけるというとんでもない行動に出ています。 この件については当時流行っていた「ゆびきり」のおまじないだという説明がされたのみです。おそらく鳳仙は、子を宿した自分を置いていった羅漢に裏切られたと感じており、一種の当てつけとしてこのおまじないをしてみせたのでしょう。
猫猫と漢羅漢(かんらかん)の関係
漢羅漢は本作の舞台である茘(りー)の軍師で、奇抜な言動から変人として扱われています。猫猫はそんな彼のことを心底毛嫌いしており、名前を聞くだけで表情を歪めるほどです。 実は羅漢は猫猫の実の父。とある事情で生き別れになっていましたが、再会後はどれだけ嫌われようと構わずに娘を溺愛しています。しかし猫猫は育ての親で羅漢の叔父である羅門を慕っているので、しつこく付きまとってくる羅漢が鬱陶しくてしかたがないというわけです。 さらに羅漢が自身の慕う羅門から能力を認められていることに対する嫉妬も、彼を嫌う理由のひとつであるようす。とはいえ激しく憎んでいるわけではないので、物語が進むにつれ険悪な態度も和らいでいきます。
猫猫のここがかわいい!
魅力①:実は素顔がめちゃくちゃかわいい
猫猫は普通に見ていても可愛らしい顔立ちをしていますが、肌のそばかすやシミが欠点として挙げられていました。しかし実はこの欠点は、猫猫がみずから化粧で施したもの。彼女は花街育ちでもあったため、容姿が理由で襲われることのないよう、わざと本来より見栄えしないように細工していたのです。 そんなわけで猫猫は化粧を落とすと、シミひとつない美肌かつ可愛らしい顔立ちをしています。また化粧で化けるタイプとも言われており、おしゃれをした場面ではよりいっそうその魅力を放っていました。
魅力②:薬のこととなると夢中なところがかわいい
普段は冷静でドライな猫猫ですが、薬に対する熱量は半端なものではありません。夢中になるあまり我を失い、突っ走ってしまうことも多いです。 そんなときの猫猫はいつもキラキラとした瞳をしていて、普段のクールな表情とのギャップが際立ちます。子どものような一面が可愛らしく、思わず胸キュンです!
【声優】猫猫の声優は悠木碧
アニメ『薬屋のひとりごと』で猫猫役を演じるのは、青二プロダクション所属の悠木碧です。少しハスキーかつ可愛らしいという独特の声の持ち主で、さまざまなタイプの少女役を中心に演じてきました。 おもな代表作には、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役や『僕のヒーローアカデミア』の蛙吹梅雨役などがあります。演技力に定評がある声優なので、猫猫という一筋縄ではいかないキャラも見事に演じ切ってくれることでしょう。
『薬屋のひとりごと』猫猫は好きなことにまっしぐらなかわいい女の子!
薬や毒に通じ、自身の好奇心を満たすためなら無謀なことまでしてしまう猫猫。恋愛のことはからっきしですが、そんな彼女と壬氏の関係がどう変化していくのかワクワクさせられます。小説と漫画、アニメとさまざまな媒体があるので、それぞれを見比べてみるのも楽しそうですね!